2007年08月02日
Boulders / Roy Wood 1973/7
Boulders
Roy Wood
1973/7
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2007/7/9のUK盤が、1,462円です。
英オリジナルLPは、とんでもな値段かと。
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Roy Wood - Dear Elaine
Roy wood - forever
http://jp.youtube.com/watch?v=o8V-F4cXKRA
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ロイ・ウッドと申す方です。
ロイ・ジェームスさんでも無く
ロン・ウッドさんでも無く
ましては両人の間に生まれた御子でもありません。
英国の歌を作って演奏して歌う人です。
60’sにムーヴとゆうバンドで大成功して、
70’sにはあのエレクトリック・ライト・オーケストラをジェフ・リン氏と結成。
すぐさま揉めて脱退し、ウイザードってバンドで化粧グラマーとして大成功なすった。
その3つのバンドのハザマに作られたのがこの1stソロ・アルバム
ボウルダーズ
です。
発売早々、全英最高位15位。シングル・カットされたディア・エレーンも最高位18位。
とにかく人気有ったのだ。
それにも関わらずとにかく幻のアルバムで・・・。
何しろ昔っから手に入れにくいの。
私はもうその当時から大ファンでした。ってなわきゃあるわけがない。あはは。丸っきり知らなかったよ。
ELOは全米ヒット出して以来のファンでしたから、オリジナル・メンバーの方だってことは知ってたって程度で。
興味を持ち出したのは、大人になってから、CDの時代になってからです。ふとムーヴの1st&2ndのカップリング盤を買ってしまった。
さて
それからが運のツキ、苦闘の日々の始まりです。
噂に聞くこの1st、どうしたら手に入るのだろうって。
そりゃほれ、あの西新宿とか、英国本国とか行って探せば有るんだろうけど・・。そこまで行く交通費も無い哀しきビンボー時期でしたから。
ベストは、どんどん出始めました。どうしても聴きたくて何枚も何枚も。
結局、何枚くらいだろう。5,6枚くらいあるんじゃないか。1曲でも聞いたこと無いのが入ってたら買っちゃった。
って、
西新宿くらい行けるじゃん。
そしてまだ音楽やってまして、ライブハウスなどにも出てたのでカバーしたんです。丁度、フェアグランド・アトラクションみたいな生楽器な音楽やってたんで。
日本語に歌にして。ギター耳コピして。
滅多にしません、コピー、いや、カバーは。面倒くさいから・・なんて。自分で作れば自分の出来る範囲で出来るし。
でも、この人のこの盤の曲だけは演りたかった。とにかく。出来ようが出来まいが。オーマイッガ。
そんなこんなでようやくモノホンCDを買うことが出来たのが
1991年。
東芝から日本盤が出たのだ。日本では初CD。それいらい何回かCD化されてるけど数が少ないのかあっとゆうまに消えます。
現在は、英国で今年の7月に再発されたばっか。それでもう入手はぎりぎりの瀬戸際みたい。
まるで盤が逃げていくかのよう。聴かれるのを拒んで。
聞くところによりますと出自からそんな運命だったみたいです。
原因はムーブの人気が有り過ぎだったことのようで。
まず何でELO作るのかってレコード会社に文句言われ、その上ウイザードにソロですから、混乱の極み。
それでもヒットしたんだけど・・会社が何でこんなヤツがヒットするのか理解してなかったんで無いかと思える節があります。
それも有ってアメリカではまるで宣伝して貰えなかったらしく。
最高位は176位だよ。
その米国LP盤がこの前、うちに来ました。
端っこ切られたのが、何と500円で売ってた。
思わずお店で、ほお擦りしようかと思ったでや。ああ、エンボス生地だあって。
もしかしたら英国盤よりレアじゃねえかって強がり言っちゃるわ。あはは。
音は確実にCDがいいです。30年分の時の音になっちゃってる。それがまた嬉しくて思わずほお擦りしようかと。
録音は71年から始めたとのこと。ありあまる作りたい意欲がロイさんに会った頃。
ロックはムーブで。クラシックとの合体はELOで。ビッグ・バンドでジャイヴ&ロックンロールはウイザードで。
残るは、たった一人の音楽。
当時、日本盤も出て、タイトルは「ミュージシャンはマジシャン」。
この邦題付けた人も天才だーーー。
正に。
ジャケットを含め、歌も自作、ドラムスも、ベースも、ギターも、
笛も、チェロとかも全部一人でやってます。
エンジニアさんだけはねえ、足で録音スイッチ押したり止めたり出来ないからー(俺やったけど)、やってもらってます。
その中にはアラン・パーソンズさんも。
そんで思いの丈やりました。
結果・・・・
心温まる牧場の雑草タンポポみたいな音楽が。ロイ・ウッドさん無限培養の狂気と共に。
ポップスって裏側に底無しのキチガイ世界があります。人の人生を狂わせる。
奇しくも
同時期、同じキチガイだったのは、海を隔てたトッド・ラングレン氏。
あっちは長顔、こっちは丸顔虫顔。
その危なさは顔に出てるよ。
そしてそのヤバイとこが、さんざ音楽聞いた上で、ヤクザな親父になっても獲り付かれ続けてるゆえんで。
ございます。
つづく・・いつの日か。
(山)2007.8.2
ろっくすロイさんのページ
資料
The English translation page : here.
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