
流線形’80
松任谷由実
1978/11
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流線形’80
中古LPは私は600円で買いました。
↓携帯では
流線形’80

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

埠頭を渡る風 〜 松任谷由実
http://jp.youtube.com/watch?v=3MzMIpIw0VM
おNEW発見↓
荒井由実−瞳を閉じて 「新日本紀行」
http://jp.youtube.com/watch?v=5Sck8OgIcQo
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完全屈服ですから。諦めて荒井さん時代だけ聴きますなんて言わないで先に行ってしまってます、ユーミンさん。
ほぼ昨年の蠍団と同じ。大丈夫そうなのから買って相当大丈夫なもんで、これだけは手を出すまいってのまで行き、やられる。
まちぶせられて返り討ち。
1978年11月発売の
流線形’80

出た!キーワード「スキー」「クリスマス」「サーフィン」。我が家の三大人生に縁の無いもの!
「クリスマス」は有るか。不二家のケーキでクリスマス。まあ、ここまで来れば怖いものねえやと買って聴いたら怖くなく、怖かった。
前作「孔雀」と並んで78年の2作目。時はパンクNW真っ盛り。エアロはライブ・ブートレッグを出し、チープ・トリックはライブブドーカン、
ジャパンは苦悩の戦慄、ストーンズはサム・ガールズ、もちろんそのどれもここにはおらず。
ナウで近未来なタイトルに相反してブリキのおもちゃみたいな車のイラストで全くナウじゃありゃせん。
この時人気はいかがなものだったのでしょうか?当時のニュー・ミュージック・マガジン発見。宣伝はこれで、小さいスペースだ。

上にはページ2/3使ってハイファイセットが載っている。
もしやもうユーミンは終わったとか言われていたのかいな・・結婚して。
「紅雀」があれでしたから。新婚であんなに怖い盤出して、そのまま鬼の嫁路線行くのか、みたいな。
あにはからんや、大逆転です。やる気俄然起こされた模様。自分自身観察から、周囲の人々を観察してみっかの。

1. ロッヂで待つクリスマス
・・・そーっと始まる。声が若々しく逆行するように娘イコライジングされてます。ドラムスはブラシ。
そのまま大人しく終わる訳ねえと思うと、出ました、サビでのカエル声変化。これが出るとカウンター・パンチの法則出来ました。
そして歌はやっぱり一人で待ってます。あろうことかロッヂでキャロルをくちづさみながら。
まだスキイをやる仲間には加わっていない模様。
2. 埠頭を渡る風

・・・ユーミンさんの曲は大方アレンジのネタ元がわかるものが多く、それが洋楽好きにはたまらん。それでやられたって。
ところがこの盤ではなかなか判然としません。この有名シングル曲。コパカバーナか?ラテン。ちゃう。歌謡曲ぽい。
とは言ってもピンクレディでは無く。大上段で大都会パート2ながらノーブルです。この控え目なノーブルさは最初から売れていた、
そしてウける曲を書き続けてウけた成果で。音楽は聴く方が背を押すってのを実感します。売れれば好きに作れるもんね。
売れなければ売れないほど、世の売れ線におもねりおもならあなたは誰の下世話になるから。
そんな盤、感謝してないけど日本のロックに多おございます。嗚呼。しかしユーミンさんは売れて自由を手に入れた。
これがスーパーノヴァ大セールスミュージシャンになるとまた事情が違って来て、会社の屋台骨支えねばならんは、その家族の生活がかかってるは、
東京ドームでしかライブは出来なくなるわ、別な大変が出て来る。
まだその前だな。
サビでカエル声は出てきませぬ。かわりにカマトト声が登場。こわ。♪も、これ以上、もこれ以上・・
3. 真冬のサーファー
・・・サーフィンです。真冬の。それを見ています。一人で。遠めに。誰も多分知り合いがいないのでしょう。
サーファーと言っても色々ございまして。田中剛(JRA騎手、私と同じ歳)さんだってサーファーです。

この写真を見て聴くとばっちしはまります。
4. 静かなまぼろし
・・・オハコ荘厳大バラード。来るぞ凄いサビ、来た。
♪昔の恋を懐かしく思うのは 今の自分が幸せだからこそ
もー忘れてーーーーーー♪
そんなにおもいっきし唄うことかと思うのは男だけで女子にはそれが相当わかるらしい。
5. 魔法のくすり
・・・出た。必殺共感フレーズ。問題です。以下の空白に文字を入れてください。
”男はいつも( )の( )になりたがり
女は誰も( )の( )でいたいの”
正解25点。
そして姉御はわかってくれる恋愛アドバイザーとなる。そうとう軽快に。
B面です。

1. キャサリン
・・・元ネタわかりづらいA面から一転、わかるB面に。これは完全にスティーリー・ダンだ。ダン・ファンにはたまらん。
そしてキャサリン。キャシャリンと言えばマサルさん。

キャサリンと言えば近頃では、偽ディラン・マッケイと共に出ているブレンダ偽と思われるお笑いさん。

凄い曲です。サビでのカエル声キャシャリン2連発に続く
♪昔のままじゃない♪つう字余りが凄い。
強引に取りまとめてる。その力16トンです。
このアルバムのオヘソだ。ダンシン・オールナイトも込み。
2. Corvett 1954
・・・AOR路線続く。よく聴くとレゲ。エキゾチック。たかおとゆう山田じゃ無くキスギとゆう男が一緒に歌っとるわ。
誰だそれは?知ってるけど。あはは。
男子には何を唄ってるのかさっぱしわかりません世界です。車好きにはすげーピンと来るか。コルベットとはたまらん車らしい。
3. 入江の午後3時

・・・入江若菜とゆう映画宮本武蔵に出ていた女優さんの曲では無いと思います。

これだからサーフ&スノウの前哨戦と言われるのか。やば、もう聴いてしまってるのがばれた。
スーパー歌謡曲です。
4. かんらん車
・・・冬の歌の「紅雀」から続くひどく孤独で寂しい歌。それはもう始終一人で、夢見る夢子さんだからこれだけ歌を書けるのだと思われます。
ここに来ては夢見る夢姉御。世界を止めてしまう。
5. 12階のこいびと
・・・さあラスト。サーフィンとクリスマスとロッジの世界を締めくくるは
♪ここは12階 窓を開けて舗道をめがけ 紙のように舞うわ うーう♪
唖然。しかもおされで軽快に唄われます。
また怖く終わるのか。
(山)2007.9.19
ろっくす荒井さんのページ
資料
The English translation page : here.
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