NPO法人ウルトラ警備団
第20回:海底の戦慄(3)
♪じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
ぱぷー ぱぷー♪
「ハイドランジャー、出動。ガソリン、あと残り8時間分。」
「おいおい、アマギ。白けること言うなよ。」
「しょうがないだろ。事実なんだから。無くなったらどっかで給油しないとな。
どこでだ?」
「知らないですよ。それより、これってガソリンで動いていたんですか?」
「多分。」
「とか何とか話してるうちに、先程のクジラ怪現象地域に到達。」
「お、あそこに何か見えるぞ。あ、あれは・・・タコ怪獣の・・・・
思い出せん。」
「ガイロスでしょ。」
「よく覚えてるな。つか俺、最初から知らなかったかも。
その、えーとガイロスがクジラを抱えて泳いでるじゃん。」
「てことは海底原人ノンマルトがやっぱりこの一件に絡んでいるかも。
あ、ガイロスの吸盤に何か貼りついてる。」
「拡大画面で見てみましょう。あれーー、あれはクロマグロですよ。」
「クロマグロってのは、あれか?寿司屋で特上トロが一貫1500円してた今は捕獲禁止になったやつ。
あーーー、喰いてー。美味かったよなあ、あれ。最後に喰ったのはいつのことだったか・・」
「よし、見つからないようにあとをつけろ。」
「了解!」
・・・・・・・・・
「案の定、ここに来る途中に見つけたノンマルトの海底小都市に向かってますね。」
「あ、ドームが開いて入っていく。」
「よし、一か八かあれが閉まる前に我々も侵入!」
「ぎゃ、団長。いきなし思い切った発言を。出来るのか?
ええい、思い切ってええええ喘息全身。ごほごほ。
違うわ。全速前進!」
「わああああ。閉まっちゃうよーー。
って
入れたじゃん。」
「水が引いていきます。」
ごおおおおおおおおおお
ずうううううううん
「海底都市内に入りました。ノンマルトたちがやって来ます。もろ見つかるよな、これじゃ。」
「会って話をしてみよう。」
「思い切ったことを。団長が前回のシリーズで他の都市を全滅命令させたって知ってたらボコボコにされちゃいますよ。」
「それは話すな。」
「話すわけないじゃん。」
「それじゃまあ。覚悟を決めて出ますか。」
ぎーーー
「お前たち、誰アルネ?」
「わ、日本語話すよ。しかも何故か中国人風。
えーっと、僕らはですね。ウルトラ警備団と申しましてですね。
以前のウルトラ警備隊とは一切関わりの無い平和で優しいお友達です。」
「そーアルカ?ウルトラ警備隊だったら皆殺しにしてやるところだったアル。
違うならよろし。で、何の用か?ハヤタの使いか?だったらまだ予定の数は捕れてないアルヨ。」
「そうかやっぱ死ね死ね団の策略が絡んでいたか。
あ、ちゃうちゃう。あいつらとは関係無いよ。」
「そうアルカ。じゃ何の用アルネ?」
「いやー、こんなことしてるのには何か事情があるのかと思って。」
「困ったことがあるのなら、何でも話してちょうだい。力になれるかもしれないから。」
「そうなのか。それならありがたいが。いや人間、信じられないアル。今、相談するアルヨ。」
べちゃべちゃ
「相談したアル。話すアル。どうせ手は無いアルし。」
「あるのか無いのかわからねえなそれじゃ。」
「無いアル。」
「はいはい。」
「実はミーたちもこんなことはしたくないアル。こないだ、ある日突然ウルトラマソがやって来て、
”お前ら、こんなとこで生き残っていたのか。俺の言う事を聞かなかったらウルトラ警備隊に居場所をバラしてやるぞ。
言う事をきけ。”
って脅かされたアル。ミーたち、もうこれだけしか生き残ってないアルヨ。
悔しいけど、そんで言う事をきいてます。」
「そうなのか。それは気の毒に。よし、それなら我々が何とかお助けしましょう。
そのためにも少しだけ我々に協力してください。」
べちゃべちゃ
「わかったアル。何をすればいいのか?」
「何をするんだ、ダン?」
「はい、団長。やはり何の目的で彼らがこんなことをさせられてるのか究明するする必要があるかと。」
「うむ、そうだな。ではよきにはからえ。」
「はい。
君たち、悪いけどもうしばらく連中の言う事をきいてくれないか。
そのうち、ツナギの連絡が入るだろうし。そしたら何の目的かわかるから。」
「そう言うのならそうするアル。嫌だけど。」
ぷーぷーぷー
「早速、連絡命令が入ったアルよ。」
”うがぷーー。ええい、接続が悪いな。まったくもっといい無線機は無いのか。
あ、予算がない?ええい。
えーーーノンマルトノンマルト聞いてるか?”
「聞こえてるアルヨ。」
”予定の捕獲数量は揃ったか?”
「揃ったって言ってください。」
”あれ?今、誰か聞き覚えのあるような声が・・”
「誰もいないアルヨ。揃ったアルヨ。エブリシングOKね。」
”では次の指示を与える。よく聞けよ。
今晩、08:00時に・・・・・
つづく。
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そしていよいよ総天然ポプリを発売しました。!
ミニミニソファ2個セットにはそのポプリをお試し1個付です。
まずはご一見、よろしくお願い申し上げます。
*一部品切れの場合もあります。
.
2009年12月15日
2009年12月08日
NPO法人ウルトラ警備団 第19回:海底の戦慄(2)
NPO法人ウルトラ警備団
第19回:海底の戦慄(2)
「博士、見てくださいよ。やつらやっぱりついて来ましたよ。」
「やっぱりか。ほれ、ワシが言ったとうりじゃろて。」
「入って来ますかね。」
「入って来るじゃろ。」
「そしたら入り口階段のところのレーザー光線で、どかああん。」
「どかああん。」
「ですね。」
「じゃろわい。」
「って、あれ?変だな。アイツら、入って来ないで前の原っぱで何かメシ喰ってます。」
「何だとおっ。もしやキリヤマのヤツ。ワシが思っている以上に・・・」
「侮れないヤツですか?」
「いや、ただのバカかもしれん。恐ろしい。」
「何でだよ?」
「バカとハサミほど恐ろしいものはないと言うじゃろ。こわ。」
「うほっほーい(コイツらの会話の方がよっぽどアホだわ)。」
「ラーよ、何か言ったか?」
「うっほほほほ(いんや、別に。)」
「そうかそれならよろしい。ウルトラマソ、作戦変更だ。このままアイツらが入って来るのを待つ。
そしたら入り口階段のところのレーザー光線で、どかああん。」
「どかああん。
って、どこが作戦変更なんだ?」
と、灯台の中でアホな会話が繰り広げられてるのも知らないお弁当中のウルトラ警備団員たち・・・
「いやあ、やっぱこのコメは美味いな。コシヒカリだろ?」
「違うわよ。ヒトメボレ。誰でもわたしの美貌にヒトメボレ・・・」
「しょってるなあ、アンヌ団員は。」
「え?わたし、何かしょってる。悪霊かしら。くわばらくわばら。」
「おい、君たち。そんな死語だらけの会話してないで、あそこを見てご覧。」
しゅわーーー
「何よ。あれ・・・何かしら?」
「クジラだよ。珍しいな、こんな近海で。潮を吹いてる。」
「イエスの”クジラを殺すんじゃねえ”、みんなで歌いますか?」
「難しいよ。唄えるかそんなもん。」
しゅわーーーーぶっ
「あれ?止まった。あ・・・何か変じゃないですか?急に海の中に引きずり込まれたような。」
「確かに妙だな。気になる。」
「諸君、気になることは放置してはいけない。ウルトラ警備団誓い第4条。」
「そんなもんあったですか?」
「ごほん。有る。今、作った。すぐに探査だ。ハイドランジャー出撃!」
「ええっ。今ですか?」
「今だ。」
「はいはい。団長の気まぐれにも困ったもんだ、まったく。」
「フルハシ、今、何か言ったか?」
「いいえいいえ。おい、みんな出動だ。はやく握り飯食えっ。」
つづく。
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第19回:海底の戦慄(2)
「博士、見てくださいよ。やつらやっぱりついて来ましたよ。」
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「って、あれ?変だな。アイツら、入って来ないで前の原っぱで何かメシ喰ってます。」
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「ラーよ、何か言ったか?」
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「そうかそれならよろしい。ウルトラマソ、作戦変更だ。このままアイツらが入って来るのを待つ。
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「え?わたし、何かしょってる。悪霊かしら。くわばらくわばら。」
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2009年12月01日
NPO法人ウルトラ警備団 第18回:海底の戦慄(1)
NPO法人ウルトラ警備団
第18回:海底の戦慄(1)
♪じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ♪
「その音楽、ちょっと待った。
ハンドランジャーの秘密基地ってどうやって入ったっけ?
