2007年11月15日
Long Misty Days / Robin Trower 1976
Long Misty Days
Robin Trower
1976
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Long Misty Days/In City Dreams
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Robin Trower - Alethea - London 1975
http://jp.youtube.com/watch?v=tSnjPr1ORDg
Robin Trower - Lady Love - 1975
http://jp.youtube.com/watch?v=q89go5tA058
ROBIN TROWER - Bridge Of Sighs (1974)
http://jp.youtube.com/watch?v=Dk9dzkmdoHQ
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顔ギタリストアワーのお時間がやってまいりました。
顔がギターになって、その顔にびっくりしてギターが変態しまして何物かの生物に変化するギタリストさんを、賛美してます。
その第一人者と言わば世界に14人おられるんすがその一人と言わば
ロビン・トロワー氏です。
トロにゃ。
そのトロが1976年にリリースいたしましたのが
ロング・ミスティ・デイズ
おわわわこんなすげーギタリストだったのかよー、そりゃアメリカで謎の人気有るよなあの「ライブ」の次作。
いきなり日本から呼ばれるわ、びっくりしたのがご本人。何か今までマズかったのかいな。
「地味だよ。」
「そうかジミさんの魂乗り移ってたのに地味でしたか、何しろエレクトリック・レディ・ランドが好きだったもんで・・・
つうか前のプロデューサー、マシュー・フィッシャーおっさんがスタジオで針遅ーい時計に変えていたのかーー?。」
「いや地味でも今となっては滋味で最高だったんすが、何しろ押し出しが・・。」
「そうか。はずに手を当てて腰を落として押し出さなきゃ勝てないよな。よっしゃ自分でプロデュースしよう。」
と決意しまして、相棒に敏腕エンジニア、あのジェフ・エメリック氏を呼びました。
そしたら、いひひと笑って出してくれたのが秘伝の録音技術。
そしたらどーよこれ、音が跳ねてます。粘ってる味はそのままに渦を巻いて舞い上がってトルネードした。
初期宇宙ジャケの盤中、最高傑作となりました。
これがハード・ロックです。
まぎれもなく正統。
あまりにも正統なんで、異端となってしまった哀しき正統。
そりゃま基本的にきゃあきゃあ言われる人気はありません。
何しろこのルックス。
見事なおっさん3人だ。
トロはまずいことに、ロッカーが絶対やってはいけない長髪&前髪切り揃えしてますし。
そんでも圧倒的に音が圧倒的。本国でアルバム・チャート最高位31位、アメリカでは最高位24位。
驚異です。
さらには初めてシングルを出した。
カレドニア
アリシア、レディ・ラブと並ぶこん方の短いタイトルの曲に駄曲無し。
ヒットしました。全米最高位82位。
♪
カレドニア、カレドニア
そなたが闊歩するのを拝見
川を奔流させ叫ばせる
鳥たちは暴走して空を舞う
カレドニア 何をなさるお方か
愛欲の精霊
カレドニア、カレドニア 踊れ
カレドニア、カレドニア
そなたのど正直な欲望
敗者の羽根をちょびっとだけ作っておくれ
阿呆を拙者からすぐさま追い出しておくれ
カレドニア 何をなさるお方か
愛欲の精霊
カレドニア、カレドニア 踊れ
カレドニア、カレドニア
そなたは拙者の感覚を飛ばす
信ずるにたる理をおくれ
そしたら拙者は惑うこと無し
カレドニア 何をなさるお方か
愛欲の精霊
カレドニア、カレドニア 踊れ
カレドニア、カレドニア
拙者の魂の中に
カレドニア、カレドニア
我らはそれをゆるりと動かすであろう
カレドニア、カレドニア
カレドニア、カレドニア
♪
ああ、カレドニア。どんな彼なんだ。
B面もえらいこっちゃです。あのロッド・スチュワート氏がウルトラ・ヒットさせた「セイリング」。
せっかくヒットをカバー・カバーしたのにそんなに糸引く粘りさせるからみんなタマげちゃうのでんがな。
唄う虚無僧、ジェイムス・デュワー氏の所業ですわ。
ポール・ロジャース直系、これがブリティッシュ・シンガーだの方。
もう悟りを開きました。虚無僧vsうぐいすギターvsお白州ドラム。
そうだよ、ドラムスのビル・ローダン氏も絶好調。ここで叩くかの突然シンバル(しかも必ず割る)。
正に三位一体でB面1曲目のタイトル
「プライド」
・・・俺は自分の誇りを得た、内に留めていた・・・
(山)2007.11.15
ろっくすトロワー氏のページ
資料
English Here
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