2010年03月31日
フライ・トゥ・ジャマイカ/セルジュ・ゲンズブール 1979/3/13
フライ・トゥ・ジャマイカ
セルジュ・ゲンズブール
1979/3/13
オクスリ投入、ばっちり眠れていたって健康。だがこの威力が恐ろしき。
何かエイリアンが体内にいて、”喰い物くれー、喰い物くれー”と鳴いてる〜。
喰い物やらないとエクソシスト状態に。
問題はその気持ち悪さだけなんすが。悪魔に水をあげてれば大丈夫です。
ご心配おかけしました。
で、
何でも依存はあきません。
音楽もそうで聴き過ぎは体に毒・・じゃないけど、耐性が出来ちゃって感じなくなっちゃうよ。
特におっさんになりますと。
若い頃は音楽の肉体が出来てませんから浴びるように聴くがよし。
なんてさ、
いまだにハマると大変なんだけど。
これほど聴いて来てまだそんな凄いのにしょっちゅう出会ってる気がしますんで。
このアルバムもそうです。
フライ・トゥ・ジャマイカ
〜Aux Armes Et Caetera
おフランスのちょいワル親父どころか、激悪おっさん、
セルジュ・ゲンズブール氏、
1979年3月13日発。
70’sただのクソオヤジと無視されてひさしく、急に持ち上げられられ始めたのがパンクスのおかげ。
こんなおっさんにならなりたい
尊敬される。
一挙にその不良ぶりエスカレートしまして、最愛のパートナー、ジェーン・バーキンさんにも捨てられようとしてたその時、
親父はジャマイカに逃走。
ど真ん中キングストンに単身突入してガチなレゲエ・アルバム作っちゃったよ。
ナウでゴキゲンで旬なサウンドを嗅ぎ分ける能力はいささかも衰えず、
この時かの地は最高に燃えていた。
バンドはスライ・ダンバー&ロビー・シェイクスピア、略してスラロビ・バンド。
そしてボブ・マーリー&ザ・ウェラーズの女子コーラス隊、アイ・スリーズ。
ミリタント・ビート全開です。
ドラムバスドラ4つ踏みのデスコでもあり完全レゲッであるとゆう。
ベースは童謡メロ鳴らし、鳴り物はチンコキンカン。
おっさんはスタジオにおもむろに侵入。吸えと差し出されるガンジャを断り、エンドレスでモクを吸い、
「好きなように弾いてくれ」
はい、フランス語で言います。
何かそれわかったらしくネタは1万546くらいもってますからおもむろに演奏始めるのね。
それ聴いてギロって一睨みのおっさん。
こりゃ只者じゃねえなと現地の猛者どもも認知し、さらにとっときのネタご披露。
「ちょっと待った。」
フランス語で言います。
そしてすらすらすらっと歌詞を書いて指で三を出して三回目にやったヤツをやれと。
女子コーラス隊にも口頭で”じゅべー”とか”おっさん、えせてら”とか言って歌わす。
あとですげースケベイなこと歌わせられたことバレまして激怒なされたらしい。
そんでそんなこんなでずばばばっと録音して帰っちまいやんの。
こんな歌どもが出来ました。
1. あなたと僕のLOVE関係 - "Javanaise Remake" - 3:08
2. 祖国の子供たちへ - "Aux armes et cætera" (Claude Joseph Rouget de l'Isle, Serge Gainsbourg) - 3:06
3. 俺には間借人がいる - "Les locataires" - 2:10
4. 醜男の美学 - "Des laids des laids" - 2:36
5. バカ者の集会で - "Brigade des stups" - 1:58
6. 中年アバズレ (ユー・ラスカル・ユー) - "Vieille Canaille" (Sam Theard, Jacques Plante) - 3:02
7. ローラ・ラスタケールという女 - "Lola Rastaquouère" - 3:41
8. リラックス・ベイビー・ビー・クール - "Relax Baby Be Cool" - 2:31
9. デイジー・テンプル - "Daisy Temple" - 3:55
10. 建物中に水とガス - "Eau et gaz à tous les étages" - 0:36
11. そんなに時間はとらない - "Pas long feu" - 2:37
12. マリルーがレゲエを踊ったら - "Marilou Reggae Dub" - 3:48
邦題がちゃんと訳に立っているかどーかは不明すが、惹きは大有りです。
そして祖国でこれ売れに売れて50万枚の大ヒットになったのだと。
えらいことです。ガチガチのレゲエ・アルバムがおフランスで旋風を巻き起こした。
それには仕掛けも有り。
2曲目”祖国の子供たちへ”。
Aux Armes Et Caetera (La Marseillaise)- Serge Gainsbourg
http://www.youtube.com/watch?v=CrAOw5i9UwM
これフランス国歌の”ラ・マルセイエーズ”を使用、しかもぶった切って使用したもんで、大騒ぎに。
右の人たちなんか大変。週刊誌なんか大変。
おっさんの期待通りに騒いでくれて、お客さんに喜ばれるド。
Serge Gainsbourg Aux Armes Et Cetera pv
http://www.youtube.com/watch?v=DKV5ju2ZPKI
けどね、
これがわかんないんだ。くだんの国歌と言えば、ビートルズの”愛こそはすべて”のイントロのあれで、
まるであの箇所には似てません。
ちゃんと聴きますと大サビの部分かなって。ニッポン人にはそんなもんだと思うんすが、現地の方にはわかるんだろな。
La Marseillaise, French National Anthem (Fr/En)
http://www.youtube.com/watch?v=4K1q9Ntcr5g
わかるわからないで言えば、わかりませんといえばわかりません。
言葉はわからないし、メロディなど、あれほどメロディの人だったのに憎んでるんじゃマイカと思うほど無い。
女子コーラス隊に歌わせて自分はボソボソ不謹慎なことをつぶやくのみ。
だもんで
こんなのどこがいーの?
と問われれば
どこがいーんでしょーねー?
何か屁理屈も言えぬです。
洋楽好きへの完全挑戦。外国の人が外国に行って外国の音楽やってる。
普通は絶対交わらないフレンチポップとレゲエ。客層違いまくり。
ウンがいいと言いますか、わたしゃ両方好きです。
特にこの時期のスラロビは。
14番目の月。
音が鳴ってる間、鳥肌立てっぱなし。そこにおっさんの声入りでこんなハッピーなことは無し。
しかも
重量盤180gのブツを買えたんよ。
ズッシリ重いその盤は、音もずっしり尻まで。
バットとボトムで聴いてます。
(山)2010.3.31
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フライ・トゥ・ジャマイカ(紙ジャケット仕様)
Aux Armes et Caetera/L'Homme a la Tete de Chou/Histoire de Melody Nelson
Aux Armes Et Caetera
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
Serge Gainsbourg - Javanaise Dub
http://www.youtube.com/watch?v=Rn-9P4zvPII
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ろっくすSERGE親父のページ
資料
資料(英版)
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2010年03月17日
ポルナレフ革命 ミッシェル・ポルナレフ 1973
ポルナレフ革命
ミッシェル・ポルナレフ
1973
その八王子が誇るスーパースター、荒井のYさんが好きだったとゆうのがこの方です。
好きだったってゆうわりにはジャストに似て無いのが不思議すが、仕方がありません。
ものすげー個性の塊でして。
返って、返っても何もジャストに似ているのが
傘が無くて彼女とデートしたらオヤジが出てきて言った井上のYさん。
通常は日本側が外国側にかぶれて似るとゆうパターンですけど、これだけ似てるとそんな次元で無く、
もしかしたら父母違いの双子か?
いやIの陽水さんが金髪に染めてメガネをかけておフランスに侵入していたか?
本気で疑うウイミン。
そしてさらにその姿はモット・ザ・フープルのイアン・ハンター氏にそっくり。
しかし声も何もまるで似て無いのでそれは偶然だろう。すげえ偶然だな。
で、そのモットも最も好きかもしれなかったのが八王子が誇るスーパースターのAの由実さんでして、
ややこしい四角関係、おもしれーや。
しかし
そのことは別にして、Yさんが好き以上に好きだったのが当時の日本国民の全員。
含む私。
知らない世代は絶対に信じないでありましょう。が、ビートルズとカーペンターズと同格くらいの存在だったのだ。
ミッシェル・ポルナレフ氏。
その彼の絶頂期アルバムが
ポルナレフ革命
〜Polnareve
1973年発売。
才能まみれの人です。あまりに才能が有ったので体中に野心を身にまとって裸になってるような方でして、
成功の果て、このあとアメリカに行ってズッコケますので(理由大有り)、これが文字通り絶頂期だ。
えー
どれくらい日本で人気があったかの証明は、まず
この盤、日本だけの独自タイトルです。本国じゃこの仕様出てないみたい。
そして日本人が独自ジャケットを作製。
これがまたえらいこっちゃ。ご覧の通り、ポルナレフポルナレフポルナレフポルナレフポルナレフx100。
Wジャケの中を開くと右90度回転させて下さい。どかーんポルナレフ。
裏ジャケもポルナレフポルナレフポルナレフポルナレフポルナレフx100。
驚いたことにこの名前でCDが出てる廃盤だけど。アメリカ盤も同じジャケであるけど・・・
アマゾンでは曲名が書いてないから同じかどうかは保証出来かねますの謎。
で、その日本盤CDでは曲順が大幅に変えられてまして
何の意味があるのか?
