2007年08月29日
Yumi Arai The Concert with old Friends/荒井由実 1996/8
Yumi Arai The Concert with old Friends
荒井由実
1996/8
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Yumi Arai The Concert with old Friends
Yumi Arai The Concert with Old Friends
↑DVDは反して高いってのは??
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
http://rocks.studio-web.net/japan/yumin/96.html
松任谷(荒井)由実 yumi matsutoya 雨のステイション station on rainy day
http://jp.youtube.com/watch?v=0hft9xDhax8
松任谷(荒井)由実 yumi matsutoya arai 春よ来い haru yo koi
http://jp.youtube.com/watch?v=0zAKG8MfUW0
晩夏 (ひとりの季節) 〜 ユーミン
http://jp.youtube.com/watch?v=Wc1aBPB_pNU
中央フリーウェイ 〜 ユーミン
http://jp.youtube.com/watch?v=dOBUoggvmi0
卒業写真 〜 ユーミン
http://jp.youtube.com/watch?v=LLzF6WX3M34
ひこうき雲 〜 ユーミン
http://jp.youtube.com/watch?v=ll4IK8tsDSU
Yuming - Anohi ni Kaeritai
http://jp.youtube.com/watch?v=dQ8qPXxAG8k
瞳を閉じて 〜 ユーミン
http://jp.youtube.com/watch?v=mtwu1_Yhits
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ふと、ふと思いつきの
アマゾン見てますと何だよこれってくらい安い中古CDがそこかしこに有ります。概ねちょっと昔の日本のもので。
もーむすとか1円オンパレード。産廃一歩手前。おー、0円なんてもんもあるよ。タダっていったい。
近い昔はとてつも無く遠く、遠い昔は新しいってことでしょうか。
そこで、そうだよ。ユーミンさん、21世紀手前に荒井由実名義でライブしたでないすか。もしかしてそのCDは???と見たら。
うお、225円
って。送料入れても500円ちょいじゃん。これ、買わずになんとしょう。
そして届きましたらこれまた仰天。紙箱に入って、帯付いて、中には、ユミ・アライ・ブックなるものも入っていて別にもち歌詞ブックレットも有りの新品同様じゃん。
あまりのことに申し訳ないような気持ちになってしまいました。
何しろこの値段です。
皆さん買いましょう。
でかジャケページにもサワリだけしか載せられません量のお楽しみが一杯です。
さてこのライブ。EMIの若い社員がダメモトで考え出したものだそうで、そこが若さの偉いとこ。御大に、もう相当期間松任谷さんだもんな、
言える勇気が若さで。それを実現に向けて体力で走るのも若さです。
誰でも考える夢を実現してしもた。時計の逆廻し。
荒井さん時代は、ライブでは専用のバンドがいて、スタジオでのティン・パン・アレイとの共演はTVとか限られたものでしか無かったようで。
となるとこれは失われた過去を現実にしちゃうドラえもんは出来るってことだ。
頼まれた方々のその心境はそれぞれ含蓄あるお言葉でブックレットに記載されてます。
20年の時超えて。
これでも反則つうか究極の裏技だよな。まずもって結婚して名字が変わってそれをそのまま芸名にした人しか出来ん。
エルトンがもし同じ企画をやったら、名義は”植毛前のエルトン・ジョン”とかなってしまい、ライブで”植毛前のエルトンでーす”とか自己紹介・・
できーん。でも”レディ・サマンサ”とか”イエス・イッツ・ミー”やったら最高。しかし出来ないおそらく。やったとしても。
ミュージシャンにツッコミ・タイプとボケ・タイプがあるとすれば、ユーミンさんは究極のツッコミ・タイプと思えます。
いくら売れてお金儲けても解決出来ないコンプレックスを仰山抱えててそれで、ずっと音楽作れたんだと。
荒井さん時代は、自身に対するコンプレックスを歌にしてた。それをミュージシャンで有る自分がツッコンで歌い。
さらにここでは20数年後の自分がそれにまた突っ込んで歌ってるつう。
それだけ長いことやってたがために声にまとわりついた経験つう貴重で、逆に余計なものを感じながら。
噛み締めるように、楽しんで、そして始終上がってるように聴こえまして。
年取ればテクニックは付くけど声は高いところが出なくなる、自然に無茶もしなくなってるだろうから大変です。
聴いてるこっちもそれ聴き感じて、まるでてめえのことのようにハラハラ、凄いサスペンスだ。
自分のこと思っても、20年前に作った曲は、すぐこの前のようにも思えも、何か自分で作ったものじゃ無いような気がするもんな。
ましてやライブでまたやるってことになったらどうなんだろう。楽しいのは間違いないけど。
三日間のみのライブ。チケット入手には相当な困難を伴ったと聞いております。LPでいやあ2枚組のヴォリュームでも納まりきらぬ名曲の数々。
出だしの”あなただけのもの”でまず仰天するは
出て来たサウンドが・・・・・リトル・フィートだあ!。ロケット・イン・マイ・ポケット!
