2018年07月07日

ロウダウン / ボズ・スキャッグス 1976/6 Lowdown - Boz Scaggs



ロウダウン
ボズ・スキャッグス
1976/6


♪ぼえっ、ぼえっ、ぼえっ、ぼえっ♪

「何、ぼえぼえ言ってんだ?」

「にゃ」

「ぼえだって。」

「きゅ」

「ぼえだって。」

「わんわん」

「だから何がぼえなんだよ。」



「にゃあああああ」

「ぼえだって。」



「きゅうううううん」

「ぼえだって。」



「みょん」

「ぼえだって。」

「わんわん」

「ぼえだって。」

「完全にからかわれてるな。
じゃこっちもぼえっ。」

「ぼえ」

「ぼえ」

「ぼえ」

「なんか楽しくなってきたぞぼえ
ってことで



長いことお待たせいたしました。
毎度おなじみぼえっのレコ屋でござーい。
今日持ってまいりましたぼえっ、のお宝はああああ


↑イタリア盤

ロウダウン
Lowdown
ボズ・スキャッグス
Boz Scaggs


ぼえっ。」



「ご説明いたしましょう。」

「ぼえ。」

「顔が高田純次で
最近、声まで似てるような気がしてきた
夜の静寂にシジマール、
ネオン街の帝王、
伊達男ボズ・スキャッグス
本名William Royce "Boz" Scaggs
1944年6月8日オハイオ州カントン生まれ、
社交的・神経質な双子座。
ついにブレークです。
7作目アルバム



シルク・ディグリーズ
Silk Degrees


1976年3月発売。
米2位。
英20位。24週。

ハナの1回目カット3月発売、

すべては終わり
イッツ・オーヴァー
It's Over


米国チャート
1976年4月10日86位初登場、
最高位38位。10週。

と終わりどころかくさびの一発かましていよいよ真打ち登場です

2回目カット6月発売、


↑オランダ盤

ロウダウン
Lowdown


内幕
堕落した
真相

作はボズのボスとデイヴィッド・ペイチ師。

メンツは

Boz Scaggs – lead vocals
David Paich – keyboards
Fred Tackett – guitar
Louie Shelton – guitar
David Hungate – bass
Jeff Porcaro – drums
Carolyn Willis – background vocals
Marty McCall – background vocals
Jim Gilstrap – background vocals
Augie Johnson – background vocals
Joe Wissert – producer

じわっと売れる気配がし始めたシルク・ディグリーズ・アルバム。
”すべては終わり〜イッツ・オーヴァー”の兆し38位のあと
とある日、クリーブランドのR&Bラジオ局のDJがかのロウダウンかけ始め
人気は上々、コロンビアはすぐさま他のソウル専門ラジオ局に送ってプロモーション開始、
6月にシングルとして正式発売されるやボスのボスの最大ヒットとなったのであります。

米国チャート
1976年7月3日82位初登場、
以後
70-66-56-46-(8/7)36-27-22-16-9-7-6-5-5-(10/9)3-3-
4-25-33-(11/13)33-41-(11/27)44位。
最高位3位2週。22週。
年間49位。
R&Bチャート5位。
キャッシュボックス1位。

英国チャート
1回目のヒットで、
1976年10月30日48位初登場、
以後
(11/6)34-(11/13)28-(11/20)32位。
最高位28位。通算4週。

ボズさん、アルバム内で一番のお気に入りだったにこの成功はたまたま、偶然そうなっただけと申しております。
とゆうのも師匠のみならず制作に関わった全員がシングルとして出してもこりゃ売れねえだろうなあと思い込んでたらしく
それがまあ100万枚ゴールドとなって1976年度のグラミー賞最優秀R&B賞を受賞することになるんだから
そりゃびっくりで。」



「こんな傑作ですから当然ですよ。花束、堂々と贈ります。」


↑米盤

https://youtu.be/I-hKBmTAADo






 ぼえ

 ぼえ

 ぼえ

 ぼえ



Baby's into running around
 繁華街のベイビー

Hanging with the crowd
 人混みの中、うろついてる

Putting your business in the street
 さあ、街でお前のビジネスの出番

Talking out loud
 大声でくっちゃべって

Saying you bought her this and that
 女にあれこれ買ってやったとか言って

And how much you done spent
 そりゃもう大金はたいたんだぜとかな

I swear she must believe it's all heaven sent
 マジで女は全部神様のお恵みとでも信じてるんだ

Hey boy you better bring the chick around
 なあ兄さん、そんなガキん娘を誘えばいい

To the sad, sad truth the dirty lowdown
 哀しい、わびしい真実、汚れた裏世界へ

(Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who)
  うーーーうーうーうー
  誰、誰、誰、それって誰のこと

Taught her how to talk like that
 こんな感じで声をかけりゃいいと娘っ子に教えた

(Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who)
  うーーーうーうーうー
  誰、誰、誰、それって誰のこと

