2007年11月13日

Shot By Both Sides / Definitive Gaze /Magazine 1978

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Shot By Both Sides / Definitive Gaze
Magazine
1978


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Real Life

リアル・ライフ(紙ジャケット仕様)

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Magazine "Shot By Both Sides"
http://jp.youtube.com/watch?v=XwKv3H9WAkY


magazine devoto definitive gaze
http://jp.youtube.com/watch?v=M_8eCaI41yk

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「大切な歌」第6回は

マガジンです。

週刊新潮は明日発売です。では無くて、バンドのマガジン。検索にひじょうに困る。
パンク誕生組のバズコックスにいたハワード・デヴォート氏、同じバンドのピート・シェリーちゃんとの両雄並び立たずの感触を得て袂を分かち、
自身のバンドを組む。
その後の運命は真っ二つ。バズコックスは日本以外英国のみの青少年の胸を鷲掴み、人気バンドになったのに比べ、
ハワードさんのマガジンは全世界的に何か煙たがれる。
私と言えば、デビュー・アルバム「リアル・ライフ」、その冒頭の1音聴いた時点でKOされていたのだ。

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これがいわゆるニュー・ウエイヴとゆうものか。これまでのグラム、プログレ、パンクをすべて踏まえ、その上で引っくり返してるぞ。
目から鱗ばりばり。同じく機を見るに敏だったジャパン、ウルトラヴォックスと共に大切なバンド団子3兄弟となる。
中でも一番人気無かったよな。何故だ何故だ。それはきっとハワードちゃんの何か気持ち悪いキューピー顔かしら。

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きっとそうだと思ってたら
それもそうだがそれだけでは無いらしいす。
歌詞が問題だとか。
そんなこと言われてもポンニチのわしにはわからんぜよ。
こんなにカッコいいのに、駄目すか。
NW界3大ギタリストの一人、ジョン・マクガフ氏との出会いでも有ったアルバム1曲目から、

ディフィニティヴ・ゲイズ〜決定的な凝視



俺はこの鳥の目から見ている
そしてそれは俺の頭脳の中にある
明快は足が速い
再びその醜い頭
そうだからこれが現実生活
アンタが俺に言う
そしてすべては、それがどこにあるべきかとゆうことだ

俺はアンタの神経が好きだ
俺はアンタを眺めるのが好き
だが俺は自分がしていることを見ていない
もっとマシなことが出来ると言うのに
そうだからこれが現実生活
アンタが俺に言う
今やショックの中で自分を失う
アンタの顔は完全にピッタシだよ



うーむ、確かに。噂ですと「観念的で文学的で」辛気臭いとこが嫌われたって、マジかも。
どーんと直球で文句を言うなら言うの時代だったから。
アンタは何が言いたいのかもー。
って、わからないとこが魅力だと歌詞がわかってもそう思うんだから、俺はファンです。

では、必殺シングルならどうだ。
デビュー・シングで全英最高位41位と惜しいとこまで到達した

ショット・バイ・ボス・サイズ〜明日に撃て

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イントロの長リフでやられない方はおるか。これはバズコックス時代の産物です。ですからもしかしたらつうか、ピート・シェリーちゃん考案だ。
しかし同リフ仕様のあちらの「リップスティック」より断然キラー・シングルになっちゃったのは皮肉なこった。
しかし41位。もしかしてこれも歌詞が・・・



これとあれは 同じことに違いない
合法なものは正しくリアルなものだ
俺が理解するのに与えられたもの
それは正しく俺が盗んだものだ
俺は俺のやり方で群集の心を鷲掴みにした
俺は俺のやり方で群集の心を鷲掴みにした
俺は許されたことを見つけてショックだった
俺は群集の中で自分を見失ってはいなかった

両面から撃て
走りながら 外部の全てに向かって
両面から撃て
ヤツラは必ず持つ 来るべき全ての秘密を得る時を

新たな攻撃はいつも俺の神経の中
ヤツラは力ずくで俺の時間を奪っている
ヤツラのサウンド全部は同じ ヤツラが叫ぶ時は
ヤツラは全ての本を今再び書き直さねばなるまい
それは当然のことだ
俺は俺のやり方で群集の心を鷲掴みにした
俺は俺のやり方で群集の心を鷲掴みにした
俺は許されたことを見つけてショックだった
俺は群集の中で自分を見失ってはいなかった

両面から撃て
走りながら 外部の全てに向かって
両面から撃て
ヤツラは必ず持つ 来るべき全ての秘密を得る時を

ギタアー

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↑出た!NW御用達ヤマハSG!


「何でお前はそんなに突っかかるんだ、ガキめ?」
男が声に出して訊いた
一つはもう一つに続く
アンタは生きて そして学ぶ 選択の余地無し

俺は俺のやり方で群集の心を鷲掴みにした
俺は俺のやり方で群集の心を鷲掴みにした
俺は許されたことを見つけてショックだった
俺は群集の中で自分を見失ってはいなかった

両面から撃て
走りながら 外部の全てに向かって
両面から撃て
ヤツラは必ず持つ 来るべき全ての秘密を得る時を

両面から撃て
走りながら 外部の全てに向かって
両面から撃て
ヤツラは必ず持つ 来るべき全ての秘密を得る時を



うわ、これは全部を敵に廻したデビュー・シングルだ。自分及び外部全部。
俺らじゃ無くて、阿呆な大人に攻撃じゃ無いのかよ、俺らもかよとパンカーは怒ったに違いなし。
キツイ一発です。やたら尊大だし。
これにてマガジンの運命は決まり。

英国外道道を歩むこと決定なり。

不快感を与えること、それで道を突破すること、
それがパンクなら、マガジンは決定的にパンクだったのだ。


(山)2007.11.13


ろっくすマガジンのページ


英語資料


English Here
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posted by 山 at 08:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 大切な歌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まったく存じません・・・先輩

普段の講義は20人
試験の時だけ800人
の論理学のテストと同じくらい
難しいです

Posted by キーフ at 2007年11月13日 22:11
巷で流れて自然に耳に入る音楽じゃないすからー。
ただし出席すれば、A貰えます。
テスト無し!
Posted by 山 at 2007年11月14日 09:27
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