そうだよ、はっぴいえんどからティン・パンでど真ん中で意識してたのが彼らだもん。20年前となればそれから始めるは自然なことだったんか。
まったく売れなかったアメリカの変態バンドのサウンドが日本ででっかく大木になってた。
今頃、ユーミンさん聴いて発見するなんて、これは至上の喜びす。はい。
しかも今も活動中の本家よりあの77年ライブの音してるし。
「あの日にかえりたい」って、まさにあの日にかえりたい。洒落にならない歌。イントロのダバダは赤い鳥の山本潤子だったのねーー。
ここでのユーミンさん、ギリギリです。何かを必死に我慢してるかのような歌い方。かたや潤子さん大余裕。
戻ってはいかん、ほんとに戻ったら帰れなくなるを我慢か。
「中央フリーウエイ」の競馬場は改装されました。でもお馬さんはあの頃とちいとも変わらず走ってるよ。それだけは変わらん。
CDだけで収録の「チャイニーズ・スープ」。完璧なヴァン・ダイクおじさんの音今に。こんなに丁寧に出来るのはそれこそ日本人だけ。
恐ろしい内容の歌は、さらに恐ろしくなってるのは無論です。
さあもっともギリギリが予想される曲、「ひこうき雲」。よりによってピアノ一丁で。
例のところは出るのだろうか、出るのだろうか・・と最初からバンジー・ジャンプみたいに緊張せり。
卑怯な外人さんとかは、出ないとこは低く崩してやったりするけど、それはもう荒井さん。やるでしょう。
何か、今の猪木の延髄斬り待ってるみたいだ。
やりました。
出た。その後の「うーうううー」の声が震えてる。
「12月の雨」
鈴木茂さんのギター見事です。地味で鳴らしたこれぞ曲にハマる完璧なバッキング・ギター。体中プロだよなあ。
「コバルト・アワー」
林さん、ドラムを久しぶりに叩いたとか。昔よりタメが効いてるのは、叩く味わいを噛み締められて叩いてるからでしょうか。
それでますますタイムがフィートのリッチー・ヘイワード氏化してます。ただ器用なだけじゃ出せないグルーヴ。
「まちぶせ」
目玉曲。あまた人に曲を書きヒットをものしたあの頃。今となっては誰が歌っていたかは思い出せないけど歌は確実に覚えてる。
ドリフで聞いたあの曲。あれはユーミンだったのだ。
裏から入るスカ・ヴァージョンでリニューアル。軽快でごまかしても空恐ろしい歌詞はしっかり聴こえるでよ。
こんな歌詞をアイドルに歌わせてたのか。こわ。
最初から人に書くって決めて作るのって有る意味気楽で楽しかったと思います。自分で歌うのはちょっとなあって内容のもそれは注文色々あるでしょうけど書けるし。
自分ではキツイって思う音域のも作れるし。
それをよりによって唄うこととなるとは。でもアイドルさんに作るには音域広く出来なかったから大丈夫みたい。
一番楽しそう。
最後は、これは松任谷さんになってからの「春よ、来い」。
なぜ最後にこれかはそれぞれ聴いた方が、それぞれ存分に納得してください。
私の納得は、もう納得しました。
14番目の月〜春よ、来い、の順番にも納得。
このライブには
あの日に帰るには、とてもとても大切な方、細野さんが欠けてます。
まちぶせしても、あなたはふりかえらない
ってことも円環には必要だからです。
(山)2007.8.29
ろっくす荒井さんのページ
資料
The English translation page : here.
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松任谷由実 春 よのご紹介!
Excerpt: Yumi Arai The Concert with old Friends/荒井由実 1996/8松任谷(荒井)由実 yumi matsutoya arai 春よ来い haru yo koi htt..
Weblog: 松任谷由実 ユーミン 最新情報!!
Tracked: 2007-09-01 03:45