前のシリーズじゃ描写無かったよなあ。」
「そう言えば・・・・。
そうだ、適当に謎の円盤UFOのとか拝借すればいいんじゃないですか。」
「お前、覚えてるか?」
「何となく・・・・・」
とゆうことで何気無い海辺のガソリンスタンドのお店部分に団員たちが入りまして、
奥のトイレの横の小部屋に入りまして、そこが地下に降りてエレベーターになってまして、
出ますと廊下が有りまして奥の扉の前で指紋認証、静脈認証、角膜認証やら全部した上に
入りまして、
そこから階段下りて常駐しているOBのおっさんに挨拶して乗り込みます。
「何かマイティジャックが混ざってるな。」
「OKOK。同じ円谷プロの作品です。」
「では、気にしないで・・・・全員乗りましたねって、定員4人だから2隻で出動、
発進!!」
♪じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
ぱぷー ぱぷー♪
「いいですねえ、冬木さんの音楽。燃えてきますなー。」
「目的地、伊豆沖合いの大戸島!」
♪じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
ぱぷー ぱぷー♪
「団長、そろそろ大戸島近海です。
あ、あそこに何かあります。
あれは・・・・・もしかして・・・・・
ノンマルトの海底ミニミニ都市!
まだあったのか。」
「全員、攻撃準備!壊滅作戦開始!」
「わ、ちょっと待ってください、団長。
あれほどこないだのシリーズで海底都市を丸ごと壊滅させたのを団長は悔やんでたじゃないですか。
一族郎党、老若男女皆殺しにしてしまった、俺は夜も眠れん、って。」
「あ、そうだった。すまん。ついクセで。」
「クセで全滅させられたらたまらないなあ。」
「何か言ったか?」
「いや、べ、べつに。ごほん。
えー、ここは一つ様子を見てまずは大戸島に上陸して調査をしたらどうでしょう。」
「そうだな。作戦撤回。島に上陸する。」
「どうやって?」
「え?」
「ハンドランジャーを港につけたらバレバレですよ。」
「あ、そうか。うーむ。困ったな。泳ぐわけにもいかんし。」
「仕方が無い。その辺はうやむやにしてハショりましょう。情景描写。」
・・・・・・
「とゆことで上陸〜。そのへんのおっさん、おばさん風に変装しまして・・・」
「しっつれいねー。おばさんじゃないわよ。」
「あ、すいません。一般ピーポーになりすまして調査!」
「何を調査するんだったかな?」
「完全にボケてます団長。死ね死ね団の動向でしょ。」
「あ、そうか。調査開始!」
・・・・・・
「どうだった?」
「不思議ですねえ。死ね死ね団らしい輩を見た人たちもいないし、
ゴヂラが出現する気配なんて毛頭有りません。」
「そりゃ困ったな。」
「皆さん、こんにちわ。」
「わ、突然、ハヤタさん出現!」
「困りますなあ。我々がただ平和に引っ越して海の島でバカンスしてるのに妙な聞き込みされちゃあ。
みんなに怪しまれちゃうじゃないですか。買い物にも困ります。」
「いやあ、違う違う。我々も休暇でね。バ、バカンスに来たんだよ。なあ、イデ。」
「そ、そうですよ。これから美味しい料理と芸者がいる旅館探してパアーぁっと宴会でも・・
と、お、思ってたところです。」
「思い切りウロたえてるじゃん。バレバレ。だが、まいっか。それならよろしい。
ではさらば!」
・・・
「わはは、向こうから出て来てくれましたね。これでヤツラがここにいるのが判明。」
「ハヤタさんて昔からちょいと抜けたとこがあったからなあ。」
「では彼のあとをそっと尾行しましょう。そしたら悪の秘密基地がきっと。」
「よし尾行作戦開始!」
・・・・・・
「お、何か、いかにも怪しい灯台に入って行きましたよ。」
「うむ。では悪の秘密基地の場所もわかったことだし、このへんでお昼にしよう。
アンヌ、握り飯作戦開始!」
「え?入らないんですか?ま、いっか。腹も減ったし。」
つづく。
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第18回:海底の戦慄(1)
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ハンドランジャーの秘密基地ってどうやって入ったっけ?
前のシリーズじゃ描写無かったよなあ。」
「そう言えば・・・・。
そうだ、適当に謎の円盤UFOのとか拝借すればいいんじゃないですか。」
「お前、覚えてるか?」
「何となく・・・・・」
とゆうことで何気無い海辺のガソリンスタンドのお店部分に団員たちが入りまして、
奥のトイレの横の小部屋に入りまして、そこが地下に降りてエレベーターになってまして、
出ますと廊下が有りまして奥の扉の前で指紋認証、静脈認証、角膜認証やら全部した上に
入りまして、
そこから階段下りて常駐しているOBのおっさんに挨拶して乗り込みます。
「何かマイティジャックが混ざってるな。」
「OKOK。同じ円谷プロの作品です。」
「では、気にしないで・・・・全員乗りましたねって、定員4人だから2隻で出動、
発進!!」
♪じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
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「いいですねえ、冬木さんの音楽。燃えてきますなー。」
「目的地、伊豆沖合いの大戸島!」
♪じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
じゃっじゃっじゃじゃじゃじゃ
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「団長、そろそろ大戸島近海です。
あ、あそこに何かあります。
あれは・・・・・もしかして・・・・・
ノンマルトの海底ミニミニ都市!