オリジナルの順番の方がいいに決まってるのに。
わからんやっちゃなあ。
A面
1.愛の伝説
〜I love you because
Michel Polnareff I Love You Because
http://www.youtube.com/watch?v=t1hvXNMB6k0
↑
我が国における6枚目のチャートシングルで、うおおおおお懐かしくて狂いそううへへへへとなる方多数かと。
唄ったよ、アイラブユウビコーズ、ほにゃほにゃらふーほにゃあね。
フランス語のとこわかりません。信じないな。チャートで証明。
1973年10月7日に30位で初登場、
以後13-9-3-1-1-1-1-1-1-1-1-1-1-2-4-7-7-11-15-15-24-36位。
とんでもないです。最高位1位、えーと10週。捏造してないすよ。文化放送での記録です。
そりゃ聴いていただければわかるわな。
2.囚われのプリンス
↑
アップテンポです。えーと音はユーチューブに「愛の伝説」しか無いからなあ。あ、アマゾンで試聴出来るか。
一応唄っておきますと、”じょめばらうごっけー”。
エルトン・ジョンがジョルジ・ベンさんして井上Yさんになって目を見開いて昼寝してたら警察がやって来て捕まるアランドロンさんみたいな唄。
3.素敵な欲望
↑
アップテンポです。これはもう思いっきりエルトンのジョンさん。きんどうさん化した。
初期のあれに激似。何に似てるかは聴いて悶えて下さい。私だけが思い出せなくて悶えてるのは悔しい。
4.ガラスの涙
↑
はい、これです。野心の塊の兄さんも一番光り輝くのはこの少女漫画目に点々のロマンチック欧州パリー世界。
しいて荒井のYさんだと言えばこの路線。胸を掻きむしらせる才能は世界横綱さんです。
5.ポルナレフ革命 (演奏)
↑
そのロマンチックを徹底的にぶち壊す、てめえテーマのインストが登場。
何を考えてるんだこの野郎?と思ってもそりゃ天才の為すことですからわかりません。
B面
1. ファンクラブの皆様へ
↑
なーななななーなななななーなの部分が楽しい傑作アッパー。
しかし邦題が謎でして、LPのライナーについてる対訳を読むとファンクラブには何の関係もないような。
誰がこんな力技しやがったのだろう。
そしてこの唄は悪魔時代のストーンズ化してる。
2. ロージーからの手紙
↑
老人からの手紙じゃないな。原題もロージーだから。これがポルナレフ寿司です。節です。
少女漫画目に点々のロマンチック欧州パリー世界。
しいて荒井のYさんだと言えばこの路線。コピペしちゃいかーん。てば。いい唄なんだから。
演歌で使う”かーっ”って何だっけあの叩きもの?入れてるのが謎。
3. 僕はロックンローラー
〜Tibili
↑
シングルです。
♪ちゅあとぅあとぁうあ、てぃびでぃびでぃびでゅわ♪
嗚呼、背筋に悪寒が走るほどなつかしわあ。
1974年1月27日に26位で初登場、
以後25-21-10-7-4-5-2-2-2-1-1-1-2-2-2-2-3-8-12-17-21-29-39位。
最高位1位、えーと3週。
そりゃそうだろう。こんなキャッチーなルージュの伝言は、あともう一つユーミンさんしか作ってない。
4. 悲しみのロマンス
〜La vie, la vie m'a quitte
↑
♪ラビュラービュまっきーでー、おげすらりせー♪
あーたまら ん。お腹が空いてグーっと成程懐かしー。
ほとんどこれが井上のオークス・・じゃないわ陽水さんでして、こんな唄多分作ってないけど。
シングルです。
1974年6月9日に22位で初登場、
以後12-11-5-3-3-1-1-1-1-1-2-3-6-6-10-10-19-26-39-39位。
最高位1位、えーと5週。
そりゃそうです。こんな素敵な唄、今、有ったらわたしゃへそで茶を沸かす。ぐりとぐら。
5. サーカスへの誘い
↑
いやーフランス人だ。たしかにこの方フランス人。これでわかります。
6. ファンクラブの皆様へ(演奏)
↑
頭の曲のインストヴァージョン。これからアメリカ行くでーの気合入ったファンキー編。
で、
ここで気付きます、こりゃ悪魔を憐れむ唄だって。
で、これも今頃気付いたんですけど・・・
全曲、他の人との共作なんだってかー!
一人でやってるものとばかり思ってたぜ。
まさか作曲してないってことは無いよな。
えーっと、
Pierre Groszさんとゆう方とのコンビが多くてこの方は・・・
わははウィキッペ・フランス語だ。わからんで。
しかしどーもポルナレフさん作詞担当のようで。
がーーん。
これで判明しました。えらい初期のコンピCD持ってるんですけど、そこじゃ全然この時と違い、
頭が????マーク点灯してましたその訳が。
あ、ついでに本国では”Michel Polnareff”ってタイトルで74年に出たってことも判明。
その時のヴァージョンが曲順を含めて現存してるようです。
日本ではもしかして先行発売。
やっぱヒーローだったのだ。
作詞しかしてないかもってことは忘れてしま。
(山)2010.3.17
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ポルナレフ革命
Michel Polnareff
ろっくす特製でかいジャケットのページ也。
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資料
資料(英版)
English Version
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2007年07月03日
Love on the Beat / Serge Gainsbourg 1984
Love on the Beat
Serge Gainsbourg
1984
56歳にして立つ。
おフランスのクソ親父、セルジュ・ゲンズブール氏の
1984年作
ビートでラブ
生涯悪役です。なんせ。顰蹙とエロとスキャンダルと挑発と喫煙と酒を貫き通した。普通歳取りますとよぼよぼになって落ち着くとこに落ち着くのが、まあ、化粧してからに、ジャケからしてまいったかー。
思えば俺の親父くらいの歳だもんな。考えると参る。
音楽界で悪役って、誰だろう?
ジョニー・ロットンちゃんかな。フランク・ザッパ師匠か。それでも顰蹙度数1位となるとやっぱセルジュ親父かもしれません。60’sにぶいぶい言わし、70’sではみんなに引かれ、80’sでパンクの元祖って勝手に言われて復活。そのまんま汚いおじさんになりTVに酒飲んで出るわ、ゲストに言っちゃいけないこと言うわ。デビ夫人キャラにされたか。いささかも意に介さず。音楽でもレゲエと絡んで復活。フランス国家をいじって右翼に命狙われる。実際襲撃数度って言うから洒落になりません。周りははらはらし通しです。
意に介さず。今度は世界に出るとゆう。
付け狙ったは、ぴっちぴちの80’sサウンドです。
まずは前年に出たデビッド・ボイちゃんのレッツ・ダンス。
そしてこれまた前年に出たロバート・パーマー伊達男のプライド。
そしてピーガブことピーター・ガブリエル氏のSO。
すげえのがロバパーさんがブレークしたのは2年後、85年です。
すげえのがピーガブちゃんのSOは3年後、86年です。
ミックスはスタジオ、パワー・ステーション。音楽助っ人はピーガブ隊のラリー・ファスト氏。
プロデュースはどこからどうゆう縁でそうなったかサウスサイド・ジョニー&ザ・アズベリー・ジュークスのギター弾きビリー・ラッシュさん。
それで
ボイちゃんを追っかけておちょくってるように見せて先を横取りしてる。
そのサウンドに乗せて、歌は・・・歌なんか歌いません。つぶやいてます。
世界に乗り出すってえのに意に介さず、最近歌メロ唄う気なんかねえんだよなあ。って。
作曲はキメのタイトル部分だけです。それは英語。バック隊に歌わしてる。
それを聴いて想像しろやってか。
全部不謹慎なこと唄ってるに違いない。フランス語自体が外国人には伏字となってます。
そんなことしたら
お客さんに嫌われるど。
下世話だらけのキンギラ80’sサウンドと語り・・・それでは退屈ではないか?
