2010年05月11日

NPO法人ウルトラ警備団 第35回:世界大戦争(12)最終回

NPO法人ウルトラ警備団
第35回:世界大戦争(12)最終回


「つづいてるあいだに・・・何とか・・何とか進路変換完了・・です。」

「しめしめ。イデさん、このまま勢いに乗じて目標機の脇にビタって付けて下さい。
飛び移りますから。」

「OK。何とか・・・何とかつけますからねえ・・・・・

つけた。」

「では変身して飛び移ります。風防オープン。えーと安全ベルトを外すには・・・
どれを押すのかな。あ、これか。
では、変身します。3,2、・・」

「わ、いきなり横風・・・
いかん機体が目標の真下に・・・

ダンさん、ちょっとセブンになるの待って!」

「って止められないよ。・・1。
安全ベルト解除、あ、これボタン違う・・・」

じゅわ

ぽーーん

「変身しちゃった。」


「セブンに変身したダンさんは何故?
座席ごと上にジャンプ!」

ぼす

「目標機のど真ん中に頭から突き刺さりました。」

ぴゅーーん

「そのまま巨大化して頭に飛行機付けたまま、遥か上空へ・・・・

・・・・・・・・

見えなくなっちゃった。」





ぼかーーーん





「爆発しました。」



「これで終わっちゃったよ。」

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2010年05月04日

NPO法人ウルトラ警備団 第34回:世界大戦争(11)聖なる戦い前編

NPO法人ウルトラ警備団
第34回:世界大戦争(11)
聖なる戦い前編


「現在、目標に向かって飛行中。本部、応答願います。」

「はい、こちら本部。どですか?塩梅は?」

「お、エヴァちゃんじゃん。団長はどこに行ったの?」

「はいはい、団長はおトイレ。歳とると近いそうですはい。」

「えーー、困ったな。じゃあさ、伝えといてほ」

「はいはい、今戻ってらっしゃいました。」

「こちら本部。どうだ?上手く飛行機借りれたか?」

「いやあ、少々無理やり。その辺の後始末どうかよろしく願います。ラジャー。」

「了解了解。ま、ほっといてもこの非常事態だからいっか。
で、
どんな飛行機に乗ってるのか?」

「二人乗りで飛行席が前後独立してそれぞれに風防が付いてるジェット練習機ですはい。」

「練習機か。それじゃ攻撃は出来んな。」

「はいはい、無理ですはい。」

「それで攻略計画は?」

「こちらダン、こちらダン。計画はイデさんの後ろの席の私からお話します。
このまま目標旅客機に向かって飛びますと、あと15分くらいでランデブー出来る模様。
そしたら旋回して隣にピッタシ付けて並行飛行しまして、
えー、僭越ながらこのワタクシがウルトラセブンに変身いたしまして、
旅客機に飛び乗って侵入、機内で核爆弾の信管を外しまして、爆発しないようにして
操縦して塩梅がいい飛行場に着陸する予定。ラジャー?」

「了解了解。作戦の成功を祈る。
おい、ダン。お前さんにゃ簡単な作戦だろうが、油断するなよ。何たって東京の運命がかかってるんだからな。」

「はいはいはい。わかっております。どーかおまかせ。
団長、そのへんはヌカりありません。どうかご安心を。」

「わっはっは。そうかそうか。では、作戦中はイデがその模様を逐一こちらに伝えるように。」

「はい了解。」

「と話してるうちに・・・・機内レーダーで目標捕獲。
フルハシ機、フルハシ機。そちらではどうですか。」

「こちら前の席にビショップ、後ろの席にフルハシのフルハシ機、ってお前らには説明しなくてもいいんだよな。
はいはい、写ってるぞ。当たり前じゃんか。」

「はい、念のため。では時間を少しでも確保するために全速前進!!
びゅーーー」

がたがたが

どがーん

「超ハイパー燃料ウルトラエナジー65のせいでマッハ超えちゃったよ。」

「イデさん、今何か機体からぶっとびませんでしたか?」

「何しろ超音速で飛ぶように作られて無いからなあ。」

「イデ機イデ機、応答せよ。そちらの垂直尾翼がぶっ飛んだよ、ラジャー。」

「わ、だよってそんな呑気な。尾翼ぶっ飛んだら飛べないじゃん。」

どがどがどいがいがい

「いかん、制御困難。墜落しそう。」

「だけどここで墜落したら話が続かないから、何とか持ちこたえてます。」

「前方に目標旅客機発見。」

ゅーーーーーん

「今、すれ違いました。から、旋回してランデブー作戦開始。」

ごごごがごんごが

「イデさん、イデさん。何かまた凄い音しましたよ。」

「無理やり旋回したからなあ。何しろ無理やり旋回するように作られてないから。」

「イデ機イデ機、応答せよ。そちらの水平尾翼がぶっ飛んだよ、ラジャー。」

「わ、だよってそんな呑気な。水平尾翼ぶっ飛んだらますます飛べないじゃん。」

「勢いで飛んでしまいましょう、この際。」

「この際って。アンタいくらロックサイトのえー加減な小説だからって、あまりに科学考証無視すると天罰が下るんじゃ。」

「大丈夫だいじょうぶ。天罰が下る前に終わってしまいましょう。」

つづく

「ぎゃ、続くって・・・終われないじゃん。その”つづく”ちょっと待って。」

つづく。

「いけず。」

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2010年04月27日

NPO法人ウルトラ警備団 第33回:世界大戦争(10)聖なる戦いにむかって

NPO法人ウルトラ警備団
第33回:世界大戦争(10)聖なる戦いにむかって


「いや、わたしも一応ヒーローですからね。期待されるのは嬉しいんすが、何しろ歳なもんで。
ほれ、こないだも。変身したら1分しかもたなかったでしょ。事実問題としましててね・・・」

じろ
じろ


「何、そんな。みんなで見つめて・・・。何か断れない雰囲気に。
ですからー。1分間しか変身できないとしますとね。
ここでジュワって変身して目標まで飛んでいっても途中で力尽きて墜落しちゃうわけですはい。」

「なるほ。ダンの言う事にも一理有るな。途中で落ちちゃっては意味が無い。
この作戦だけは絶対に成功させねば・・・・。
何か手はあるか、みんな。」

「うーん、とすると・・・ダンを核飛行機が飛んでるところまで送ればいいってことか・・・」

「送るってったって、肝心の飛行機が全部飛べないんじゃ・・・
そもそも飛行機が飛べれば、ダンさんの力を借りなくたっていいわけだし・・・」

「飛べないのは飛行制御にコンピュータを使ってるものだけなんだろ?」

「ああ。」

「それなら使ってない飛行機ならいいんじゃないか?」

「え、今時、PC、使ってない飛行機なんて・・・・あ、あるある〜〜〜。」

「あ、あるわ!たしかに。」

「え?どこなんだ。アンヌ、イデ?」

「ほら。来週からそこの国立平成公園で開催される予定の航空ショー・・・
あそこなら旧式の飛行機がうじゃうじゃあるんじゃない?」

「おお、灯台もと暗しだな。時間が無い。早速、出掛けて飛行機を借りて飛びたまえ。

さらさらさ

これをもって見せれば何とかなる。みんな頼んだぞ。」

はいっ!

っっっっっっっっっっっっっっっポインターで移動っっっっっ


「さ、着いたぞ。あれ、何かヒトケが無いな。」

「そりゃそうよ。開幕は来週からだから。
それにしても困ったわね。誰かいるかしら。」

「あのー、すいませーん。どなたかいらっしゃいますか?」

「何だね、君たちは。部外者が勝手に入って来ちゃ困るじゃないか。」

「わ、びっくりした。あ、あなたは大坂さん。いきなり大物登場でびっくり。」

「何でアンタ、私の名前を知ってるの。はともかくとして、アンタがた何か用かい?」

「我々、ご覧の通りウルトラ警備団の者ですが、緊急事態が発生しまして飛行機を貸して貰いたいんです。」

「飛行機って・・・何、藪から棒に。」

「今、飛べる旧式の、出来ればジェット機がいいんですがありますか?」

「まだ開幕一週間前だからねえ。まあ、あるにはあるけど・・・」

「え!あるんですか。」

「今、飛べるのは30年前の訓練用二人乗りのT22が2機だけだよ。」

「わ、それ最高。貸して下さい。」

「貸してくれって・・・。私の一存では・・・。」

「許可証あります。これで何とか。」

「許可証があるの?どれどれ・・・・

”お願いします。貸して下さい。団長より。”