まだあったのか。」
「全員、攻撃準備!壊滅作戦開始!」
「わ、ちょっと待ってください、団長。
あれほどこないだのシリーズで海底都市を丸ごと壊滅させたのを団長は悔やんでたじゃないですか。
一族郎党、老若男女皆殺しにしてしまった、俺は夜も眠れん、って。」
「あ、そうだった。すまん。ついクセで。」
「クセで全滅させられたらたまらないなあ。」
「何か言ったか?」
「いや、べ、べつに。ごほん。
えー、ここは一つ様子を見てまずは大戸島に上陸して調査をしたらどうでしょう。」
「そうだな。作戦撤回。島に上陸する。」
「どうやって?」
「え?」
「ハンドランジャーを港につけたらバレバレですよ。」
「あ、そうか。うーむ。困ったな。泳ぐわけにもいかんし。」
「仕方が無い。その辺はうやむやにしてハショりましょう。情景描写。」
・・・・・・
「とゆことで上陸〜。そのへんのおっさん、おばさん風に変装しまして・・・」
「しっつれいねー。おばさんじゃないわよ。」
「あ、すいません。一般ピーポーになりすまして調査!」
「何を調査するんだったかな?」
「完全にボケてます団長。死ね死ね団の動向でしょ。」
「あ、そうか。調査開始!」
・・・・・・
「どうだった?」
「不思議ですねえ。死ね死ね団らしい輩を見た人たちもいないし、
ゴヂラが出現する気配なんて毛頭有りません。」
「そりゃ困ったな。」
「皆さん、こんにちわ。」
「わ、突然、ハヤタさん出現!」
「困りますなあ。我々がただ平和に引っ越して海の島でバカンスしてるのに妙な聞き込みされちゃあ。
みんなに怪しまれちゃうじゃないですか。買い物にも困ります。」
「いやあ、違う違う。我々も休暇でね。バ、バカンスに来たんだよ。なあ、イデ。」
「そ、そうですよ。これから美味しい料理と芸者がいる旅館探してパアーぁっと宴会でも・・
と、お、思ってたところです。」
「思い切りウロたえてるじゃん。バレバレ。だが、まいっか。それならよろしい。
ではさらば!」
・・・
「わはは、向こうから出て来てくれましたね。これでヤツラがここにいるのが判明。」
「ハヤタさんて昔からちょいと抜けたとこがあったからなあ。」
「では彼のあとをそっと尾行しましょう。そしたら悪の秘密基地がきっと。」
「よし尾行作戦開始!」
・・・・・・
「お、何か、いかにも怪しい灯台に入って行きましたよ。」
「うむ。では悪の秘密基地の場所もわかったことだし、このへんでお昼にしよう。
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2009年11月24日
NPO法人ウルトラ警備団 第17回:そこにいたのか宇宙人(4)
NPO法人ウルトラ警備団
第17回:そこにいたのか宇宙人(4)
「ワシは毎日、100円ノーソンに食料調達に出向いてるのでごわすが・・・」
「あ、そのこと知ってる。お前、全部おにぎり買っちゃうんだもんなあ。
俺たちの分、無くなっちゃったよ。」
「イデ、そのことはもういいだろうに。」
「すまんでごわす。何しろ、この人数なもんで。これから少しは遠慮するでごわす。」
「いいのよ。もう買いにいくことなんて無いんだから。ねえ、団長。」
「ああ。」
「重ね重ねすまんでごわす。
で、肝心な話でごわすが、そこで噂を聞いたでごわす。」
「どんな?」
「何かハヤタ氏(うじ)もそこでちょくちょく買い物してるらしいんでごわすが、
店員の話によりますと聞きもしないのにペラペーラ自慢話をよくするそうで、
こないだも
”B地区の土地は全部俺様たちのものだ。何しろ大水建設グループが後ろ盾についてるんだからな。
こんな店で買い物するのはこれで最後だ。がっはっは。”
とかほざいてたとか。」
「何ー。それじゃヤツラの資金源は俺たちの国の企業から出てたってゆうのか!
怪獣使ってB地区の建物をすべて壊して新しい街づくりで大儲けってことかよ。」
「そうらしいでごわす。」
「くそ、怪獣より恐ろしいのはやっぱ人間か。どうします?団長。」
「うーむ。ヤツラの計画が失敗に終わった今となっては、証拠がなあ。
一応、参謀には伝えておくが・・・。」
「悔しいですね。」
「で、最後だって言っておきながら、またこないだ店に来たらしいんでごわす。」
「うんうん。そんで何て言ってたんだって?」
「今度は
”仕方なくまた来てやったが今度こそこれで最後だ。この街ともおさらばだからな。
今度は、海へレッツゴーだぜ。楽園の島だ。あそこには大戸屋があるからたんまり焼き魚定食が食えるぜ。”
とか言ってたらしいです。」
「何〜、海へだとー。いったいどこへ行くつもりだろう?」
「ちょっと待って下さいよー。大戸屋って言ってたんですね。じゃもしかして大戸島じゃないですか?」
「あのゴジラで有名なとこか?」
「そうですよ。もしかしたらゴジラを復活させるとか・・企んでるんでは?」
「それは大変だ。団長!」
「うむ。大至急、大戸島に出撃!しかし空から行ったんじゃ敵に察知されてしまうな。どうするか・・・」
「あ、団長!それならいい手がありますよ。伊豆にあるハイドランジャーの基地。
あそこって、まだそのままになっていたでしょう。」
「ああ。あんなもの使いようがないって売れなかったからな。」
「そうですそうです。多分まだ使えますよ。」
「電気とかまだ通ってるんですか?滞納して切られてるとか。」
「ああ、それは何とか大丈夫だろう。出撃1回分くらいは予備の電源装置でまかなえる。」
「じゃ、それで出撃ですね。さっそく出かけましょう。」
「あのー、おいどんたちはどうしたらよかですか?」
「あ、君たちか?どうします、団長?」
「よし。君たちは今日から準ウルトラ警備団員になってもらう。
最初の任務は、ここで留守番だ。無線の連絡係をしてくれ。
簡単だから。
説明はアンヌから頼む。給料も些少だが出してやるぞ。」
「嬉しいでごわす。頑張るでごわす。」
「腹が減ったら冷蔵庫のもの喰うか、出前とってもいいからな。
だが、あんまり高いのは駄目だぞ。出来ればピザくらいで。」
あっはっは
全員爆笑
つづく。
−−−−−−−−−
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第17回:そこにいたのか宇宙人(4)
「ワシは毎日、100円ノーソンに食料調達に出向いてるのでごわすが・・・」
「あ、そのこと知ってる。お前、全部おにぎり買っちゃうんだもんなあ。
俺たちの分、無くなっちゃったよ。」
「イデ、そのことはもういいだろうに。」
「すまんでごわす。何しろ、この人数なもんで。これから少しは遠慮するでごわす。」
「いいのよ。もう買いにいくことなんて無いんだから。ねえ、団長。」
「ああ。」
「重ね重ねすまんでごわす。
で、肝心な話でごわすが、そこで噂を聞いたでごわす。」
「どんな?」
「何かハヤタ氏(うじ)もそこでちょくちょく買い物してるらしいんでごわすが、
店員の話によりますと聞きもしないのにペラペーラ自慢話をよくするそうで、
こないだも
”B地区の土地は全部俺様たちのものだ。何しろ大水建設グループが後ろ盾についてるんだからな。
こんな店で買い物するのはこれで最後だ。がっはっは。”
とかほざいてたとか。」
「何ー。それじゃヤツラの資金源は俺たちの国の企業から出てたってゆうのか!
