2007年12月24日

サーフ・アンド・スノウ /松任谷由実 1980/12/1

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サーフ・アンド・スノウ
松任谷由実
1980/12/1


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SURF&SNOW

SURF&SNOW

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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恋人がサンタクロース
http://jp.youtube.com/watch?v=jQ5VDZH1JKA


恋人がサンタクロース
http://jp.youtube.com/watch?v=O9rUSPGYiYo

サーフ天国、スキー天国
http://jp.youtube.com/watch?v=k5ROcSs_L7U

新着
私のフランソワーズ 〜 ユーミン
http://jp.youtube.com/watch?v=u2Q2dk1TEwY

瞳を閉じて
http://jp.youtube.com/watch?v=mtwu1_Yhits

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クリスマスイブです。
今年のイヴをまさかこのアルバム聴いて過ごすとは、去年には思いもしませんでした。

サーフ・アンド・スノウ
松任谷由実さん


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1980年12月1日作。
もちろんリアルタイムでその当時生きてた訳で、それはもう存分に街角で流れる♪こいびとがサンタクロース♪にうんざりしてた外道の一人。
またかよみたいな。こちとら貧乏バンドマンで、そーでなくとも縁が無いわいスキーもサーフも。てか。
思えばその曲はいかにも利用されたがっていたようでまんまと利用され、それに踊らされていたのはこっち。
27年後、そうなのかと悔しがる。
しかし当時ではその雑音で楽しめなかったのは確実なので今聴くのが正だ。我が家では。

とにかく素晴らしいアルバムです。洋楽人生35年をかけて宣言してもOK。俺が今更してもあれすが。あはは。
リトルフィートの耳でもバズコックスの耳でもジェントル・ジャイアントの耳で聴いても最高。
70’sの音楽の玉手箱であり、海の向こうでは77年から人の手アナログ音楽の極みを為した盤が為すべき人々によって為されたように
ここ日本でもぎりぎり引っ張って登場してたのかよ。スティーリー・ダンの「AJA」のすぐ横にいる。
思えば「サーフとスノウ」ってえらいええ加減大雑把なバカンス組合せで、あまりにもベタなこの煽りは実はそれに全く縁の無い側にいる野郎ども
のアルバムかと思い。
やはりひどく寂しい曲の連続です。
クリスマスイブにコンビニの店頭で深夜、サンタの格好をして売れ残りのケーキを手をこすりながら売ってたり、
家で、あーあ、今年も馬券収支はマイナスだなあ、ケーキ一応喰うか、鳥も喰うかな、って側の。
ひどく現実なことと、それに伴う儚い夢の幻想。
まんまと乗せられて騒ぐ世間をおちょくってるかってくらい爽快にぶっ飛ばしてるわ。
とはいえ、売上げを調べてみると43.3万枚。最高位7位。思ったほどその時は売れていない。その時はそう思われていたのかもしれぬ。
垢の様に勝手に付けたしを付けたのはその後のことかもしれん。

サウンドは、1973年の英国を感じます。いやスキー行ったこと無いくらい英国にもいったこと無いすが・・あくまでチャートの音楽の経験で。
グラム・ポップの空騒ぎ幸福が沢山。そしてそれに直結してるスティッフでのニック・ロウ氏やイアン・ゴム兄さん達の盤と同じ空気も。
それって当然、こちとらにとってはマジハマリ領分で、正直、くどいけど戸惑ってしまったくらいで。

A面

1. 彼から手をひいて
・・・ハナからブギー。シュワディワディ、ルーベッツ、ウイザードの香り高らかな。せっかく入手した相手を奪いやがったら殺すつうパンク歌で、
ドスが聴いた30年後の声で唄ってます。

2. 灼けたアイドル
・・・昔、サーファー、今、ティッシュ配りてば、ド現実な野郎のことをハイパーなAORサウンドでやらかす。音がお洒落なほどその悲惨さは極まれり。
寂しさは極まれり。キツい一発だ。時間は残酷だぜって突き放してる。

3. 人魚になりたい
・・・見事に別れる歌。しかもそれほど深い仲にならないうちに。そもそも一回だけお義理で踊ってくれただけかもしれぬ。
そんなことは有りませんと高らかにカエル声になるのをギリギリで我慢してるリフレインが切ないすよ。

「昨日たらふく風の中ーで」って聴こえます。もちろんたらふく喰う歌ではなし。

4. まぶしい草野球
・・・近頃はカロリー・オフのカレーのCMで使われてますが、あのカレーは美味く無い。間違った使用法です。
エルトン・ジョンの”黄昏のレンガ道”に収録の大ヒット「ベニー・アンド・ジェッツ」の換骨脱脂粉乳お見事。
あの歓声部分をそう使うとは。これぞウルトラ・ハイパー・パクリ。その入れ知恵は旦那さんか。
いつもいつも平気でそれをやるのは、けっしてそれに負けない自信が有って、実際そうだからです。

5. ワゴンに乗ってでかけよう
・・・貧乏臭い中古車ボコボコワゴンにTレックスの模様を入れて、自分で天国がこの世で一番幸せだろがあって歌。
しあわせはてめえで感じるもので世間に感じさせて貰うものではないとな。

B面

1. 恋人がサンタクロース
・・・「今夜8時になればサンタクロースがやってくる」と唄ってるけど、実は来ない人の、くればいいなあ、来るやつは幸せだよ、
そもそもいるやつは幸せだ、サンタなんかより大切な人がいることが幸せだ、俺にはまだいない、誰がクリスマスだってか、くそやろう、
ケーキなんか踏み潰してやる・・・・勿体無いから喰うの歌です。

2. シーズン・オフの心には
・・・↑の心情をそのまま引継ぎ、愛人さんの怨み節をハリウッドのフルカラーで映写してる映画をケーキ喰いながら見てます。

3. サーフ天国スキー天国
・・・でもそれはそう言っても、その晩に見る夢がこれで。夢ですから夏も冬もごちゃ混ぜ。それはさっき南国の怨み節映画を見たからで、
ハワイアンがそのまま鳴ってるなんて、ますますこれが夢だっていやになるほど気付かされてたまりませんわの歌。
リフがキャプテン&テニールからドゥービー・ブラザースのあれの変形だ。

4. 恋人と来ないで
・・・その夢の中では元恋人は何でか、岡田真澄さんで、その岡田さんは雑居時代やマグマ大使に出てたようなモロ外人さんの岡田さんで、
ほとんど冨士眞奈美さんの妄想場面に使えますのでよろしく。

5. 雪だより
・・・恒例になってます、ラストの曲はドーンと現実に引き戻されるダウナーな曲で。
思い出と申しても全て夢幻事かもしれず、それでは残酷過ぎ、あまりの落胆にせめて美しくさせておこう。
傷口に貼るバンドエイドをピンクの絵柄にしておくようなもんです。結局裏目に出て見るたびに溜息を付くみたいな。


それでも聴いたあと、気分爽快、アッパーになれますは、人生、人が生きるは色々有るわなあ、そんなんは先刻ご承知、
これからもまだまだ傷口に塩を塗ってやるわの逞しさ充満してるからかと思われます。

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なお
この盤から多数引用の映画で「わたすをスキーに連れてって」ってものがあると聞きますが、
それは今も、今後も、金輪際見る気無し。見る気は間々の味。見る気ー。

メリークリスマス!ミスター・ローレンス!


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(山)2007.12.24

ろっくす荒井さんのページ

資料


The English translation page : here.



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