って、こりゃ何だい。こんなのじゃ貸すわけにはいかんよ。」

「わ、団長、いくら時間が無いからってこんな手抜きの手紙を・・・
ええい、仕方がない。すいません。ちょっと手荒な真似を・・
失礼します。」

「わ、何だ、君たち。私をしばるのか?失敬な私を誰だと思ってる。
わー、春子夏子さくらあやめあまり、誰でもいいから助けてくれー。」

「すんません。我々が飛んだら自由にしますから。
アンヌ、アマギ、あとは頼んだぞ。」

「OK〜。」

「では、ポインターに積んできた超ハイパー燃料ウルトラエナジー65を給油して・・・

よし、皆さん、乗って下さい。早く発進しましょう。」

ぶろろろろろろろーー

「さよならダン、さよならー。私は貴方のことをけっして忘れないわあああ。」

ぶろろろろろろろーー

「おいおい、それじゃ別れの挨拶だよ。まだボクは残るつもりなんだけど。」

「それはそれ、これはこれ。ともかく発進!成功を祈ってくれー。」


つづく。

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2010年04月20日

NPO法人ウルトラ警備団 第32回:世界大戦争(9)飛んで来た

NPO法人ウルトラ警備団
第32回:世界大戦争(9)飛んで来た


「も一回言います。団長、世界中からニホンに向かって飛行物体確認されました。」

「何と!こりゃ凄い数だ。こんなに核弾頭飛ばしたら日本だけでなく世界破滅だろうに。」

「えーとえーっと、ここに核シェルターってありましたっけ?」

「馬鹿、そんなものあるかい。この基地は廃工場のお下がりだろが。」

「わわわ。では私の命もあとわずか・・。どれくらいでしょ。
アンヌさん、第一弾到着までどれくらい?」

「えーっと、計算すると・・・あと56分くらいかしら。」

「え?何かそれかかりすぎじゃね。←あ、これ若者イントネーションでお願いします。」

「そうだよな。ミサイルにしてはかかり過ぎだ。」

「あ、いけない。どうしたのかしら。」

「また何かあったんですかー?」

「違う違う。何かスクリーン表示がおかしいわ。これって・・・
日本に向かってる旅客機が写ってる。」

「え?てことはミサイルじゃないのか。」

「はい。違います。」

「良かったーーー。」

「でもどうしたのかしら。何にもしてないのに切り替わるなんて。
今、通常の侵略危険物体探査モードに切り替えます。」

「おおお。点が一斉に無くなったよ。」

「そうだよなあ。通帳から2円消えたくらいで日本が破壊されてたまるものか。」

「ははは。これでとりあえず安心。じっくりその件を調査しましょう・・・
って
あれ。」

「何だ、あれって。」

「まだ一つ点が日本に向かってますけど・・・」

「何だって!!アンヌ、今度は間違いないのか?」

「えーっと・・今度は間違いありません。侵略危険物体探査モードです。」

「わわわ、至急、その物体を探査しなさい。」

「はい。ズームアップして危険物探査。」

どわわわわわ台風

「飛行機は飛行機だな。旅客機。だが・・・まずいよ。核爆弾搭載してるよ。」

「航空会社は不明です。」

「進路は?」

「現在のままですと、ニホン銀行本社建物。あと1時間10分で到達。」

「何と!東京のど真ん中で核爆発ですかー。」

「てことはここも・・・」

「もちろん。あのサイズの水爆だと確実に被爆範囲だよ。」

「ぎゃ。ちょっと失礼。トイレ。」

・・・・・・・・

”もしもし。あ、アッシです。今、こっちで見ましたよ。ひどいじゃないですか。
核爆弾でこの辺、ふっとばそうってんですかい。アッシだって死んじゃうよ。”

”がはははは。すまんすまん、連絡遅れて。急いで逃げろ。”

”って、アンタ誰?死神博士じゃないの?”

”何だ気付いてなかったのか。アイツは数々の不手際で現在NY本部で研修中だ。
俺はその留守をあづかる首領、ミスターMことナンバラ〜。最後の〜は忘れずに。”

”この際、誰でもいいや。そのナンバラさん。”

”ナンバラ〜だ。”

”ナンバラ〜さんよ。逃げろってったって1時間くらいじゃ時間が足りないよ。”

”足りないのなら潔く散ってしまいなさい。お前さんもまとめて証拠隠滅じゃあ。”

”ひどいことを言うねえ。そんなこと言うのならアンタらの正体、ここでバラしちゃうよ。”

”うーむ、今バラされたらそれはちと面倒だな。
よっしゃ。今から20分後にそこに到着するよう迎えの超音速円盤を向わせるから。
今しばらく辛抱してちょ。着いたらそれに乗って逃げなさいね。
お前さんの分の儲けたお金、ここにたんまりとってあるし。”

”本当ですかー?着かなかったらバラしちゃいますよ。”

”武士に二言は無い。おとなしくまっちょれ。”

バシ

「あーあ、切っちゃったよ。まー、今さらそれしか手は無いか。
しかたない
待ちましょうかね。」

・・・・・・・・

「あ、すんません。焦ってまた下痢。」

「うーむ。何か手は無いか。」

「迎撃すりゃいいんじゃないですか?速度だって遅いんだし。」

「そうか。そうだな。迎撃だ迎撃!」


ぽーぽーぽーメール

「団長、今、万城目大臣から緊急伝書鳩連絡です。
電子機器が例のネット怪獣の影響で軒並み故障だそうです。
それで防衛ミサイルシステムが稼働しないんですって。えー!
迎撃戦闘機のコンピューッタも故障で飛べません。」

「え、何だとお。しかし何でここのシステムは動いてるんだ・・・
としばらく黙っていたビショップを見る。」

ぷるぷるぷるあせあせ(飛び散る汗)

「額に冷や汗かきながら何か頑張ってるよ。」

「これが限界・・・これが限界・・・・」

「ビショップが陰ながら頑張ってこの危機をスクリーンに写して警告してくれたのか。」

「これが限界・・・これが限界・・・・」

「団長、ホークのシステムも反応しません。飛べませんよ。」

「うーむ、万事休すか・・・・

こうゆう時は・・・・・」

じろ
じろ
じろ


「何何何。何で僕の顔をみんなで見るの・・・・
もしかして・・・期待されてるんじゃ・・・・
あはは。ヒーローだからってか。
.
.
.
マジで?」

「うんマジ。」


つづく。

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2010年04月13日

NPO法人ウルトラ警備団 第31回:世界大戦争(8)1.5円の恐怖

NPO法人ウルトラ警備団
第31回:世界大戦争(8)1.5円の恐怖



「団さんの口座発見!」

「それじゃ帰ってきたウルトラマンだよ。」

「それを言うなら郷じゃ。」

「わお、今気が付いた。郷秀樹って郷ひろみと西城秀樹の合体じゃん。」

「それで?」

「いや。まあ。その・・・」

「内容をご確認下さい。」

「え?わかった。何か頼んでネットバンキングしてるみたいだけど・・・
えーっと、うわ、俺の口座も意味不明な残高減額。しかも2円。」

「ここから他の団員の口座にも飛んで侵入出来ます。」

では頼む。全員のを見せてくれ。」

「はい。どうぞ。」

あ、私のも!!

(全員唱和)

「俺のなんか3円も減らされてるよ、とほほ。
しかし・・・
気持ち悪いですね。こりゃいったいなんでしょう。」

「あ、今、ニュース速報出ました。

”現在、全国の銀行口座で残高が一律1円から3円減っているとゆう事象が起こってます。”

って、そんなんわかってるって。

”政府によりますと、まだ深刻な被害は報告されておりませんが早急に事実関係と原因を調査中、
しかし、プライベートに関わることなので一歩踏み込んだ調査には時間がかかる模様。”

ですって。
そうよねー。勝手に人に口座、覗かれたんじゃたまったもんじゃないわ。
あら私、一人ボケツッコミ。」

「もしかしてーーーー
その辺がミソじゃないですか。簡単に調査に踏み込めないってのが。」

「しかしそれにしても。1口座2円とかじゃ盗むにしても大したもんじゃないだろう。」

「いや、そうでもないかも。
ビショップ、この現象がどれくらいの範囲で起こってるか、ザッとでいいから、わからないか?」

「了解。ザッと調べます。はい出ました。ザッと言って世界規模です。」

「何と!」

「世界規模だったらこりゃ凄い額になりますよー。」

「そうだな。これは何か例のネット怪獣と関係があるのか・・・
これは簡単にわからんかもしれんが、その金がどこに振込まれているか、
それがわかったら・・・・」

「わかります。はい、全部、振込先はニホン銀行です。」

「何だって?それじゃまるで世界中の人々から我が国の国営銀行が盗みを働いたみたいじゃないか。」

「その通りです。」

「いかんいかんいかんいかーん。それでは日本の信用がガタ落ちだ。事件だ。事件になってしまう。
ワシはいったいどうしたらいいのだ。」

「出た!団長の水戸黄門悪代官時代の極付け気弱演技!」

「馬鹿。そんなんで感心してる場合か。電話だ電話、アンヌ、万城目大臣に緊急連絡!」

♪ちゃちゃちゃーん、ちゃちゃーん♪phone to

「何だ何だ。タイミングよく着信音。しかもウルトラセブンの唄。」

「あ、すんません。アッシのです。えーっと私用電話なんで外で・・・」

「ほんとお騒がせね。今、呼び出しています。ちょっと待ってください。」

・・・・・・・

「へい。アッシ。え、そっちじゃ大騒ぎだろうって?
そりゃそうですよ。小さな大事件なんだから。って、もしや・・・
あ、やっぱし。アンタらの仕業かい。何か今度はセコい手を思いついたねえ。
え、もう2兆円儲けたって?そりゃすげえや。あ、アッシの分もちゃんととってある。
そりゃありがてえ。でもそれって足が付くんじゃ。え、大丈夫なんですか?
はい・・はい・・、しかし気になるからこっちの様子も知らせてくれって。
いいですよ。もうアッシも関わってるんじゃ、バレたら大変だもん。
あ、はい、了解です。じゃ、のちほど。」

・・・・・・

「あはは。すんません。お騒がせしちゃって。」

「こんな時、誰から電話なんだ。」

「へへへ、ちょいとレコからね。」

「レコードから電話がかかってくるのか?」

「違うわよ。レコって恋人のことでしょ。あ、団長、連絡が付きました。」

「はい。キリヤマです。はい、例の事件のことで。あ、そうですか。そっちでも入金先わかってる。
それで大騒ぎになってる。そうですよね。はい、政府一丸となって調査することに。
はい、だからそっちでも無駄だろうが調査してくれと。
わかりました。無駄でしょうが調査してみます。はい。では。」

「無駄じゃないよ。」

「そう言っとけば期待されないじゃないか。では、ビショップ。調査を進めたまえ。」

「どの方面へですか?」

「わ、言い返された。えーっとニホン銀行が犯人じゃまずいから他の犯人を探せ。」

「何か無茶苦茶な指令だな。おい、ビショップ。他に犯人いるのか?」

「さあ?」

「さあって。ロボットに”さあ”って言われちゃったよ。ええい、誰か何とかせよ。
このままじゃ我が国に世界中から核爆弾が飛んできかねん。」

「そんな馬鹿な。」

「団長、世界中からニホンに向かって飛行物体確認されました。」

ええっ!

