2007年10月04日

Hat Trick / America 1973/7

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Hat Trick
America
1973/7


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ハット・トリック[紙ジャケットCD]

Hat Trick

LP中古は、帯無し日本盤は500円くらいでうまくいけば・・

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
http://rocks.studio-web.net/west/america/hat.html

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Muskrat Love Slide Show
http://jp.youtube.com/watch?v=4xH3Hx_Ndw4


Captain and Tenneil's Muskrat Love - Music Video
http://jp.youtube.com/watch?v=tg6W9XHcfag

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東洋の島国で、はっぴいえんどが、はっぴいえんどするために解散コンサートをしようとしていた頃、
海を渡ったアメリカではアメリカが幸せな時代を迎えようとしてました。
その才能を存分に認められ、何の力みも無く。

バンドのアメリカです。
1973年の3枚目のアルバム、
ハットトリック

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イギリスから来たアメリカ、でもイギリスではちいとも売れないアメリカ。アメリカでは通じないかもしれないサッカー用語でちょっといたづら。
まだ、天の巡り合わせプロデューサー、ジョージ・マーティン氏とは出会ってません。自分たちで製作をし。
二十歳をようやく越えたばかりの若者三人が、

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ハル・ブレイン氏、トム・スコット氏、ジョー・ウォルシュ氏
そしてカール・ウイルソン氏、ブルース・ジョンストン氏に自分たちの思いをお願いし、
でっかい先輩たちはそれを大きく受け止めて、言葉に出来なかったかもしれません彼らの音を倍にして伝えてくれる。
ヒット曲は有りません。
シングル・カットした1曲目、

マスクラット・ラブ

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は最高位67位。信じられないことに。
そして信じられないことにこの曲はアメリカのオリジナルじゃ無かった。
前年の1972年にシェルターからデビューしたウイリー・ラムゼイさんの曲。

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その盤のヴァージョンは野にいるねずみちゃん、焚き火の回りで踊るヴァージョンです。
いや知らなかった。何の違和感無くアメリカだったので。
そして全員がヒットしなかったことに目を丸くし
76年になって、キャプテン&テニールが再度、カバー、

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最高位4位になって溜飲を下げます。
このとてつもなくラブリーなナンバー。



ねずみ、ねずみ 蝋燭の灯り
街でやってます ばっちりやってます
夕べに
それはかわいい喜び

じゃこうねずみのスージー、じゃこうねずみのサム
ねすみの国でジルバを踊ります
そして彼らは滅法踊るんです
そしてサミーはとってもやせっぽち

そしてぐるぐるまわって素早く そしてタンゴをします
歌ってジャンゴを口ずさんでます
天国みたいに浮かんでます
それはまるで、じゃこうねずみの愛

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ベーコンの上でかじってる チーズをかじってる
サミーはスージーに言います
「ハニー、僕の奥さんになってくれませんか?」
そして彼女は”はい”と言い
キスをしてくれます

そして今、彼は彼女の気まぐれを味わってます
彼女のつま先にこすりつけてます
鼻先をつつきあって もうどうにでもなって
いちゃついて スーはくすくす笑いはじめました

そしてぐるぐるまわって素早く そしてタンゴをします
歌ってジャンゴを口ずさんでます
天国みたいに浮かんでます
それはまるで、じゃこうねずみの愛

らーだらだっだーだらだらだだー
どぅだーどぅだーどぅだー



地味です。キャプテン&テニールのも地味だった。しかしテニールさんのぶっとい押し出し強烈声が有ったので。
若者たちは、触ったら壊れちゃうんじゃないかってくらいそっと歌う。

そして続く10曲。さらに地味です。いわゆるシングルにはならない他の曲の大全集。
しかし幸せな時です。バンドが一番幸福な時代。
三人の曲作る者がおり、三人の唄う者がおり、当然個性でっかくそれぞれ有る。
それが幸せな時には、同じ目をして歌い作り、アメリカの声として音楽として聴こえます。
そして”他の曲の大全集”が、たまらない宝物となる。
聴くごとに増す味わいの嬉しさよ。

そんな時は、哀しいかな長い時間は続きません。

それを示唆するかのごとく
最後の曲は「グッド・バイ」。

さらに個性を増して花開く前、お互いが必要でたまらなかった時の名曲を聴いて終わる。

それにしても・・・・
ジャケットで何で、あんなに不機嫌な顔してんだろ、三人。
ねずみたちはお腹が空いていたのでしょうか?

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「こんな山奥連れて来られてさあ。どっかに喰うところあるのかな?」

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「あ、有ったよ。」

ぱくぱく

「あー、満腹幸せー。」

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↑クリックで満腹笑顔ドアップです。


(山)2007.10.4

ろっくすアメリカのページ

資料


English Here


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posted by 山 at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ウエストコースト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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