2008年01月31日

レイト・フォー・ザ・スカイ/ジャクソン・ブラウン 1974/9

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レイト・フォー・ザ・スカイ
ジャクソン・ブラウン
1974/9


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レイト・フォー・ザ・スカイ

Late for the Sky

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Jackson Browne - Late For the Sky Live Chicago S-Stage 1976
http://jp.youtube.com/watch?v=HGhCy-VRuRg


Taxi Driver - Late for the Sky Scene
http://jp.youtube.com/watch?v=KkygHThRiJk

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一度聴いたら気になって、二度聴いたら忘れられず、三度聴いたらもう抜け出せない

ジャクソン・ブラウン友の音楽。

ウエストコースト・ミュージックの掟破り、その最も陰鬱でどよよーんとLAのスモッグが顔の辺りまで降りて来て鼻まで来てしまったアルバムが

レイト・フォー・ザ・スカイ
1974年作です。

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録音状態からしてもこもこ、これはリマスターしてこの毒を抜くのは禁。失われてしまうものがあまりに多過ぎる。
何を唄ってるのか気になってしょうがないくせに、歌詞がわかる前に充分にどっぷりになっちまうので、逆に歌詞を見るのが怖くなってたりして。
これ以上堪忍してー。封印す。

しかし本日そのお札を引っ剥がし、あらわにしてしまおう。日本盤に付いてる対訳は信じません。
あれは俺のレイト・フォー・ザ・スカイじゃない。あの人のだ。

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当時シングル・カットされたんだとか。チャートにはまるで上がらず。盤を見たことも無い。
LPですら、日本盤の中古を見たことが有りませぬ。
売るヤツがきっとおらんのだ。どうしても手放すことが出来ず、その家に張り付いてしまってるに違いありません。

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言葉はすべて話された
でも気持ちはまだどうにも納得出来ず
こうしてまだ僕達は夜通し過ごしている
最初から僕らの足跡をなぞってみて
それが空中に消え去るまで
僕らの生活がどうしてこんな風になってしまったか、理解しようとしてます

君の目を一生懸命に見てる
そこには誰も知らないIDの人がいる
そんな空しい驚き とても寂しく感じます

今僕にとって何か一言二言言うのは簡単だ
でもそんなものは何の役にも立たないのはわかってる
恋人たちが触れ合う時、もうしゃべってしまった事と比べてみたって
君にはけっしてわからないよ 僕が君にぞっこんだったってことは
多分誰かの写真だろう 君が望んでいたのは きっとそうだ

もう一度目覚めよう 僕は偽ることは出来ません 僕は孤独だ わかってる
その気持ちの果ての果てまで、僕らは知ってる

どれくらい僕は眠っているんだろう
どれくらい長く僕は夜に一人で彷徨っているんだ
どれくらい長く夢見るんだ 何とか納得出来るまで
もし目を閉じて そして夜通し挑んだら
君の必要とする人になるために

ギター

もう一度目覚めよう 僕は偽ることは出来ません 僕は孤独だ わかってる
その気持ちの果ての果てまで、僕らは知ってる

どれくらい僕は眠っているんだろう
どれくらい長く僕は夜に一人で彷徨っているんだ
どれくらい長く走るんだろう その朝に飛び立つために
囁かれた約束の間を通り過ぎて 光の色が変わる
僕達二人とも横たわってるベッドで
その空にはもう遅過ぎる



これが冒頭の曲で、「もう手遅れだ」と宣言してる。
身もフタも無くて・・・これは前にいけることを信じることだけで何とか生き抜いてるアメリカ人にはキツ過ぎてヒットなんぞするかい。
そしてこれを前提として
このアルバムは、先に進みます。

もしかしてこの74年からアメリカはもう何かが終わっていて今の日が来ることを誰もが心密かに気付いてたのかもしれません。
それを何とかするには・・何とか出来るものかわからんが
もう一度これを聴いて、”もう手遅れだ”って認めてしまうしかあんめえよ。

天に唾したものがあまりにも多過ぎて、それが自分の頭に降りかかってくる。
生半可な傘じゃそれは防げません。


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(山)2008.1.31

ろっくすジャクソン・ブラウン氏のページ

資料

資料(英版)


English Here

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posted by 山 at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ウエストコースト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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