2008年03月05日

ランクイッディティ〜やる気無し/サン・ラ 1978/7/17

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ランクイッディティ〜やる気無し
サン・ラ
1978/7/17


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Lanquidity

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Sun Ra Arkestra 1983
http://jp.youtube.com/watch?v=RPrsMUFXnqs


Space Ultimate Newborn Reincarnate Arkestra - 5.lanquidity
http://jp.youtube.com/watch?v=liWtjFCtKZs
↑日本に子孫がおったのかー

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「自宅にいながらあっとゆうまに月60万稼げます。」爆弾
「秘密情報。明日暴騰する株はこれだ。」爆弾
「あの馬が撃沈?万馬券取れなかったらお金返します」爆弾
「FXで一億円。夢ではありません。この方法なら。」爆弾
と、優しげに放り込まれるメールの数々。

そんなに儲かるんなら、てめーでやって人に教えるかい!!

わかり過ぎるほどわかる道理を無視して勧誘する獣横行の昨今、それは他人はバカだと騙される赤子だと思ってる連中多かりしの証です。
実際、ほんまに面白いものは、闇に隠されている場合多し。しかも思い通りにならず、
出会う機会は富士の高根に登って見る朝陽ぐらい求めねばならんと、思うのはこんな音楽に出くわした時だわ。

サン・ラ
ランクイッディティ


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まず、タイトルを何て読んだらいいかわからん。多分こうか。意味は・・・わからん。造語。
ランクイッドってのは、”だらだらした””熱意の無い””やる気の無い”。

聴かせる気があるのだろうか?普通、こないなタイトルで買うヤツはおらん。

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しかしサン・ラだ。太陽太陽の名を持つ男。自給自足で楼にメンバー全員篭り、人生賭けて音楽やってる連中の棟梁。
出したレコの数は、星の数ほど、演奏した回数だけ有るんじゃないかと言われる。
ある時ゃスウィング・ジャズ、ある時や、相当な時は、訳のわからんフリーめちゃくちゃジャズ、

こっちは目を、いや耳を点にして呆ける。

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ジャズ誌は、奇人変人奇天烈異端キワモノとして、一挙に片付ける。

土星生まれだから。

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しかして、出くわした。何の因果か。星の数の中から、三枚は、ぐおーんと後ろに仰け反り、壁に後頭部打ち付ける
壷はまり盤。今のところは。
その内の一枚がこの”やる気無し”。

1978年録音だとゆう。嘘だ。勝手に断言。例えそうで有っても、この演奏場は1972年となってる。
世間から隔絶、好き放題しておるようで、押し寄せるワンダー音楽の空気は類は友を呼ぶもの、ファンキーがサン・ラ場に押し寄せた。
そして太陽核融合、
繰り返されるフアンク前、ファンキー後の混沌ビートが憑依して渦を巻き巻きしてまっさ。
そこには遠くジャメイカのリー・ペリー氏の暗闇動転精神が同期して、各所に黒点を刻み込む。

一発でそりゃカッコええ。と耳が反応するぞ。

曲は

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「やる気無し」
「経路が交わるところ。」
「それは、私が感じる方法です。」
「その時、星を対にしてください。」
「他の世界があります(彼らが、あなたに話しませんでした)」


納得する。
耳を逸らすこと不能で、最後まで辿り着いた日にゃあ、恐るべき曲が。地獄の風景を音にしたらこんなんじゃなかろうか。

それら化物を聴いてきたのは、昨日感謝のイアン・デューリーおいちゃんとか、
親父のレコこっそり掻き乱して、聴いてたポップ・グループの坊主ども。
やられただろ。
それでYを出しやがった。
それで、ついにはサンラ大明神をてめえのレーベルに呼びやがった。
そこでの一枚はうちに有り、同じく宝となる。

まだもう一枚、「ニュークリア・ウォー」は未聴。
これからの地獄天国の為にとってあります。

さて妙薬は口にニガニガし。毒満載。精神状態補償せず。
私は、ジャズ最高の一枚と信じる。

そんなんを公の場で書くは・・・・・

一文の得にならんことがしたいからです。

毎日がその一文を得るが為に、我慢しっぱなしやから。

な。

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(山)2008.3.5


ろっくすサン・ラのページ

資料(英版)


English Here

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posted by 山 at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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