2007年10月23日

Dirty Work & Kings / Steely Dan 1972

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Dirty Work & Kings
Steely Dan
1972


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キャント・バイ・ア・スリル

Can't Buy A Thrill

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
http://rocks.studio-web.net/sd/1.html

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Steely Dan Dirty Work
http://jp.youtube.com/watch?v=gcpamTDRSbM


Steely Dan - Kings
http://jp.youtube.com/watch?v=OKpP8_uKXDY


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かけがえの無い歌をじっくり吟味吟味吟味しようと画策するシリーズ「大切な歌」です。
第3回目は

スティーリー・ダン

1stアルバム「スリルは買うことが出来ない」から

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2曲を。2曲目と3曲目を。
てことはもしかしてダンの全曲をやろうとしてるのかー。
徐々に・・・。
ダンのアルバムは1枚1枚臭いが違いそれぞれ全曲べったりになってしまうますの。
さすがにこれほどのバンド、ミュージシャンは世界でも数えるほどしかいないかと。
中でもこの1枚目、たまらなく愛らしい盤です。
その穏やかな空気は他では味わうことが出来ません。
それでは、まずは

ダーティ・ワーク

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最初はとにかく唄うのを嫌がっていたドナルド・フェイゲンさん、バンド結成時にヴォーカリストを雇います。
その人はデビッド・パーマーさん。ドナルドさんとは、正反対のこれがのんびり、暖かな味の方で、これから先、厳しきダン世界を歌いこなせるのかー
と思ったら、やっぱこの一枚でクビになってしまいました。下手とかそうゆうのでは無く、味の問題。
しかし彼はこの曲を残した。これはフェイゲンさんでは歌えません。例え自作でも。



思うにアンタは金を払いたく無いんだろう
だからアンタは誰かを探さにゃならん
誰が無給で仕事などするものか
アンタが愛すべき小銭を必要とする時
アンタの部下は街の外にいる
その時だ 私を走らせるのは
俺がアンタの近くでうろついてるのをわかってるからな

俺は馬鹿だ あんたの汚い仕事をするなんて
オー、イエ
俺はしたくない あんたの汚い仕事を もう
俺は馬鹿だ あんたの汚い仕事をするなんて
オー、イエ

蝋燭に火を点し
ドアに鍵をかけて
アンタはメイドを早めに家に帰す
何千回も以前からやってるように
その隅っこの場所はあんたのお城なんだな
中世のゲームの
俺はひどい厄介ごとに巻き込まれているのに
それでも俺は懲りずにここにいるんだ

俺は馬鹿だ あんたの汚い仕事をするなんて
オー、イエ
俺はしたくない あんたの汚い仕事を もう
俺は馬鹿だ あんたの汚い仕事をするなんて
オー、イエ

俺は馬鹿だ あんたの汚い仕事をするなんて
オー、イエ
俺はしたくない あんたの汚い仕事を もう
俺は馬鹿だ あんたの汚い仕事をするなんて
オー、イエ



のんびりしてるからどんな歌かと思ったら・・・、やっぱヤクザもんの歌でした。
ちょっと足りない、断れない性格の兄さんの歌。それが申し訳ないがパーマーさんの雰囲気にぴったしで。
もしかしてやっぱこれを歌って貰いたいがために雇ったのかな。
キツイことをするぜよ。歌そのものが、パーマー氏の言い分になっちゃった。

3曲目は

キングス

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一転、緊迫のフェイゲン氏、ヴォーカルに。タイトルがタイトルだけにさぞかし壮絶なことを歌っているのでは?
わくわくするぜ。



今、ヤツラは彼の体を横たえる
悲しき老人たち この町を走る
俺はいまだに思い出すんだ
ヤツは税を課して窮地を脱した
青い血と雨
俺にはラッパの高らかな音が聴こえている

俺たちは見た 良き王リチャードの最期を
過去に栄光有れ 彼の名前は生き続けている 結局は
骨を拾い上げよ そして受け止めるのだ
何杯もグラスを開けよう 良き王ジョンのために
おーおー

ヤツが広くあまねく略奪する間
ヤツの飢えてるガキどもは、皆泣いていた
そしてだからこそ俺たちは彼の名声を歌ったのだ
俺らは皆、あいも変わらず飢えていく
ヤツは輝く運命に
この地の果てのどんづまりに向かって

俺たちは見た 良き王リチャードの最期を
過去に栄光有れ 彼の名前は生き続けている 結局は
骨を拾い上げよ そして受け止めるのだ
何杯もグラスを開けよう 良き王ジョンのために

えい

ギタア

だからこそ俺たちは彼の名声を歌ったのだ
俺らは皆、あいも変わらず飢えていく
ヤツは輝く運命に
この地の果てのどんづまりに向かって

俺たちは見た 良き王リチャードの最期を
過去に栄光有れ 彼の名前は生き続けている 結局は
骨を拾い上げよ そして受け止めるのだ
何杯もグラスを開けよう 良き王ジョンのために
何杯もグラスを開けよう 良き王ジョンのために
何杯もグラスを開けよう 良き王ジョンのために



これはアメリカの歌であって、ここ日本の歌でもある。
この件に関しては、私も山ほど言いたい事があるから、それを全部これに込めて一緒に歌います。
世の中悪くしようと思って生きとる人は、いないと思うのだが、
よりによって悪くなると自分たちが良くなると信じきってるヤツラがいおって。
そいつらはダーティなワークで、のし上がって、王の玉座に座ってる。
こちとら普通にまともにやってるだけじゃ、喰われ続けてる訳じゃがよう
所詮ヤツラもタダの人、のたれ死んだらせいぜい、乾杯してやろうぜ。その悪事の数々に。
そして、残したろくでもない遺産を背負っていくんだよ。
ムカツクことに。

どうにかならんもんだろうか?


それにしても
この前の菊花賞の時にこの歌に挑戦してたら・・・・
浅草キングス買って、馬券取ってたよなあ。
なんてね。



(山)2006.10.23


ろっくすダンのページ
http://rocks.web.infoseek.co.jp/sd/menu.html

資料



English Here


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posted by 山 at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 大切な歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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