2018年08月30日
エドモンド・フィッツジェラルド号の難破 / ゴードン・ライトフット 1976/8/28 The Wreck of the Edmund Fitzgerald - Gordon Lightfoot
↑ドイツ盤
エドモンド・フィッツジェラルド号の難破
ゴードン・ライトフット
1976/8/28
本名Gordon Meredith Lightfoot, Jr.
1938年11月17日カナダはオンタリオ州オリリア生まれ、
死神
死、再生・回復、古きものの消滅と新しきものの芽生えの転換期の訪れ
正位置で、終末・消滅・死
逆位置は、再生、回復、仕切り直し、九死に一生を得る
審判
最終決定
正位置で、信仰による勝利・救い、不滅の精神力の勝利、目覚め、仲直り
逆位置は、悪い知らせ、挫折、再起不能、いつまでもくすぶる
洞察力が鋭く興味のある物事に対しては中途半端にせず頑固にこだわり
自分の内面・本質を隠す傾向にあって、非常にタフで情熱的なものを秘めている。
我は感じる
慎重とプライド
長所は、持久力・集中力有り。努力家。
短所は、執着心捨てられない。他の気持ちに鈍感。人気を気にしない
自分の判断があくまで基準の蠍座射手寄り。
バーブ佐竹な声を持つおっさんの唄
再び世を席巻する。
カナダの大真面目顔ゴードン氏の生涯第2の大ヒット代表曲誕生
1976年6月発売12作目アルバム
夏の日の夢
Summertime Dream
陣容は
引き続き
作は自身、プロデュースはレニー・ワロンカー師匠。
陣容は
Gordon Lightfoot - vocals, six and twelve-string guitar, piano
Pee Wee Charles - pedal steel guitar
Terry Clements - lead guitar
Rick Haynes - bass guitar
Barry Keane - drums, percussion
Gene Martynec - Moog synthesizer
Jim Gordon - drums on "The House You Live In"
Producer Lenny Waronker, Gordon Lightfoot
より第1弾カット8月発売、
作はもちろん自身。
↑ドイツ盤裏
エドモンド・フィッツジェラルド号の難破
The Wreck of the Edmund Fitzgerald
from wiki
****
Northwestern Mutual Life Insurance Companyによって計画されたこの船は、
1957年2月1日に船体番号301として竣工。
6月8日に製造
当時最大の貨物船であり
1958年9月の処女航海を経て、五大湖の貨物運用に就いた。
1975年11月9日、
強風警報が出ていたにもかかわらず、
エドモンド・フィツジェラルド号は26,116tのタコナイトを積載して、
ウィスコシン州スペリオルを出港し、ミシガン州デトロイトへ向かった。
10日未明、
強風がさらにひどくなり、航路をスペリオル湖北岸沿いに変更し、
エドモンド・フィツジェラルド号の後を続いていたアンダーソン号にもそのように告げた。
波の高さは3mを超え、強風がさらにひどくなり、雪が降り始めた。
約16マイル離れていたアンダーソン号から、エドモンド・フィツジェラルド号は見えなくなった。
その後アンダーソン号にエドモンド・フィツジェラルド号から連絡が入り、
船の上部等が損傷し、2台のポンプを使って水をくみだしていることを告げた。
午後4時30分、エドモンド・フィツジェラルド号はレーダーを失い、
目的地のホワイトフィッシュ・ポイントの位置を確認できなくなった。
午後6時には波が7mを超える高さになっていた。
午後7時10分、
アンダーソン号はエドモンド・フィツジェラルド号の約9マイル先に船があることを告げた。
その後エドモンド・フィツジェラルド号との通信が途絶え、
エドモンド・フィツジェラルド号は雪の中、アンダーソン号の視野から消えた。
アンダーソン号は捜索にでたが、空の救命ボートのみが見つかった。
生存者も見つからず、その後、全員が死亡したということになった。
11月14日、
ホワイトフィッシュ・ポイントから約17マイルの地点において、
エドモンド・フィツジェラルド号は沈没した状態で発見された。
その船体はねじれ、2つに割れていた。
乗組員の遺体も一部がここで見つかったが、
遺体は引き上げられず、今も湖底に安置されている。
****
ゴードン師は11月24日発刊のニューズウィーク誌の事件記事「最も残酷な週」を読んで曲を書くことを決意。
自ら最高傑作と称する
ドリアン・モードのこのワルツは
鎮魂の思い過剰に書き込もうとするゴードン師を
長年のパートナー、プロデューサー、レニー・ワロンカー師によって
ただ正確に物語を紡ぐようアドバイスされ
それが静かに強い印象を刻むこととなり
米国チャート
1976年8月28日88位初登場、
以後
70-57-47-42-(9/25)38-26-21-19-15-4-3-3-(11/20)2-2-
5-15-(12/18)25-68-78-(1977/1/15)91位。
最高位2位2週。21週。
キャッシュボックス1位。
カナダ・チャート
1976年11月20日1位。
↑米盤
https://youtu.be/K6DUFPNILvM
♪
The legend lives on from the Chippewa on down
伝説は彼方昔、チペワ族から伝承されている
Of the big lake they called 'gitche gumee'
彼らが呼んだ「ギッチェ・グミー」とゆう大きな湖の物語
The lake, it is said, never gives up her dead
その湖は、言い伝えられている、けして彼女の死者を諦めることは無いと
When the skies of November turn gloomy
11月の空が暗くどんよりとする時に
With a load of iron ore twenty-six thousand tons more
2万6千トン以上の鉄鉱石を積んだ
Than the Edmund Fitzgerald weighed empty
それはエドモンド・フィッツジェラルド号の自重より重く
That good ship and crew was a bone to be chewed
その良き船と乗員は実に難しい仕事に直面していた
When the gales of November came early
11月の嵐がいち早く訪れた時
The ship was the pride of the American side
その船はアメリカの持つ誇りだった
Coming back from some mill in Wisconsin
ウィスコンシン州の砕石工場からの帰還の航路
As the big freighters go, it was bigger than most
大貨物船は進むに連れ、最大積載量を超えていった
With a crew and good captain well seasoned
経験豊富な乗員と素晴らしき船長を乗せて
Concluding some terms with a couple of steel firms
2、3社の鉄鋼工場との契約に基づき
When they left fully loaded for Cleveland
彼らは満タンに荷を積み込んでクリーブランドに向け出向した
And later that night when the ship's bell rang
船の出港の鐘が鳴ったのはその夜遅く
Could it be the north wind they'd been feelin'?
