Banzai Freakbeat
RAW 60'S GROUP
SOUNDS FROM JAPAN pt 2
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GS I Love You Too: Japanese Garage Bands of the '60s
GS I Love You: Japanese Garage Bands of the '60s
ろっくす特製でかい画像ページ也。
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謎の日本大好き豪州人が編纂した謎のオムニバス、
バンザイ・キチガイビート
の探検の第2回です。
前回は68年の壮絶外国曲カバーの4組をば。
出来るか出来ないかなんぞ全く頭の片隅にも無い情熱が脳髄をノックアウトさせてくれました。
今回はA面後半の4組。いよいよ日本語歌が登場。
例によりましてジャケ裏面ライナーを訳して、今回からは突っ込んでみよー。
5.ザ・ヤンガーズ はなしたくない
・・・「ザ・ヤンガーズは60’sGSサウンドの2番目の波(もしかしたら3番目)の一翼を担っていました。
この強打リズム攻撃ベースライン、宙を舞うファズ・ギター、イっちゃってるヴォーカルを堪能下さい。
このトラック(彼らのベスト)は彼らの2枚目のデビュー・シングル”マイ・ラブ・マイ・ラブ”のB面に押しやられてました。
それは80’s後半に入ってネオGSバンド”ファントム・ギフト”によって再発見されたのです。
タイトルの大体の訳はおそらく”君をはなしたくないよ、べいべ”って意味かと。」
↑正解!訳合ってますよ豪さん。やんがーず。若い方ずって。あはは。このリフはキンクスのあのあのあの・・・出て来ない
あの曲かと。タイアード・オブ・ウエイティングだ!それを高速パンクにして叫び倒した。カッキー。ギターのフレーズはこれまた。
あれ、あれ。ストーンズだったかな。(山)
The Kinks - Tired of Waiting
6.ジャックス シーズ・ア・グッド・オールド・ガール
・・・「どのように書いたらいいんだか難しいっす、どんなに特異だったか、どんなに影響があったか、どんなにグレートだったか、
ジャックスが。60’sの後半、大方のバンドがアメリカの西海岸”ヒッピー”ロックの影響を受けていた時、ジャックスは全く違う方向を向いていました。
リーダー/シンガー、ヨシオ・ハヤカワは言ったものです。”みんながアメリカの猿マネをしようとしてる。僕には理解出来ないよ!”
ジャックスは最初のユニークなアングラ・ジャパニーズ・グループでした。当然の如くのプラスチック爆弾のようなヴェルヴェット・アンダーグランドのような
パフォーマンス、ジャックスはしばしばアングラ劇と演奏の合体した音楽を創りました。このトラックはファースト・シングル”ヴェイカント・ワールド”のB面です。
ダークで、グルーミー、破滅に支配されたヴォーカルがあ。破れかぶれの歌詞と共に。
ジャックスは多分、日本では今は昔よりもっと紹介されてると思います(いまだに過小評価されてるとしても)。
ジャックスが69年に解散したあと、ヨシオはアコースティックなソロLPを出しました、それは伝統的な日本のフォーク音楽を描いていて。
まったくすべてが音楽界から消えたあと、ヨシオは最近びっくり再起を果たしました。そして2枚目のソロ・アルバムをリリースしたのです。」
↑うおー、デビュー・シングル!しかもよりによってB面。何で最初に”ぴよーん”って音が入るっ。も息も絶え絶え、音程フラットの快感歌。
そしてギター・ソロがまたフラットしとる、虫の鳴き声みたいに。
♪
わがままいっぱいの駄目な俺だが、このままだと泣いてしまあうー
♪
ぎゃはは。情けな。土下座トゥゲザーの聖歌だんね(山)
7.アウト・キャスト レッツ・ゴー・オン・ザ・ビーチ
・・・「もしあなたがGSについて知っているなら、もうアウト・キャストがどんなに偉大な存在だったか知っているでしょう。
彼らのヴァージョンの”ロング・トール・サリー”は最高にワイルドなものも一つです。ワイルドでグレーテストでかつて無いほど!