それが多分全部不謹慎な事つぶやいておることもあって、まるで退屈しません。はらはらします。
裏を返してB面では、レッツ・ダンスは最早通り過ぎ、どこの世界に行っちゃったのかー。
トドメはジェーン・バーキンさんとの間に生まれた愛娘シャルロットとのデュエット、
レモン・インセスト
これがもうとんでもなく不謹慎極まりない内容らしく、娘は嫌がるで普通わよ。
ところが血統てのは恐ろしいもので母ちゃんに輪をかけた、ういすぱーをかますよこの娘は。
三日間何も食べさせてくれなかったみたいな。伴宙太の逆立ち。
しかもこの曲に限って二人とも唄ってます。メロを。
そのメロはショパン先生
のええと”12の練習曲 Op.10 第3番 ホ長調「別れの曲」”だってんだから
罰当たり。
野垂れ死にしたそうです。
ガチな20世紀人に栄誉の非難有れ。
(山)2007.7.3
ろっくすSERGE親父のページ
でかいジャケのページ
入手先参考、日本盤、アマゾン
入手先参考、US盤、アマゾン
資料
しょぱん動画
freddy kempf - chopin, etude op. 10 no. 3
http://jp.youtube.com/watch?v=cKTfcX8NbaM
The English translation page : here.
2007年03月29日
Du Jazz Dans Le Ravin / Serge Gainsbourg 1997
Du Jazz Dans Le Ravin
Serge Gainsbourg
1997
土曜中山の最終レースでヘイロー系に的を絞ってヤケクソで三連単馬券買ったら、300万円だ。
どうせあぶく銭、あぶくに相応しい使い方しようとその足で羽田に行き、ルフトハンザ航空機に乗る。モロッコに飛び、
屋台でシシカバブ喰い、パリへ。銭をフラン札とポケットに入るだけの小フランじゃら銭に変え、タクシーに乗り込み適当なところで降りた。
昼過ぎのここで探すのはカフェってとこだーな。ほら、映画の大脱走の最後でジェイムス・コバーンが辿り着いたようなとこ。
腹が減ったので本場のフランスパーンとやらを齧りながら探すと、さほど時間かからず見つかった。カフェだからカフェを頼む。新聞広げて読めもしないのに広げながら夜を待つ。隣にドイツ軍将校などいないので、レジスタンスの襲撃の心配要らず。
日が落ちて思う存分クソ暇を味わったので、店を出て、裏通りへ。なるべく物騒なところがいい。ちゃらちゃらとJAPのおっさん歩く。
いかにもズタボロでやってるかやってないかわからんような酒場発見。
入るとフランス爺が数人、奥では移民の兄さんたちがトランプを。入るやいなや俺の顔を一斉に見やがって、あれは何か悪巧みをしようとしているに違いない。
カウンターに向かい、ヨボヨボの爺さんバーテンに酒を頼む。身振り手振りで何でもいいから飲ませろ。ヤツは俺を見もせず、まずレコードをかけた。
JAZZだ。
そして俺に酒をくれた。ポケットから小フラン出してカウンターにじゃら。手を振って足りんと言う。さらにじゃら。頷きやがった。
さてJAZZ。眩暈がしそうにいい。あまりの良さに呆けた顔をしてる俺を見て親父はレコードを指差して「どぅぶどどぅぶそわくけけ」。
気に入ったかって訊いてるのだな。何て言やーいいんだ。そうか
「ヴぃやん」
ニヤっと笑いやがった。これは何だ誰のJAZZだ。
「けつくせくさ?」
「セルジュ・がんずぶーふ」
ガラガラ声で何言ってるかわからん。セルジュ?聞いたことある。あのタバコばっか吸ってる女ったらし。ジャズもやるのか。
親父はすっかり喜んでべらべらと説明しだす。だからわからねーんだって。
どうやら大昔60’sの音らしい。そんなん俺でも音をききゃあわかる。
しかしフランス語ってのはジャズに合うんだな。わはは、”ここはどこ?”とか歌ってやがる。空耳アワーで耳掻き貰おう。
すっかり気分がのり、じゃら、酒、ごく、じゃら、酒、ごく。親父も飲め。じゃら、酒、ごく、ごく。
ちどり足でレコード裏返す。
「♪エラはうどん屋、でいいって、いいや」。こりゃいいや。
「♪何やらがドキドキ、メイド・イン・ジャパン」とか言ってる。訊こうと思ったがどうせわからんのでやめた。訊いた。やっぱりわからん。
やたらおかしくなりぎゃははと笑うと親父も笑う。レコードが終わるとジャケットに入れ、俺に手渡す。くれるのか?
礼をしようと、何か書くものくれ、コースターに”糞ったれジャズ、COOL。日本人より”って書いてやったらその漢字を見てやたら喜んだ。
店を出て暗闇通りを歩く。
後ろから棍棒で一撃・・・LP放り投げて倒れながら視界に入ったのはさっきの移民のガキども。
日の光が顔を差して、気が付くとやつら命までは獲らなかったんだな。ポケットをまさぐると小フランはすっからかん。
頭にはでかいコブの代金が。
レコードは・・?
まだ落ちていた。拾って空港に行く。札とパスポートはジャケットに入れておいたのだ、バカめ。
羽田に着くとその足で大井に向かい、第5レースで残りの有り金全部スった。
(山)2007.3.29
ろっくすセルジ親父のページ
でかいジャケットのページ
入手先参考、US盤,アマゾン
du jazz動画
Gainsbourg - All the things you are
http://www.youtube.com/watch?v=iSA8wIGaENA
Black trombone-Serge Gainsbourg
http://www.youtube.com/watch?v=Q3sjb-hLRGw
The English translation page : here.
2006年08月01日
Rock Around the Bunker / Serge Gainsbourg 1975
Rock Around the Bunker
Serge Gainsbourg
1975
えー、毎度馬鹿馬鹿しい何だそのを一席。
世の中てえのは何ぞ「偉い、偉くない」で出来てるとこもあるようでして、大体人は子供の頃から「偉くなりなさい、偉くなりなさい」って親なんかから口が酸っぱくて梅干みたいになるぐらい言われております。何ですね。ガッコで教えますあの教科書なんて、いやわたしゃついぞ見たことが無いんですが聞くところによりますとその偉い人ばっかりが載ってるとゆうことで。そりゃ大変なもんです。あまり普通に生まれて普通に育ってなーんにも無く生きましてそのまま死にましたって人は載ってませんね。
考えようによってはそうゆう人が一番偉いかもしれません。
何しろ「偉い」にはやっぱり良い「偉い」と悪い「偉い」があると思います。よい「偉い」てのは、あれです、大体一心不乱に何かに打ち込んで気が付いたらあの世に行ってた、残されたものを見て人々がああ、あの人は偉かったんだなあって。生きてるうちは可愛そうに貧乏で不遇だなんて気の毒過ぎます。女房子供が。中には存命中に偉い偉いって言われてる幸運な方もおりまして、そうゆう場合は本人はちいとも気付いて無かったりして。
そうゆう「偉い」が良い偉いです。
悪い「偉い」てえのは、あれだ、最初から偉くなることを目的としてます。他人に褒められよう、ウケよう、モテたい、てやらしい魂胆が発端で、そのためには何をしよう。順番がこれじゃあ逆だ。中にはそれで「神様」って呼ばれるギター弾きになった方も、エリック蔵の介さんですか、おりますから、一概に悪いばっかじゃねえんすけど、大体がこれは悪い。他人様に迷惑をかけます。自分が偉くなるためには人の命とかお金とか、ヘとも思いません。
「おい六さん、おめえが聴きたがってた、ほら、おフランスのセルジュ・ゲンズブル師匠のCD、ほれ持って来てやったぜ。」
「お、ユ・ドン・ハフ・トゥ・プ・ロンナ・ゲット・ライ。ありがてえ。」
「なんだそのユ・ドンなんとかてえのは?」
「ポリスの六さん。」
「長いね。”ロックンロール・バンカー”ってえ代物だ。今はこれしかないから聴け。」
「聴けってバカボンのパパみたいに。何々、こりゃ輸入盤じゃないか。フランス語だからわかりません。説明しろ。」
「しろってバカボンのパパみたいに。邦題は”第四帝国の白昼夢”だとよ。1975年モノだ。まあ聴いてみよや。」
1. ナチ・ロック
「女装したオカマさんがこの歌で踊る様を表した歌だそうです。」
「ご隠居、何見てるんだ。アンチョコかい。」
「うるさい。余計なこと言わずに聞きなさい。」
「へい。それにしてもへろへろなロケンローですね。おフランスだから、おデカダンス期待してました。」
「これはこれで相当おデカダンスだよ。セルジュ師匠はユダヤ人で幼少の頃それはもうナチスにひどい目に有ったそうです。だもんで怨み百倍。徹底的に馬鹿にしてやるショーの始まり始まり〜。」
2. タタ・トートンはいかす奴
「オットーとゆうドイツ人によくいるオカマがクソにまみれる歌だそうです。」
「おっとーどっこい。まみれますか。臭いです。困ります。何よりドイツ人が怒ります。」
「まー全ドイツを敵にまわすつもりはもちろんありません。当時偉そうにしてた、キチンと整然と論理とかでほざいてた連中が標的ですね。」
「連中、そもそも目的が不純てーことですか。一皮剥けば、そうゆうヤツらに限って変態さん。」
3. 馬鹿ったれ
「ヒトラーをあらゆる言葉で罵倒してるらしいです。」
「ロック・アラウンド・パンカーなんですね。凄いや。75年でっしょ。」
4. エヴァ
「ヒトラーの愛人のエヴァ・ブランが”煙が目にしみる”が好きだったそうで、その歌までむかつくと歌っているんだってさ。」
「とばっちりだー。アメリカと戦争してるのに、その国の歌を愛人が好きだったって。皮肉っすね。」
「どっかの国の偉い人もアメリカ好きだそうで。愛憎劇だーなこりゃ。」
5. 煙が目にしみる
「それで念押しで歌います。その歌を。」
「ぎゃはは。あきらかにこの方のヴァージョンをおちょくってるよー。しかも何だよ、このヘニャヘニャな演奏と歌は。」