怪獣使ってB地区の建物をすべて壊して新しい街づくりで大儲けってことかよ。」
「そうらしいでごわす。」
「くそ、怪獣より恐ろしいのはやっぱ人間か。どうします?団長。」
「うーむ。ヤツラの計画が失敗に終わった今となっては、証拠がなあ。
一応、参謀には伝えておくが・・・。」
「悔しいですね。」
「で、最後だって言っておきながら、またこないだ店に来たらしいんでごわす。」
「うんうん。そんで何て言ってたんだって?」
「今度は
”仕方なくまた来てやったが今度こそこれで最後だ。この街ともおさらばだからな。
今度は、海へレッツゴーだぜ。楽園の島だ。あそこには大戸屋があるからたんまり焼き魚定食が食えるぜ。”
とか言ってたらしいです。」
「何〜、海へだとー。いったいどこへ行くつもりだろう?」
「ちょっと待って下さいよー。大戸屋って言ってたんですね。じゃもしかして大戸島じゃないですか?」
「あのゴジラで有名なとこか?」
「そうですよ。もしかしたらゴジラを復活させるとか・・企んでるんでは?」
「それは大変だ。団長!」
「うむ。大至急、大戸島に出撃!しかし空から行ったんじゃ敵に察知されてしまうな。どうするか・・・」
「あ、団長!それならいい手がありますよ。伊豆にあるハイドランジャーの基地。
あそこって、まだそのままになっていたでしょう。」
「ああ。あんなもの使いようがないって売れなかったからな。」
「そうですそうです。多分まだ使えますよ。」
「電気とかまだ通ってるんですか?滞納して切られてるとか。」
「ああ、それは何とか大丈夫だろう。出撃1回分くらいは予備の電源装置でまかなえる。」
「じゃ、それで出撃ですね。さっそく出かけましょう。」
「あのー、おいどんたちはどうしたらよかですか?」
「あ、君たちか?どうします、団長?」
「よし。君たちは今日から準ウルトラ警備団員になってもらう。
最初の任務は、ここで留守番だ。無線の連絡係をしてくれ。
簡単だから。
説明はアンヌから頼む。給料も些少だが出してやるぞ。」
「嬉しいでごわす。頑張るでごわす。」
「腹が減ったら冷蔵庫のもの喰うか、出前とってもいいからな。
だが、あんまり高いのは駄目だぞ。出来ればピザくらいで。」
あっはっは
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2009年11月17日
NPO法人ウルトラ警備団 第16回:そこにいたのか宇宙人(3)
NPO法人ウルトラ警備団
第16回:そこにいたのか宇宙人(3)
一週空いたのであらすじ
地球に帰って来たウルトラセブンはウルトラ警備団に戻って、怪獣はむにょむにょってxんこみたい
なやつで、一方ウルトラマンも地球に帰って来ていて、でも帰ってきたウルトラマンとは違っていて、
そしてニュー死ね死ね団の副支部長代理で悪役で、宇宙人が下水道でこき使われていたんで助けて、
警備団本部に連れて帰って来たところだよ。>>>
「さーみんな、お待たせ〜。何か二週間くらいかかったみたいな気がするけど、とにかく着いたよー。」
「ぶえぶえぶえぶえ。」
「ちょっと狭いけどな。詰めて入ってくれよな。」
「あ、団長。拉致されていた宇宙人を救助して連れてきました。」
「お、ご苦労。」
「アンヌ、悪いけどみんなにお茶出してやってくれ。」
「ふん。嫌よ。何で私が宇宙人なんかにお茶出さなきゃいけないの。」
「何だよ。んーーー何か。どっかで有った光景だな。
しかたがない。イデ、頼む。」
「うへー、疲れてるのにー。はいはい、わかりましたよ。」
「おい、茶は俺が入れるから、お前は宇宙語翻訳機の準備をしろ。
いちいちお前が通訳してたんじゃまだるっこしくてしょうがない。」
「そりゃそうですよね。はい。ではお茶はお願いします。よっこいしょっと。
はい、準備OKです。」
「速いじゃん。じゃお前やっぱりお茶入れろ。」
「ぐえ。」
「それでは皆さん。たいへんご苦労なさったそうで、お話は聞いてます。
そうなった事情をどなたかお話下さいませんでしょうか。
我々が力を貸せると思いますので。」
「そんじゃまー、わいから。ほんま皆さん、おおきに。死ぬかと思いましたわ。」
「おい、イデ。何で関西弁なんだ?この翻訳機おかしいんじゃないのか?」
「あ、すいんません。各宇宙人の言葉を区別する為にそうしたんですけど。
ま、少なくともヤホーの自動翻訳よりは正確ですから。堪忍してね。」
「ええでっか?話しても。えー、わいら地球に置いてかれた宇宙人はみんなで集まって、
京都の山奥のとこに隠れ里作って、ひっそり自給自足で生活してましたんや。
そりゃもう生活は苦しいものの平和でなあ、それなりに満足してまったんやけど、
ある日なあ、時代劇のロケ隊が水戸黄門のお止め山のロケで来はってなあ。
里が見つかってしもうたんです。そん中に、ほれ、ハヤタはんがおりまって。
そん時は、懐かしなあ。お互い元気で何より。君たちの居場所は黙っててやるからって、
帰られたんで安心しておったんですけど。」
「そうなのか。そんな苦労を。大変でおましたなあ。って移っちゃったよ妙関西弁。」
「お気遣いおおきに。で、まあ、安心してたのも束の間、そうでんなあ、2週間ぐらいあとでっしゃろか。
また、ハヤタはんが来られまして。今度はえらい態度が違いまして、あのゴリラと一緒に来ましてなあ。
言うんですわ。
”お前ら、ここの場所を人間たちに知られたくなかったら俺たちの言うことを聞け。
聞かなきゃバラしてやる。そうなったらお前らただですむと思うなよ。全員皆殺しにされるぞ。”
って。」
「ひでーこと言いやがんな。アイツ、人が変わったからなあ。」
「当たり前よ。宇宙人なんだから。皆殺しにしてやればいいのよ。」
「アンヌ、何てことを。って、また機嫌が悪いな。どっかで見た光景。」
「ふんっ。」
「で、仕方が無いから付いて行きましてな。
そしたらあそこの下水道に押し込まれて毎日毎日汚水を汲み取る仕事をさせられまして。
そりゃもう地獄。もうみんなで死んでしまおうって話していた時に、おたくはんらに助けていただいた訳で。」
「間一髪だったよな。助けなきゃあのあと爆破されて、どっちみち死んでたから。」
「ほんまです。感謝しております。」
「では、むにょむにょを直接作っていたわけではないんだね。」
「はいー。わてら知りませんおました。あの仕事で怪獣が作られてたなんて。」
「ふん。そんなことわかるもんですか。だいたい汚水で怪獣が出来てたって証拠でもあるのっ。」
「何か、また変だな、アンヌ。お前、もしかして?」
「ただいまー。サイン会から帰って来ました。あら沢山の宇宙人さんたち。
あれ?何でアタシがいるの。誰、この人。」
「わ、アンヌが二人・・・とすると、また・・・」
「わっはっは。バレてしまってはしようがない。どどーん。」
「またかよ、ハヤタさん。よく来るねえ。」
「悪かったな。このクソ宇宙人殺してやる。」
バーン
「あ、撃ちやがった。何てことを。」
「何てことをって、お前らだって昔は平気で撃ち殺してたじゃんか。
宇宙人を殺して罪になる法律でもあるのか?
