
ROCK原始時代
オムニバス
1991
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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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うーむ、世にCDが現れて四半世紀越そうとゆうのか。
コンパクトディスク
思えば音楽まともに聴き始めたのが1973年だから、レコードの時代は10年あまり。
CDとの付き合いの方がえりゃあ長いな。なのにどうも音楽てばレコードって気がするのは三つ子の魂トンキチ、チンペイ、カンタだからでありましょうか。
そうか。だとすると30歳以下の人はCDが当たり前でレコードなんて俺らがSP見る時より珍なものかもしれん。んーー。ヒップホップも同じくらいの歴史だよな。
長いぞ。今も全盛期なのか?ロックがまともに世間とシンクロしてた期間を越してしまうかも。
複雑な心境です。
あ、さて
ここに取り出だしますは一枚のCD。先日入手しました
ROCK原始時代

かねがねこぼしておりますように21世紀になってまともに不況の波を被り、安く何とか音楽聴きたいとアナログの世界に戻ってきた我が家。
貧乏はより深刻化してどうしましょうかしてるものの今年になって邦楽に興味を抱いてしまいました。すると安いレコードも有るには有るが、ある特定の時期、70’s初頭のロック物がやたらとプレミア化してる現実に直面。
妙なことにCD棚をまた見なければいけんことになっています。
そこで発見がこれ。
1650円も払いました。
1991年に発売のオムニバスです。

帯に「今、これを聴いてみよう!!これを聴かずに日本のロックは語れない。」
などと教条的な嫌ーなコピー文が。「語る」って語句大嫌い。ちなみに「楽曲」って語句も嫌い。ましてや「聴いてみよう」なんて、あんた先生じゃないんだからさ。
発売元は東芝EMIです。東芝さんってやたらオムニバス好きだってことが最近薄々わかりはじめ。
それにしても
変です。
収録時間39分。おいおいCDだろって。中を開けると解説皆無。誰が選んだかも記載無し。歌詞のみ載ってるつう。
帯の文句に反して、音楽聴いて己はどうするのかのガチンコ勝負を挑む、潔いぞお前は。
恐竜に喰われるか槍で突き刺してハジメ人間ゴンのようにでっかい肉をたらふく喰えるか対決しよう。
で、オムニバス。難敵です。もしぐっと来たら入ってるミュージシャン(アーティストって語句も嫌い)のブツも当然買い進むことになる。
なのであまりにも聴き込むと、その曲だけ浮いて聴こえてしまうわ。いいんだけど。シングルだと思えば。
しかしオムニ編纂者の術中にはまると悔しいって気分も有り。深く喰い付くのはそのバンドにはまった時にしたいてな気持ちもあり。
だから
阿呆な印象を書いてしまい
こうなれば無知をさらして思い切り辱めを受けてしまおう。阿呆と無知は若さと馬鹿さのバロメーターさ。46歳にして立つ。

まずは
モップスの登場です。

モップスのCD
The Mops - Blind Bird(Please Kill Me) [Audio only]
http://jp.youtube.com/watch?v=7PKiTWRxeTo
資料
もう既に好きです。はまってます。英語で唄おうが日本語で唄おうが鈴木さん最高です。
ここには「御意見無用」と「朝まで待てない」って持ってない盤の2曲入ってる。
やっぱナイスです。これから次々と買うのが楽しみです。労働意欲の元。
クリエーションが登場です。

全日本プロレス必殺技特集
http://jp.youtube.com/watch?v=R7wZjErDR5I
CREATIONのCD
ジャパニーズメタルの歴史
知らない訳がないす。銀座NOW!でも見たような記憶が。何よりもここに収録の「スピニング・トーホールド」
そうですドリー・ファンクJrの必殺技。

ファンクスのテーマ。白状さば、これが聴きたいがために思わず買ってしまった。
直撃されました。カッキー(かっこいい)。何のアルバムに入ってるか知りませんでしたが、ついうっかり調べてしまい判明してしまった。
レコードは馴染みのお店で2ndが500円で売ってました。今まで5回手にとって、そのたんびに他の盤に負けてお返ししてます。
それに入ってるらしいのが「ユー・ベター・ファインド・アウト」。「東京サリー」は別のかな。まだお店に残ってるでしょうか????
ハプニングス・フォーの登場です。

ハプニングス・フォーのCD
グループ・サウンズ
前に「日本のフォーク・ロックの歴史」LP箱買った時に入ってて1曲だけ聴きました。「青い影」まんまの曲。
ここに収録の2曲、「つるはしとシャベル30代」「つるはしとシャベル50代」。
まるで違います。またしても意表を突かれる。このバンドは一体。
アナログは死ぬほど高額です。狙うはCDしかない。
コスモス・ファクトリー登場です。

コスモス・ファクトリーのCD
プログレッシブ・ロック
知ってます。当然。日本プログレの黎明期の猛者さんでしょ?でも多分聴くのはこれが初めて。
フランス語と日本語がリャンコで登場の静かな曲。これだけでは何がなんだかわからんが、見つけたら買うって決心になる威力有り。
ルージュです。

ルージュのCD
お名前だけは知ってました。失礼ながらチャラチャラしたバンドらしいって印象。さらに何やら芸能界のシキタリでアマチュワなんてゴミみたいなこと言うんだぜなんて、怪しい情報を先輩から聞いたこともありで引いた。
レコード、この前、発見したんです。300円で。期待に違わずチャラチャラしたジャケでスルーしてしまった。しかも誰かに買われてしまった模様で。
しかーし
ここに収録の「熱砂のロリータ」「正義のバンツマ」聴いて、土下座しました。このチャラチャラには根性入ってます。命がけの色物。
再び、まみえることが有りましたら行かして貰います。どれぐらい芸人してくれてるのだろう。楽しみです。
ゴールデン・カップスの登場です。

The Golden Cups-I'm So Glad (1968)
http://jp.youtube.com/watch?v=IrXJ3vpvKww
ゴールデン・カップスのCD
資料
同郷横浜の大先輩。外れGSの王様。やっぱかっこいいよなあ。プロが曲を作っていようと良い曲は良い曲で、KOされる時はされる。
アナログはやはりやたら高額です。
タイガースのシングル、アルバムはいっぱい我が家に諸事情で有り。いいでしょー。って無理筋の自慢。
いいでしょーっていいながら”感謝盤”で感謝できねえのが辛いのさ。何故って・・・・くう。悪い訳は無いのにそれが困っちゃう中身で。
GSのオムニLPと、CD有るな、確か。それはもう一回聴き直してみよう。
ラストに
ザ・ランチャーズ登場です。

ランチャーズのCD
日本のロック
加山雄三さんで無いランチャーズが有ったとはまるで知りませんでした。
しかしここに収録の曲は、48秒。インストで国家すから。これだけはこのオムニ編者のウケ狙いだと思い。
ウケました。
内容がそれに相応しき感動をありがとう。
「感動をありがとう」って言葉を陳腐にしやがったTV局はファッキュー!!。
何か、肝心なことを書き忘れたぞ。
このCDは廃盤です。
悲しきオムニバス盤の運命。累々たる屍がCDの時代にも。
(山)2007.7.16
The English translation page : here.