「あの方喜んでるよ、きっと。心のお師匠さんだから。ははは。あ、けっこう泣いてたりして。煙が目にしみて。」
「セルジュさん、タバコ凄いもんなあ。」
6. お前の体はジィグジィグだ
「スパトニックです。」
「おホモさんと少年さんとって書いてますね。」
「あ、見たなアンチョコ。おホモさんと少年さんです。変態x2です。大変態です。大変態が指揮して大編隊が進撃して人があの世に行きます。たまったもんじゃありません。迷惑かけなければ大変態でも大正常でも勝手にしやがれだけんどよ。」
7. 狂った暗殺団
「ナチ親衛隊SSをからかったそうです。」
「勇気有ります。命とか狙われなかったのかなお師匠さん。」
「お笑いは命懸けですわ。それにしても「寿司寿司」って歌ってて、喰いたいです寿司。廻らないの希望。」
8. イエロー・スター
「また寿司ボン寿司ボンだ。わはは。イエロー・スターってユダヤ人であることを判別するために付けられた黄色い腕章のことだそうです。」
「笑ってられねえや、そりゃ。」
「偉くなる為には、偉くない人を作るのが一番手っ取り早いってこった。」
「楽して偉くなろうとは・・・そりゃ一番偉くないじゃねえっすか。」
「お、六さん、いいこというねえ。山田君、座布団一枚。」
9. ロック・アラウンド・ザ・バンカー
「いやーん、バンカー、うっそー。そこはオチチなのう。」
「どうしたんですか、ご隠居、着物が黄色に。」
「聞いてるだけじゃわかりません。こんなアホポンな感じなのに、これは戦争の歌です。」
「戦争なんて全然偉くないもんなあ。アホです。当たり前のこと言うとアホ呼ばわりされる感じが最近するなあ。」
「この歌をそうゆうこと言う人に捧げましょう。」
10. S.S.イン・ウルグアイ
「戦後、ウルグアイに逃亡して、のんびりしてるSSの人達を歌った歌だそうです。」
「最後がこれですか?キツイなあ。悪い奴ほどよく生きる。なんて、まー。自分の悪行の悪夢にうなされて無さそうなとこが怖いっすね。」
「いやー、想像とは全然違いました、ご隠居さん、セルジュさんってこうゆうのばっかなんすか。」
「これは積年の思いをありったけぶつけた盤なのよ。それだけにこうゆうのはこれだけ。だけんども師匠は一生を賭けて、偉そうにしてるアホどもをコケにしました。色んな音楽で。」
「そっかー。ほんとに偉いのは師匠ですね。
あ、ご隠居さん、これは落語なんで何かオチをお願いします。」
「六さん、あら、そりゃうーんと、馬鹿ーーー」
駄目だこりゃ。
(山)2006.8.1
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UK盤
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セルジュさん新しく見つけた動画2
Brigitte Bardot & Serge Gainsbourg - Bonnie & Clyde
Love on the Beat
で、弟子筋が歌います。
Bryan Ferry /Smoke Gets in Your Eyes Live in Paris 2000
The English translation page : here.
ラベル:セルジュ・ゲンズブール
2006年05月26日
Pop a Paris Vol.5 :S.O.S Mesdemoiselles Various Artists 2003
Pop a Paris Vol.5 :S.O.S Mesdemoiselles
Various Artists
2003
*かなしー時ー朝起きてメールチェックしたら99%がスパムだった時ー。まったくもうどうにかならんですかねえ。問題は大切なメールもそれに紛れて消去してしまう危険あることじゃわ。えー、ろっくすへのメールは「ろっくす」と一言書いてくだしゃいまし。マダムはマダムでも変なマダムメールと混じっちゃうので。
えー、悲しいときー
アルバム買ったのにまるでタイトルとか読めなかったときー。
いえー、ハードだメタルだ聴きてーとかゆうておってもウチにどうしても来たがる盤は有るようでこんなん出ましたけどお。
なんつうてもこのジャケ。目に止まります。
何々
ポップ・ア・パリス/vol5、SOSマドモアゼル。ボブのウエルチさんのバンドのじゃないな。ピンク・レディのでも無さそうや。全部フランス語だ。
かなしー時ー。こうゆう時、とにもかくにも知ってる名前を探す。
おー、セルジュのゲンズブール親父がいる。
フランス・ギアルさんも。
ミッシェル・ポルナレフ兄やんも。
シルヴィー・バルタン星人も。
こーゆーときー。その曲をもしもう持っていても、入っているとそれが何か安心で買ってしまいませんか。ははは。
で、買ってみました、チャレンジャーや。出てまいりましたのは60’s後半のフランス歌謡曲全集。スーダラでおポンチなやつばっか。
オースチン・パワーズが大喜びしそうな。もちろんミニミーも。サイケデリックでガレージでソウル降るで、グルーヴィべいべなん。
その時代を経験した方なら、おお、あの曲がってのが、入ってるかも。
Bloody Jack (GallFrance)
Ca s'est arrange (Music to watch girls by) (KellerJerry)
Ailleurs (Elsa)
Qui est "in" qui est "out" (GainsbourgSerge)
C'est fou (I'm blue) (GrimmBernadette)
S.O.S. mesdemoiselles (BirdRonnie)
Avec les oreilles (ThubertMonique)
Tut, tut, tut, tut (Busy signal) (HillsGillian)
Promenade dans la foret du Brabant (BlackburdsThe)
J'y crois (She cried) (Junior)
Pour la gloire (PhilippeAnnie)
Et s'il n'en reste qu'un (MitchellEddy)
Les filles a papa (KerseyChris)
Beatnik (PolnareffMichel)
Le telefon (Instrum.) (LedrichLouis)
Marie douceur, Marie colere (Paint it, black) (LaforetMarie)
J'achete tout (ChannesClaude)
Seul (Norwegian wood) (Stone)
Jette la pierre (ColombierL'Abbe Noel)
Roller girl (KarinaAnna)
Noir c'est noir (Black is black) (HallydayJohnny)
Tu veux ou tu veux pas (Nem vem que nas tem) (BardotBrigitte)
どーん。目が痛くなりましたかい。壊れてます。世の中ナメきってます。あの深刻な、おシャンソンな国フランスはどこにいったのかー。
発売は2003年らしい。だもんで、CDもある。つうか、CDが本家だろな。だしこりゃCDがいい。今誰が何を歌ってるのかマジでわからなくなる時あり。男はセルジュ親父以外は全部ポルナレフさんに聴こえ、オナゴはみなフランス・ギアル嬢に聴こえる。
慣れるとわかるよ、メタルみたいに。直接の伝播元はやっぱ、ロンドンロンドン愉快なロンドン楽しいロンドンだ。キンクスのイントロだけとか、サティスファクションのリフだけとかちゃっかり借用してたりして。嬉しいことにカバーもあるよ。
「黒くぬれ」。
フレンチで歌うと本格的にイスタンブール超特急です。
「ノルウエイの森」
3国が入り混じって、ここはどこ、あたしは誰状態に。
スタックス・ソウルだってある。偽オーティスさん。
「ガタガタガタガタ」って掛け声だけポルナレフ声でやってるけどよう。
いずみたくさんもおる。
かつて歌謡曲はおフランスだったんだな。ガキの頃に染み付いたそいつが、妙に聴いてて浮かんできて嬉しいようなこっぱずかしいような。
な中でハマったのは
ルイ・レドリックさんお「ル・テレフォンヌ/お電話」ってインスト。
アコーディオンが、当たり前田のクラッカー時の藤田まこと氏の顔のようなメロディ奏でます。
苦悩の中、ややこしい難関仕事してても、あーこりゃこりゃ、楽しく生きねばつまらんのーって気持ちになる効果ばっつぐーん。
動画を検索しておったら、こんなん出ましたけど。ドイツのニュースだ。何やらドイツでブームなのかこりゃ。おー、この盤をDJさんが廻してるよ。みんな踊ってるよマジで。
「ヘヴィ・メタルとは何か?」に続いて「おフランスとは何か?」シリーズ始めたくなり申した。何もわからんのに。
やっぱり異国の音楽は不思議でおもろいのう。
(山)2006.5.26
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試聴はこちらで(聞きたい曲にチェック入れて下の「LANCER LE'COUTE」ってとこをクリックすると聞けます。)
すーだらな動画群
France Gall - Baby Pop
Sylvie Vartan - Zum Zum Zum
Francoise Hardy - Frag Den Abenwind
Jacques Dutronc - Mini Mini Mini
Serge Gainsbourg - Melody Nelson(見たこと無いやつ)
Sylvie Vartan Francoise Hardy Petula Clark - 60s Medley
豪華三人娘共演
The English translation page : here.
