2007年12月27日
ウィッシュボーン・フォー / ウィッシュボーン・アッシュ 1973/5
ウィッシュボーン・フォー
ウィッシュボーン・アッシュ
1973/5
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ウィッシュボーン・フォー
Wishbone Four
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
"No easy road" by Wishbone Ash
http://jp.youtube.com/watch?v=RTSh4pjJTyc
Pinkpop 1973 - Wishbone Ash
http://jp.youtube.com/watch?v=hAKsmeg02e4
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今年最後のアルバム感謝となります。
何がそれに相応しいかと思う。
何か真綿でじわじわと絞められて行くような気分だった年、何かと聴いていたバンドだ。
ウィッシュボーン・フォー
ウィッシュボーン・アッシュ
1973年5月リリース。
まるで欲とゆうものが感じられず為すがままキュウリがパパのバンド。
もうなるようにしかならないけんねつう谷岡ヤスジ状態の月日にぴったし。
悪いことも受け入れてそのまま月夜に投げてしまえ。と感じさせてくれる連中です。
あっとゆうま、あれよあれよとゆう成功の後、機材の盗難やら、マーティン・ターナー氏は盲腸にかかるやらやはり人生は無残に公平、その分トラブルも起こります。
そしてそうゆうとき、心機一転の気持は自然に起こる。
初の自分たちのみでのプロデュースに挑戦。天然なバンドに一番必要とされる助言を言ってくれる者、駄目出ししてくれる人はもういない。
全てが自分のしでかした結果となり責任も成功も失敗もすべて自分の身に降りかかる。
結果、真っ裸のアッシュここにあり。
もうやるだけやるもんねで無様覚悟の演奏は天然の尻に火を点けた。
アッパーな曲は活気に満ち溢れ、静かな曲は思いの丈のめり込み、成功と引替えに体験した悲劇、どうしょうもない気持も正直に歌に出来た。
これが73年のウッシュボーン・アッシュです。
エブリバディ・ニーズ・ア・フレンド
♪
僕を信じて 何とかするよ
僕が出来ることなら何でも 君を助ける為の全てを
傷付いた翼は治るさ そして再び飛べる
大声で泣くがいい
誰もが友だちを必要としてるんだから
愛だけだよ 僕があげられるものは
そして君にあげる 僕が持ってるたった一つの愛を
君が悲しみの中に沈んでいる時 それを僕が見たとき
何とかしてあげたいと思う わかってあげたいと思う
誰もが助けの手を求めているんだから
もしすべてが変わってしまう運命なら
僕だって落ち込んでどうしようかわからなくなってしまう
君は僕の仲間なんだ
路を分け合って どれがどんなに辛いか一緒に感じよう
誰もが友だちを必要としてるんだから
♪
景気がいい、いいと言い張るより、今必要なことは、駄目じゃないか、どう思っても駄目なものは駄目じゃないかと認めること。
そして張り合わずにとりあえず泣こう。我慢するのはもう限界。泣いてから、どうすりゃいいか考えればいいじゃないかと、
思います。これは多分来年にも引き継がれるから。そうだよなー、落ちる時は落ちるから、投げられる時は力を抜いて投げられよう。
猪木氏の風車の理論だ。
ソレル
♪
その南国の庭園で
男はあてどなく彷徨う彼女を見つけた
女はその美しさを現しに彼の元に来たれり
そは多くの旅人には見せることは無い
そなたは受け入れるか?
さもか弱きレディを
女の孤独の悲しみが露になる時
黄色く燃える炎を身にまとい
路上にて生活を為し者
哀しみのみが唯一の思い
女は恥辱とゆうものを知ることを得ず
世話をよき世話をすべき
そなたの真の種を蒔く為に
夏の終わりがそなたの旅立ちを招く
そして男は長き道程を歩み
女は二度と心に現れず
ただ記憶のみ求めて訪ねしも
女はすでにこの世を去れり
世話をよき世話をすべき
そなたの真の種を蒔く為に
夏の終わりがそなたの旅立ちを招く
♪
ソレルとは夏の初めに淡い緑の花を咲かせる「すいば」とゆう草のことだそうです。
マーティン・ターナー氏が、せっかく丹精込めて育てたのに、長いツアーが終わって帰って来たら、無残に枯れてしまった。
その様をかのように唄い込んだ。男はロマンチッカなんだよ。しょうもなく。そうなんだらそれはしょうがない。
ただそうゆうヤツに悪いヤツはいない。「花を踏みにじる」、そして神戸・・な男は哀しい男です。
ロックンロール・ウイドウ
♪
それは荒野で起こった出来事
南部の州を下りし場所
そして誰も理由はわからない
それは憎しみからだと言うものもいる
やつらは男を撃った 男はホットドックを売っていた
それは突然の衝撃
そしてそこに立っていた女
哀しみが彼女の目を襲う
女はロックンロール・ウイドウ この町に住んでいる
またロックンロール・ウイドウが生まれる やつらが男を撃ち殺した為に
日中の熱気がまだ地を這いずっている
夜のとばりが訪れる時
警官が街からやって来た
電話の通報に呼び出され
バンドは暗闇の中でプレイ
何が起こったかまるで知らない
人々はあちらこちらを駆け回る
ただ助けを求めるためだけに
女はロックンロール・ウイドウ この町に住んでいる
またロックンロール・ウイドウが生まれる やつらが男を撃ち殺した為に
それは荒野で起こった出来事
南部の州を下りし場所
そして誰も理由はわからない
それは憎しみからだと言うものもいる
やつらは男を撃った 男はホットドックを売っていた
それは突然の衝撃
そしてそこに立っていた女
哀しみが彼女の目を襲う
女はロックンロール・ウイドウ この町に住んでいる
またロックンロール・ウイドウが生まれる やつらが男を撃ち殺した為に
女はロックンロール・ウイドウ この町に住んでいる
またロックンロール・ウイドウが生まれる やつらが男を撃ち殺した為に
♪
”ロックンロール・ウイドー、あはは”の山口百恵さんの歌では無し。ただこれが有ったからあれがあったとゆう人もいる、
ドラムスのスティーブ・アプトン氏の唯一の作詞のこの曲、やっぱこの盤はこの曲が最後にピカピカ光ってる。
ライブ中に遭遇した言いようも無い悲惨な事件。
そんなコンサートを俺らがやらなければ良かったのか、俺たちがいけないのか、何がいけないのか、
答えの出ない感情をそのまま曲にした。
悲しみの思いがこちらにもそのまま伝わって来ます。
そして
この曲をライブのたびにまたやり続けることとなるのはロックンロール・バンド。
再び起こることが無きよう
このあと海を渡り、ますます無常な音になって行ったのか、どうかはそれはわかりません。
わからないことはすぐにはわからん。
世の中とにかくややこしいんで、知ったふりをして単純に答えを求めることは無理だよ
とつくづく思う昨今、
見事に共に年を越してみせやしょう。皆さんと共に。
(山)2007.12.27
ろっくすアッシュのページ
資料(英版)
The English translation page : here.
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