2008年02月23日
アイ・ゴー・クレイジー/ポール・デイビス 1977/10/29
アイ・ゴー・クレイジー/
ポール・デイビス
1977/10/29
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Greatest Hits
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Paul Davis-I go Crazy live
http://jp.youtube.com/watch?v=_L886mjb0O8
I Go Crazy
http://jp.youtube.com/watch?v=TNMKeslwF8g
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完璧なシングルの中の完璧なシングルを讃えます。
アイ・ゴー・クレージー
ポール・デイビス
1977年10月29日付全米TOP40に、TOP100入りしてから10週目にして37位初登場、
以後、
気合入れるぞ、
34-31-29-28-25-25-23-23-休-21-21-19-18-16-14-12-11-9-8-7-7-7-28-35位。
最高位7位、25週6ヶ月半年に渡ってチャートインしまして、100位以内では何と40週、
10ヶ月いたのだこの曲は。
ディスコディスコに明け暮れていた一方、アメリカ人の頭の中でずっとそれが鳴り続けた。えらいこっちゃです。
よく飽きなかったものだとお思いになるでしょう。曲を聴いて下さい。チューブにて。
何でこんな曲が・・・と思われるかもしれません。超地味なバラード。
それがAMラジオが生きていた時代のマジックです。とにかく繰り返しこの曲が流れた。リクエストがある限り。
そしてとにかく繰り返し聴いたのです。その結果がこれ。完全な事実として残ってます。
自分からレコードかけて聴くって能動的な行為ではこうはなり得ません。
通勤の車の中、受験勉強の最中、働いているドーナツ屋さんの店内、工事中の大工さん水道屋さん電気屋さん、奥さんが皿を洗ってる時、
半強制で流れて聴かされて、2ヶ月目にハマり、4ヶ月目に狂い、6ヶ月目には自分の髪の毛になったのだ。
そうゆう曲です。
唄ってるのは、ミュージシャンってスタア稼業にはまるで似合わぬ風体のおじさん。
レコード会社は南部の田舎の中小会社バング。同僚は同時にブレークした、ファンクバンドのブリック。
バックを担当しているのは、60’sから南部ソウルの歴史を刻み込んで来たマッスルショールズ・ギャングの面々。
そしてこのただの歌です。
♪
もしもし、君かい
久しぶり
喜んでくれるといいんだけど
僕はやっと笑ったり微笑んだりする仕方を覚えたんだ
君と終わってしまったってことを納得するのに時間がかかっちゃって・・・
人は、元恋人てのは、いい友だちになれるって言うけど
僕はまるでそんな風には思わない 本当に君に会いたい
僕は本当に君とまた会いたいんだ
気が狂って行く
君の目を見ているとどんどん狂って行く
心の中のあの思い出の感触を隠すことなんか出来やしない
とてもとても深く刻まれているんだ
おーベイビー、わかるかい 君の目を見ていると
僕は狂って行く
君は言う 彼が君の心を満足させてくれると
君に彼の夢のすべてを話してくれるって
僕にはわかる それがどれくらい君にとって大切なことか
実感しているんだ 僕がどんなにメクラだったか
ただ君と別れてしまったって思うとき
僕は君の顔を見る そしてそれはただもう本当のことじゃない
そうさ 本当に本当のことじゃないんだ
気が狂って行く
君の目を見ているとどんどん狂って行く
あの懐かしい想い出が蘇ってくる それが内側から燃え出すんだ
とてもとても深く果てし無く深く
おーベイビー、わかるかい 君の目を見ていると
僕は狂って行く
ピアノソロ
おーおー、おーほほ
気が狂って行く
君の目を見ているとどんどん狂って行く
心の中のあの思い出の感触を隠すことなんか出来やしない
とてもとても深く刻まれているんだ
おーベイビー、わかるかい 君の目を見ていると
僕は狂って行く
♪
どうしょもなく欠点だらけの男の未練歌。取り返しのつかない歌です。
とにかくその時好きだったらくっつき、嫌いになったら別れるっつう後先考えない人生方式なのがこの時分から今に至る米人。
恋愛ごとに限らずすべからくそうで、ですから転職も当たり前、人生が別れの連続だとゆう。
しかし、そう衝動的に別れてうまくいくことばっかじゃありえねえ。
人前では、”私はポジティブに生きるのよ。未来に向かってより良き私になるわ。”と強がってみても・・・。
流行歌は、人が勝手に歌うことですから、その流行りは逆に本音が出る。
だからそれはもう弱音歌ばっかりだったりして。
その最もたる、そっと歌って、そっと感じさせてくれたのが
この歌。その半年。
日本では、その時発売無し。バングと付き合ってるレコード会社が無かった。有ってもしなかっただろな。
発売されたのは、「なんとなく、クリスタル」って映画に使われてからです。
お洒落な歌として。
↑「イア・ゴー・クレージー」ぢゃねえ
それを訊いた時、俺は狂って行ったよ。
そのシングルてば、私でもわかるひどい対訳付です。そうゆうの多いから、
だから俺は出来るか出来ないかわからんでも、解釈に挑戦したくなるのだ。
(山)2008.2.23
ろっくすポール・デイビス氏のページ
資料(英版)
English Here
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この記事へのトラックバック
元々Billboardのチャートにランクされた曲をフルコーラスで流してくれるんですけど、それも貴重なものを数多く。
そこで、輸入盤をゲットしてくれて流してくれたのを昨日の事のように覚えています。
こんなことを思い出してると、今みたいにYoutubeはありーの、サイトから簡単にDLできーの(金かかる場合もありますが)なんて状況が日常化してると音楽に対する渇望感ってどんどん衰退していくんじゃないかって思うわけです。発売日を指折り数えて待つとか、それこそ発売日前日にフライング購入するために(今では当たり前に行われていますけどね)レコード店の閉店時間まで粘るとか、そんな時代のほうがひょっとすると本当は良かったのかもしれませんよね。
私がEaglesの新譜が傑作と感じられたのは、間が開きすぎたせいなのかもしれませんね。
ほっとけばどんどんなくなりそうです。
うちの場合は、値段のくくりを厳しくして
(つうかせざるを得ないんすが)
LPで欲しいとか言ってますんで、
相変わらず「あー、無い。あー出ないかなあ」
って求めまくる日常で。
そうゆうヤツはアマゾンで見ても”2万円!”とかなので余計に。
出るときは、300円とかで出ちゃうんでますますそれにハマってます。