Gave her that big idea
 悪を伝授したのだ



Nothin' you can't handle
 お前に手に負えないもんじゃない

Nothin' you ain't got
 お前じゃとても手に入らないもんじゃない

Put your money on the table
 テーブルの上にテメエの金を置いて

And drive it off the lot
 車をディーラーから出したら

Turn on that old love light
 そのお定まりの愛の光を灯させて

And turn a "maybe" to a "yes"
 で「たぶんね」とか言ってるのを「いいわ」って言わせりゃいい

Same old schoolboy game got you into this mess
 陳腐なガキのお遊びみたいなもんで人は落ちるんだ

Hey son,
 なあ兄さん

better get back on to town
 街に戻ってくりゃいいじゃねえか

Face the sad old truth,
 悲しくもオキマリの現実と一戦交えるんだ



the dirty lowdown
 汚れた裏世界にな

(Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who)
  うーーーうーうーうー
  誰、誰、誰、それって誰のこと

Put those ideas in your head
 あれこれ悪巧みを伝授してやっから

(Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who)
  うーーーうーうーうー
  誰、誰、誰、それって誰のこと


Yeah
 いえぇ


Come on back down, little son
 戻ってこいよ、あんちゃん

Dig the low, low, low, low, lowdown!
 味わうんだ薄汚れた、卑しい、下劣な、ひでぇ裏社会をな!




ギタア





You ain't got to be so bad,
 そんなにワルになんかなる必要なんか無い

got to be so cold
 ただ冷徹になりゃいいんだ

This dog eat dog existence sure is getting old
 ま、こんな血みどろの世界は確かにそりゃ時代遅れかもな

Got to have a Jones for this
 欲望は欲望を生む

Jones for that
 きりがねえもん

This runnin' with the Joneses, boy,
 こんな人との張り合いなんてもんは、あんちゃんよ

just ain't where it's at, no, no
 一番大事なことなんかじゃねえんだよ、ちゃうちゃう

You gonna come back around
 だがお前は戻ってくるんだ



To the sad, sad truth, the dirty lowdown
 この哀しい、わびしい真実、汚れた裏世界へ

(Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who)
  うーーーうーうーうー
  誰、誰、誰、それって誰のこと

Got you thinking like that, boy
 お前はそんなふうに思ってるんだろ、あんちゃん

(Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who)
  うーーーうーうーうー
  誰、誰、誰、それって誰のこと



I wonder, wonder, wonder, wonder who
 誰、誰、誰、誰のことだろね

Said I wonder, wonder, wonder, I wonder who
 つぶやくんだ
 誰、誰、誰、それって誰のことなんだ

(Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who)
  うーーーうーうーうー
  誰、誰、誰、それって誰のこと

Oh, look out for that lowdown
 あゝ、そんな裏社会にゃ用心

(Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who)
  うーーーうーうーうー
  誰、誰、誰、それって誰のこと

That dirty, dirty, dirty, dirty lowdown
 そんな汚え、汚れた、ダーティな、糞まみれの裏社会の真実

Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who
  うーーーうーうーうー
 誰、誰、誰、それって誰のことだと思う?

Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who
 うーーーうーうーうー
 誰、誰、誰、それって誰のことなんだと思う?

Got you thinkin' like that
 お前はそんなふうに思ってるんだろ

Got you thinkin' just like that
 お前はマジでそんなふうに思ってるんだろ

(Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who)
  うーーーうーうーうー
  誰、誰、誰、それって誰のこと



Lookin' that girl in the face is so sad
 悲しみにまみれた顔のあの娘を見てると



I'm ashamed of you
 俺はお前のことを恥じる



I wonder, wonder, wonder, wonder who
 誰、誰、誰、俺は誰のことなんだと思ってると思う?





「なるほどぼえだね。」

「ぼえ担当は後のTOTOのデヴィッド・ハンゲイト師、
実は名人。
ドラムはTOTOのジェフ・ポーカロ師。
師匠バーナード・パーディー仕込みのイカしたリズムで皆さん虜よ。」

「歌詞はアメリカの退廃に切り込むポン引き社会問題テーマだったとは。」

「Ooh I wonder, wonder, wonder, wonder who

とこれは男女とも他人事じゃないって問うてるのがミソ。」

「B面は
米は再び
アルバムA5の大バラード


↑米盤

港の灯
ハーバー・ライト
Harbor Lights


米以外は

A3の

ジャンプ・ストリート
Jump Street


作は自身、ペイチ師、
スライド・ギターにレス・デューディック兄さん招聘でリトル・フィートばりのロックン・ロールぶちかまします。」

https://youtu.be/9dDW3fwEbCw


「うーむ。この曲に関してはいわゆる”ヤッちゃった”だな。」

「ぼえ」

(山)2018.7.7
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ろっくす特製でかい画像ページ也。

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ろっくすボズ・スキャッグスのページ

資料

資料-英版

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僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA

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