2007年11月08日

Life / Thin Lizzy 1983/3

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Life
Thin Lizzy
1983/3


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ラスト・ライヴ

Life Live

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Thin Lizzy Live 1983 - The Sun Goes Down
http://jp.youtube.com/watch?v=M5jDrqB83Ls


THIN LIZZY [ BOYS ARE BACK IN TOWN ] LIVE,1983.
http://jp.youtube.com/watch?v=zoqhB4Q9q_g

1983年のリジィ

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「組」とゆう語が有ります。1年3組とかそうゆうのとは別に。
ある時は、その筋の「組」で有り、また有る時は、建築現場にて元請のゼネコンの事を言ったりする。
全員で一つの目的を持って集まった赤の他人の集団で有ります。
「荘」とゆう語もあります。赤の他人が一緒に住む為、もしくは一夜を過ごす為に集う建物。
その「マカロニほうれん荘」の家主、
そして組頭フィル・リノット兄(あに)さんが影となりおっ立っているこのアルバムの名は

ライフ

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人生と生活。
1983年3月12日、ロックの殿堂、ロンドン・ハマースミス・オデオンにて行われた組解散ライブ、落とし前盤でございます。
聞くところによりますと、その筋の最高峰の組長さんは、底知れぬ魅力を持った方々だとか。
それでこそそうゆう立場に辿り着いたとも言えますが、それはもう悪い非情のライセンス持ってる訳で、それを知りながら、
近づくと自分の身が破滅すとわかっていながら共に一緒にいなければ気がすまないらしい。その人の気を引くためならば、命をも惜しく無くなるらしい。
フィル組長も魅力の人で有ったとのこと。そして破滅の先導者でも。
その生活のエネルギッシュさ底知れず、渾身のライブ、渾身の録音、渾身の酒席、女性関係、オクスリ、
おめーよー、この酒が飲めなかったらロックなんかできねーよー、飲め飲め飲めー。吸え吸え吸えー。
先頭に立って一番やってるから、組員も付き合いざるを得ません。

「組長、そんなに吸ったら鼻がイカレちまいますぜ。」がく〜(落胆した顔)
「わはは、もうぶっ壊れてらい。溶けちまったんでこの前、鼻型入れたぞ。わはは。鼻形満だ。どーだ、これでロックの声になっただろ。」わーい(嬉しい顔)
「おみそれしやした。」ふらふら


しかし、ほんまに身が破滅しちまったらかないません。ギリギリのところで皆離脱いたします。
「すいまへん、カシラ。俺もう駄目です。頭のことは大好きなんすがいかんせん体が持ちません。」もうやだ〜(悲しい顔)
と失踪する。
それが歴代ギタリスト交代の理由とか。
「わはは、仕方ねえなあ。んならしょうがあんめえ。達者で暮らせよ。困ったことがあったらいつでも相談にきな。」わーい(嬉しい顔)
「へえ。」もうやだ〜(悲しい顔)

そんなこと言ってキバってる頭は、それでも、それでこそいつもギリギリだった。みんなマジで心配してます。

「なあ、俺ももうこれで潮時かと思う。キッパリとカタギになるぜ。それには最後にやれねばならんことがあるわなあ。」
とポツリ。

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すわ、親分の一大事。ほうれん荘のかつての住人が駆けつけました。
一報を聞いてある者は、子供の頭をなでるのをやめ、ある者はビコビコするのを中止して、ある者はその辺にあるギタアを全部ひっ担いで飛んできた。
ラスト・ライブの開催です。
大政、ドラムス、ブライアン・ダウニイ。

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小政、ギター、スコット・ゴーハム。

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増川の仙右ェ門、ギター、エリック・ベル。

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森の石松、ギター、ブライアン・ロバートソン。

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大瀬の半五郎、ギター、ゲイリー・ムーア。

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法印の大五郎、ギター、ジョン・サイクス。

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追分の三五郎、ギター、スノウウィ・ホワイト。あれいない。ここか?

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桶屋の吉五郎、ギター、ミッジ・ユーロ。あ、いた。身分隠す。

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問屋場の大熊、鍵盤、ダーレン・ワートン。

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共に見届けたサポート・バンドは、あえてクローヴァーを名乗るヒューイ・ルイス組、
グラハム・パーカー&ザ・ルーモア、
ラディエーターズ
ルッカライクス
ヴァイパーズ
ママズ・ボーイズ

だったとゆう。

そこに関わる全ての組員の名前をジャケに刷り込み、
親分歌う、また歌う。噛み締めてなどいない。惜しんでもいない。通常の1.5倍速での演奏です。
ギリギリの自分をさらに追い込むように。
全曲どこでも抜くような生き方はしておらぬわ。

「俺はロッカー、そしてローラーでもある」手(グー)

一世一代、フィル・リノット親分の大落とし前。
目見開いて、耳かっぽじって余すところ無く、聴かいでか。

清水の次郎長、街角でふいに出会った占い師に、「お前の命はあと3年だ。」と言われ、
ならば、せめて生きてる間に何か世の為に出来ることはあるまいかとその道に入ったと聴き申す。
昭和のリノット親分、アイルランドの街角で同じくそれを言われたか?
身を挺して、為す事を為してくれました。

これがライフです。


(山)2007.11.8


ろっくすリジィのページ

資料


English Here
.

posted by 山 at 09:39| Comment(2) | TrackBack(0) | ヘヴィ・メタル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きんどーちゃんはいないんすか?

シーフード懐かしいっす!
たんめんの大盛りもお得だったっす!
Posted by キーフ at 2007年11月08日 22:47
きんどーさん、最後だから特別参加してくれたら嬉しかったすねえ。
日本では大喜びー。
でもこの頃は別人28号になってたからなー。

たんめん有りましたっけ?
ほんとに金が無い時は、蕎麦かラーメンでしたが、あのラーメンはさすがに好きな私でも悲しかったわ。
Posted by 山 at 2007年11月09日 07:01
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