「わ、世界の終わりだ。世界大戦争だ。ワシは死にたくない。誰か何とかしてくれ。
いかん。チビってしまったわ。」


つづく。

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2010年04月06日

NPO法人ウルトラ警備団 第30回:世界大戦争(7)1円の恐怖

NPO法人ウルトラ警備団
第30回:世界大戦争(7)1円の恐怖


「うわあ良く寝た。何か2週間くらい寝てたような気分。
あ、それはそうと昨日、僕、何かしました?
記憶がまるで無いんだけど。」

「いや何・・・・」

「あー、僕ちゃんね。まあ・・・」

「言わなくていいって、イデ。」

「え?何か気になるなあ。しかし何で何も覚えて無いんだろ。」

「フルハシさん、セブンってのも弱点あったんですね。随分後生楽な。」

「おお、まさかあれほど酒癖が悪いとは。M78星雲にイイチコは無いのかな。」

「あはは、そりゃ無いでしょう、イイチコなんて。」

「何、二人でコソコソ話してるんですか?」

「いや何でもない。無いよ。今日はいい天気だよなあ。」

「あ、皆さん。朝から何やら楽しそうで。ゴキゲンさん。」

「お、エヴァちゃん、おはよ。」

「おはよござんす。ところで昨日の一件はその後何か進展有りますか?」

「へえ、エヴァちゃんも興味有るんだ。何で?」

「いやなに。アッシもね。こうしてお仲間に加えて貰ったからには、
世の中の正義とやらに関心を持つようになりまして。」

「あはは。それはよろしい。
そうだ。私も知りたい。イデ、ビショップの修理はどうなった?」

「はい。原因はまだわからないんですが、緊急リセットボタンが有りますんで、
それ押しゃいいです。」

「押して何か影響はあるのか?」

「いや多分別に。」

「じゃ早く押したまえ。」

「あ、そうか。では・・・」

ぼし

きゅーーー


「再起動中再起動中・・・・
再起動しました。
皆さん、おはようございます。ビショップですが、何か?
SAY What?」

「おお、いきなし外人に。」

「元々外人じゃないのか?」

「よし、それは一件落着だな。では市場の方はどうなってる。」

「はい。政府から声明が出た後、社会の混乱は一応収まったようです。」

「でも、まだネット怪獣は野放しなんで、取引はコンピューターでは出来ません。
どうやら昔ながらのセリでやってるようですよ。」

「へー。でも、それでいいんじゃないか。株とかさ、コンピューターでやるようになってからろくなことないじゃん。」

「まあ、それはそうだが。
大臣からの依頼もあることだし、イデ、ビショップに今度はおかしくならないよう用心させて、
怪獣の駆除出来るように二人でかかってくれ。」

「了解。」

「ああ、何を話してるのか全然わからない。ヒーローなのに。」

じりりりーん電話

「はい、ウルトラ警備団。」

犬”あのー。今日、通帳見たらー。何かおかしくてー。
引き出された記載とか無いのにーーー、1円減ってるんですうーーー。
何でですか?”

「あのこちらウルトラ警備団なんですが。あなた、かけ間違ったんじゃない?
そうゆうことは銀行に。」

がちゃん

「わ、失礼ね。いきなり切っちゃったわ。」

「最近のヤツラはマナーってものを知らねえからな。」

じりりりーん電話

「はい、ウルトラ警備団。」

猫”あのー。相談なんですけどおおお。今日、パソコンで口座見たらああ、
何か変でえええ。昨日より2円残高がああ減ってるんですけど。
別に使ってないわよ。ネットショッピングとかでー。」

「あのこちらウルトラ警備団なんですが。あなた、かけ間違ったんじゃない?
そうゆうことは銀行に。」

がちゃん

「あらまた切っちゃった。」

「同じヤツか?」

「ううん、違う。ああ、そういえばウチの電話番号ってHIJ銀行の相談窓口に似てるって聞いたことがあるわ。」

「今までよく間違い電話かかってこなかったな。」

「そうね。何かよっぽど慌ててたみたいよ。」

じりりりーん電話

「はい、ウルトラ警備団。」

ドコモ提供”あのー。相談な・・・”

がちゃん

「ほほほ。今度は先に切ってやった。」

「しかし仕事にならんな、これじゃ。電話局に言ってそうゆう電話はかからないように手配しなさい。」

「はい団長。って、そんなこと出来るのかしら。」

・・・・・・

2時間後

じりりりーん電話

「はい、ウルトラ警備団。
あ、はい、電話局さん。え?さっきみたいな苦情の電話が今まで全国から3500件くらい。
え?そんなにあったんですか。はい、お願いします。引き続きそちらで。お手間おかけしますが。」

「そんなにかかってるのか?」

「はい。何か変な話。」

「でもよう。3500件たって、それでも全部で3500円だろ。そんなセコイ。
銀行でシステムがおかしくなったんじゃないのかー?
ネット怪獣だってまだいるんだし・・・・

ってネット怪獣!」

「わ、ネット怪獣。」

「ネット怪獣。」

「名前何て言いましたっけ?」

「ネッツ神奈川じゃなかったっけ。神奈川はいらないな。」

「そう、ネッツ。まさか・・・」

「調べてみろ。ビショップ、用心してな。」

「はい。了解。ではこれからログインします。」

「あのー・・・私は何を・・・」

「ログインしました。まずHIJ銀行のシステムに、そーっと侵入します。
よろしいですか?」

「うーーん。この緊急事態だ。
あ、そうだこの中で、その銀行に口座持ってるものいるか?」

・・・・・・・・

「わ、僕、そこです。」

「ダン、お前。ウルトラセヴンも地球に銀行口座持ってるのか?」

「だって給料の振込先なんだもん。」

「それはラッキー。ビショップ、ダンの口座を調べろ。」

「了解。」


つづく。

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2010年03月30日

NPO法人ウルトラ警備団は今週お休みです。

どもども。

NPO法人ウルトラ警備団は、今週はお休みさせていただきます。
書いた後、円安になるとか、妙に展開がハマってるからではなくて・・・

今朝の記事でも書きましたが、
パニック障害の薬のソラナックスを絶ったらひどい副作用が来まして。

いやー
今は、前の問題企業との取引も無く、直接の危害も加えられないので、
いわば平和でして、
そりゃ多くの皆さんと同じ悩みは先頭で立ってますけど、
発作も起こりませんので、薬を一日試しにやめてみようかなと、やめましたら

ひどいことになりました。

離脱症状だっけな、そうゆう名前で呼ばれてるらしいんですけど。
こりゃ確実に禁断症状。

安全で軽い薬だからって言われて4年も真面目に飲んじゃったよー。

まあ確かに安全は安全かもしれんが、
1日やめただけでひどいことになる依存は困ります。

今までにも薬はそろそろやめたいって医者には言っていたのですが、

「大丈夫大丈夫、減らせるしやめられるから。」

との言葉でそのまんまにされズルズル来た感じが有り。

明日、はっきりとやめる意志を伝えて、薬の中止計画を作って貰おうと思います。

・・・・

〜ほんとはもっと言いたいことあるでしょ?〜

ピンポーン。

あるある。
こうゆう性格ですからおかしいことはおかしいと当然相当怒ってます。
が、
医者じゃありませんので、軽々に書くこともいけないわな。

他の人にそうしろとも書けないわな。

検索して見てください。「ソラナックス」で。

それが元で炎上してるウチみたいな名もないブログあるでよー。

それくらいデリケートかつエライ事態になってる模様で。

ボヤキは、基本的にツイッターでボヤきますです。

http://twitter.com/

dailyrocks

ユーザー名です。

いや困った困った。


.
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2010年03月23日

NPO法人ウルトラ警備団 第29回:世界大戦争(6)

NPO法人ウルトラ警備団
第29回:世界大戦争(6)


「何ーーーーーー?

あ、悪い予感。先週と同じ終わり方だよ。

え、やっぱし・・・大損。
せっかく出目がわかっててもねえ。最終的に処分出来なきゃねえ。
何を呑気な、ですって?
るせーなあ。
俺の金だってねえ、おたくらと一蓮托生。全部スっちまったんだから。
これが笑わずにいられますかいってなもんだー。
じゃ、さいなら。

え?

これからどうするんだって?

