2008年01月16日

シンガー・オブ・ソングス・テラー・オブ・テイルズ/ポール・デイビス 1977

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シンガー・オブ・ソングス・テラー・オブ・テイルズ
ポール・デイビス
1977


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Greatest Hits

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Paul Davis-I go Crazy
http://jp.youtube.com/watch?v=_L886mjb0O8


http://www.myspace.com/pauldavis2006

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もうすぐ登場なさりそうです。
何が?
あの曲。
こころっくすではほぼ毎週メルマガで日刊ロック青年と申しますのを出させていただいてまして、
そこのメイン記事が”チャートでロック”つう全米全英の週刊チャートを全部追っかけてみようてば無謀な試みで、
現在1977年後半。
もうすぐ出てきそうです。あの曲が。

その前に本部を感謝して置かなければ。

あまりに好きで書くのに腰引けてたこのアルバム、

シンガー・オブ・ソングス・テラー・オブ・テイルズ
ポール・デイビス氏1977年作。


昨日やらかして貰ったザッパ師と正反対、xツの穴とか、サノヴァびっち、とかけっして歌わない(多分)、良き米の人です。
ジャケだってほらキリストさんみたい。
しかしてそんなハンデ(ハンデなのかー?)もものともせず、ザッパ師と並ぶアメリカの良心の方。
日本では映画「なんとなくクリスタル」でアダルトで有名さ、瞬間的に。

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ミシシッピ出身1948年4月21日生まれ、デビューはシックス・ソウル・サヴァイヴァーズとゆうバンドで1966年マラコ・レコードで。
ソロ・デビューは1970年頃、アトランタのバング・レコードにて。本拠地はマッスルショールズです。
JJケールさんともお友だち。しかし、JJさんより現在オリジナル・アルバムがCD化されてない。
物凄くあの曲が売れたのにも関わらず。
その訳は・・・・先日完璧シングルで讃えさせて貰ったブリック同様、レーベルがバングだってこともあり。

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孤高の会社だからよう。
それにも増してポップだからです。南部なのに。そりゃもうウルトラポップ。もう根っから。
声からしてあれだ、ほれ、胸掻き毟られるキュンキュンするポップ声って有るじゃないすか。
例えばニック・ロウ氏がアルバム「ジーザス・オブ・クール」で”リトル・ヒットラー”で出すあれ。
トッド・ラングレン氏が”アイ・ソウ・ザ・ライト”で出してる、こいつおかしいんじゃないかってくらいキュートな声。
それをお持ちの方です。
ポップもあまりにもそうだとどうも世間からキチガイ扱いされるようで、馬鹿にされて闇に葬られる。
ヒットすると余計にそうだったりして。それは何かやましい思い出とか付きまとうのか?恥ずかしいからか?
わからんでも無いけど、わからん。
出自はカントリー方面からの方です。そりゃ南部だから。でもカントリー・ロックとかネイチヴ・カントリーとか
ドハデ演歌カントリーとかでも無い。
至って禁欲、歌を歌ってこうして出せるだけで幸せって感じが隅から隅まで出てます。

ポップだからって売れるために作ってる人ばっかじゃない。

TV出ますか?って言われて、いやー私なんてとんでも無いって言っちゃうタイプ。
だから映像はほとんど見たこと有りません。(今回、チューブにあの曲のを見つけてしまった。わ。奇蹟。)

ビーチ・ボーイズの”ダーリン”をカバーしてやってます。カバーはその曲だけ。シングルにもした。
そうゆう方です。
そうゆう方の最高傑作がこのアルバム。

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バックはマッスルショールズの猛者ども、バリー・ベケット氏、ロジャー・ホーキンス氏、
そしてどこでどう知り合ったか、弟子となったエルトン・ジョン・バンドのドラマー、ナイジェル・オルソンちゃん
たち。
全員がこの声と音楽の為に黒子となって演奏してます。

現在、完全にこの音楽はアメリカから消えてます。
もしかしたら世界中からも。
草が根こそぎ刈り取られて更地になっちまうように、それはかなりヤバいんじゃないか。


(山)2008.1.16

ろっくすポール・デイビス氏のページ

資料(英版)



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