2008年04月16日

プレイ/マガジン 1980

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プレイ
マガジン
1980


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Play

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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Magazine - Parade
http://jp.youtube.com/watch?v=d9MbXEJwcec


Magazine - The Light Pours Out Of Me
http://jp.youtube.com/watch?v=SfVRH4vKcak

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1978年に英国地面の底から這い出して来た虫、
マガジン
4枚目にして待望のライブ・アルバム

プレイ

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です。
待望にして別れのアルバム。
何しろニュー・ウエイブがニュー・ウエイブとして世を跋扈する前の70’s後半のバンド、その生涯は短し。
平均アルバム枚数3枚。ダービーぶっちぎりで優勝したと思ったら即引退みたいなもんで。
しかもこのアルバムではいつのまにかジョッキーが変わっていた。
ギタリストが看板だったジョン・マクガフ氏からロビン・サイモン氏に。
奇しくも同じく孤高のバンドだったウルトラヴォックス!の看板ギタリスト。
まるで新日本プロレス、全日本プロレス両者とも崩壊寸前で、藤波辰巳、ジャンボ鶴田がトレードで交換されたみたいです。
究極のライバルだった二人とも。
マクガフ氏に何が有ったか?スージー&バンシーズに行ってしまいました。そこにて第2の黄金期を迎える。
残されたマガジンは・・マガジンは、この1980年オーストラリア・メルボルンにてのライブ・アルバム。
屈指のギタリストを迎えて新しい可能性が充満す。
しかし
どこか耐えられぬ寂しさも充満してます。
ロビン氏のプレイはロビン氏のプレイ。一聴してわかる。あの独特の空ピック・カッティングの嵐。
あのどちらかといえばアルペジオとメロにうねりを持つどっちかっていうと無骨骨太なマクガフ氏と比べて流麗。
あまりにこのバンドにハマっているでは無いか。
しかし
どっか上にちょんと乗って、気が付けば飛んでいってしまいそうだ。
実際この時だけ光ってくれて、すぐに行ってしまった。
後は別な存在になった4枚目だけ(それもまた好きでたまらんだけど)残して崩壊す。
3枚目までのあのマガジンはこれで終了です。
俺の18歳から20歳まで。このパンクでグラムでプログレシブな稀有スーパー・バンドはいっちまったよ。
今聴いても、この素晴らしい演奏に打ちのめされる。
そして戻って来ない寂しさにもたまらんほど打ちのめされます。
ここに有るのはあの猪木の延髄斬り、卍固めと同じ風景だ。

パレード

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あいつらは俺に俺が見たいものを見せてくれるだろう
俺たちは悲しむ事無くそれを見る
俺たちは安心して前に一歩踏み出すんだ
あんたらは俺に言う 俺たちがずっと祈っていたと
眩しく、そしてずる賢い地獄に向かって
俺たちは自分の膝に強制されて来たと思う
でも言うことが出来ない

時に俺は忘れる 俺たちは多分恋をしてるんだってことを
時に俺は忘れる 自分の立っているところを
時に俺は忘れる 俺たちは多分恋をしてるんだってことを
時に俺は忘れる 自分の立っているところを

ここはとても暑い
あいつらは何を生もうとしてるのか?
俺たちは弱くてはいけないんだ 俺たちは見なければならない
今や俺は怒りとは音信不通
今や俺は生き続けるすべもなし
そして俺にはわからん 何時この冗談を辞めればいいか
辞める時には出来れば俺はあんたらと一緒にいたいよ

時に俺は忘れる 俺たちは多分恋をしてるんだってことを
時に俺は忘れる 自分の立っているところを
時に俺は忘れる 俺たちは多分恋をしてるんだってことを
時に俺は忘れる 自分の立っているところを

「で、俺の居る場所はどこかのウエイトレスとテーブルに囲まれた場所で、
しかしそのサービスは、とてもとても良かった」

・・・・・・・・・・・・

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ここはとても暑い
あいつらは何を生もうとしてるのか?
あんたらは弱くてはいけないんだ 俺は見てやる
今や俺は怒りとは音信不通
今や俺は生き続けるすべもなし
そして俺にはわからん 何時この冗談を辞めればいいか
辞める時には出来れば俺はあんたらと一緒にいたいよ

・・・・・・



呆れるほど真面目なバンドで、だからいつも孤独でした。
ライブでも呆れるほど真面目。
黒一点バリー・アダムソン氏はひたすらうつむきフランジャーフレットレスベースを鳴らし
ジョン・ドイル氏はバリー氏と噛み合おうと噛み合ってる。
シンセとピアノの前でデイヴ・フォーミラ氏は律儀にも順番にそれを弾くんです。一人で担当してるから。
そしてサイモン氏は期待に答えて
ど真ん中で、歌うキューピー、ハワード・デヴォート氏はウケもしない悲しい歌詞を喋り歌う。

それって
20年経っても、まるでついこないだのようなことだよ。


(山)2008.4.16

ろっくすマガジンのページ

資料

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↑何じゃこりゃのライナー内文句。

英語資料



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