ここにいますよ。
だって一文無しだもん。ここにいりゃあ喰えて給料貰えるからね。

え?そっちのスパイを続けてやってくれるかって?
虫がいいこと言うねえ。
まあまた美味しい話があったらちょうだい。
無いだろうけど。
じゃあな。」

バシ

バタン

「ったくもう、調子のいいヤツラだ。くそ。」

「どうかしたの?さっきから変よ、エヴァちゃん。」

「そりゃ変ですよ。腹が立った、いや痛いんだから。あー痛。」

「こりゃやっぱ正露丸だな。」

「へ?いいいい。だいじょぶだいじょぶ。それよりそっちの方がだいじょぶじゃ無いんじゃ。」

「そうだよ。団長、ヤバイですよ。どうするんです?」

「ああ困った。こんなことにワシたちが絡んでいたとわかったら、また大目玉だ。
頭が痛い。いったいワシはどうしたらいいんだ。」

「お、団長。水戸黄門悪役時代仕込みの気弱オロオロ。
いいもん見せてもらったなあ。」

「バカモン。イデ、これは芝居じゃない。お前らだって全員クビかもしれないんだぞ。」

「わ、そうすね。こりゃ大変。ビショップを早く治さなくちゃ。」

「団長ーーーーーー。」

「何だダン。ヨッパライはあっちで寝てろ。」

「そりゃ無いでしょ。解決策をおしえてあげようと思ってたのになあ。いいのかなー。」

え?あるのか?解決策。」

「ありますよーーーてんだ。」

「早く言いなさい。うまくいったらボーナスやるぞ。」

「いらないっすよ。俺はウルトラセブンなんすから。ぐひ。
それよりねえ。もうちょっとヒーローはヒーローらしく扱ってくれてもいいじゃないんですかあ。
ぐひ。」

「わかったわかった、作者にそう言っておくから。
早く教えろ。」

「はいはい。
あれでしょ。株の売り買いみたいなのってのは損しても得しても決済ってのは数日後なんでしょ。」

「うん。まあたしかにそうだ。」

「だったらねー。げぷ。これこれしかじかこの事態はネット怪獣の仕業だってね。
ここで記録したことをね。資料で出してね。報告すれば。
相場の不正操作だってことがね。わかってね。何とかなるんじゃないんですか。
この間の取引は無効にするとかなんとか。うひひ。」

「お、ダンさん。さすがウルトラセブン。そりゃいいや。無効無効。全部ちゃら。
あはははは。」

「エヴァちゃん、何を熱くなってるの。関係ないじゃない。」

「あはは。そうそう。私には関係有りません。でもまあ不正は許せないもんで。あはは。」

「うーーん。そうか。そうだな。そうだ。きっとそうだ。」

「言っときますけどさあ。早ければ早いほどいいすよ。やるなら。」

「わ、わかった。アンヌ、万城目大臣に電話つないでくれ。」

「了解。はい、つながりました。」

「あ、大臣。お元気ですか?
え?今、お前らの相手をしてる暇は無い?
はいはいわかってます。相場のことですね。
その件で大事なお話が。
はい、あ、あはい。犯人がいるんです。
今回の異常事態は、はい、ネット怪獣の仕業でして。
はい、証拠はつかんでます。はい。こちらで何とか処理しようとしたんですが。
なにせ相手が強くて。
はい。あはい。すんません。
しかしとにかく不正操作なことは確かですんで。はい。
決済と市場の緊急停止、なさってください。
それとまだ怪獣は生きてますんで。そちらでもネットウィルスの専門家に対処を検討してもらって。
はい、もちろんこちらでもやってます。
とにかく、はい、早く発表して、止めるものは止めて下さい。
はい、お願いします。じゃあ。」

「怒ってましたか?大臣。」

「いや、オロオロしちゃってそれどころじゃなかったみたいだ。
とにかく提案は受け入れられたから、何かしら手を打ってくれるだろう。」

「あ、早速。
トゥイッターやら配信やらで速報うってます。
まあ、どうせこんな状況ですから、ニューヨークも欧州も東京も北京も市場は麻痺してますから。
こんどの発表でホッとしてる連中も多いんじゃないすか。」

「ほ」

「何、エヴァちゃん、ホッとしてるの?」

「いや何、何か腹の痛みが治まってきたみたいで。あはは。」

「株なんかより喰い過ぎの腹痛が一大事の人がいるよ。
まったく呑気だなあ。」

全員、爆笑。

「てやんでー。ほら俺はヒーローだあ。また地球なんか救っちまったよ。
一銭にもならねえのによう。」

「わ、こりゃダンの悪酔いの方が厄介だわ。」

全員、爆笑。2回目。

つづく。

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2010年03月16日

NPO法人ウルトラ警備団 第28回:世界大戦争(5)

NPO法人ウルトラ警備団
第28回:世界大戦争(5


「あ、もしもし。アッシです。
どうでしたか?うまくいきましたか?
え?
何?

早く処置されちゃったんで儲けが少なかったってー。
え?もしかしてアッシのも。
そりゃあかんな。
で、どうします。
えーー、
もう一回やるの?
ネット怪獣がまだ一匹いるの?
そしたら何とかなる。
あ、そう。
でもこれが最後ですよ。
あまりやると何かヤバい気がするから。
あー、はいはい。言われたようにしますから。
そっちもちゃんとやって下さいよ。
じゃ。」

・・・・・・・

「まいっちゃうよなー、まったく。」

「何、エヴァちゃんまいってるの?うまくいって良かったじゃない。」

「いや、こっちのことで。腹がね、渋って渋って。あー痛たたたた。」

「正露丸でも飲んだら?」

「いや、あれは苦くて苦手。もう多分大丈夫だと思いますからはい。」

「それにしても何度も何度も。いやエヴァちゃんのことじゃなくて。
ネット怪獣の狙いは何でしょうね?」

「そりゃ株価とか金融商品の値段を操作して一儲けしようとするヤツがどっかにいるんだろが。」

「それが誰かが問題ですね。
ビショップ、お前、退治したんだから、誰だかわかるんじゃないのか?」

「んーーー、ぴろぱワタシ退治するのが精一杯でそこまでぴろわかりませんのぐわ。」

「そうなの。困ったねそりゃ・・・・

って

わ、また色んな数字が動き出しましたよ。
うお、今度は半端じゃありませんがな。10倍円安。対豪州とかで。」

「は、はやく。何とかしたまえ。」

「ビショップ、大変だろうけどまた頼むよ。」

「ぴろぱろへい。やってみあすよベイベ。うへへへへ。」

「大丈夫かなあ。」

「だいじょぶんだいじょぶ。レットゴー。はいログインしましたけど。

うがああああああああぶひどばああああああああ
ごひいいいいいいいいいい、どどどどどどど


どどどどどどど

どどどどどど
どどどどどどどどどどど。」


「わ、何か様子がおかしい。どうしたビショップ?」

どどどどどどどど
どどどどどどどどどどど




プーーーーーーーーーーーーーン

。」

「止まった。」

「え?何よそれ。」

「だから止まっちゃいました。パソコンで言えばフリーズってやつかな。」

「何を呑気な。この状態で止まっちゃったらヤバいんじゃない↑?」

「お、団長、ギャル語イントネーションですね。ナウいんじゃね↑。」

「馬鹿、そんなとこで関心してるんじゃない。
このままじゃ世界経済が崩壊するぞ。どうする?」

「どーするって・・・しーらない。僕、公務員だから関係ないもん。」

「お前、馬鹿だなあ、イデ。憶えてないのか、こないだのリーマンショックの時を。
あの時、事業仕分けで鬼のレンホーに必殺仕訳されて、警備隊が警備団になっちゃったじゃないか。
それでNPO法人にされちゃって給料は半分・・・
ヒトゴトじゃないぞ。」

「ヒトゴトじゃありませんね。んーーー。何とかせねば。」

「あのーーーー。」

「何?エヴァちゃん。今、忙しいんだけど。」

「今度もネット怪獣って退治されたんですよね?」

「何、言ってんの。退治出来ないからみんな困ってるんじゃない。」

「またまたー。冗談言ってー。
ここ凄いんだから結局は退治出来るんですよね?」

「そんなのわかんないよ。ダメなんじゃないかなあ。
頼みのビショップがこれだし・・・」

「ぴーーーーーーーーーーー」

「うわ、それマジ?あたたたた。ほんとに腹が痛くなって来たよ。
ちょっと失礼。」

「イデ、ともかくビショップの修理が先だ。じっくりと検査して何とかしたまえ。」

「はい、ただいま。」

「うがあ、誰もよう、ウルトラセブン、助けてって言ってくれねえよー。
俺はよー、ヒーローだぞ、べらんめえ。」

「はいはい、わかったから。ちょっと静かにしててね、今忙しいから。」

・・・・・・・・

「もしもしアッシです。
え、連絡を待ってたって?
どうなってるんだって?
どーもこーもないすよ。

だーめ。

壊れちゃったんだからこっちの機械が。

でも予定通り、つか予定以上に相場が動いたんだから儲けは充分でしょ?

何ーーーーーー?

