
TEEN TRASH FROM PSYCHEDELIC TOKYO '66-'69 in...
PLANET X MONSTER A GO-GO VOLUME ONE Pt4
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ファースト・アルバム&モア
ゴー!スパイダース・フライ!サベージ(紙ジャケット仕様)
ザ・モップス・サイケデリック・イヤーズ

ろっくす特製でかい画像ページ也。
http://rocks.studio-web.net/japan/va/monster.html

Ghidrah 1965
http://jp.youtube.com/watch?v=4VgmjNmvojk
Ghidrah, the 3 Headed Monster - 1965
http://jp.youtube.com/watch?v=DhBBWmTDodQ
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
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イタリア製に化けたアメリカ製とおぼしき
日本グループ・サウンズのコンピ盤、
モンスター・ア・ゴーゴー探検の第4回目、最終回です。
思えば40年前の日本、我が故郷横浜でもちょいと中心部を外れれば田んぼにはおたまじゃくしがいっぱい、
ザリガニいっぱい、ヘビがあちこちに寝てる、鼠取りでやられた大量の死骸が民家の前に、近くの国道一号線には轢かれた野良犬の無残な姿が、
トイレはもちろんボットン式で、夜の寝床には小さな虫がいっぱい、小学校にはガキどもが溢れ、教室が足りない、暑く寒いプレハブでの授業、
給食てのが出来て全然溶けないマーガリンに往生する、伊勢崎町には人が溢れ、一年に一回、不二家で外食が夢のよう、デパートの屋上には遊園地、
お好み食堂お子様ランチ、縁日になると弘明寺には出店が溢れて、炉辺で片足が無いおじさんがアコーディオンを弾き、
TV欄には「カラー」と得意げな文字が、季節になると東宝チャンピオン祭、東映はマンガ祭、親指トムにキングコングがやってくる、パパラパー、
うーむ、トラウマと天国の嵐だ。今や給食はとんでもないご馳走が出てると聞く。電車にはデジタル文字が流れて、アナログ放送は終わります。
そしてA面B面も無くなってしまった。
今の子供たちのトラウマは何でしょう?ネットでいじめられる得体の知れない恐怖か?、地球温暖化で日本沈没の不安か?、何なんだろう。
聞いても、即、答えてくれなくて、「うーん」って言ってるのが怖いわ。
うちらの頃は怖いものだらけだったよ。その分、未来は鉄腕アトムだったけど、そうはならなかった。
何故だ。
どこで違う道に入ったのだろう。
もしかしたらその分岐点に有った時代の音楽に答えが有ります。しかし理屈ではそれがわからない。
大切なものが体でもう一度わかったらやり直せるような気がいたすんですけど。
それに対する外国からの挑戦LP、最後の3曲をば
B面
4.ジェニー/ザ・カーナビーツ

・・・マイナーもくそも大メジャーなGS曲登場です。「好きさ好きさ好きさ」に続くシングル第2弾。
「恋をしようよジェニー」、1967年9月20日発売。
冒頭の”じぇにーーーー↓”と勢い込むもテンション下がる掛け声でもう腰が砕けます。全編”やんやん”声でまあ、
いい年してオコチャマ風の風情てのは、日本のアイドルの伝統でしょうか?子供=かわいい=そうすべき。
しかしやってる方はそりゃ恥ずかしいに決まってまして、それがテンションの無理上げ上げ、及び尻の腰砕けにつながるのかと。
”んーーー”って掛け声、出したあなたは偉い。プロだーーー。
「もういいかげん嫌です。」とか言っても「それがプロだ。厳しいんだぞ。」とのプロダクションの社長の言に、無茶で這い上がった我が国と
、無茶で凋落した我が国の両面を見ました。何だそりゃ。
カーナビーツ資料
5.S.P.I/ザ・サベージ

・・・かつてフライト・アテンダントがスチュワーデスと呼ばれ、夢の「アテンション・プリーズ」だった頃 、
日本航空の世界一周路線開設を記念して製作した、スパイダーズ&サベージのLPからの曲だそうです。
今やJALはヤバくなっちゃってまあ、パイロットって言ったら夢の職業だったに。俺だって小学生の頃は憧れた。高所恐怖症のくせに。
スチュワーデスもそうだよな。なれたらもうお金持ちって。どうなんでしょう?今は待遇悲惨なのかな?
なるのすげえ大変なのに、変。俺の仕事も出来る人、ほとんどいないらしいのに、激安単価。変。
とにかく変を正常に戻してくれえ。
変と言えばこの曲、ブッカーT&ザ・MG’Sのグリーン・オニオンズ
Green Onions Booker T & The MGS
http://jp.youtube.com/watch?v=ar-Z_l907DY
を頂きましたインストなんすが、あの大野克夫氏が作ったらしいんすが、
スパイダースが演奏してるのか、サベージが演奏してるのか、両方なのか、調べてもどうも合点がいきません。日本人の俺がわからねえんだから
外人にはわかんねえよ。どうでも良かったりして。それはねえわな。きっと悶えてます。
ギターの音階が謎のスケールで音出ししてて、妙に拍車をかけたままあっとゆうまに終わる。
こうゆう”変”や”妙”は幸せの泉だぜ。
寺尾聰氏資料
6.孤独の叫び/ザ・モップス

・・・文句無く飛びついちゃいます、モップス!その名も「サイケデリック・サウンド・イン・ジャパン」68年LPから、
グランド・ファンク・レイルロードの”インサイド・ルッキング・アウト”のカバー。

Grand Funk Railroad - Inside Looking Out 1969
http://jp.youtube.com/watch?v=0x6chChxzV0
速いっ。出立て。って
そんな訳はありません。グラファンは69年デビューです。この曲はアニマルズの曲なのだ。66年の。

The Animals - Inside looking out
http://jp.youtube.com/watch?v=zg9fUlIbo5I
そうだったのか!!
知らんかったよ。
その2年後、誰もやってないサイケ・ヴァージンに化けさせてしまいました。鈴木さんの歌ぶったちます。
ファズが宙を舞います。
途中、ブラック・ナイトのリフが挿入されます。
な訳ありません。これはエピソード6の元曲の方だ。何かと近未来に直結してる。
収拾が付かなくなるギリギリまで追い込んで終わる。
やりつくし。
そして最後にはこの盤恒例の東宝特撮効果音で〆。
我が家のLPでは、よりによって傷がそこに付いてまして針飛びでエンドレスになってしまいます。
もしかしてこれはわざとなのかーーー。
蹴飛ばして先の7秒を聴きます。
多分、この時代に我らを封じ込めようとするサイケの神様の怨霊の仕業にこれは違い有りません。
危険です。
極めて限られた時間の中の音楽。もしかしたら間もなく再び解放されるのだ。
鈴木ヒロミツさん資料
(山)2007.10.8
The English translation page : here.
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