2006年04月03日
Je T'Aime Moi Non Plus / Serge Gainsbourg 1976
Je T'Aime Moi Non Plus
Serge Gainsbourg
1976
*やばいです。極楽CD。パラダイス・レコードや。
おフランスのデカダン親父セルジュ・ゲンズブール初監督の1976年映画「ジュ・テーム」のサントラ盤。音楽ももちろん親父さん。
「映画はフランスでロケされてますが、舞台はアメリカンなダイナー(ドライブイン)。そこで働くジョニー(ジェーン・バーキン)が客のゲイ2人、ポーランド人のクランスキー(ジョー・ダレッサンドロ)、イタリア人のタドバン(ユーグ・ケステル)とおこす3角関係をもとに物語は進行します。」(fromサエキけんぞう氏のライナーより)。
日本では83年になって公開されたそう。私は見てません。83年頃はおフランスの「お」の字もありゃあせんかった、おー。どっかでCSで放送してくれんだろか。この盤も先だって入手。「出たー」って感じで。
完全にサントラ盤の風情であります。完全インスト集で骨格は「ジョニー・ジェーンのバラード」と「ジュ・テーム」。形を変えて幻のようにたびたび浮き上がってくる。くどい、止めてくれーとなるやと思わば、これが来るごとにますます増す極楽感。アレンジはバンジョーなどを交えた妙なカントリー・ロック・スタイル。架空のアメリカが舞台ですから。それが思いっきりおフランスの親父さんのメロディと合体すると・・・。ニュー・オリンズの香りが。ラグタイムが。アメリカの根っこになってしまうのか。ライ・クーダー氏の「ジャズ」やザ・バンドの「南十字星」、ランディ・ニューマン氏の「セイル・アウエイ」の香りがする。途中、歪んだロックンロールやブギも登場、ここはどこ私は誰。
2曲のみの骨格でいささかも揺るがぬのは、そのメロディのとてつもなき魅力にあります。主題の「ジョニ・ジェーン」。たまりません。大切にしてあるおもちゃ箱の包装紙をふとした時に見つけたような。「ジュ・テーム」はあの「ジュ・テーム」です。あっはん、うっふん、ほたてー、の。あのあっはんが無くなるとこんな美しい曲だったのかーとわかってる上にさらにわかる美しさ。
怖いことにこりゃスーパー・マーケットのBGMにも使用可能。気取り無く、しかも気品有り。これもしかからば飛び上がって思わずハウス・バーモント・カレーを買っちゃうよ。
運命のいたづらで、もしセルジュ親父のレコードの中で、これを最初に買わば・・・そのメロディをきっかけに大はまりすること必須。
そしてそれから仰天また仰天の始末に。
もし最後に買わば・・・トドメです。今まで夢中で聴いてきたことがけっして間違いで無かったと人生のその時その時に感謝すること必須。
どこからどこまでが最初か最後かわからなくなり、エンドレスで生活の音になってしまうかもしれませぬ。
特にスーパー・マーケット経営の方にはもちろん、喫茶店経営の方にも強力にお奨め。
これで上手いコーヒー、カフェか、飲ませて下さい。いきなしかけてびっくり喜ばせて。
(山)2006.4.3
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試聴はこちらで(AMG)
DVD
私の駄文はともかくも
ツッコミどころ満載のセルジュ親父動画集
Brigitte Bardot & Serge Gainsbourg - Comic Strip
France Gall et Serge Gainsbourg - Les sucettes
Serge Gainsbourg--Ballade de Melody Nelson(カラーサイケ版)
Je t'aime... moi non plus
Serge Gainsbourg - Qui est in, qui est out (1966)
Serge Gainsbourg & Jane Birkin - La Décadense
Beck and Jane Birkin - Live at NPA - L'anamour(ベック坊やウリウリされて大照れの巻)
BY YAMA
BY AUTO TRANSLATION
SORRY,Mistranslation multi.
*It is a corbicula. Paradise CD. Paradise record.
Sound track of movie "Ju Tam" in 1976 of the first in decadence father Serge Gainsbourg supervisor in France. Music is of course father.
"The stage is an American dinner (drive-in) though location is done in France as for the movie . Then, the story progresses based on the relation that working Johnny (Jane Barkin) causes with Klan skiing of guest's two gays and Pole (Joe Dallesandro) and Italian' Tadoban (Yug Kestel) between three corners" (From the liner of from Saeki Shi. )
It became 83 years in Japan and it seems to have been open to the public. I am not looking. Character .." of France.. in about 83. Not broadcast with CS somewhere. This board is obtained ahead. "Went out" : in feeling.
It is air of the sound track in complete. Complete Inn strike collection, and frame is "Johnny Jane's ballade" and "Ju Tam". Shape is changed and it frequently comes to the surface like the phantom. Tenacity, and paradise feeling that increases more and more whenever it stops and giving, Omo, and this come. The arrangement is a strange country lock style that exchanges the banjo etc.Because the United States of fictitious is a stage. When only the desire unites with the melody of father in France, it :. The smell of New Orleans. Ragtime. Do it become the United States root?The smell of "Southern Cross" of Mr. Rai Cudar's "Jazz" and the Za band and Randi Newman's "Sell Ouei" does. On the way, Watashi is who who also appears also distorted rock'n'roll and Bgi.
Only two frames, and it shakes and it exists in the charm with an extraordinary and the melody a little. "Joni Jane" of subject. It doesn't collect. Let's do not find the wrapping paper of the valued toy box at casual time. "Ju Tam" is that "Ju Tam. ",, and scallop. Beauty that understands whether such a beautiful tune when disappearing and understands further.
It is possible to use it also for BGM of the supermarket when absorbing it in scary. There is no affectation and grace having. Flies up and buys the house Vermont curry instinctively.
It is first ..purchase.. on of the fate and Serge father's records as for this ゥ・ Indispensability ....largeness.. fitting in starting with the melody...
And, from it to the settlement of astonishment and astonishment.
It is ..purchase.. in the end ゥ・ It is Todome. If what had been listened was a mistake and did not exist up to now frantically, it is indispensability ..expressing gratitude at that time of the life of that time...
The end is not understood, and where from where the beginning no do be known whether endlessly becoming the sound of life.
Especially, it strongly recommends it to the coffee shop management of course in the supermarket management.
Please let me ..cafe.. drink in this good coffee. Living none or it is made to be ..surprise.. pleased to disregard.
2005年07月19日
Sylvie Vartan / Sylvie Vartan 1972
*シルヴィ・バルタンさん。仏国の大スタア。バルタン星人です。別に似てるからバルタン星人だった訳では無くそれほど60’sの我が国で人気があったらしいとゆうことで。縦に長い容姿から連想したのかもしれませぬけど。先日行ったレコ屋さんで壁に飾ってたものゲット、700円、こりゃもうけ、家に帰って聴いてみたら各所数箇所針飛び。こうゆう時ほどCDが素敵だと思う時はありません。飛んだ箇所それは想像力でおぎない(^0^)アイドル歌謡だ。誰に支持されるかといやー、きゃあばるたん〜の当時少年青年親父のみーちゃんはーちゃんであることには間違い無し。しかあしそれだけでは無いこたああまたの歌謡史が証明するところ、何人かわからぬガキでさえ「♪せそわどへなそびは」とアイドルを探せを歌うのだ。結局歌が素敵なものが永遠に残る。足しも引けもせない流行歌は最高です。しかもこれはおフランス製。パリのマイアミにいる気分になれますから。言うことなしなのだ。現在もTVCMでもてもてです。ANAので「あなたのとりこ」、イオンのでは「アイドルを探せ」、2大名曲が放映中。圧倒的な時代の臭い込みのメロディと歌唱が画面に人を呼ぶぞ。CDでも各種ベストが出てるようです。リンクで見れますのでピンと来たもの入手なされてここではこのアナログのオスマシ顔、油断した顔込みで展覧しておきますのでゆっくりと眺めながら是非ご賞味下さい。プロフィールが載ってました。それによりますと生年は44年8月15日。ブルガリア生まれなんですって。高卒で大学入学資格初級。168cm50kg。瞳は栗色髪は金。4ヶ国語を話し好きな楽器はトランペット。好きな本は「星の王子様」。好きな食物はマトンの串焼き。趣味は釣りと馬券を買わない競馬見物。すきなものはてんとう虫、しだれ柳。未来の抱負はアリディさんの良き奥様になること。だそうです。面白そうなものだけ抜粋してすまぬ。完全版は詳細ページで。滅茶苦茶アイドルさんな歌詞と滅茶苦茶辛口な歌とが混在、やっぱりフランス女性、わたくしはここにおりますことよおほほほほな超然とした歌唱、何の迷いも無くクラシック曲に歌をのっけてさあどうだ、タフですおフランス。どうかお楽しみ下さい。
(山)2005.7.19
でかジャケ閲覧
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試聴はここで
BY YAMA
BY AUTO TRANSLATION
SORRY,Mistranslation multi.