あ、悪い予感。先週と同じ終わり方だよ。」


つづく。

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2010年03月09日

NPO法人ウルトラ警備団 第27回:世界大戦争(4)

NPO法人ウルトラ警備団
第27回:世界大戦争(4)




どんがんどんがらがった どんがんどんがらがった

くにまつさーまのお通りだい

矢ーーでも鉄砲でも持ってきな

あほれ、あほれ

どんがんどんがらがった どんがんどんがらがった

くにまつさーまのお通りだい



「ねえ、イデさん。アマギさんってあんな酒乱なんですかい、いつも。
ずーっと、同じとこ唄ってますよ。」

「まーね。ほら言うじゃない普段大人しい人に限って飲むと荒れるって・・・
でも、今日は特に派手だなあ。」

「お上勤めも辛いやねえ。こんな安月給で命張ってられねえやてなもんですか。」

「いや、最近はそんな怪獣も出ないしね、命も張るってな感じじゃないんだけど。
暇で給料だけ貰うってのもまたこれが辛くて。
アマギさんってマジメだから。」

「そんなもんですかねえ。俺なんかタダ飯喰らえれば最高だって思うんですけどねえ。
こりゃいいとこに就職出来たかな。」

「こらこら。」

「あへ、こりゃすんません。あ、いけね。ちょっと席を外します。
ちょっとカワヤへ。」

「場所、わかるかい。扉出て右行って突き当たりの左側。
席外して、悪の本拠地に電話しようとしてたりして。」

「そんなアホな。冗談はやめてくださいよ。」

「あはははは。」

バタン

「あれ?エヴァちゃん、行っちゃうの?一緒に歌おうよ、ねえ。」

・・・・・・・・・

「うひひひひ。冗談じゃないもんねー。
電話しちゃうからーーー。

あ、もしもし。私です。
はい、あ、はい、うまく潜り込みましたぜ。
えー、そりゃもう司令部に。バッチシ様子はわかりますから。
そっちの準備はどうですか?
あ、出来た。ならけっこう。
アッシの分も・・頼みますよ、忘れないで。
あ、大丈夫ですか。では、そうですねえ、15分後くらいに、
始めて下さい。
あ、はい。また電話しますから。それではよろしく。」

・・・・・・・・

バタン

「あー、スッキリした。あらららら、まだ歌ってる。」

「まだどころか。これからが本番だよ。覚悟しなさい。」

「うへー、そりゃそりゃ。じゃこっちはこっちで。
はい、皆さん。ご挨拶代わりに、酌を受けてくだせえ。
ほらアンヌさん。」

「うるせー。てめえ誰だ。」

「うひゃ、この人も酒乱。
じゃ、ダンさん。」

「何だテメー。俺はウルトラセブンだぞ。その気にならあな。地球なんか征服してやる。」

「あらーこの人も。参ったねこりゃ。
って、
そろそろかな。」

「そろそろってなんだ。怪獣が出たか?タアー。」

「ち、違いますよ。ダンさんの唄も聞きたいなあなんてね。」

「うるせー。俺はウルトラセブンだぞ。その気にならあな。地球なんか征服してやる。」

「はい、わかったわかった。」

ピーピーピーピー演劇

「わ、異常事態発生警報だ。」

「何だ何だ怪獣か?よっしゃあ出撃だ。」

「くわくわ。違いますくわ。また相場が急激に動き出しました。
ネットソフト怪獣アドマイアフサイチくわのようです。」

「ほんとかビショップ?」

「為替が対豪州、対中国、対ブラジル、対インド、対ロシアに向けて急激に。
円安です。一緒に商品先物もナスダックも北京ダックもボルシチも動いてます。」

「どうします、団長?」

「うーん・・・怪獣だってわかってしまったからなあ。こりゃ一応また退治しなきゃなるまい。」

「出来るか?ビショップ?」

「うがあ、俺に誰も訊いてくれないよ。俺はウルトラセブンだ。」

「はいはい。また頼みますからね。おい、ビショップ。」

「くわ出来ます。任せてくわ。」

「と、この間にまたまた、あらららら今度はお腹が痛くなって来ちゃって・・・」

バタン

「あ、もしもし。私です。
あ、はい、思ったより反応が早くて。はい、もう手を打ちそうです。
手仕舞いにかかっちゃって下さい。はい。もちろん、私のも。
お願いしますよー。
じゃ、戻りますから。よろしくー。」

バタン

「ログイン完了くわ。目標探査わく。・・・・・・・・

目標捕獲どえ・・・・・・

くきこかけぽけぽこりんぱ

うへへへへ処理中・・・・

どひょーーん。」

「おお、元に戻って来ましたね。」

「かいかいかいかいかい処理終了、退治しました。」

「元に戻りました。」

「早いな。大丈夫かな?」

「エヴァちゃん、何か言った?」

「いや別に・・・。あらららら、また差し込みが・・・
腹痛ーーー。便所行ってきます。」

ばたん

「大丈夫かね、アイツ。
と言えば、ビショップ。お前、大丈夫か?」

「けんこんかん。ぷへ。大丈夫でーい。わほ。」

「何か大丈夫じゃないみたい。けっこうキツイんですかね。宇宙アンドロイドでも。」

・・・・・・

「あ、もしもし。アッシです。
どうでしたか?うまくいきましたか?
え?
何?」


つづく。

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2010年03月02日

NPO法人ウルトラ警備団〜今週お休みです。

NPO法人ウルトラ警備団!

何、まだ続けるのか?とお思いの方もございましょうが、

続けたいなあ。

の中、

今週はお休みさせていただきます。

悲惨な確定申告と

まほのガーデンが

明日、この春、初の勝負日です。

さあ、
エヴァちゃんとゆう謎の男がメンバーに加わった警備団の運命は如何に?

次回をお楽しみに・・・・

してくださります?

.
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2010年02月16日

NPO法人ウルトラ警備団 第26回:世界大戦争(3)

NPO法人ウルトラ警備団
第26回:世界大戦争(3)


翌日

「あれええ・・・おっかしいなあ。昨日のこと、何にも載ってないぞ。」

「どうしたんだ、イデ。朝から騒いで。」

「いやあ、新聞ですよ。ほら、昨日の為替の異常事態。当日のTVでもやらなかったでしょう。
さすがに今日の新聞には載っていると思ったんですが・・・」

「あら、載ってるじゃない、そこ。」

「え?あら、ほんと・・・何々、

”取引時間中一時的なシステムトラブルにより売買が混乱したが、数分後に修復、正常に戻った。”

これだけ?をかしくない?」

「そりゃそうですよ。兄貴。そんな大事が起こったなんて世間に知れてござんなさい。
ただでさえ不況続きで市場に参加する素人さんが少ないとゆうのに、一巻の終わりじゃねえですか。」

「誰、この人?」

「あ、お前は・・・あの時の・・・」

「クジラとマグロを喰うな運動船、実は密漁船のシxxxxの殺された船長!」

「おっとそこまで。あの時、死んだんじゃねえかっていいたいんでしょ。
殺されても死なない、殺されても翌週いけしゃあしゃあと蘇るのが俺らの商売でね。」

「ほんと、しぶといヤツだなあ。それにしても何でここに来た?」

「いやあ、生き残ったはいいが、仲間にね、あの時、おあ兄さんたちと一緒にいたでしょ。
裏切ったんじゃないかと何と疑われてね。居心地が悪くってしかたがねえ。
ならいっそのことってね、
どうです、隊長さん。俺みたいな小悪党雇ったら、先々何かと役に立ちますぜ。どうです?」

「何と図々しい。まさか団長・・・」

「まあまあ、騒ぐな騒ぐな。面白いじゃないか。ここには真面目なヤツラばっかりだからなあ。
一人ぐらいヤサグレたのがいてもいいじゃないか。
給料は安いぞ。それでもいいのかね?」

「ええ、そりゃもう。しばらくかくまってくださりゃそれで。さすが隊長、いや団長さんか、
話がおわかりになりなさる。」

「で、名前は何というのかね?」

「いやいや名前なんて大したものは別にいいんですけどね。エヴァとでもでも呼んでいただければ。」

「あーあ、また団長の気まぐれにも参ったものだよ。」

「何か言ったか?」

「ごほん。いや何にも。
えー、それにしても昨日の騒ぎで世界中の悪徳証券会社どもは大損しなかったんですかねえ。」

「そんな損するわけないでしょ。だいたいヤツラは何時だって反対売買って同時に売り買いして大損しないようにしてますから。
ましてや今回の騒ぎは、連中のPCもグルで使われてたんでしょ。何か起こる訳はねえでがす。
まあ、六本木の高いビルからマヌケな成金FX個人が鼻毛まで抜かれて267人ぐらい身投げした程度でしょ。」

「でも、それじゃ利益だって出ないじゃないか。」

「わかってないねえ、兄貴。証券会社なんてのは手数料で稼ぎゃいいの。誰かが得すりゃ誰かが損するのは承知の世界なんだから。
本気で博打打ちするヤクザはいないでしょ。胴元になるのが一番よ。」

「ふーん、そうなんだ。だから投信で儲かったって話、あまり聞かないんだな。」

「そのとーり。ほら、あっしだって役に立つでしょ。裏社会のことならおまかせあれー。
たまにデタラメ言うかもしれないけど。」

「そうだ。そうと決まったらエヴァちゃんの為に、入団祝いしなきゃ。
宇宙人たちも呼んで、みんなでバーっとやりましょ。」

「そうだな。」

「うしし、うまくいったいった。」

「何か言ったか?」

「いえ、何も。いやこんなあっしのために・・泣けちゃって・・

びえー。もうやだ〜(悲しい顔)

「まったく大袈裟なんだから。」

一同爆笑


つづく。

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2010年02月09日

NPO法人ウルトラ警備団 第25回:世界大戦争(2)

NPO法人ウルトラ警備団
第25回:世界大戦争(2)


