2008年01月02日
クイーン II / クイーン 1974/3/8
クイーン II
クイーン
1974/3/8
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クイーンII (紙ジャケット仕様)
Queen II
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Queen Seven Seas of Rhye
http://jp.youtube.com/watch?v=P1j-6vRykFs
Queen-Seven Seas Of Rhye (RAREST VIDEO 74)
http://jp.youtube.com/watch?v=kcfWejk6zfw
Queen - Nevermore (queen II)
http://jp.youtube.com/watch?v=ehm66kyldB8
Ogre Battle
http://jp.youtube.com/watch?v=nkOyKh6Yp7A
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お正月と言えば、そりゃも
クイーン
です。しかも二日ですから・・・・もち
クイーンU
1974年3月8日英国リリース。最高位5位。35万枚。米国では最高位49位、70万枚。日本では最高位26位。
どかーんと大成功!
とわゆうものの、
日本盤LP解説で書いてらっしゃる福田一郎さん、日本で唯一のロック・ジャーナリスト、は1stリリース後の大騒動をくまなくリポートしてくれてます。英国での
ウルトラバッシングを。
NME誌のニック・ケント氏は「しょんべん桶」とバンドを称したとさ。果たして、しょんべん桶とはどのようなもので有るのかは不明。
尿瓶では無いのか?
メロディメイカーのジェフ・ワード氏は「俺にはピンと来ない。このバンドが英国で成功したら帽子だって何だって喰ってみせるぜ。」とのたまわった。
その後、喰ったのだろうか?
ロクシー・ミュージックの裸に直に豹柄の毛皮突進ドラマー、ポール・トンプソン氏は「あんまり仕掛けのし過ぎる演奏」と言ったとか。
自分たちのことは棚に上げてます。あはは。しかしロクシーは仕掛けは前提でしてるものの演奏ではしない・・え、出来ない?もんな。
わかります。
凄いバンドが出てきた時には、こき下ろすつうのが英国音楽誌の伝統と聞きまするが、これはさすがに相当なものだったらしく。
それだけ強烈だったのだ。
下手とかはさすがに言えんから、虫が好かないとかしか言えません。
それもわからんでもない。なんせ経歴を見れば高学歴、そして好青年、それでハナからこんな音楽やらられば、男の子ならムカつきもするでよ。
何か欠点は無いのかって。鼻毛が異常に伸びるとか、実は背毛が繁茂してるとか。背毛バレステレス。
無いのか?
無さそうです。
しかし思うに、さすがにこれだけこなされるとクイーンのメンバーだって堪えると思う。
俺たち潰される。って。
ならやれるうちに思いの丈やっちまおう。
てのが、今になって思えばこの2ndかと。
クイーンの幻ラストアルバム。
なので遠慮のうやらかしておるで。白サザエさんサイド、黒サザエさんサイドに分けて。
一枚のスペースの中に持ってるクイーンのすべてをぶち込んだこの音の何とクドいことよ。
いや充実してることよ。
そのめくるめくさまに口アングリー、脳天ポアポコフォルテです。
先輩同期10ccのめくるまく様を思い出すもこちらには、あちらのようなボケが一切無し。
ひたすらマウントポジションでボコボコ。後はもう知らんもんね。
とやらかしたら・・・成功しちゃった。
同じようにマスコミでケナされても、何だそりゃそんなにケナされるのは一体何だと気になるのが人のサーガです。
聴いたら最高じゃん。って。
日本では音を出してくれてればお顔が拝顔出来ればそれでOKみたいだったようすが。
アメリカでは最初から好意的だったとか。ライブの押し出し大好評。直球一直線の国のようで、かの国はライヴが直球一直線なら音楽はややこしくても受ける。
なのでバンドはこれから本番になりました。
もうやることはやったので、このアルバムの音をほぐしていくことになり。
ただ一つ欠けてたのが、何とゴンザレスが大好きだとゆうファンキーにこにこおじさん、O型、ジョン・ディーコン氏のウルトラ曲だけで、
それはこのあと、やはり飛翔の要になりました。
で、初シングル・ヒットも登場。
黒サザエさんサイドの最後を飾る
ザ・セヴン・シー・オブ・ライ〜輝ける七つの海
最高位10位の快挙。日本の新春の空に向かって歌って貰いましょう。
♪
余を恐れよ すべての君主、ならびに女人伝道師よ
余は決意す 天空からそなたらの地に降り立ちしことを
余は汝に命を告ぐ この不届き者めらが
余に捧げよ 我の物を
ライの地の七つの海の下
余の声が聞こえるか 貴族度もめ、並びに顧問弁護士ども
我は汝らの前に立つ 目をおっぴらいてよく見るがよい
余は抹殺するであろう 余の信を汚すものどもを
余は宣言す お前らは全て我の掌中に有り
ライの地の七つの海の下
シスター わたくしは生きひざまずきます貴方の為に
ミスター 為し、そして今すぐにでも命捧げます
そなたらは我の物 余が所有しておる
わたくしはあなたに従属いたします
マラソン名人駆け巡るが如く、余は飛翔するのだ
稲妻と雷鳴轟く中、余は永遠の命 (余は永遠余は永遠)
その時我は大自然の掟に挑み そして生き長らえる
そしてそなたらを支配するぞ
お前ら消えろ このクソったれアホ議員どもめら
善を駆逐せよ 悪のみが正義也 悪魔が叫ぶ
余は筋肉タイタンとその従者にに挑みかかってやるのだ
そしてせせら笑いと共に
お前らを導くのだ
ライの地の七つの海へ
♪
超上から目線だー。こりゃもう世評を逆手に取った開き直りでございます。
これだけ言われりゃ普通激怒すると思いまするがこれがヒットしたとはいとをかし。
個人的見解を申せば
これだけの立つキャラ(約一名)が前にいますんで、ウルトラギャグとして大うけしたのでは無いかと。
とゆうわけで
最初にこれだけやっちまったんであとは怖いもん無し。
女王様の快進撃、この歌の通り開始されました。
(山)2008.1.2
ろっくすクイーンのページ
資料
資料(英版)
English Here
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この記事へのトラックバック
クイーンのアルバムの中でも一番愛着のあるのがこのクイーンU!…のB面ことSIDE BLACK!メインディッシュの後にまたメインディッシュが、そして更にメインディッシュ…と、それでも飽きずにリピートしてました。でもメイン中のメインとなる「オウガ〜」「マーチ・オブ〜」「輝ける〜」よりも、そこに挟まれた「フェリー・フェラー〜」「ネヴァーモア」「ファニー・ハウ〜」の3曲の方が好きでした♪評論家の方には本当に評判悪かったようですね〜。やけに姿勢の良いフレディに「余を恐れよ」(←本当に言いそうです!)とか言われちゃってムカッとしたのかもしれません。
あはは。
黒サザエさんサイドと白サザエさんサイドのどっちから聴くかってのも好み出ますよねえ。
私も黒かなあ。
白はこうゆう時、分が悪いかも。
「ネヴァーモア」素敵です。
ポーの詩の「大鴉」をヒントにしたのでしょうか。