Mr. Shylvie Bartan anti-lewisite tongue. Large star in French country. It is Ltan star person. Separately..look like..Bartan anti-lewisite..tongue..translation..provide..too much..our country..popular.Though no do be known whether associated it from a long figure with length. It is the one getting, 700 yen to decorate the wall with Mr. Reco shop who did the other day, and each place number part Harit when gaining when absorbing it, returning to the house, and listening. I occasionally think that CD is wonderful like. The flying part deflecting is imagination and supplement (^0^) idol songs. Who supports it, is it an unpleasantness, and coming?The mistake is not found in ..only young person of the boy father.. at drinking Ata. Even the crumb crusher that some the histories of songs of ..it is.. do not understand proof only from deflecting a cervine reed sings "To ♪" and the idol and sings searchable. The one with after all wonderful song remains through all eternity. Addition is closed, too and the popular song that cannot be burnt is the highest. Moreover, this is made of France. Because it is possible to become feelings in Miami in Paris. It is none ..saying... It is popular popular now with TVCM. "The idol is searchable" and two large famous piece of musics are telecasting it with ANA's in "It takes and come about you" and ion's. The melody and the singing including the smell in an overwhelming age will call the person on the screen. Various the best seems to go out of CD. Link..see..pin..come..one..obtain..this..analog..face..relax one's guard..face..including..exhibit..slowly..look at..by all means..relish.The profile is recorded and .. Year of birth is August 15,'44 when depending on it. Bulgaria comes into existence and it prints why. It is a college administration qualification beginner's class in graduate of a high school. 168cm50kg。In the pupil, a nut-brown hair is money. Talkative musical instruments are trumpets as for four national languages. A favorite book is "Prince in the star. "Favorite food is a kabob of mutton. The hobby sees horse racing by not buying fishing and the betting-ticket. Is a ladybird, and the droop willow. The ambition in the future must become Hallyday's good madam. Let's put it out. Only the one that seems to be interesting is excerpted and it doesn't end. A complete version : on a detailed page. Confused..idol..brilliant..lyrics..confused..dry..song..coexistence
..after all..France..woman..do..singing..what..hesitate..provide..classic..
tune..song..give a ride to..tough..France.Please enjoy it.
2005年07月13日
Anna / Serge Gainsbourg 1967
*アンナ。セルジュ・ゲンズブール氏音楽の1967年、フランス映画のサントラです。主演アンナ・カリーナ嬢。入店するや30倍の辛さで即注文、出て来てすぐさま一口喰うもこんなん喰えんって女性。では無くて女優さん。ジャケの顔が尋常じゃありません。見てはいけないものを見たか。何かのあとか。何だろう。鼻の穴が開いてるぞ。1940年デンマーク生まれでエディット・ピアフさんのとかシャンソーが大好き、地元で歌っていたものの我慢できず17歳で家出してパリに出て来たとゆう。ココ・シャネルさんやジャン・リュックゴダール氏とお知り合いになり、ココさんにアンナつう名前拝名。もうここまでだけで映画になりそうな人生だ。ゴダール氏と別れた後作ったTV映画がこれらしく私は見てないの。く。セルジュ氏も主人公(セルジュって役名)の親友役で出てるそう。んで勝手に想像するに・・・これがなかなかでけん。少なくとも言えるのは駄々っ子しか出て無い映画だな。人のゆうことなんか聞かん。演奏にしろ歌にしろコーラスにしろもうおフランスの私ですからしてー大爆発。いやもう気が強そう。アンナさん吐き捨てるように歌い、セルジュさんふんふん言って歌い、コーラスは別にこれは怒られてるのでは無いと思う。最初に出てくるのがメイン・テーマ。「太陽の真下で」。もう鳥肌おっ立ちまくりの素敵曲です。ワルツだな。一応。1,2,3、1、2・・でストップモーションがかかる。まるで歩いていていきなし止るように。こんな曲ちょっと私は他で聴いたことなし。通称すれすれソング。これだけで買って良かったと涙流しますさめざめ。この曲を頭の片隅に置いたまま他の曲に直進。出て来るはスタックス・ソウル風セルジュ・ラップ、ピアノのシングル・ノートが美しすぎる曲、お互いまるで言いたい放題それなのに何故か仲が良さそうなやつ、アンナさんのおまめのテーマ?、セルジュさんもうこんな生活嫌だー絶叫ソング、総天然色ロンドン通り、橋の上で腕組んで歩く、インチキ西部劇、全員旗振りながら総出演、お酒やらお薬やら飲みながら国家斉唱してるみたいなやつです。音だけでイメージが奔流となって脳髄に直撃。これでどんな映像になってるのか。見たい。見たいけどその前にこれ聴きまくって自分の映画を楽しみたい気もする。まるっきり接点が無さそうな生活感をお家で楽しめる。これが音楽の醍醐味です。センシズ・ワーキング・オーバータイムしたくない方は触らない方がよか。どう見ても冴えない親父にしか見えませんセルジュさん。聴けば聴くほど才能の塊。おモテになったのも納得して来ちゃったぞこれが。アンナさんは「天使みたい」って言ってたそうな。
(山)2005.7.13
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でかい仔豚拝顔
試聴はここで。すれすれソングだけす。
BY YAMA
BY AUTO TRANSLATION
SORRY,Mistranslation multi.
This year comes, and it is France of craziness and it is Serge father. It did not decide in the translation even if becoming was knit and it got tired here recently and it collected close. After Jutam one piece of being going doing when prevenient of before Jutam, all except "Cabbage fellow". Doing, and in the same rate head position opinion impact maximum repetition in that, ball maximum degree is "Melody Nelson's story" and this "Initial BB"Serge ThAnk YoU, and it is Compi "Comic striptease" of appearance and of the board and of first. It returned first. We wish to express our gratitude to the bean jam ball again ..that.. for repeating tying ..what... It is an announcement board in the original format. foodThe cell grandfather already ..doing.. ..the departure... become ..Shin.. .... person in charge of Can in the place where the work of married woman Brigitte and Bardot pan-TV program is an edgeIt is said, "You write an imaginable, most beautiful tune for me", and it is floated on and ..peel.. heat at night and having made it is a Bonnie and Clyde of Jutam and 8. The Jutam ..unexpectedness.. loves article and too much, Watashi is loved, it massages ..Dai feature it.., and a large reputation before it announces at the people. It indeed lumps together, and it will have separated the wife because of the food food addition and subtraction businessman Gunther of the Bardot master who pretended not to see till then. The separation is a Serge large getting depressed in the origin ..the made whole body tune.. to absorb it very much. solve ..no retreat..It sinks with the morning sun that goes up in the Tamagawa ground after it plumbs the depths for a while, the moon to which it goes is seen at the same time, and ..recovery (Is this giant's star?).. having made it does depending on this board. Duet board of new least and Bardot like a title tune etc. and 66 seven years' collection from EP put out to put it out to think ..that.. in all respects and to shake off at this time. paved contentWere I of the Bardot period a long ages, and do you feel ー my desire this?At the goodness when curving, the music motivation can be said, and : to with a sad disappointed love twining only by the tune that was able to be played. The sound partner is British people Arthur Grensrad. The recording also : in local ..under familiar Mr. Giorgio Gomelske.. the musician in the produce of Yardbirds and Stones in Britain. The Grensrad. Sound creator king of British POP 60's. It is from Tom Jones to the person in dusty Springfield, Cat Stevens, and the lock like Don of the London sound such as Chris Farlow's Stones tune "Out Ob time". It is cell grandfather's . to have made his of that talent begin to be squeezed to the utmost limit. Please listen to an original board probably in Inishual BB. of the firstStorm is a piercing riff. Twining lasciviousness strings. I do not understand though it seems to be "New world" phrase of Dobolzarc of the quotation of a classic tune of this forte (^0^). I think that it surely pierces through now of this Roufai feeling and a funky beat. It is the second comic striptease and the woman of the voice like a whip of appearance is Miss BB of the rumor. . It Camma artificial as it is sampling scary doubles because it massaged it in the tape editing it moreover ..add... It is had to sing making the BB robot after it divides. B ..no camp.. in blood-stained Jack, The Strange Case of Dr.Jekyll and Mr.Hyde, tray Canyon, and Shubidubaduba if you do not see from the outside. And, the tune that exceeds the time sky further is an opening analog B side Ford mustang of original board 7. Strong riff from introduction like Eno produce U2. Father who sings biting wolf Bardot while hanging it. ..floatage.. Tsl. wander spaceIt is ..hight tune.. ..becoming empty.. . though problem tune Bonnie of the following matter and Clyde also make it do. This is an assurance ..running away of Beck barefooted... It has already been done here. This is a complicity exactly tune of duet Nihit. If this is done here, the master is silence indeed though Jutam is also so. It is sleep food if it becomes Clyde with Bonnie. The following are the blacks and the white of the Big beat that Beck seems to do again. It camps by hyper. " and comfortable "Holdup" of the stroll in Paris to participate together are threatened, even the fool hears too much strongly, and do the the end of a show of brightness of what that doesn't come at the end by Marilu of Iee and Iea of a secret tidy Acco chorus of three Mesneco with what. That should be so, the woman of the following fate (person) and Jane descended to the cell grandfather. It falls in love in music and Cata is applied by music. The unpleasant French.