では、さらばー。」
たったったったった
「逃げたよ。おい、バルタン。大丈夫か?」
「ふおふおふおふお」
「大丈夫、かすり傷です。命には別状ありません。アンヌ、早くサラシに焼酎。」
「はいっ。」
ぶっ!
「これでとりあえず大丈夫だ。しっかりしろバルタン。」
「ふおふお。わ、わて。撃たれたんでおますか?」
「大丈夫、手当てはしたから。」
「おおきに。恐ろしい人でおますなあ。ハヤタはんて人は。」
「うーん、それにしても。」
「何ですか団長。」
「敵は口封じに来たり、怪獣の製造元を爆破したり、このあとどうするつもりなのか・・」
「たしかに。あそこを壊してしまったらもうむにゅむにゅは製造出来ません。」
「あ、そのことですけど・・・」
「あ、無理して話さなくていいぞ。傷にさわる。」
「じゃおいどんがはなすでごわす。」
「わ、今度は相撲取り語かよ。」
つづく。
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第16回:そこにいたのか宇宙人(3)
一週空いたのであらすじ
地球に帰って来たウルトラセブンはウルトラ警備団に戻って、怪獣はむにょむにょってxんこみたい
なやつで、一方ウルトラマンも地球に帰って来ていて、でも帰ってきたウルトラマンとは違っていて、
そしてニュー死ね死ね団の副支部長代理で悪役で、宇宙人が下水道でこき使われていたんで助けて、
警備団本部に連れて帰って来たところだよ。>>>
「さーみんな、お待たせ〜。何か二週間くらいかかったみたいな気がするけど、とにかく着いたよー。」
「ぶえぶえぶえぶえ。」
「ちょっと狭いけどな。詰めて入ってくれよな。」
「あ、団長。拉致されていた宇宙人を救助して連れてきました。」
「お、ご苦労。」
「アンヌ、悪いけどみんなにお茶出してやってくれ。」
「ふん。嫌よ。何で私が宇宙人なんかにお茶出さなきゃいけないの。」
「何だよ。んーーー何か。どっかで有った光景だな。
しかたがない。イデ、頼む。」
「うへー、疲れてるのにー。はいはい、わかりましたよ。」
「おい、茶は俺が入れるから、お前は宇宙語翻訳機の準備をしろ。
いちいちお前が通訳してたんじゃまだるっこしくてしょうがない。」
「そりゃそうですよね。はい。ではお茶はお願いします。よっこいしょっと。
はい、準備OKです。」
「速いじゃん。じゃお前やっぱりお茶入れろ。」
「ぐえ。」
「それでは皆さん。たいへんご苦労なさったそうで、お話は聞いてます。
そうなった事情をどなたかお話下さいませんでしょうか。
我々が力を貸せると思いますので。」
「そんじゃまー、わいから。ほんま皆さん、おおきに。死ぬかと思いましたわ。」
「おい、イデ。何で関西弁なんだ?この翻訳機おかしいんじゃないのか?」
「あ、すいんません。各宇宙人の言葉を区別する為にそうしたんですけど。
ま、少なくともヤホーの自動翻訳よりは正確ですから。堪忍してね。」
「ええでっか?話しても。えー、わいら地球に置いてかれた宇宙人はみんなで集まって、
京都の山奥のとこに隠れ里作って、ひっそり自給自足で生活してましたんや。
そりゃもう生活は苦しいものの平和でなあ、それなりに満足してまったんやけど、
ある日なあ、時代劇のロケ隊が水戸黄門のお止め山のロケで来はってなあ。
里が見つかってしもうたんです。そん中に、ほれ、ハヤタはんがおりまって。
そん時は、懐かしなあ。お互い元気で何より。君たちの居場所は黙っててやるからって、
帰られたんで安心しておったんですけど。」
「そうなのか。そんな苦労を。大変でおましたなあ。って移っちゃったよ妙関西弁。」
「お気遣いおおきに。で、まあ、安心してたのも束の間、そうでんなあ、2週間ぐらいあとでっしゃろか。
また、ハヤタはんが来られまして。今度はえらい態度が違いまして、あのゴリラと一緒に来ましてなあ。
言うんですわ。
”お前ら、ここの場所を人間たちに知られたくなかったら俺たちの言うことを聞け。
聞かなきゃバラしてやる。そうなったらお前らただですむと思うなよ。全員皆殺しにされるぞ。”
って。」
「ひでーこと言いやがんな。アイツ、人が変わったからなあ。」
「当たり前よ。宇宙人なんだから。皆殺しにしてやればいいのよ。」
「アンヌ、何てことを。って、また機嫌が悪いな。どっかで見た光景。」
「ふんっ。」
「で、仕方が無いから付いて行きましてな。
そしたらあそこの下水道に押し込まれて毎日毎日汚水を汲み取る仕事をさせられまして。
そりゃもう地獄。もうみんなで死んでしまおうって話していた時に、おたくはんらに助けていただいた訳で。」
「間一髪だったよな。助けなきゃあのあと爆破されて、どっちみち死んでたから。」
「ほんまです。感謝しております。」
「では、むにょむにょを直接作っていたわけではないんだね。」
「はいー。わてら知りませんおました。あの仕事で怪獣が作られてたなんて。」
「ふん。そんなことわかるもんですか。だいたい汚水で怪獣が出来てたって証拠でもあるのっ。」
「何か、また変だな、アンヌ。お前、もしかして?」
「ただいまー。サイン会から帰って来ました。あら沢山の宇宙人さんたち。
あれ?何でアタシがいるの。誰、この人。」
「わ、アンヌが二人・・・とすると、また・・・」
「わっはっは。バレてしまってはしようがない。どどーん。」
「またかよ、ハヤタさん。よく来るねえ。」
「悪かったな。このクソ宇宙人殺してやる。」
バーン
「あ、撃ちやがった。何てことを。」
「何てことをって、お前らだって昔は平気で撃ち殺してたじゃんか。
宇宙人を殺して罪になる法律でもあるのか?
では、さらばー。」
たったったったった
「逃げたよ。おい、バルタン。大丈夫か?」
「ふおふおふおふお」
「大丈夫、かすり傷です。命には別状ありません。アンヌ、早くサラシに焼酎。」
「はいっ。」
ぶっ!