このステキなアップテンポ・パンク・バラードは彼らの3枚目のシングル、そして彼らのメガ・レアLP”キミモボクモトモダチニナロウ”
(レッツ・メイク・アス・フレンズ)からのカットなのです。
↑擬似ライブだー。”きゃあああああああ”嬌声!
♪
おいらーいっぱい夏の海辺ー、ぼくのハートも熱く燃えてーーー。
渚にいっぱいイカした娘ー。恋のビーチでラブハットーお。
♪
完全二人での全編ハーモニー付け。狂ってます。海辺の野獣と化して捕まるよこいつら。
ストラングラーズの”ピーチズ”と同じでごわす。
そしてきっと、モノクローム・セットのビドさん聴いたら、そりゃもう大喜び。同じ頭をしてるもん。(山)
8.東京ビートルズ オール・デイ・アンド・オール・オブ・ザ・ナイト
・・・「なんつうアホな名前!それだけに留まらず、クレージー・ビートルズとか東京ヴェンチャーズとかいたのだ!
80’sには東京セックス・ピストルズなんつうのまでいた!!責めるべきは64年に東京に訪れたリヴァプール・ファイブにあり、そして
色んな新宿(東京のメインなナイトライフ地区の一つ)のクラブでリヴァプール・ビートルズとして演奏したのだ。
彼らは彼らを見た沢山のキッズに影響を与えたのだ。同じようなバンドを始めていた東京ビートルズのメンバーもそこに。
ヴィクターと契約した後、彼らは2枚のシングルをリリースした。”抱きしめたい”(もちろん!)そして”ツイスト・アンド・シャウト”(!!)。
のちに、彼らは2枚の滅多に入手出来んソノシートをリリース。”オール・デイ・アンド・オール・オブ・ザ・ナイト”はそれらの中の一つです。
バンドは67年に解散。彼らのバンド創設者のタカシ・サイトーは歌謡曲歌手のマネージャーを始めました。ミナ・アオエ(イセザキチョウ・ブルースで有名です)
追伸
1995年に東京ビートルズは再結成のショーをいくつか目論んでるとな!
↑出た!東京ビートルズ!私、名前はそりゃもう有名で知ってましたがっ実際聴くのは始めてです。それにしてもこの曲とは・・・
東京キンクスではないかあああ。完コピでございます。なのに全く違う異世界キンクス。ディーヴォが演ってるみたいで。ほんと。
ジミーのペイジさんが弾いてるいや違うとカンカンガクガクだったあのソロは完全に三味線モードに変化へんげしてます。
やろうと思ってもこりゃ出来ん世界。それは才能だと思うなり。(山)
the kinks all day and all of the night
とこれでA面が終了です。いよいよ何か鬼畜の世界の奥へ入って行ったぞ。
B面はさらに・・・恐ろしい・・・・ブツがああ。
第3回に続く。
(山)2007.8.13
資料
The English translation page : here.
ザ・ヤンガーズはバンド名も初耳でしたが、しっかりブリティッシュ・ビートしてますね!
カモン、イエーイなんて声が入っているのもご愛敬です。
ジャックスはレイジーで不思議な魅力がありますね(て、ホントか?!)他の曲も聞いてみたいです。「いい娘だね」なんて、タイトルもいいじゃありませんか。
東京ビートルズの異次元キンクス、「オール・オブ・ザ・ナイト」もスゴそうですね。(il゚∀゚)
みんな熱い暑苦しい若き血潮でー。
ジャックスは、確実にこっち世界の(どっちだー、えーとパジャマラマーな世界)住人さんたちどすえ。これはめっちゃ明るい方でして、他のも気に入られるかと。
東京ビートルズてば異様です。
もしかするとこうゆうコピーは完璧にやっちゃいかんのかもしれんです。いやご本人たちはそのつもりかもしれませんが、いいところで諦めて(あはは)オリジナル化すれば後世に残ります。