2008年05月19日
PYG!/PYG 1971/8/10
PYG!
PYG
1971/8/10
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
PYG!(紙ジャケット仕様)
PYG!
ろっくす特製でかい画像ページ也。
花・太陽・雨
http://jp.youtube.com/watch?v=dAORg6Yg5HA
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
スパイダースから
井上堯之さん、大野克夫さん
テンプターズから
萩原健一さん、大口広司さん
タイガースから
岸部”一徳”修三さん、沢田研二さん
夢のスーパー・バンド
PYG
その1971年8月10日発売の唯一のオリジナル・アルバム、
PYG!
日本のロック聴こうと思ったらまずもって聴きたくなる。バカボンのパパ似のブタさんジャケです。
原盤LPは
ハナのところを押すとブーと鳴るらしい。レコ屋さんの棚で発見、金5000円なり。
買えん。を横目で見て、
金1000円のCDを買う。LPを聴ける人は当時を生きて買った人か、お金持だけの特権でありましょう。
当時を生きた人に乾杯。
GSブーム崩壊と共に、壊れて初めて出来る自分たちのロック。全自分たちで演奏、一部作詞除いて自分たちで作った歌。
刻まれてる。
一番やる気思い入れ満々だったのはジュリー氏だったことは初曲音が出たとたん丸わかり。
意気込み爆発して唄カカり気味です。
喜ぶべき、そして悲しむべきか、ジュリーさんの声はあまりにジュリーさん過ぎる。
ロックであるか、じゃないのかを超えて。
望むと望まないに関わらずウルトラ・スタア。
ショーケンは、諦めてます。終わった後の唄を唄う。
”もどらない日々”
”何もない部屋”
2曲だけ。2曲だけだからこそ持って行っちゃってる。美味しいとこを。
何ていいんだろう。エピタフだ。
二人が交わる場所は無し。
ジョン・ポール・ジョーンズ氏ライヴァルの一徳さん、リミッター無しの時代のゴリゴリ音唸りまくり。
井上さん、あのギター既に。大野さん、オルガンもしかり。大口さん、あまりにもショボイ音で録られてて気の毒。
未来の音の芽が有ります。井上バンド。
太陽にほえろ、傷だらけの天使、前略おふくろ様・・・そこからやられた方々、聴かばきっとやられる。
その頂点が
ジュリー一世一代のエピタフ返し、
花・太陽・雨
一徳さん作詞、井上さん作曲。帰ってきたウルトラマンの中でいきなしかかった曲。
後半、”あなた色の雨〜”とダブルミーニングに聴こえるこの唄一曲。
言葉も無いほどの素晴らしさです。今の、21世紀の空気の臭いにハマり過ぎて、心落ち着き、静かに見ることが出来る気持ちになる。
当時、商業主義の象徴として、そしてジュリー・ファンとショーケン・ファンの争いの的として演奏すりゃ揉め、モノを投げられたそうです。
今はもう誰も物を投げるやつはおらん。
LP5000円。
CDは安く買える通常盤とちと高い紙ジャケ。
どれが買えるかツイてる人か、貧乏な人か、中間の人か、
どなたでも元々この録音の音が出て来ますから、
一緒にブタになれるよ。
(山)2008.5.19
資料
英資料
English Here
.
この記事へのトラックバック
いやあ、この「花・太陽・雨」だけでもたまりませんねぇ。CD探してみようかな?
ところで、youtubeでライブ音源見つけましたけど、ご存知でした?
”Sympathy for the devil-Vo.ショーケン”
http://www.youtube.com/watch?v=26J5B24DtpI
”Speed King-Vo.ジュリー”
http://www.youtube.com/watch?v=Ga0GG8BZ3cg
あ、その映像貼ろうと思ったんすが、
ライブ盤入手の時までとっておこうかなーって。
あはは。