
ウェルカム・バック
ジョン・セバスチャン
1976/3/27
おかえりなさい
ジョン・セバスチャンちゃん。
魔法を信じる会会長、
John Benson Sebastianちゃん。
1944年3月17日ニューヨーク・グリニッジ・ヴィレッジ生まれ、
あそこで生まれるなんておるんかとか
行ったこと無いので思っちゃうフォークの殿堂場所で産湯を使ったのか
自己主張が強く負けず嫌い情緒優しさナイーブ行動派芸術家気質のの魚座牡羊座寄り。
お父様は高名なるクラシックのハモニカ奏者、同じ名前。
洗礼名付け母ゴッドマザーは
母上の親友で「アイ・ラブ・ルーシー」でルーシーの親友エセル・マーツさんを演じたヴィヴィアン・ヴァンスさん
ですとー。
洗礼名付け親ゴッドファザーは
父上の親友で
原版絵本「大草原の小さな家」の挿絵を描いた画家、ガース・ウィリアムズさん

ですとー
良血です。
ジャパンカップ勝っちゃいそうです。
なおかつウッディ・ガスリー師匠や近所に住んでたレッドベリー師匠やミシシッピ・ジョン・ハート師匠の演奏を聞いて育ったってんだから
育成も完璧です。
ドバイワールドカップ勝っちゃいそうです。
1962年18歳でブレイスタウンの私立寄宿学校ブレアアカデミー卒業、
ニューヨーク大学に進学するも音楽をやりたくて1年ちょっとで中退、
興味を持ったはブルース。親父さんに反抗してかブルース・ハープをものにしたくて
そのくせ父コネクションはちゃっかり利用、会う段取りをつけて
ソニー・テリー師匠、
ニュー・ヨークに赴いた際、案内役と荷物運びしたライトニン・ホプキンス師匠に学び
グリニッジ・ヴィレッジのフォーク・ブルース・シーンに参加することにおなり。
ハーモニカに加えてギターを習得し、時にオートハープをプレイするようになって
1964年20歳時のビリー・フェアー師アルバムから、フレッド・ニール師、トム・ラッシュ師のアルバムに
ギターとハモニカで参加、
ボブ・ディラン親玉に誘われて「Bringing It All Back Home」アルバム・セッションにベースで匿名参加、
親玉の新エレクトリック・ツアー・バンドへの参加を頼まれるも
自らのバンド、ラヴィン・スプーフルに専念したいと断ったってんだから肝っ玉太い。
さて
ここで魔法を信じる会筆頭理事バンド登場。
ザ・マグワンプスてバンドで一緒にやってたザル・ヤノフスキーくん誘って
ミシシッピ・ジョン・ハート師の「コーヒー・ブルース」から頂いてザ・スプーンフルと命名、
コーヒー・ハウスや小さなクラブで演奏、
ドラマーのジャン・カールくん、スティーヴ・ブーンくん加わり、
すぐにジャンくんはジョー・バトラー氏に交代、
ラヴィン・スプーフルとして
最初のギグをグリニッジ・ヴィレッジのナイト・アウルで行うもこれが最低の出来で、
支配人からとっととやめて出て行け、もっと練習せよと言われ、猛練習、
ものになって1965年始めエレクトラで録音、1万ドルの契約金と長期契約で合意するも
その前に仮契約してたカーマ・ストラが権利を主張して結局そこと契約、
ブリティッシュ・インヴェイジョンへのアメリカの必殺対抗馬として颯爽と登場し、
1965年8月デビュー曲「「魔法を信じるかい?」からさー破竹の進撃、
以後3年間溢れる魔法でヒット連発し安土桃山の栄華を満喫するも