彼らはあの北風を感ずることが果たして出来たのであろうか?
The wind in the wires made a tattle-tale sound
ワイヤーの受ける風が鳴り響く音を立てた
And a wave broke over the railing
波が手すりを超え始めた
And every man knew, as the captain did too,
皆はわかっていた、船長もそうだったように
T'was the witch of November come stealin'
それは11月の魔女が強奪しにやって来たのだと
The dawn came late and the breakfast had to wait
夜明けは遅く訪れて、朝飯は待たねばならなかった
When the gales of November came slashin'
11月の暴風が激しく打ち付け始めた時
When afternoon came it was freezin' rain
午後になるとそれは凍てついた雨となった
In the face of a hurricane west wind
ハリケーンの西風に真っ向から突入したのだ
When suppertime came, the old cook came on deck sayin'
夜食の時間が訪れると老コックがデッキにやって来て言うことにゃ
Fellas, it's too rough to feed ya
「おめえら、飯を出すにはこりゃ荒れ過ぎだ。」
At seven pm a main hatchway caved in, he said
午後7時、メインハッチに浸水が始まって奴は言った
Fellas, it's been good t'know ya
「兄さんがた、アンタラと知り合いになれてほんとに良かったよ。」
The captain wired in he had water comin' in
船長は館内放送した
浸水が始まったことを
And the good ship and crew was in peril
そしてこの良き船と乗組員は危機にひんしたのだ
And later that night when his lights went outta sight
その夜遅く、船の灯りが消えた時
Came the wreck of the Edmund Fitzgerald
エドモンド・フィッツジェラルド号の悲劇の時が訪れたのだ
Does any one know where the love of God goes
主の愛がどこに行ってしまったのかたれぞ知る
When the waves turn the minutes to hours?
波が数分から数時間に及んでしまった時に?
The searches all say they'd have made Whitefish Bay
捜索隊は皆、言う
彼らがホワイトフィッシュ湾まで進んでさえくれてたらと
If they'd put fifteen more miles behind her
もし彼らが24km以上、彼から離れていなかったらと
They might have split up or they might have capsized
彼らは真っ二つに破船したのか転覆してしまったのか
They may have broke deep and took water
粉々になって水に飲まれてしまったのかもしれない
And all that remains is the faces and the names
残されたものは顔と顔、名前と名前だけ
Of the wives and the sons and the daughters
妻たちの、息子たちの、そして娘たちの
Lake Huron rolls, superior sings
ヒューロン湖は舞い踊り、スペリオル湖は唄う
In the rooms of her ice-water mansion
彼女の氷水の城の部屋の中で
Old Michigan steams like a young man's dreams
若人の夢の如き古きミシガンの蒸気
The islands and bays are for sportsmen
島々と入江は無垢な人々のためのもの
And farther below Lake Ontario
オンタリオ湖の遥か深く下
Takes in what Lake Erie can send her
エリー湖が彼女に捧げたものが飲み込まれている
And the iron boats go as the mariners all know
そして船乗りなら誰もが知っている
鉄の船々が進むことは
With the gales of November remembered
記憶に刻まれた11月の嵐と共に
In a musty old hall in Detroit they prayed,
デトロイトの苔むした古ホールで人々は祈った
In the maritime sailors' cathedral
そこは海の船乗りの大聖堂
The church bell chimed till it rang twenty-nine times
教会の金は29の数を数えるまで鳴らされた
For each man on the Edmund Fitzgerald
エドモンド・フィッツジェラルド号のひとりひとりのために
The legend lives on from the Chippewa on down
伝説は彼方昔、チペワ族から伝承されている
Of the big lake they call 'gitche gumee'
彼らが呼ぶ「ギッチェ・グミー」とゆう大きな湖の物語
Superior, they said, never gives up her dead
スペリオル湖は、言い伝えられている、けして彼女の死者を諦めることは無いと
When the gales of November come early
11月の暴風がいち早く襲来する時には
♪
↑米盤
歌とは
その存在理由の第一は
とかく喉元過ぎれば熱さを忘れる人間に
自らその悲劇をけして忘れぬよう
その悲劇を繰り返すことが無いよう
妙なる旋律をもって永遠に記憶に刻むこと。
それでもなお
利益優先による事故は繰り返される。
明確にこれほど危険だと誰もが認識することは
然るべき結果を必ず招くのだ。
(山)2018.8.30
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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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ろっくすゴードン・ライトフット師のページ。
資料(英版)
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僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。
http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA
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