「くわくわくわくわくわくわ」

「何だ?くわくわって。」

「えーっと、それ、凍っちゃってるんですよ。今、人工脳をリセットしますから。
ここだよな。ツボスイッチぽん。」

「くわくわくわ、と治りました。みなさんよろしく。」

「え、そのくわくわって何だったの?」

「ワタシ、何かいいましかた?いや言いますたか?いいや言いましたか?
はい、治りました。」

「何か、怪しいな。」

「あ、そうだ。で、相場の方はどうなった?」

「えーと・・止まってるようですよ。現在1ドル168円。」

「えーー!!先週は、じゃないや、さっきは48円って言ってなかったか?」

「へ?誰が?それじゃ円高じゃないですか。ありえませーん。
あ、そうだ。きっとあまりのことに一番最初の”1”を見落としたんですね。」

「”ですね”って他人事みたいに。おお、そうだ。ダン、お前だってそんな風に言ってたぞ。」

「へ?誰があ。ウルトラセブンに為替のことなんかワッカリマセーン。」

「みんなでトボケてるってか。そうかよ。悪いのはこの俺。はいはい。」

「ええ、別にフルハシさんが悪いのは一向に構わないですけど、
もしかしたらこの1ドル168円で止まるってヤバくないですか?
だって
こないだまで例えば84円だとしたら、これだと2倍ですよ。
灯油18リッターが3000円とかになっちゃう。含む便乗分。」

「まあ、デフレが解決してけっこうじゃないの。」

「また、そんな。ワタシらだって、ウルトラホークやポインターの燃料が買えなくなっちゃいますよ。
予算はもう決められてるんだから。
フルハシさんの給料も下がることはあっても上がらないでしょ。
ポテチとか値上がりしたら困るんじゃないですか?」

「わ、それは困る。もしかしてカールとかドンタコスもか?」

「もちろん。」

「そりゃヤバイ。何とかしろ、イデ。」

「何とかしろって言われたって。もし何とか出来たとして、何とかしていいんですか、団長?」

「うーむ。しちゃったらなあ。為替介入ってことだよな。
また管轄外のところで活躍すると、今度は解散とか言われかねないし。」

「しかしですね。現在の位置で止まっちゃったのもビショップが探索した結果ですし。
それがわかっちゃうのもまたヤバいんじゃないですか?」

「うーむ。それもそうだ。バレちゃうの、それ?イデくんよ。」

「えーっと、こっちもですね、一応、謎の宇宙人のテクノロジーですからバレることは無いと思いますが。
なあ、ビショップ?」

「はい、それだけはダイジョウビ、いや大丈夫です。
先ほど凍ったのは、ネットソフト怪獣アドマイアフサイチと出会い頭にぶつかったためでして、
ワタシは大丈夫。そしてあなたも大丈夫。僕らも大丈夫。」

「何か不安になって来たわ。」

「提案があるんですけど・・・」

「何だね。」

「どーせ、バレやしないみたいですし、みんなこのままだと困るみたいですし、
このさい、ビショップにまた為替水準を元に戻させたらと・・こっそり。」

「出来るのか、ビショップくん。」

「はい、もてろん、いやもちろん。おかませあれ、いやおまかせあれ。」

「よし。了解した。さっそくかかってもらおう。だがあくまでもコッソリな。」

「はい。では早速、再接続!

くわくわくわくわ くわくわくわくわ」

「だからナンなんだ、そのくわくわって?」

「おおお、何はともあれまた動いてきました。
現在1ドル142えん、131円、109円、102円、98円、95円、
おい、そろそろ止める準備を。」

「くわくわ。いくらくらいで止めます?」

「90円くらいでいいんじゃないすか。ねえ団長。」

「そうだなきりがいいし。」

「はいさ。では・・・ほいっと。」

「おお、90円7銭。」

「あまりびったしだと怪しまれても何ですし、7おけまー、いやオマけ〜〜。」

「どうだ?それから落ち着いてるか?」

「はい、どうやら。何事もなかったように。」

「しかしまあ、今のでさぞかしボロ儲けしてるヤツがいるだろなあ。
慌てて対処しちゃって、破産して首吊りする連中もいるだろうけど。
わ、失敗した!」

「え?何よ。」

「下げる時にウチらもFXでそっち方面に大金貼っておけば・・
俺らも大儲けだったのに。」

「わわわ、確かに。そしたら少しはここの経営が楽に。」

「馬鹿なこと言うんじゃないの。この中で誰がFXの口座、持ってるって言うの?」

「誰かいるか?」

しーーん

「いないみたいですね。それにしても・・・
私が地球を離れている間に、何か世の中ややこしくなっちゃって。
ネット怪獣ですか・・そんな相手とは変身しても戦えません。」

「わっはっは、セブンもかたなしだなあ。」

一同爆笑

「って、笑ってていいのかなあ。これって何かの伏線かも。」


つづく。

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2010年02月02日

NPO法人ウルトラ警備団 第24回:世界大戦争(1)

NPO法人ウルトラ警備団
第24回:世界大戦争(1)


「いやー、ヒマだなあ。」

「何、言ってんのよ。私たちはヒマが一番。でしょ、ダン?」

「そうですね。あれから3ヶ月、どうやら死ね死ね団も大人しいし、
むにょむにょも、他に怪獣も出ないし、保護した宇宙人たちは生き生きとしてここで働いてるし、
世は太平・・・
こんなにいいことはありません。」

「そりゃそうだが・・・。何か給料泥棒、タダメシ喰らいみたいでなあ。
気がひけるぜ。
あ、そりゃそうと団長。
例のピーxxxxxのクジラとマグロの密猟取引については何か進展有りましたか?」

「ああ、その件か。一応、万城目参謀、いや大臣に打診して調査を依頼しておいたんだが、
あの方も管轄外だしな、調べるように打診はしておいてくれたそうだが、
”それはお前らの仕事じゃ無いだろう。ハイドランジャーを無断使用などして。
今度、そのようなことには一切手を出さないように。”って逆に怒られて釘を刺されてしまったよ。」

「え?じゃ、あいつら、このまま野放しですか?
あの我々に事を打ち明けて殺された船員もそれじゃうかばれないんじゃ。」

「その点は私も悔しいんだがな。何しろこりゃ政治的な問題だ。
我々にはどうしょもできん。」

「アマギよ、忘れろ忘れろー。どうしょも出来ないこと悔やんだってしょうもないじゃないか。
それよりもしばしの平和、俺たちもゆっくりしなきゃ。」

「あれーー。世の中、そう平和じゃないみたいですよー。」

「えっ!どこかで怪獣でも出たかっ?」

「怪獣よりもこわーいかも。今、スクリーンに出します。」

「何だ。この妙な表は?」

「これは某証券会社の株式相場のボード、それと為替相場のものです。
ちょっと見て下さい。」

「わ、何ですか、ありゃ。円が対ドルで51円って。こないだまで確か88円だったんじゃ。
それに株価・・・異常高と異常安の会社と両極端。」

「俺もその方には詳しくないけど、そうゆうのってあまり上がったり下がったりすると、
何だっけ・・リミットブレーカーか、取引がストップされるんじゃないか?」

「それが・・・何か止まらないみたいなんです。わ、49円になりましたよ。
こりゃあきらかに異常です。怪獣の仕業かも。」

「馬鹿。怪獣って何怪獣なんだ?為替怪獣ドラーか?わははは。
それでもしいたとしてもどうやって退治するんだ。」

「しかしこれが続くと世界中がとんでもないことに。あ、一応、48円で止まった。」

「うむ、こりゃ確かに異常だ。で、これで得する連中って言うのは誰が考えられる?」

「そりゃFX取引でそっちに賭けてる連中ですね。
それともちろん株価が動く方向に読んでる連中。
国で言いますと・・・安くなってるのは・・・中国と豪州とブラジルと日本だけだ。
一番得するのは、
そこで原料を調達出来て生産して他の地域に売りつけて商売してるグローバル企業です。
あ、日本も・・・。
今、異常に株の値を上げてる会社・・」

「どこだそりゃ?」

「まず鉄鋼・・。あの業種は豪州、ブラジルで原料調達してますから。
それともちろん自動車。そうゆうの。
落ちてるのは欧州、アメリカからの輸入産業です。こりゃこんなことが続けばみんな潰れるな。」

「しかし・・・手を出したいのは山々だが、また管轄外と叱責されるな。」

「一応、調査だけするってのはどうですか?」

「やめとけ、やめとけ。そうゆうことは専門家に任せておけ。」

「調べる方法はあるのか、イデ君?」

「はい。ビショップの人工知能だったら、ネット内に直接アクセスして大元を突き止められるかと。
なあ。」

「はい、出来ると思います。」

「では、やってみてくれ。しかしあくまでも秘密裏にな。くれぐれも表面化しないように気をつけろ。」

「了解。じゃ、頼む。ビショップ。」

「はい。では。



今、接続しました。どこが主体で売買してるか追いかけてます。
スクリーンに世界地図で示しますから。」

「お、そこは日本。まさかまた死ね死ね団?
あ、破裂した。
わ、ちりじりに。
げ、ロシア、わ、アメリカ、おう、ムハムハ、げ、ドイツ。何じゃこりゃ。」

「これはどうもどこかの国のスーパーコンピュータで発信制御してるものではないですね。
クラウドコンピューティングってやつです。」

「何だそりゃ?」

「ソフトを動かすのに世界中のPCに少しづつ協力させて動かす手法です。
あ、今・・・出所が・・・あ、いけません。
突き止めると別な箇所に即座に。」

「じゃそのソフト自体を読めませんか?プログラムを読めば何かわかるかも。」

「現在、それを進行してます。もう少し・・・・」

バン!!!!!どんっ(衝撃)

「わ、停電。」

「あ、また点いた。わわわ、ウチのコンピュータのデータが全部消えちゃったよ。」

「大丈夫。バックアップは全部、ビショップの頭の中に入ってますから。
なあビショップ・・・おいビショップ・・どうした?」

「びびびびびびび。」

「ビショップまで壊れちゃったよ。何とかしろイデ。」

「ええええ。何とかしろって言ったって・・・」


つづく。

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2010年01月26日

NPO法人ウルトラ警備団 第23回:海底の戦慄(終り)

