2008年03月13日

ザ・ロウ・スパーク・オブ・ザ・ハイヒールド・ボーイズ/トラフィック 1971/11

0-080313-02.jpg

ザ・ロウ・スパーク・オブ・ザ・ハイヒールド・ボーイズ
トラフィック
1971/11


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
00000-1.jpg

ザ・ロウ・スパーク・オブ・ザ・ハイヒールド・ボーイズ+1

Low Spark of High Heeled Boys

00000-2.jpg

ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

00000-3.jpg

Traffic - The Low Spark Of High-Heeled Boys live 1972
http://jp.youtube.com/watch?v=ZVlbgqmxXNY


Traffic - The Low Spark Of High Heeled Boys
http://jp.youtube.com/watch?v=6XGjHWsH1aI

Traffic - Light Up Or Leave Me Alone live 1972
http://jp.youtube.com/watch?v=4tZtJIL5va4

Traffic - Rainmaker live 1972
http://jp.youtube.com/watch?v=lx6S6zW0fE0

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

1971年の9月、ロンドンのアイランド・スタジオに集まりました。

0-080313-00.jpg

6人。秘められた宝を発掘する為です。
宝は秘められているものでだから宝で、見つかったらそれは嬉しい。
見つかるかどうかはわからんが、今再び見つかる予感がした。それで集まりました。
デイブ・メイソンさんは呼びませんし、来る気配も有りません。
そして掘って掘って掘って出て来ました。それがこれです。

ザ・ロウ・スパーク・オブ・ザ・ハイヒールド・ボーイズ

0-080313-06.jpg

1971年11月発売。

宝だったでしょうか?
アメリカでは最高位7位になりました。
自国英国では、まったくヒットせず。
きっと宝に見えなかったんでしょう。それは何故かはわかりません。
メイソン氏がいないのは聴いて貰えば納得していただけるかと。
ジャケットは六角形にしました。これが立体の空で手を伸ばしてもいつまでも捕まえられないからです。
曲は中途半端すか。今更言われても、ご承知のはず。ご承知無い方は、それでも聴いていただけるなら聴いて下さい。
イヤならそれは必要有りませんので、残念すが仕方が無い。

なんとかしてくれ
さもなきゃほっといてくれ


0-080313-05.jpg

ありがとう、ほっといてくれて。充分です。

気持ちとしては、唄にしてあります。アルバム・タイトルにもしました。



もし君が何かを見るなら 星のように見えます
そしてそれは地面からにょきにょき飛び出してくる
そして君の頭には轟音ギターがくるくると渦巻いてます

その音からただもう逃れることが出来ないのです
さほど心配することはありません 貴方に起こるべきことなんですから
僕らは誰でも子供でした おもちゃで遊んでいた
そして君が聴いているのは、ただもうそのサウンドだけ
ハイヒール少年団の低くスパークする


君が払っている税金はあまりに高過ぎます
何もかも思うように暮らせていないのに
スーツを着ている男はたった今、新車を買いました
貴方の夢を喰い散らかして儲けた金で
でも今日、君はその男が射殺されたニュースを読んでる
銃で しかしその銃はほんの少しも音を立てませんでした
その男を埋葬したのは弾丸でなく
ハイヒール少年団の静かなスパーク

0-080313-03.jpg


君が息を吸うのに1分間かけたのなら
最後の願いを与えられたでしょう
新たなチャンスを求めていただけるでしょうか?

それかそれに似ている何かを
さほど心配することはありません 
それは貴方に起こるべきことなんですから
それは君の不幸や喜びと同じくらい確かで
そして貴方の躊躇を巻き起こすのは、そのサウンドだけ
ハイヒール少年団の低くスパークする


君が払っている税金はあまりに高過ぎます
何もかも思うように暮らせていないのに
スーツを着ている男はたった今、新車を買いました
貴方の夢を喰い散らかして儲けた金で
でも今日、君はその男が射殺されたニュースを読んでる
銃で しかしその銃はほんの少しも音を立てませんでした
その男を埋葬したのは弾丸でなく
ハイヒール少年団の静かなスパーク

0-080313-04.jpg

もし私の持っていたもの全てを、君に与えたなら
代償など求めずに
同じように私にも貴方はしてくれますか?
それともどっかに連れて行って 身ぐるみ剥ぎますか?
私の誇りもろとも
しかし魂は誰も破壊することが出来ないものです
そして君が聴いているのは、ただもうそのサウンドだけ
ハイヒール少年団の低くスパークする



米国は、リトル・フィートのオン・ユア・ウエイ・ダウンに空気が似てますか?
それは、同じ空気をあいつらも嗅ぎ取っていたからです。
あいつらは自国なのに、まるで売れなかった。
私らは自国ではまるで売れずに、あいつらの国で売れた。これに限ってですが。

それは何故かはわかりません。
まるでさっぱり。

そもそも音楽てばわからないものだらけをわからないままわかって出してるものなので
仕方が無いよ、そりゃ。


0-080313-07.jpg


(山)2008.3.13


ろっくすウインウッド氏のページ

資料

資料(英版)


English Here

.
この記事へのコメント
はじめまして。賛否両論なアルバムでしたが、やっぱりこれは「宝」だったなあと思います。
ジムが多くフィーチャーされてますけど、スティーヴの曲は全部名作と呼べるものですし。
Posted by fatpower at 2008年04月11日 09:59
はじめまして。

時間が経たないと見えて来ないことも多いです。
あの時代は、目立ってインパクトなものも沢山で。
その光の眩しさに見えなかったことも。
今、見つめ直すと
違うことも聴こえて来たりして、音楽って全く不可思議なもんです。

それもこれも捨てちゃって見ることしないとそのまんますから、
大切にしなきゃとつくづく思います。
Posted by 山 at 2008年04月11日 23:58
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

▲ページの先頭へ