2008年01月24日

...イン・ユア・アイズ/アンディ・フレイザー 1975

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...イン・ユア・アイズ
アンディ・フレイザー
1975


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Andy Fraser Band/...In Your Eyes

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Frankie Miller - Be Good To Yourself
http://jp.youtube.com/watch?v=iLmkZOiWqGU


EVERY KINDA PEOPLE ROBERT PALMER
http://jp.youtube.com/watch?v=kVr-hVBXRjk

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ロッド・スチュワート兄貴が大西洋を渡り新大陸に乗り出した1975年、その同じ年に、同じ船の端っこに、乗っていた若者がおりました。
上陸して片方はリムジーンに乗り、もう一人はひっそりバスに乗って向かうは南部、同じ場所です。

長いこと探していたアルバムに先日ついに出会いました。
ボロボロのジャケに包まれたそれは何と1850円。
普段800円が上限で買ってる者にとってはそれはもう目玉が飛び出る値段。
しかし・・・・俺の目に・・・
いえい、いったれ。清水舞台で買っちゃったよ。

...イン・ユア・アイズ
アンディ・フレーザー氏。


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あのフリーのベーシスト、アンディ君の初の個人名義の盤です。
フリーの後、クリス・スペディング氏とのシャークス、そしてアンディ・フレーザー・バンドとして1枚出した後の。
クレジットまるで無し。わかるのは録音場所が南部ソウルの殿堂、マッスル・シュールズ、
そして製作がそこの座付きプロデューサーブラッド・シャピロさんってこと。
公式HPでは前作に引き続きアンディ・フレーザー・バンドの面々がやってるってことに・・そう書いてある。
針を落としました。
そこには紛れも泣くあのマッスル・ショールズのギャング達の音が。
独特の音のギタリスト、ピート・カー氏。脇のギター男、ジミー・ジョンソン氏。
ドラムス、ロジャー・ホーキンス氏。
となるとベースもデヴィッド・フッド氏?うむ、それだけは本人が演ってると見た。
鍵盤はやはりバリー・ベケット氏か。

どんな音なのか、長いこと想像してました。そしてその想像通りで、そしてそれをさらに超えて・・・嬉しかったよ。
ソロになって、アンディ氏と出会って来たのは、その作った曲です。
ロバート・パーマー兄のヒット曲、エヴリ・カインダ・ピープル。驚きの早過ぎたアダコン。
フランキー・ミラー兄の、ビー・グッド・トゥ・ユアセルフ。サザン南部どっぷりの曲。
入ってます、ミラー兄が演ったその曲が。本人ヴァージョンだ。

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当然マッスル・ショールズのあの音です。ロッド兄貴のアトランティック横断の。フランキー兄と同じ場所でもある。
なおも何とリトル・フィートなのだ。となるとニュー・オリンズ・ファンク、アラン・トゥーサン父さんでも有る。
不思議なことに。地続きで隣だもんな。フランキー兄はトゥーサン氏の元で録音したし。
歌は、当然のようにポール・ロジャース悪友と瓜二つです。節回しから何から完全同一。
バッド・カンパニーでメロウにやってる時のロジャース氏とも重なる。
曲作りは、ヒットは無理だんね方面ながら、その才能恐るべし、聞けば聴くほど染み渡る名曲揃いです。

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これがハマらずにいられますかいな。

大枚はたいて良かった。そしてそのおかげで繰り返し聴くことになって、味が染みて染みて。

音質極悪です。今の基準で言えば。霞がかかってくすんで茶色。
しかしそれの何が悪いか?
これがもしくっきりハッキリしてたらその代償に何かを失うは必定。それは有ってはならぬことだ。

ビー・グッド・トゥ・ユアセルフ



さよなら言うのか しんどいよ、それは
ベイビー、俺はこれでお仕舞いにしたくない
お前は俺を頼ることが出来るさ 何かそうしたくなったら
いずれにしよ 俺はうまく行くことを祈っている

自分を大切にしな 毎日そして毎晩
自分らしく生きるんだ 俺は真っ当に君と付き合うよ
真心で人と付き合うんだ 命果てるその日まで
きっとお日様がお前の生きる道を照らしてくれる

俺たちが過ごした時間は、そう悪く無かったよな
もう一度何とか一緒に出来る日を俺は待っているんだ
でも俺たちが本当にさよならを言う日まで
俺はお前を最後の最後まで忘れない

自分を大切にしな 毎日そして毎晩
自分らしく生きるんだ 俺は真っ当に君と付き合うよ
真心で人と付き合うんだ 命果てるその日まで
きっとお日様がお前の生きる道を照らしてくれる



色んなことを一辺に吹き飛ばすこの歌。
1975年だから生きてた音。
既にすべて消し去られた音楽がここに有ります。
幸いなことにCDが2in1ながら2005年に再発されていたのだ。

消されても消されてもそれはまたきっと出て来るに違い有りません。


(山)2008.1.24

ろっくすバドカン家族ページ

資料

資料(英版)


English Here

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