NPO法人ウルトラ警備団
第23回:海底の戦慄(終り)


「ぜいぜいぜいぜい・・・・
もーダメ。あー手がシビれた。腰痛。肩こり。めまい。のぼせ。血圧上昇。息切れ。動悸。」

「うほっほほー(はい、旦那。救心。)」

「お、ラー。めずらしく気が利くな。すまん。

ごく

あーー生き返った。」

「ずいぶん、早いじゃないか?」

「え?」

「ずいぶん早いじゃないかって言っておるのだ、スカタン。」

「あはは。そう言ったんですか。ハヤタって言うってね。」

「それで奴らの始末はついたのか?」

「そ・・それは・・・」

「出来なかったとゆうのか?そら、ラー。」

「うほー(OK、博士。)」

首締め〜〜〜〜がく〜(落胆した顔)

「わ、ラー。やめろ。さっきの救心が出ちゃう。こら。ぐ。」

「失敗した者には死有るのみ・・・・
と言いたいところだが・・・

人手が足りんから・・・ラー、その辺にしておけ。」

「うほー(へい)」

「わ、助かった。そりゃ無理ですよ。私ももう歳なんだから・・・。
変身して何とかしろって言われてもねえ。」

「言い訳はもういい。それで奴らは?」

「そりゃ当然、ここに速攻やってきますわな。」

「何〜〜。それがわかっておるのなら、即脱出だ。
ラー、灯台ロケット発射準備は?」

「うほおおお(出来ておりやす。)」

「お、いつのまにそんな粋なものを。さすが死神博士。」

「ではみんなで外に脱出。ラーよ、ワシをおんぶしろ。」

「へ?その灯台ロケットで逃げるんじゃないんですかい?」

「何を若菜、いや馬鹿な。そんな予算まであるものか。
それはおとり。
ほれ、はやくせい。」

「そんなー。今、救心飲んだばっかりなのに〜〜。」

「ぐずぐず言ってると置いていくぞ。そらラー。」

「うっはほーい(置いていくぞ)。」

「わかりましたよー。」

・・・・・・・・・・

ずどーーーんどんっ(衝撃)

「あ、団長。奴らの基地の灯台がロケットになって飛んで行きます。」

「そんなのは見てればわかる。ワシはまだ目は丈夫だぞ。」

「そうゆうことじゃ無くてー。逃げられたってことですってば。」

「何〜。それは気がつかなかった。
くそー。また逃したか。これでは証拠不十分でまた捕まえられん。」

「それにしても奴ら、どこに逃げたんでしょう?」

「さーな。いずれにしよロケットで逃げたんだ。それ相応の着陸場所があるところだな。」

「諸君、こうなったら一旦、退却。
至急、基地に戻って今後の対策を練る。

出発!」

はいっ手(パー)

・・・・・・・・・・・・

ぽちょん魚座

「あ、博士。ロケットが海に落ちました。」

「奴らにバレた気配は?」

「うーん、どーでしょう。多分大丈夫。連中もそそっかしいからなあ。」

「それではよし。
ラーよ、我々は、死ね死ね荘に戻る。まさか奴らも我らがいけしゃあしゃあと元の所に戻るとは思うまい。」

「うほおっほー(さすが博士!)」

「ところで何で博士はラーに最初に話しかけるのですか?」

「今日からラーがお前の上司になるからだ。失敗したお前は降格!」

「えー、それは無いっすよー。一応、元ヒーローなのにー。」

「うほっほー(わーーい。馬鹿ハヤタ、ざまーみろ)。」

・・・・・・・・・・

帰還するハイドランジャー内にて・・

「ところでノンマルトの連中のことはどうするんですか?」

「何だ。そのノンノンとか言うのは?ムーミンか?」

「駄目だこりゃ。団長、ついにボケた。」

「駄目ねえ。イデさん。団長はそっとしておくって言ってるのよ。
ここにいる私たちだけしか知らないんだから。
そのままにしておけばずっと平和に暮らせるじゃない。」

「やったー。さすが団長。粋なことなさいますね。」

「ダンよ・・・」

「何ですか?やったーー。」

「お前、相変わらずその”やったーー”って言う演技、気持ち悪いな。」

「ぐ。」ふらふら

つづく。

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2010年01月19日

NPO法人ウルトラ警備団〜元気無くお休みです。

今週の

NPO法人ウルトラ警備団

は、書き手が元気無くお休みです。

さすがに・・・。

昨日今日は無理。
posted by 山 at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラ警備団 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月12日

NPO法人ウルトラ警備団 第22回:海底の戦慄(5)

NPO法人ウルトラ警備団
第22回:海底の戦慄(5)


バキューーン

「わ、びっくりしたあ。」

「バキューーン・・・なんてね。
いやー、毎度毎度こうゆう場面になると撃たれて死ぬってのが俺の定番で。
毎度毎度最後まで出っぱなしてのないのよ。だから今回も来るんじゃないかと・・
先に自分で言っておきました。
が、
あはは、来ないね。良かった良かった。」

「まー、気の毒。そうゆうことー。
では良かったついでに全部白状お願いします。」

「よっしゃよっしゃ。
実はな。こうしてクジラとかホンマグロとか捕獲反対してんのにも大切な意味があるの。
こうしておきゃ漁師たちが猟が出きなくなるでしょ。
そしたら当然値が上がるわな。つか市場取引出来無いし。とんでもない貴重品になります。
海のダイヤってなもんで。
そこを・・・ここがミソね、
まさか俺たちが反対してるクジラやマグロを運んで商うなんて誰も思わないじゃん。
わはは。大儲け大儲け。」

「なるほど。汚いことを。
で、黒幕はいったい誰なんだ?」

「黒幕?そんなのしらねえなあ。」

「いまさらとぼけてどーする。こっちがアンタの頭にバキューンしたっていっこうにかまわないんだぜ。」

「おー怖。話すよ。話すから最後まで出演させてね。
えーと黒幕は・・・・一人じゃなくてーー・・・ヒントその一、
捕獲反対会議のメンバー・・・」

バキューンむかっ(怒り)

「わ、びっくりした。」

「またでかい声出して俺たちを騙そうたって・・・
あ、ほんとに撃たれてる!」

「ぐ・・・やっぱし撃たれた・・・
頼む。この金で闇の仕事人にこの恨みを・・」

「誰が犯人なんだ?」

「おめーんとこの政府のマンジョー・・・・
ぐ・・・・もうダメ。」

「おい、おいっ。」

「あ、も一つ・・・。またお仕事よろしくお願いします・・・
ぐ。」

「うーむ。今回もくたばったのか。
ダン、今、こいつ気になること言ったな。」

「”また仕事よろしく”ですか?また仕事あるかなあ。」

「そーじゃなくて。”マンジョー・・”なんとかって言っただろ。
まさか・・・」

「まさかねえ・・・」

どしゃああああん魚座

わーーーーーー

「わ、何か外がやかましいぞ。」

「ダン、ダン、大変よ。」

「何だ、アンヌ。」

「ウルトラマンが!ウルトラマンが出たの。」

「え、怪獣でも出現したのか?」

「んんん、違うわよ。マンがこの船を沈めにやって来るみたいなの。」

「あ、そうかヤツは今回は悪役・・・・
ダン、どーする?」

「わかりました。僕が変身して闘います。

じゅ・・

わ、船室で変身すると頭ぶつける・・・

外に出てーーの

じょわ!!


だーーん

ガシっ

「おおお、セブンとマンの夢の対決!!」

「手四つになってるぞ・・・・・
はいいけど、
全然動かないな。」

「まったく動きませんね。」

「もしかしたらお互い、歳で体力無いとか。
ほらもうカラータイマーと額タイマーが点滅してます。」

ほわん

「わ、いきなし消えた!」

「あ、ダン!」

「ぜいぜいぜいぜい・・・・
もーダメ。あー手がシビれた。腰痛。肩こり。めまい。のぼせ。血圧上昇。息切れ。動悸。」

「はい、ダン。救心。」

「アンヌ、ありがとう。

ごくん。

わ、心が救われた。どうです。見事にやっつけたでしょう。」

「見事とゆうか・・・はいはいお見事です。」

「えー、一応、ダンのおかげでここは乗り切った。

とゆうことにして

しかるに次は例の死ね死ね団本部の探索だ。
奴らを取り調べれば黒幕の正体がはっきりとわかるに違いない。

出撃!」

はいっ!!手(チョキ)


つづく。

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2010年01月05日

ウルトラ警備団〜一回御休みです。

とゆう訳で、すっかりスりまして

すっかり凹みまして、

馬券のことだけではないんですが、

今週は、ウルトラ警備団を一回お休みします。

できればアッパーな精神状態の時に書きたいんで。

いやほんま、寒いのは嫌ですねえ。

posted by 山 at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラ警備団 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月29日

NPO法人ウルトラ警備団 第22回:海底の戦慄(番外編)忘年会

NPO法人ウルトラ警備団
第22回:海底の戦慄(番外編)忘年会


バキューーン

「の直後に何だが、そういやあ年の瀬だね。」

「忘年会しなくちゃ。」

「そうですよ。忘年会と言うものが、世間様の誰もかれもが出来るものかどうか知りませんけどね、
せめてお話ですからしなきゃ。」

「でもなあ、”バキューン”の直後だからなあ。どこにいたことにしますか?」

「ノンマルトの海底都市でやったことにすればいいんじゃない。あそこ何か竜宮城みたいだし。」

「おほほー。そりゃいいですね。タイヤヒラメのマイ踊り〜。」

とわんとわんとわんとわん・・・

「と、時間巻き戻し〜〜〜」

「それでは人様のとこでタダでご馳走喰って申し訳ないが2009年度ウルトラ警備団忘年会を開催する。」

「お酒は?」

「ノンマルト焼酎、アルヨ。飲め飲め。度数97%。独立バンザイ。イギリスくたばれ。」

「お、それって大脱走のお酒みたいなの?へええ。」

「では。何だかわからんが一年ご苦労様。かんぱああい。」

かんぱああい!!