2005年05月23日
Dancing Disco / France Gall 1977
*世はパンク。喧騒と殺伐の時代に突入せる時、一人の女性が静かに復活を遂げた。といささかこっ恥ずかしい惹句かまし。驚きました。日本盤LPに遭遇したのもびっくり、そしてCD化されてるのにびっくり、そしてそして何より中身にびっくり。70’sのフランス・ギャル嬢です。写真によって風貌が全然変わるギャルさんにしてもまあこの変わりよう。歌もまたきゃんきゃんして無いよ。まあ当然と言えば当然だけんど。60’sに夢見るサンソン人形してた彼女の復活第2弾アルバムだそうです。その影には涙の人生絵巻あり。洋盤しか現在入手不可のようですのでLPの解説からかいつまんで紹介させていただきますと。10代に空前の成功をした彼女。突っ走ったものの少しづつ人気は下落して何かとゆうとしゃんそん人形サンソン人形のイメージに苦しんでおりました。そんな時出あった男性がジュリアン・クレール。フレンチポップのスターさん。恋に落ちて5年間彼に尽くすも破局。どーんと落ち込んでいた時にTV局で出会ったのが今回からずっとコンビを組み人生のパートナーとなるミッシェル・ベルジェとゆう人です。ミッシェルさん。47年生まれでピアニストの母ちゃん持って幼い時からクラシックの英才教育を受けました。ところがレイ・チャールズ、ビートルズにはまりヤクザなPOPの道に。ギャルさん同様、若き15歳の時に「君は信じない」つう曲でデビュー、小ヒット。その後引退したものの夢捨てがたくそんな時出あったのがヴェロニク・サンソンさん。恋に落ち共に音楽を作りフランス語ポップスの革命と言われたそう。しかし性格的に似たもの同士だったらしく何かと衝突、破局を迎えてサンソンさんは何とスティブン・スティルス・ピカチューの元に走ってしまいおった。どーんと落ち込んだベルジェさん。そんな時に出会ったのがギャルさんとゆう訳で。「君に前から言おうと思ってたんだけど君の歌ってる歌は実につまらん。それにくだらん番組に出過ぎる。」と開口一番そんな言葉を放ったベルジェ君。何をゆう人なのとムカつくギャルさん。でも「こんな真剣に私のこと考えてくれた人は初めてだわ。」とポッとしてしまいました。お互い傷ついて落ち込んでいた時期、すぐ恋に落ちてベルジェさんはサンソン嬢に賭けたフランス語ポップの夢を今度はギャル嬢にかける。それで出来たのがこのアルバムとゆうことです。その頃クレール君は破局の打撃から立ち直り女優ミューミューさんと新しい恋に。サンソンさんはスティルス氏と離婚。一児を抱いてフランスに戻って来た。ああ恋の国おフランス。してこのアルバム。聴いて何よりびっくりは失礼ながらまずサウンドでした。ファンキー!そのファンキーさもどうゆう訳かニュー・オリンズ・ファンクで。まさかここでこの音に出会うとは思ってもいなかった。リトル・フィート、ミーターズの香りがぷんぷんしてます。同時にエルトン・ジョンのロック・オブ・ザ・ウエスティーズぽいぞと思ったらレイ・クーパー氏のボンゴが鳴り響いてた。そしてドラムがぐが、サイモン・フィリップス氏。後は英仏混合群。それでこの音。考えてみたらニュー・オリンズは元フランス領だわ。関係があるか。で、とてつもなくベタなアルバム・タイトル。だんしん・デスコってあーた。思わず引いちゃう。私もそれで一瞬買うの躊躇した。これは言ってみれば安っぽく華やかなデスコのような世界の裏での本当の自分は何かつう物語を探求したトータル・アルバムで。それで思い切りのファンキー・チューンとそれと対照的なしっとりバラード。共に引き立ち心に染みる。ギャルさん、素晴らしくリラックスしてます。安住の地を見つけて静かに歌と向き合ってる。最後には極め付きの名曲「聞いてよママン」有り。60’sのボンボン時代のベスト聴いたあとこれ聴くと・・・いやー効きます。まったくもってフランスPOPは人生の合わせ鏡。ま正直なところがえらく心に直撃しちゃうわ。これだけ聴いてもベルジェ氏て相当な才人で考えてみればゲインズブール親父と共に全く対照的な二人の音楽巨人と出あったギャルさんって音楽的にはかなり幸運な人だったのではないでしょうか。
あ、それから今気付いたんだけど、他に何かに感じが似てると思ったら同じくエルトンの「蒼い肖像」に雰囲気が似てるかも。こちらは少しも寂しく無く、復活の空気が。音楽はとてつもなく不思議です。
(山)2005.5.23
http://rocks.studio-web.net/france/gall/disco.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/B000006YWH&link_code=as2&camp=247&tag=rockalbumsgre-22&creative=1211
BY YAMA
BY AUTO TRANSLATION
SORRY,Mistranslation multi.
The world blows out. When noisily rushing into in a barbarous age, one woman quietly accomplished the revival. It is ..jack.. better with no Hage a little. It was surprised. It is surprised for the surprise and the above all contents though it is surprised and it made the encounter to Japanese board LP CD. It is Miss France gall of 70's. As for the changing gal, the appearance is this change way at all according to the photograph probably. Coming is not in the song either. It is natural . if it is probably said it is natural. It seems to be the second bounce in revive album of the Sanson doll woman who dreams in 60's. There is a life picture scroll of tears in the shadow. When it will pick up and it introduce the explanation and making fun of LP because only Hiroshiban can be obtained now. Woman by doing unprecedented in one's teens success. Popularity fell and suffered from the image of the vomit and diarrhoea doll Sanson doll variously little by little though ran fast. The man who went out at such time each other is Julien Clair. Star of French pop. It is a catastrophe though carries out to him for five years because it falls in love. Having met in the TV bureau when retreating and depressing it no ー is a Michelle Berger person for a long time who becomes the partner of the union life from this time as for the combination. Michelle. Pianist's mammy Mo received the special education for the gifted of classics by the 47th rare grader it at young time. To the road of ..ball yakuza.. POP for Ray Charles however and Beatles. It debuts and it small becomes a hit ..gal.. similarly by "You do not believe" tune at young 15 years old it. Without throwing away the dream easily and having gone out at such time each other are Veronic Sanson though retired afterwards. Both music seems to have been said the revolution of making French pop to love. However, when it was what looked like in the character mutually, it was pursud that it collided variously, and Sanson ran very much in the origin of Stibn Stills Picatu on the catastrophe of paving. Get depressed Berger. solving ..no ..retreat.. ー..Having met at such time : in the gal translation. 「The song that you are singing is very . though thought saying from ahead to you. It is self-assertive to the program that doesn't descend on it. 」Berger who shoots such a word at the very beginning. Gal who what person, Mucas, and attaches. It put it away however as "It was serious ..so.. and the person who had thought was the first time in me" and Potsu. It falls in love soon and, this time, Berger puts the dream of the French pop bet Sanson on Miss gal at time at the time of which it was depressed because it is mutually damaged. And, being possible to have done is this album and. Mr. the recovery actress mu mu and it will fall in love with Clair in those days because of the shock of the catastrophe new. Sanson divorces with steel S. It returned to France embracing one child. Ah country France of Coi. It does and this album. It listened and, first of all, the surprise was a sound in the impoliteness above all. Funky. In the funky translation or the New Orleans funk. It was not thought that it met this sound here surely. Smell of Little foot and Metarz. Lei Cooper's bongo resounded at the same time ..Elton John's lock Ob Za Uestez and Omo... And, drum and Simon Philips. Anglo-French mixture group now. And, this sound. ..former French territory New Orleans when it thinks... Do you relate?The album ..Beta.. title. .... extraordinaryAnd disco ー. It instinctively pulls it. It hesitated also for me to buy it by it momentarily. If this is said, I true back as a cheap, colorful disco in the world : with the total album that searches for the how many telling. And, the ballade softly in contrast to the funky tune and that of the resignation. Both permeate through the looking better mind. It relaxes wonderfully the gal. The place where one can live in peace is found and it is opposite to the song quietly. There is famous piece of music "Man of ..your may being to hear.. Ma" with studying thoroughly at the end. Unpleasant efficacy ..60'When listening to this after the bonbon age of s listens to the best・・・... It completely has and France POP is mirrors set against each other of the life. ..an honest point ..reeling.. great and ..mind.. direct hit... The gal two quite contrasted music giants who had gone out each other might have been a considerably lucky person musical with Ganzbul father if it thought by the man of talent of considerable ..Berger.. even if it listened in the so much. Does atmosphere look like Elton's "Blue Moves" similarly though it noticed ..encounter.. ..,.. now if it is thought that it looks like to feel it in something besides?The air of the revival : without lonesomely at all here. Music is extraordinary and mysterious.