「これでとりあえず大丈夫だ。しっかりしろバルタン。」
「ふおふお。わ、わて。撃たれたんでおますか?」
「大丈夫、手当てはしたから。」
「おおきに。恐ろしい人でおますなあ。ハヤタはんて人は。」
「うーん、それにしても。」
「何ですか団長。」
「敵は口封じに来たり、怪獣の製造元を爆破したり、このあとどうするつもりなのか・・」
「たしかに。あそこを壊してしまったらもうむにゅむにゅは製造出来ません。」
「あ、そのことですけど・・・」
「あ、無理して話さなくていいぞ。傷にさわる。」
「じゃおいどんがはなすでごわす。」
「わ、今度は相撲取り語かよ。」
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2009年11月03日
NPO法人ウルトラ警備団 第15回:そこにいたのか宇宙人(2)
NPO法人ウルトラ警備団
第15回:そこにいたのか宇宙人(2)
ざばっ、ざばっざばっざば
「ひゃあ、汚ぇ。これあとで掃除したら落ちるかなあ。」
「そんなことよりイデ、もう少し静かに歩けんか。見張りがいるかもしれないじゃないか。」
「はーい。でも何か変ですよ。バレるのならもうバレてもおかしくないかと。」
「確かに。
フルハシ団員。おかしいですね。どうも見張りめいた者はいないようです。」
「そうだな。だが気をつけて行くことにこしたことは無い。」
「了解。」
ざばっ、ざばっざばっざば
「ちょっと待った。この辺ならもう様子が見える。」
「えーと、あれはバルタン、ザラブ、ジャミラ、ピット、ペガッサ、メトロン、ボーグ、ダンカン、マヤ、ケムール、
そしてヴィラ・・・ひーふーみー・・・ちょうど11人いますね。」
「みんな何か働いてる。何してるんだろう。」
「誰かが指示して無理やり働かされてる様子はありませんね。
汚水をバケツで汲み上げてなんかの装置に入れてるようです。」
「それにしてもみんなヨタヨタしてるなあ。」
「確かに。体の具合でも悪いんでしょうか?」
「いや。こないだのバルタンみたいに全員年寄りなんじゃないか。たぶん。」
「考えられますね。
よし。声をかけてみましょう。」
「だいじょぶか、そんなことして。」
「だいじょぶだいじょぶ。イデさん、お願いします。」
「へ?何で僕が?」
「宇宙語使えるでしょ。」
「何で宇宙人の貴方が使えないの?しょうがないです。やりますよー。
キケ、レオタチのコトユウヲ、ジンウチュウたち!」
・・・・・・
「あれ?反応無いぞ。もっと近づかなきゃ駄目かな。」
「キケ、レオタチのコトユウヲ、ジンウチュウたち!」
「駄目じゃん。ヴィラの耳元で叫んでみろ。」
「ヴィラの耳って、いったいどこ?・・あ、ここか、
キケ、レオタチのコトユウヲ、ジンウチュウたち!」
「きゃかきゃきゃきゃきゃきゃー」
「あ、やっと気付いてくれた。なになに。
”あー、びっくりした。急に話しかけるな。xxをこぼすじゃないか”
ですって。」
「いやー、すまんすまん。それよりお前ら、ここで何してるんだ。
どうやらこき使われてるみたいだが、事情によったら助けてやるぞ。
言え。」
「はいはい。
”ヤイー、マスンマスン、レソヨリ、マエオラ、ニナシテルンバ。
ヤラドウツカコキワレテルヨダガ、ジョウジスケタスケテルゾ。”」
「きゃっきゃきゃかきゃ。」
「何々・・・
”ほんとに助けてくれるのか?いやいやそんなはずは無い。捕まったら俺たちをまた殺すんだろう。
アイツがそう言ってた。そうに違いない。”
ですって。」
「アイツって誰だ?って、そんなことはともかく、俺たちはもう昔のウルトラ警備隊じゃない。
宇宙人との戦いは終わったんだ。ほんとだぞ。辛いんなら保護してやるから。」
ぎゃあぎゃあぎゃあ
「みんな、”嘘だ、嘘だ”って叫んでますよ。」
「ふおふおふお。」
「あ、バルタンが何か言ってる。
”この人たちの言うことはほんとだ。こないだ俺に優しくしてくれた。言うことを聞いてみよう。”
みんなを説得してます。」
ぎゃあぎゃあ
「無駄みたいです。
”嘘だ嘘だ。人間はみんな、俺たちに乱暴したじゃないか。”って
叫んでます。」
「何か、この会話のやりとり、どっかで見たような気がするなあ。
あ、そうだ。この手で行きましょう。こそこそ。(フルハシの耳元につぶやく)」
「そうか、それで行こう。
えーーい。静まれ静まれ。この方をいったいどなたと思っておる!
言え。」
「イーエ、レシマレ、レシマレ・・もういいみたい。つうじてるから。」
どーん
「このウルトラアイが目に入らぬか!この方こそ先のM78星雲リストラの宇宙のヒーロー
ウルトラセブン様であるぞ。
頭が高い。ひかえおろう!。」
あはあーーー
「控えましたね。成功成功。」
「みんな、事情はあとで聞くから、ともかくこんな汚いところから出よう。
さあ、早く早く。」
よろよろ、よろよろ
(地上に出る。)
「よっこいしょっと、ひー、ふー、みー・・・あれ10人しかいないな。
誰がいないんだ?」
どっかーん
「わ、爆発だ!」
「危なかった。間一髪でしたね。それにしても誰がこんなことを。」
「とにかくみんな基地に来い。って、これだけの人数、ポインターには乗れないな。」
「あ、あそこに運送屋がありますよ。ちょっとトラック借りましょう。」
「じゃイデ、頼むな。俺たちが先導するから。」
「えー、またそんな役、するんですかー?いつも僕なんだから。」
「ぶつぶつ言うな。ぐずぐずしてるとまた爆発起こるぞ。」
「わ、そいつだけは御免。さあ、早く。みんな。付いて来なさい。」
つづく。
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第15回:そこにいたのか宇宙人(2)
ざばっ、ざばっざばっざば
「ひゃあ、汚ぇ。これあとで掃除したら落ちるかなあ。」
「そんなことよりイデ、もう少し静かに歩けんか。見張りがいるかもしれないじゃないか。」
「はーい。でも何か変ですよ。バレるのならもうバレてもおかしくないかと。」
「確かに。
フルハシ団員。おかしいですね。どうも見張りめいた者はいないようです。」
「そうだな。だが気をつけて行くことにこしたことは無い。」
「了解。」
ざばっ、ざばっざばっざば
「ちょっと待った。この辺ならもう様子が見える。」
「えーと、あれはバルタン、ザラブ、ジャミラ、ピット、ペガッサ、メトロン、ボーグ、ダンカン、マヤ、ケムール、
そしてヴィラ・・・ひーふーみー・・・ちょうど11人いますね。」
「みんな何か働いてる。何してるんだろう。」
「誰かが指示して無理やり働かされてる様子はありませんね。
汚水をバケツで汲み上げてなんかの装置に入れてるようです。」
「それにしてもみんなヨタヨタしてるなあ。」
「確かに。体の具合でも悪いんでしょうか?」
「いや。こないだのバルタンみたいに全員年寄りなんじゃないか。たぶん。」
「考えられますね。
よし。声をかけてみましょう。」
「だいじょぶか、そんなことして。」
「だいじょぶだいじょぶ。イデさん、お願いします。」
「へ?何で僕が?」
「宇宙語使えるでしょ。」
「何で宇宙人の貴方が使えないの?しょうがないです。やりますよー。
キケ、レオタチのコトユウヲ、ジンウチュウたち!」
・・・・・・
「あれ?反応無いぞ。もっと近づかなきゃ駄目かな。」
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「ヴィラの耳って、いったいどこ?・・あ、ここか、
キケ、レオタチのコトユウヲ、ジンウチュウたち!」
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「あ、やっと気付いてくれた。なになに。
”あー、びっくりした。急に話しかけるな。xxをこぼすじゃないか”
ですって。」
「いやー、すまんすまん。それよりお前ら、ここで何してるんだ。
どうやらこき使われてるみたいだが、事情によったら助けてやるぞ。
言え。」
「はいはい。
”ヤイー、マスンマスン、レソヨリ、マエオラ、ニナシテルンバ。
ヤラドウツカコキワレテルヨダガ、ジョウジスケタスケテルゾ。”」
「きゃっきゃきゃかきゃ。」
「何々・・・
”ほんとに助けてくれるのか?いやいやそんなはずは無い。捕まったら俺たちをまた殺すんだろう。
アイツがそう言ってた。そうに違いない。”
ですって。」
「アイツって誰だ?って、そんなことはともかく、俺たちはもう昔のウルトラ警備隊じゃない。
宇宙人との戦いは終わったんだ。ほんとだぞ。辛いんなら保護してやるから。」
ぎゃあぎゃあぎゃあ
「みんな、”嘘だ、嘘だ”って叫んでますよ。」
「ふおふおふお。」
「あ、バルタンが何か言ってる。
”この人たちの言うことはほんとだ。こないだ俺に優しくしてくれた。言うことを聞いてみよう。”
みんなを説得してます。」
ぎゃあぎゃあ
「無駄みたいです。
”嘘だ嘘だ。人間はみんな、俺たちに乱暴したじゃないか。”って
叫んでます。」
「何か、この会話のやりとり、どっかで見たような気がするなあ。
あ、そうだ。この手で行きましょう。こそこそ。(フルハシの耳元につぶやく)」
「そうか、それで行こう。
えーーい。静まれ静まれ。この方をいったいどなたと思っておる!
