2008年01月03日

あの頃ペニー・レインと 2000/9/13

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あの頃ペニー・レインと
2000/9/13


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あの頃ペニー・レインと

Almost Famous

あの頃ペニー・レインと デラックス・ダブルフィーチャーズ

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Almost Famous - Tiny Dancer
http://jp.youtube.com/watch?v=7Qn3tel9FWU

Tangerine - Almost Famous
http://jp.youtube.com/watch?v=ygE_wu8lknQ


The Beach Boys - Feel Flows
http://jp.youtube.com/watch?v=Mjbbc1qmZiQ

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静かな正月を10何年ぶりにおくっています。
必ず仕事をしてたので慣れてないんで気持悪いくらい。
で、10年分の爆睡をして、あはは、よくこれだけ眠れるってくらい。そして映画を見ました。こうなりゃ状況はどうであれ今を楽しまなければ。
チャップリンを見て、年末に録ってあった「24アワーズ・ピープル」は導入部が苦しかったので保留して、

あの頃ペニー・レインを

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観ました。じっくりと観れたのは初めてです。

いや、来ました。

お話は、厳格な母子家庭に育った早熟の天才少年が、反抗してやさぐれて家出した姉の残したレコード一杯に夢中になりの、
音楽の文章を書き出すようになりの、クリーム誌の編集長と何故かウマが合い友達になりの、
書いた文が認められてあのローリングストーン誌から記事の依頼が来の、スティルウォーター(架空のバンド)に密着取材しの、
ペニーレインとゆう少女と知り合いになりの、取材に苦戦しの、ロックの現場を見の、そして・・とゆうお話。
この男の子がまたいたってまともな真面目な子で。
そしてスティルウォーターってバンドがまたいたっていわゆるロックバンドはそうだよなあを絵に書いたようなバンドで。
モデルは誰かな?一発だけヒット飛ばしたって言ってたから、この70’s中盤、そうです舞台はロックは死んだと言われ始めてたその時期、
だからラムジャムかな。
こっちとしてはその少年の気持にえらい共感してしまった。
自分もバンドやってたんすが、どうにも違和感ありありで、入り込めなかったのがそのいわゆるロックなミュージシャンの有り様だったからです。
グルーピーとぴいぴい、オクスリでラリラリ、お酒ガブガブ、ロックンロールだいえい、すべて自由だいえい、フリーセックスだいえい、
とゆう。
そんなんで素晴らしい音楽が創れるのか?
ほんとのみんなが感じる歌が出来るのか?
信じられません。
映画の中でも、バンドのリーダー格は、やたらリアル、リアルって言ってる。リアルなものが欲しいと。
少年が取材で徹頭徹尾聞こうとしてたのも「何故あなたは音楽をするのですか?」。

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その間にまるっきしリアルで無い存在のペニーレインとゆう少女。
勉強出来る子ゆえに友達がいなかった男の子が本当の友だちになる。
本気で心配して、バンドと付き合うなと言う。ロックが好きでバンドを好こうとしている身ながら。
ヤツラ、人としては最低だてば。やってることを見れば。実際最低。
それでも本気で好きになった音楽を創ったバンド。
リーダーはリアルを求め、名声も求め、愛も求め、苦しんで悶えて、少年を裏切り、そして最後には・・・・
おうっとそれは見てのお楽しみ。

どうやらチャランポランだけでは素晴らしい音楽を創れない模様です。
おなじくおそらくチャランポランでいて、それを求めるだけでは素晴らしい音楽も聴けない。

映画内でフューチャーされてますのがレッド・ツェッペリン、それも3rdからの曲。

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あのホテルでご乱行、暴れまわって大迷惑で知られる。しかしそれだけが本当なのか?
髪の毛の匂いがまだ若草色だった頃のエルトン・ジョンちゃんもいいところでかかる。

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今やかたやチャリティに出ながら、金を湯水のように使い、買って着てない服がほとんどだとゆうきんどうさん。
そうなってからの音楽とその前とは確実に違う。

監督・脚本・製作のキャメロン・クロウさん、実際に自ら15歳でローリング・ストーンの記者となっての経験を元にこれを創ったとか。
奥さんはハートのナンシー・ウイルソンさんだって。
だからゼップかーー!

タンジェリン



夏の日に測ってみる
僕はそれが灰色になっていくことだけを感じる
時は 時は僕を苦痛へ導いている

タンジェリン 蜜柑色
夢から写し出されて生きている
僕は彼女の愛だった 彼女は僕のクイーンだった
そして今 千年の時がそのあいだにある

それがどんなだったか考えてみる
彼女はこんなだった時間をまだ覚えているだろうか?
僕らのことをまた思うために?
僕はそしてそうしてる

タンジェリン 蜜柑色
夢から写し出されて生きている
僕は彼女の愛だった 彼女は僕のクイーンだった
そして今 千年の時がそのあいだにある



そして
ある場面に流れるこの曲がキモもキモ、大キモに。

フィール・フロウズ

ビ−チ・ボーイズ。1971年の「サーフズ・アップ」アルバムから。

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カール・ウイルソン氏作、歌唱。この映画でこの曲を聴いて、それがどこから来たか探さぬ人はいないでしょう。
英語わからぬとも染みまくるこの歌。いったいどんなことを唄っているのか?



包まれた魂のミサイルを解き放つ
悲しくもその感じを思い出して
蜃気楼 淡いブルーみたいな 敷いてあるランタンのような
喜びでその路を照らしてくれる為の
吹き荒れる天国の雲が消えて行ってしまおうとしても
そこは風が記憶をかき消すところ
白が静かに影を抱こうとしても
思いは溢れる
思いは続く

時はどうしょうも無く終わることの無い銘板
すべての望みを記録しておくれ
予言されたメッセージをすべてあらわにすることは恐れていない
焼いてしまうのは簡単なことだから
自分の心に自ら望んで証言する者がいるかいないかに関係なく
希望が思い出をどうにかしてしようとしてもしなくても
不思議な気持が自分の味方でいてもいなくても
思いは溢れる
思いは続く

すべて受け入れている静かなる花束を包んでしまっている
その感じさえ受け止めています
気にかかってしょうがない、隠されることの無い思い それは創られる
そのフェンスをどけて下さい
元気に溢れた命が消えていくかどうかに関わらず
ハープがその記憶を癒してくれるかどうかも知らず
元気に溢れた命が消えていくかどうかに関わらず
不思議な気持が自分の味方でいてもいなくても
白が静かに影を抱こうとしても
思いは溢れる
思いは続く
思いは溢れる
思いは続く
思いは大きく

白く熱く光り影に流れていく
白く熱く光り影に流れていく



苦しい。水を・・み、みず。これほど苦戦した解釈は稀。アン稀。難しいです。
わかるんだけどどうあらわしていいか。わからぬ。
精一杯思ってみました。

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(山)2008.1.3


資料

資料(英版)



English Here

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posted by 山 at 09:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画音楽と映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この子は最近実生活で離婚したそうで・・・。
馬鹿母親のプライベートベンジャミンの事に一切触れないてないすね・・・w
それはそうと主演の男の子のモデルがナンシーの旦那さんすか・・・初めて知りました。

Posted by キーフ at 2008年01月03日 11:54
洋の東西を問わず芸能人さんは、儚い縁が多いんすねー。
事情は様々有るのでしょうが・・・。
Posted by 山 at 2008年01月03日 22:30
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