2005年05月10日
Jane Birkin - Serge Gainsbourg / Jane Birkin/Serge Gainsbourg 1969
*ジューテームのシングル盤購入から始まったマイ・おフランス・ブーム、セルジュ親父ブームもついにここに到達、一回りして元に戻ってようやっとお二人のデュエット・アルバムを買うことが出来ました。欲しけりゃはよせいやてなもんですがケチなんだよなあ俺、安く発見しなきゃ手を出さないよ。とゆっても1600円も出したんだからうちにしては特待生扱いでございます。感涙にむせびながら針、じゃねえやCD回転させますとこれがまた期待に答える華麗毒々愛音楽、ああ、聴いて良かった。67年末のバルドー・ショーに始まったセルジュはんとブリジット・バルドー嬢の禁断の恋は世間を大いに騒がしながらデュエット曲ジューテムのあまりのエロさで旦那さんがついに立ち上がりそれであっけなく幕引き、イニシャルB.Bつう最高の落とし前盤を出した後、待ち受けておりましたのがこの英国娘ジェーン・バーキンさんです。そして彼女との初遭遇映画のテーマ曲「スローガン」でこのアルバムは開始。そもそもジュテームが1曲目だったと聞き及んでますが例によってあまりにエロなんで早々に差し替えられたとゆうことで。ああ、良かった、このスローガンは初めて聴きます。まー強力。大谷政子と細川俊之がピタっと抱き合いながら冬のソナタしてるよ。言語に絶するアレンジをしてるのがメロディ・ネルソンでキンクリ・アイランド世界をセルジュ・ワールドと合体させたジャン・クロード・ヴァニエ氏。今回はロクシー・ミュージックだ。鳴り響くブロウ・クラリネット。あまりにブロウしてるんでマウスピースがビビってる。ロキシーの曲でもヨーロッパ哀歌を想い出し、ファンの方是非聴いてみてください。フェリーさんてセルジュ親父にやっぱし密かに憧れてたんじゃないかとの確信を得る。勝手に。これ1曲だけでも元は取ったわいと感涙しますアルバムは続く曲ももちろん強力。ジェーン嬢、そりゃ歌うまくないです。しかしもう強烈にモチベーション有り。とにかく声を出したくてしょうがなし。そのインパクトはニナ・ハーゲンさんの目の周りの隈取を凌駕するパンキッシュぶりなのだ。親父の方は目尻下がりっぱなし。彼女を前にして己のそれまでの一番良曲をこんなん作ったんだよって歌ってます。それまで手にかけた女子に作った曲をよくもまあ歌いもんだと呆れちゃうけどこれがはまってる。アンナ・カリーナ嬢のスレスレ曲「太陽の真下で」、フランス・ギャル子のおしゃぶり曲「アニーとボンボン」など女性が歌っても髭セルジュが歌っても同じようでしかしまた違って不思議な味わいです。ハイライトはフランス69年のベスト・カップル賞受賞なさったつうお二人の強烈お惚気曲「69はエロな年」。次は2069年、100年に1回到来。自分たちで受賞記念曲やっちゃうんだから平伏するっきゃないよ。そして次のジェーンBてのも。これは自分テーマ・ソングを自分で歌い。お得意のクラシック曲パクリ、ショパンの前奏曲の調べに乗ってブチュウとか音も入れ、バックはピック弾きベースぎゅんぎゅんの60’s。パリも見えロンドンも見え。このCD、音も最高です。今までどっちかってゆうとわたしゃアナログで楽しんで来たんだけどこの奥行きのあるクリアなサウンド味わうとCDもいいな。調子がいいけど。アクは強し。聴くと日常世界が一変。だもんであかん人はとことんあかんと想像されますのでお覚悟を。それだけに受け入れられたらこんな充実感を得られるものも無し。存在はでかくどっから見てもこりゃ名盤だ。マノーン。
(山)2005.5.10
http://rocks.studio-web.net/france/serge/jane.html
http://rocks.studio-web.net/45/jetaime.html
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/B00005J473&link_code=as2&camp=247&tag=rockalbumsgre-22&creative=1211
http://music.barnesandnoble.com/search/product.asp?sourceid=00401402268447778281&ean=731454860727&bfdate=05-09-2005+16:54:53
by Yama
BY AUTO TRANSLATION
SORRY,Mistranslation multi.
*Couple's duet album was able to be bought finally by my, the France boom, and the Serge father boom's that had started from the single phonograph record purchase of Jutam finally reaching here, too rounding, and returning to the origin. Wants and doesn't put out the hand stingy Ore ..and.. if it doesn't discover it cheaply. As much as 1600 yen is a scholarship student treatment because it put it out even if going for. Ah you may listen needling from this.. the re-expectation of it the sleep getting and the CD rotation while choking to tears of gratitude the answered magnificent Docdocai music. End..Bardot..show..start..Serge..Brigitte Bardot..Miss..prohibited..love..people..very much..noisy..duet..tune..remain..master..finally..stand up..and..disappointing..come..initial..high..drop..board..put out..wait..this..Britain..daughter..Jane..Barkin.And, this album begins on theme tune "Slogan" of the first encounter movie with her. It hears to begin with when Jutam was the first, it is replaced by the example Ero too early why, and. Ah, and it was good, and listens to this slogan for the first time. ..reeling.. ー is strong. Masako Otani does the sonata of winter while embracing each other pita to Hosokawa Core. Jean Claude Vanie that doing ineffable arrangement united Kincri island the world to Serge the world by melody Nelson. It is Rocshe music this time. Resounding blowing out clarinet. It blows out too much and the mouthpiece is Bibi. Even the tune of Rokishe begins must to think of a European elegy, and must have right or wrong of the person Ki about the fan. The conviction that it is likely to have done to ferry Serge father too and to have yearned close is obtained. Without permission. Of course, the continuing tune is also strong. the album that taking and is tears of gratitude the origin of this only as much as oneIt is not the Jane singing ..reeling... However, there is strongly motivation already. Anyway, it is dying to speak. The impact is bread quiche of the shadow when it removes and is surpassed around Nina Hargen's eyes. Father is a corner of the eye fall. She is made ahead and Yokyoc till then by yourself is sung what that doesn't come having been made. This fits in though it is amazed when the tune made for the girl who put it on the hand was often sung probably and massaged till then. Even if the woman such as Miss Anna Carina's Sresre tune "Right under of the sun" and France gal child's suck tune "Annie and bonbon" sings or beard Serge sings, it is tasting that is similar and differs again and is mysterious. The highlight is best couple prize winning couple's strong Kikyoc "69 is ..Ero.. Toshi. " of 69 years in France. The following come. once every 100 years of 2069Because it is we and is a winning commemoration tune and, it is prostration. And, the following Jane B. This sings my theme song for myself. It gets on classic tune Pacri of the forte, it gets on the examination of Chopin's prelude, Btuu or the sound is put, and backing is 60's of pick playing base. Paris and seeing London are seen. This CD and sound are also the highest. When a clear sound with this depth is tasted, CD shall not be also good though it has enjoyed. the current and my either analog itThough the condition is good. Ac is strong. The workaday world changes completely if it listens. The person in ..solving ..not becoming empty thoroughly.... : the resolution because of the imagination. Therefore, there is not the one that such an enhancement feeling is obtained if accepted either. Existence is strapping and is great board even if it sees when absorbing it somewhere. Manorn.