言え。」
「イーエ、レシマレ、レシマレ・・もういいみたい。つうじてるから。」
どーん
「このウルトラアイが目に入らぬか!この方こそ先のM78星雲リストラの宇宙のヒーロー
ウルトラセブン様であるぞ。
頭が高い。ひかえおろう!。」
あはあーーー
「控えましたね。成功成功。」
「みんな、事情はあとで聞くから、ともかくこんな汚いところから出よう。
さあ、早く早く。」
よろよろ、よろよろ
(地上に出る。)
「よっこいしょっと、ひー、ふー、みー・・・あれ10人しかいないな。
誰がいないんだ?」
どっかーん
「わ、爆発だ!」
「危なかった。間一髪でしたね。それにしても誰がこんなことを。」
「とにかくみんな基地に来い。って、これだけの人数、ポインターには乗れないな。」
「あ、あそこに運送屋がありますよ。ちょっとトラック借りましょう。」
「じゃイデ、頼むな。俺たちが先導するから。」
「えー、またそんな役、するんですかー?いつも僕なんだから。」
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2009年10月27日
NPO法人ウルトラ警備団 第14回:そこにいたのか宇宙人(1)
NPO法人ウルトラ警備団
第14回:そこにいたのか宇宙人(1)
ピーピーピーピーピー
「はい、こちらイデ。あ、団長、3人ともちゃんと張り込みしてますよ。ご安心下さい。」
「ははは。そんなこと疑ってないぞ。それは当然だろう。
って、
そんなことはどうでもいい。
また例の巨大むにゅむにゅがB地区に出現した。
3人とも至急、そっちに廻ってくれ。」
「あ、団長団長。それはですね。大丈夫です。はい。
手を打ってありますんで。」
「何の手だ。そりゃ?」
「はいはい。むにゅむにゅの様子をですね、今まで見てきてまして、もしやと思いまして、
こないだ巨大なのが出て来たあと、農水省の役人に調査させましたらですね、
アイツの体の成分がひじょうに使える有機肥料になるってことが判明しまして。
こちらとしましては、高周波光線で乾燥させるとこまでやればいいってことになりました。
ですから、アマギ隊員にホークで出動して、処置して貰って下さい。」
「で、そのあとはどうするんだ?」
「はいはい。そのあとはですね。防衛隊のヘリコプター20機で吊り上げて、
ほら、何て言ったかなー、北の方にある放射線物質処分場。あそこに運んで少しづつ解体して、
業者に払い下げるそうです。その方が何でも収入になるんで役所的にも助かるんですって。
あ、参謀にもそれは了解とってありますんで。ご安心を。」
「そうか。それなら結構。そうする。君たちは引き続きそこで張り込み継続してくれたまえ。」
「了解了解。」
ぷつ
「と、そうゆうわけです。」
「そうゆう訳ですってお前、手回し早いなあ。いつからそんな仕事早くなった?」
「いやー、年の功より亀の甲って言いましてね。少しは進歩してます。えっへん。」
「でも、いんですか?乾燥してるって言ってもそれでも臭いキツイでしょ、あれ。
地元住民の同意を得なくてもいいんですか?」
「大丈夫大丈夫。何しろノンマルトの海底都市を何の躊躇も無く全滅させた人類ですから、
多少の不満なんか無視してやっちまえばなんてーことはありません。」
「おい、イデ。お前、今、地獄の鬼の悪魔のマリリンマンソンの目をしてたぞ。」
「いやー、それほどでも。
それではですね。とりあえず難題も片付いたことですし、今日はもう寝ましょう。
明日、同じ時間に百円ノーソンに行くってことで。」
「そうか。そうだな。ダン、お前はどう思う?」
「ま、いいんじゃないんですか、それで。」
「じゃ、寝ましょう寝ましょう。」
・・・・・・・・・・・・
てなわけで翌朝翌朝
「ふあーー。よく寝た。うわ、体痛ー。何しろ寮の布団より薄いセンベイ布団だからなー
って、
おい、もうこんな時間だ。起きろ起きろ。」
「ふにゃふにゃ。あと5分間。」
「駄目だ。おい、ダンはどこにいる。」
「あ、起きましたか。僕はもう準備OKです。早く出かけましょう。」
「わ、起きてるのなら早く起こせよー。
お前って、昔から自分だけ要領いいヤツだったもんなー。」
「わはは。何てたって主人公ですから、それは仕方が有りません。
それではっと、お腹も空いたことですし、とっとと。」
・・・・・・・・・・・・
「はい、見てて下さいよー。もうすぐ来ますから。
あ、その前にオニギリとパン、買っておかなくっちゃ。
また買占めされちゃう。」
「ちょっと待って、イデさん。誰か来ました。」
「くー。また飯喰えないんですかあ。」
「我慢我慢。これも任務。お、あれはダンカン。ほんとだな怪獣がパシリだってゆうの。」
「あ、やっぱり仰山、弁当類買占めしてますね。」
「あれー。あれは僕が今日食べたかったカレーパン。許せません。」
「出てきました。こっそりあとをつけましょう。」
こそこそ、こそこそ
「こそこそしてますね。」
「こそこそしてたってあの図体じゃ目立つのになあ。」
「お。立ち止まりました。荷物置いて、マンホールを叩いてます。」
「下から、誰か開けましたね。」
「よし。もうちょっとしたら俺たちも侵入しよう。」
・・・・・・・・・・・・
「そろそろ大丈夫かな。」
「大丈夫でしょう。」
ばたん
「よいしょっと。」
「フルハシさん、相変わらずの怪力、おみそれしました。」
「いやー昔獲った杵柄ってヤツだ。だいぶこれでも衰えたけど。」
「降りてみましょう。」
ずず、ずず、ずず、ずず、たん
「ここは?」
ざーーーー
「かなり大きい下水道ですね。多分、坂の上にある住宅街のを全部いったんここに集めてるのかと。」
「それにしても臭いな。」
「お食事中の方、すみません。何て言っても汚水ナマ放流ですから。そりゃ臭いですわ。」
「あ、あっちの方が明るい。行ってみましょう。」
つづく。
−−−−−−−−−
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(微粒子ビーズ使用キルト仕上げ、正座用椅子・TV枕にも)
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フェイクファー仕上げ、ダルメシアン柄のプログレシリーズ
原子ノ母
もダルメシアン柄と称してあります。
まずはご一見、よろしくお願い申し上げます。
*一部品切れの場合もあります。
.