「おおお。」

「おおお」

「おおお」

「強い酒だなあこりゃ。」

「ほんと。ところで今年の大事件と言えば・・・

やっぱりダンが帰ってきたことね。」

「そうだそうだ。お帰りダン。帰ってきたウルトラセブンてか。うほー。」

「いやー。またお世話になっちゃって・・・。
でも何だか今までちょくちょく帰って来てたみたいですよ。
こないだ始めてその後のウルトラセブンのシリーズを全部じゃないけど見ました。」

「あはは。見たんか?俺が参謀やってるヤツだろ。無い無い、そりゃ無いよなあ。」

「そんなことは・・・。しかしねえ・・・。」

「何がしかしだ?」

「ダンが言いたいのはあれだろ。冒頭は昔の通りだったし、音楽もそのまま使ってていいんだけど・・」

何かショボイ!!

「わはは。言いにくいから全員一致で言いましたね。」

「たしかにそうですねえ。あとから作ったのにセブンと怪獣の格闘場面とかビンボー臭いってのは何でしょね。」

「ビデオだからじゃないすか?」

「それもあるがワシが出てないからだな。なんちゃって。」

「それもそうです。僕も出てなかったですから。」

「何で出なかったんだ?」

「知りませーん。」

「ま、出演者のあれこれとか説教臭い脚本とかはありましたけど・・・
僕たちが歳を取ってるのは当たり前だし・・・
それにしても・・・
CG使ってもチャチだし、着ぐるみだと情け無いし・・・」

「ま、要は予算が無かったってことか。時間をかけて人を使うのが無理になってる。」

「え?てことはもしかして日本てどんどん貧乏になってません?」

「そう言えば・・・確かにそうだ。」

「ディーヴォってやつね。」

「でもですね。政府は一貫して経済成長無しでは発展は無しって言ってますよね。」

「成長しないもん。どう考えても無理もんな。借金ばっか毎年してるし。」

「どうするんでしょうね?」

「どうするのかな。」

「新しい経済の論理考えなくちゃいかんのではないですか?」

「イデ、お前、学者なんだからその辺り何とかしろ。」

「そんなこと言ったってわたしゃ科学者だし・・ビショップ、お前さんならもしかして・・」

「ふふふ。どうでしょう・・」

「まあまあまあ。みんな、そんなこと考えながら酒飲んだらまずくなっちゃうぞ。
そのあたりはだな。もしかしたらこの話の今後に展開するかもしれないし、
展開しないかもしれないし、
まー、今日はどわーっと飲もう。わはは。」

「そうすね。どわーっと。」

「はい。どわーっと。

元気出して・・来年からまた活躍せねばなりませんし、

も一回・・・かんぱーーい!」


かんぱーい!!

「あら、いつのまにか悪役さんたちも参加してるわ。」

とゆうことで

ウルトラ警備団を来年もよろしくーー。

まほのガーデンもね。


つづく。

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2009年12月22日

NPO法人ウルトラ警備団 第21回:海底の戦慄(4)

NPO法人ウルトラ警備団
第21回:海底の戦慄(4)


”では次の指示を与える。よく聞けよ。

今晩、08:00時に・・・・・

変なところで「つづく」にするから要件忘れちゃったじゃないか。
えーーーーとお

あ、そうだ。
今晩、08:00時に例のブツの受け渡しがある。
そこから南南東10時25分へ525mの海上に来る白い船だ。
合言葉は、

「クジラを殺すな。」
「はいはい。」
「マグロを取るな。」
「はいはい。」

わかったな?”

「了解アル。わかったアル。」

”よろしい。ではその時まで予定分のクジラとホンマグロはキチンと解体しておくように。
しかし、受け渡しの最初でいきなしブツを全部渡すなよ。
万が一、偽者ってこともあるからな。
まずは、サンプルを出して相手の反応を確かめてから全量を渡すように。
わかったか?”

「了解アル。わかったアル。」

”では、拳闘を祈る。あ、字が違う。検討を祈る。あ、字が違う。見当を祈る。あ、字が違う。
献灯を祈る。あ、字が・・・”

「無線、切っちゃえよ。馬鹿相手にしてても疲れるだけだぜ。」

「はいアル。サヨナラー。」

”あ、馬鹿。今、見つけるのに・・。犬闘をいの・・・”

ぶっ

「ちょっと質問いいですか?」

「何アルカ?」

「もう取ったクジラとかは全部解体しちゃったの?」

「まだアル。気が進まないからなかなか出来無いアル。少しはしちゃったけど。」

「そりゃ良かった。解体した分は俺たちに食わせてくれ。
いやー久しぶりだなあ。クジラのベーコン、マグロのトロ・・・・

あ、何か冷たい視線。お前らだって喰いたいだろうに。
悲しいことに殺生してしまったものは食べてあげなければ成仏出来んさ。
なあダン。」

「わ、そこで僕にふりますか?私は正義の味方ですから。とても言えません。
出来れば中トロの方がいいだなんて。」

「ほらウルトラセブンだって中トロが好きだって言ってるじゃん。」

「こいつ、ウルトラセブンなのか?」

「あ、いかん。ちゃうちゃう。冗談冗談。わはは違いますよ。」

「ご、ごほん。では、残りのクジラとマグロは解放してやってくれたまえ。勿体無いけど。」

「それでいいアルカ?」

「大丈夫大丈夫。最初はサンプルだけ持っていけばいいんでしょ。
テキトーな四角いモノに、”これはクジラです。”とか”マグロ”とか書いて持っていけばOK。」

「そのあとは私たちに任せてくれればいいのよ。」

「ほら、アンヌがそう言うんだから。これは鬼に金棒です。」

「私が鬼だって言うの、アンタ?」

「だから例えだって。すまんです。」

・・・・・・・・

と下らないことを言い合ってるうちにお約束の時間到来。

「ノンマルトくん、準備はいいかね。」

「OKアル。言ったとおりにするでアル。」

「アマギ、海上保安庁に連絡は取ったか?」

「はい。目立たないように待機するように指示をお願いしておきました。」

「よし、それでは出陣だ。みんなノンマルトくん達の・・・着ぐるみは着たようだな。よろしい。
行くぞ。」

・・・・・

ピカピカ

「あれが合図アル。」

「あれーーー、あの船のマークって・・・もしかして・・」

「それはあとでいい。先に作戦決行する。
乗船だ。」




人影「クジラを殺すな。」

「はいはい。」

人影「マグロを取るな。」

「はいはい。」

人影「よし、乗船を許可する。」

「よっこいしょっと・・アル。」

人影「で、例のものは持ってきたか?」

「はいアル。これです。サンプル。」

人影「何何・・”これはクジラです””これはマグロです”。よし間違いないようだな。
ではブツをまるごと引渡して貰おう。」

ぱっ

ぱっ

ぱっ


人影「わ、まぶしい。何じゃこりゃ。」

犬”お前たちは完全に包囲されている。武器を捨てて抵抗はやめなさい。”

人影「ぎゃ、捕まる。お前ら裏切ったな。この裏切り者めが。」

「わははは、裏切り者だとはちゃんちゃらおかしいぞ。

(着ぐるみ脱いで)

我々は科学特捜・・じゃない、ウルトラ警備団だ。この紋所ユニフォームが目に入らぬか。

ええい
お前らの方がよっぽど裏切り者じゃないか。
このピーXXXXめ。」

人影「伏字じゃわからん。ちゃんと名前を書けたら降参してしてやってもいいぞ。」

「そ、それは・・・諸事情で・・・・
ええい、面倒だ。
フルハシさん。そこの船長らしき人物を連れてきて下さい。」

「ダン、何か策があるのか?」

「任せて下さい。ええい、お前、船室に入れ。」

・・・

「な、何なんだよ。」

「お前らピーXXXXの魂胆を白状しろ。
本来ならクジラやマグロを守るはずのお前らが何故こんなことをする。
誰の命令なんだ?」

「へへーん。そんなこと白状するくらいなら死んだ方がマシだね。」

「ああそうか。わかった。では死んで貰おう。とウルトラガンをコメカミに突き付ける。
いーち、にー、さーん、6個数えたら撃つからな、よーん・・」

「わ、そんなー。ウルトラ警備隊がそんなことしていいのか?」

「うるせー。俺はウルトラセブンだ。宇宙人だから地球の法律は関係ネー。
ぶっ殺すぞ。白状しろ。えーっと、ごー、ろーく、ななー・・」

「ぎゃ、わかったよ。言うよ言うからさー。撃たないでおくれ。」

「よし。」

「ダン、お前・・・キャラ変わったんじゃないのか?」

「いやあ、人間、歳を取ると気が滅法短くなりまして。体力無くなるから。」

「人間じゃないじゃん。ま、いっか。ほら早く白状しろ。」

「言うよーーー。めそめそ。
実は・・・

バキューーン





つづく。

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ここでCM、失礼いたします。

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まずはご一見、よろしくお願い申し上げます。

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posted by 山 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ウルトラ警備団 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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