2008年02月20日

ストロール・オン/スティーヴ・アシュレイ 1974

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ストロール・オン
スティーヴ・アシュレイ
1974


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ストロール・オン(紙ジャケット仕様)

Stroll on Revisited

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Dave Pegg 60th Birthday
http://jp.youtube.com/watch?v=2jZJAQOL3UQ


The Albion Band - Gresford Disaster
http://jp.youtube.com/watch?v=WCKBhmK95q4

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俗に”ジャケ=音一致の法則”、”ジャケは音を表すとゆうことわざがございますが、
このウサギ、ネズミ、森、城、帆船、でぶ、犬、鳥、猫、船員、魔術師、恋人達、蜘蛛、ダンサー、牛、月、ミツバチの風景の
アルバムは、その音をしてます。

ストロール・オン
スティーブ・アシュレイ氏
1974年作。


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思いきしジャケ買いです。思い出せなかった、アシュレイさん。風と共に去りぬの方では無いし。出て来そうで出てこん。
裏を返してクレジットを見ますと
B.Jコール氏
アシュレイ・ハッチング氏
デイブ・マタックス氏
サイモン・ニコル氏
デイブ・ペグ氏
ダニー・トンプソン氏
ロイストン・ウッド氏。

他。これらの方々の名前に反応してしもうたら110番。
してしまいました、メン買いです。メンバー買い。
レーベルはガル・レーベル。レー買い。レーベル買いです。

どきどきします。針を落とさば、立ち上がるその音は・・・その音は・・・
森。
英国の。
あの音階溢れ、笛鳴り響き、ヴァイオリンの音、朗々たるちょっとハスキーな声のスティーヴさんの声、
トラッドだ。
しかし1曲除いて、すべてアシュレイ氏作。伝承音楽リアレンジ、ロック化をもってする英国トラッド、
これは時を超えて20世紀に蘇る、時止まった場所の。

デビュー・アルバムだそうです。
デビューなのにこの堂々たる音。そは如何に?
あのウィキッペにも資料が有らん。
1946年ロンドン生まれ。この時すでに28歳。60年代の初めから地元フォーククラブにてトラッドを唄ってらっしゃったそうです。
1972年に元フェアポート・コンベンションのアシュレイ・ハッチングス氏らとアルビオン・カントリー・バンドを結成、
すぐに脱退。同時に再びソロで頑張るべく各レコード会社を駆け巡るも、ガチなトラッド魂の為、各社二の足を踏み、
ようやく74年になって新興ガル・レーベルにてこのソロ1stを出したとゆう顛末。
新人さんではありません。
苦節10年イギリス演歌の五木ひろしだ。

満を持してのそのアルバム製作に一にも二にも駆けつけたのが上記英国トラッド界の重鎮さんたちだっちゅう。
とても売れるわきゃあ無い地味滋味音楽を繰り広げます。
およそロックスター、ミュージシャンに憧れ、その道を志すものは皆、成功の夢の国を目指す。
しかしその夢の国へ駆け上る梯子が泥の梯子で有ったならば己の体も汚れてしまうじゃないか(by必殺からくり人富嶽百景殺し旅)。
ハート・オブ・ゴールドで出来た梯子を皆駆け上がってます。
自分に恥じぬこといささかも無い、これがイギリスの音楽。
1974年の。
勇壮なるドラムス、ベースの突進、そして10年分の名曲がここに。

うちに来てくれたのはアメリカ盤です。
盤のレーベル見たら何と配給元はモータウン・レコードだべさ。
宣伝出来たのかいな?
ファンキーなお兄さんの宣伝担当さんがこれ聴いた時の顔、想像するといやもう楽しい。
100枚くらいしか売れなかったりして。
てこたあ、ある意味、すげえレアかよ。ぜってー売らないから関係無いけどさ。

CDも日本盤、そして外盤とも出ています。

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これまたどれくらい売れるかはわからぬとも、出さねば気がすまぬとの音楽界の方々がおった証拠なり。
それは聴いて、いやっちゅうほど納得いたしました。

すぐそばにいて我が家を守っておくれ。


収録曲に邦題付ければ

歩いて

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1.火と葡萄酒
2.有限時間。
3.愚かな夏のゲーム。
4.春の歌。
5.チリマツ木。
6.別れの緑は去り。
7.クリスマスの勇気。

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8.モリスマイナー。
9.聖燭祭祝歌。
10.ジョンダン歌。
13.ベイトマン卿。
14.続けてください。


(山)2008.2.20


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posted by 山 at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | trad | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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