麻薬問題やら方向性の違いやらでメンバーチェンジやらでセバスチャンちゃん脱退、
ダスティン・ホフマン氏主役のブロードウェイ・ミュージカル「ジミー・シャイン」の音楽を担当、
観客として赴いたウッドストック・フェスティバルで雨が降ってきて雨漏れでサンタナのセッティングができなくなったため
急遽、生ギターでの演奏要請されてやる羽目になったりして
さて
1970年1月、
John B. Sebastian
でリプリーズよりソロ正式デビュー。米チャート20位と成功。
ところがMGMと契約紛争勃発してMGM側は無断で同名アルバムとJohn Sebastian Liveを発売してぶつけにかかり
対抗して1971年急遽「Cheapo Cheapo Productions Presents Real Live John Sebastian」発売、
そんなこんなで米75位と不振、
同年3作目アルバム「The Four of Us」発売、
米93位と大コケ、
じっくり立て直して3年後、
1974年9月9日
Tarzana Kid
発売。
John Sebastian - Face Of Appalachia
https://youtu.be/Lzx3ZvxK1Ro
味わい深い大傑作もノンチャートに終わり
キッド・アルバムでも大協力してくれたマブダチ、ローウェル・ジョージ師匠、
そしてフィル・エバリー師とスーパーグループの結成を目論むも頓挫、
その間、リトル・フィートで稼げなかったローウェル師同様生活が苦しく不動産売買で何とか食い扶持を稼いで
音楽業が不振なのはリプリーズのプロモートがあかんのではないかと契約解除を求めるも
そのためにはもう一枚アルバムを作らなきゃあかんで仕方なく作業開始、
その折、飛び込んできたのがTV番組の主題歌を書かないかって話。
ABCでの新番組、シチュエーション・コメディ「Kotter」用にTVプロデューサーのアラン・サックス氏がラヴィン・スプーフルみたいな感じの主題歌が欲しいなあと思い
サックス氏のエージェント、デイヴ氏がセバスチャンちゃんとのミーティングをセッティング、
歌詞を作るに当たってセバスチャンちゃん、コッターって名前ではどうも作りにくいと難儀して
さてその番組内容はと言えば
型破りながらお人好しの先生、ガブ・カプラン氏演ずるコッター氏が、
学生時代に落ちこぼれグループ、Sweathogsに自ら所属してた学校に教師として舞い戻って織りなす青春喜劇。
若きジョン・トラボルタ氏が番長役で出演、スター街道の第一歩を踏み出したしたとゆう
Welcome Back, Kotter (4/4) Travolta Struts His Stuff (1975)
https://youtu.be/n13mlWPB6OU
ふむ
ではコッターって名前は使わずに内容に沿って作るべとものしたら
プロデューサーさん大満足、
番組の名前を
Welcome Back, Kotter
に変えて1975年9月9日より放送開始。
Welcome Back, Kotter Theme (Intro & Outro)
https://youtu.be/Mmm3KTa601s
大成功して
第1シーズンの2月26日の終了後、3月にシングル発売。
プロデュースはセバスチャンちゃんとスティーヴ・バリ師匠。
2番とハモニカ・ソロを追加、
終盤をキメて

↑ベルギー盤
いざ
米国チャート
1996年3月27日84位初登場、
以後
59-(4/10)20-11-7-4-(5/8)1-2-6-7-7-12-(6/19)24-(6/26)44位。
最高位1位。14週エントリー。

↑オランダ盤
怒涛の上昇

↑スペイン盤
瓢箪から駒で自身唯一の全米1位ソングを獲得です。

↑スペイン盤裏

↑米盤
https://youtu.be/GGlY3ubGzUY
♪
Welcome back
おかえりなさい
Your dreams were your ticket out
貴方の夢は叶えられなかったんですね
Welcome back
おかえりなさい
to that same old place
懐かしき場所に
That you laughed about
貴方が笑い飛ばしてたとこ
Well, the names have all changed
そう、当然ですけどメンバーはみんな変わってしまいました
Since you hung around
貴方がいたころからね
But those dreams have remained
でもあの夢の数々は残ってます
And they've turned around
形は変わってしまっても
Who'd have thought they'd lead you
それが貴方を呼んだなんて誰が想像したでしょう
(Who'd have thought they'd lead you)
それが貴方を呼んだなんて誰が想像したでしょう
Back here where we need you
戻ってきてくれたんですね
ここは貴方が求められてる場所
(Back here where we need you)
戻ってきてくれたんですね
ここは貴方が求められてる場所
Yeah, we tease him a lot
そう、いっぱいいっぱいいじっちゃいますよ
Cause we got him on the spot
ここで会えたが百年目ってね
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
長旅、ごくろうさまでした
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
We always could spot a friend
僕らはいつだって友だちならわかるんです
Welcome back
おかえりなさい
And I smile when I think
僕、想像したら笑っちゃいます
How you must have been
貴方がどんなふうに過ごさなきゃいけなかったんだろうって
And I know what a scene
僕は知ってますあの姿を
You were learning in
貴方は苦労して学ぼうとしてた
Was there something that
そこには何か有ったんですね
Made you come back again
貴方がまた戻ってこようと思う何かが
And what could ever lead you
何が貴方を呼んだんでしょう
(What could ever lead you)
何が貴方を呼んだんでしょう
Back here where we need you
戻ってきてくれて
ここは貴方が求められてる場所
(Back here where we need you)
戻ってきてくれて
ここは貴方が求められてる場所
Yeah, we tease him a lot
そう、いっぱいいっぱいいじっちゃいますよ
Cause we got him on the spot
ここで会えたが百年目ってね
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
長旅、ごくろうさまでした
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
ハモニカぽええ
And I know what a scene
僕は知ってますあの姿を
You were learning in
貴方は苦労して学ぼうとしてた
Was there something that
そこには何か有ったんですね
Made you come back again
貴方がまた戻ってこようと思う何かが
And what could ever lead you
何が貴方を導かせたんでしょう
(What could ever lead you)
何が貴方を導かせたんでしょう
Back here where we need you
戻ってきてくれたんですね
ここは貴方が求められてる場所
(Back here where we need you)
戻ってきてくれたんですね
ここは貴方が求められてる場所
Yeah, we tease him a lot
そう、いっぱいいっぱいいじっちゃいますよ
Cause we got him on the spot
ここで会えたが百年目ってね
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
長旅、ごくろうさまでした
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Yeah, we tease him a lot
そう、いっぱいいっぱいいじっちゃいますよ
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Cause we got him on the spot
ここで会えたが百年目ってね
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Yeah, we tease him a lot
いえい、先公なんてぎょうさんからかってやりゃいいのよ
Cause we got him on the spot
ここで会えたが百年目ってね
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
長旅、ごくろうさまでした
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
長旅、ごくろうさまでした
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
おかえりなさい
Welcome back
長旅、ごくろうさまでした
♪

↑オランダ盤
日本の熱血スポ根青春ドラマ主題歌とまったく違うのほほんがミソ。

↑ドイツ盤
で
番組もウケたがみんな当然ラヴィン・スプーフルも大好きだったで
機会さえあればセバスチャンちゃんの唄を愛でたいと思ってたナイスタイミングの時に
ようこそおかえりなさい。
これほど気持ちが入った大ヒットはなかとね。

↑ドイツ1980/2月盤
B面は
ブルースどっぷり好きなのに
人柄が人柄ですんでこうなっちゃうんですな

↑米盤
ウォーム・ベイビー
Warm Baby
https://youtu.be/PEyx_UeD_O0
を受けまして
おっつけアルバム作りとは状況がまるで変わって
5作目

ウェルカム・バック
WELCOME BACK
1976年4月19日発売。
陣容は
Acoustic Guitar, Electric Guitar, Baritone Guitar, Autoharp, Harmonica, Phased Piano – John Sebastian
Lead Guitar, Indian Drum, Harmonica – John Sebastian (tracks: B1)
Electric Guitar – Reggie Knighton (tracks: B2)
Rhythm Electric Guitar – Ron Koss (tracks: B1)
Steel Guitar – Jeff Baxter (tracks: B3)
Piano – Murray Weinstock (tracks: B1)
Piano, Electric Piano, Clavinet – Richard Bell
Arp Synthesizer, Marimba – Michael Omartian
Bass – David Hungate
Bass Guitar – Ken Altman (tracks: B1)
Drums – Jeff Porcaro
Harmony Vocals – Jon Lind (tracks: A2, A3, B2), Reggie Knighton (tracks: A2, A3, B2)
Harmony Vocals, Handclaps – The Stone Warblers
Producer – John Sebastian, Steve Barri
これが何と米79位に終わってしまうとゆう。
こりゃやっぱそれでも会社がまともにプロモートせんかっただからだ
と結局リプリーズ最後のアルバムとなっちゃうの。
まったく世の中、なんでだろうね。
(山)2018.3.29
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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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資料(英版)
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僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA
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