第14回:そこにいたのか宇宙人(1)
ピーピーピーピーピー
「はい、こちらイデ。あ、団長、3人ともちゃんと張り込みしてますよ。ご安心下さい。」
「ははは。そんなこと疑ってないぞ。それは当然だろう。
って、
そんなことはどうでもいい。
また例の巨大むにゅむにゅがB地区に出現した。
3人とも至急、そっちに廻ってくれ。」
「あ、団長団長。それはですね。大丈夫です。はい。
手を打ってありますんで。」
「何の手だ。そりゃ?」
「はいはい。むにゅむにゅの様子をですね、今まで見てきてまして、もしやと思いまして、
こないだ巨大なのが出て来たあと、農水省の役人に調査させましたらですね、
アイツの体の成分がひじょうに使える有機肥料になるってことが判明しまして。
こちらとしましては、高周波光線で乾燥させるとこまでやればいいってことになりました。
ですから、アマギ隊員にホークで出動して、処置して貰って下さい。」
「で、そのあとはどうするんだ?」
「はいはい。そのあとはですね。防衛隊のヘリコプター20機で吊り上げて、
ほら、何て言ったかなー、北の方にある放射線物質処分場。あそこに運んで少しづつ解体して、
業者に払い下げるそうです。その方が何でも収入になるんで役所的にも助かるんですって。
あ、参謀にもそれは了解とってありますんで。ご安心を。」
「そうか。それなら結構。そうする。君たちは引き続きそこで張り込み継続してくれたまえ。」
「了解了解。」
ぷつ
「と、そうゆうわけです。」
「そうゆう訳ですってお前、手回し早いなあ。いつからそんな仕事早くなった?」
「いやー、年の功より亀の甲って言いましてね。少しは進歩してます。えっへん。」
「でも、いんですか?乾燥してるって言ってもそれでも臭いキツイでしょ、あれ。
地元住民の同意を得なくてもいいんですか?」
「大丈夫大丈夫。何しろノンマルトの海底都市を何の躊躇も無く全滅させた人類ですから、
多少の不満なんか無視してやっちまえばなんてーことはありません。」
「おい、イデ。お前、今、地獄の鬼の悪魔のマリリンマンソンの目をしてたぞ。」
「いやー、それほどでも。
それではですね。とりあえず難題も片付いたことですし、今日はもう寝ましょう。
明日、同じ時間に百円ノーソンに行くってことで。」
「そうか。そうだな。ダン、お前はどう思う?」
「ま、いいんじゃないんですか、それで。」
「じゃ、寝ましょう寝ましょう。」
・・・・・・・・・・・・
てなわけで翌朝翌朝
「ふあーー。よく寝た。うわ、体痛ー。何しろ寮の布団より薄いセンベイ布団だからなー
って、
おい、もうこんな時間だ。起きろ起きろ。」
「ふにゃふにゃ。あと5分間。」
「駄目だ。おい、ダンはどこにいる。」
「あ、起きましたか。僕はもう準備OKです。早く出かけましょう。」
「わ、起きてるのなら早く起こせよー。
お前って、昔から自分だけ要領いいヤツだったもんなー。」
「わはは。何てたって主人公ですから、それは仕方が有りません。
それではっと、お腹も空いたことですし、とっとと。」
・・・・・・・・・・・・
「はい、見てて下さいよー。もうすぐ来ますから。
あ、その前にオニギリとパン、買っておかなくっちゃ。
また買占めされちゃう。」
「ちょっと待って、イデさん。誰か来ました。」
「くー。また飯喰えないんですかあ。」
「我慢我慢。これも任務。お、あれはダンカン。ほんとだな怪獣がパシリだってゆうの。」
「あ、やっぱり仰山、弁当類買占めしてますね。」
「あれー。あれは僕が今日食べたかったカレーパン。許せません。」
「出てきました。こっそりあとをつけましょう。」
こそこそ、こそこそ
「こそこそしてますね。」
「こそこそしてたってあの図体じゃ目立つのになあ。」
「お。立ち止まりました。荷物置いて、マンホールを叩いてます。」
「下から、誰か開けましたね。」
「よし。もうちょっとしたら俺たちも侵入しよう。」
・・・・・・・・・・・・
「そろそろ大丈夫かな。」
「大丈夫でしょう。」
ばたん
「よいしょっと。」
「フルハシさん、相変わらずの怪力、おみそれしました。」
「いやー昔獲った杵柄ってヤツだ。だいぶこれでも衰えたけど。」
「降りてみましょう。」
ずず、ずず、ずず、ずず、たん
「ここは?」
ざーーーー
「かなり大きい下水道ですね。多分、坂の上にある住宅街のを全部いったんここに集めてるのかと。」
「それにしても臭いな。」
「お食事中の方、すみません。何て言っても汚水ナマ放流ですから。そりゃ臭いですわ。」
「あ、あっちの方が明るい。行ってみましょう。」
つづく。
−−−−−−−−−
ここでCM、失礼いたします。
ネットショップやっております
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(微粒子ビーズ使用キルト仕上げ、正座用椅子・TV枕にも)
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原子ノ母
もダルメシアン柄と称してあります。
まずはご一見、よろしくお願い申し上げます。
*一部品切れの場合もあります。
.
2009年10月20日
NPO法人ウルトラ警備団 第13回:目前脅威Aに対する緊急対策会議開催(2)
NPO法人ウルトラ警備団
第12回:目前脅威Aに対する緊急対策会議開催(2)
「言い過ぎなんかじゃないわよ。こいつらバカこいつらバカこいつらバカこいつらバカ・・」
「アンヌさんが、何か壊れましたね。」
「映画のトータル・リコールのシュワちゃんみたいだぜ。」
「ってことは、このあと頭、投げてボカンですか?」
「おいおい、ごめんだぜそりゃ。」
「こいつらバカこいつらバカこいつらバカこいつらバカ・・」
「とにかく誰か止めてやれ。」
「はい。そんじゃ遠慮なく後頭部を・・・・」
ぼかっ!
「こいつらバカ・・とやっと止まった。サンキュ
と壊れたところで、ベリベリベリ。」
「今度は怪人20面相かよ。」
「わははは、みなさん、こんばんわ。」
「お、貴方は!」
「そうとも俺様こそはニュー死ね死ね団日本支部総長代理副支部長主任名ばかり管理職残業手当無し
のハヤタだ。以後お見知りおきを。って、3人にはもう会ったね。」
「こいつ組織の構造、自分でバラしてやんの。死ね死ね団は世界組織なのか。」
「違うっ。ニュー死ね死ね団。前のはレインボーマンにやられました。見てないけど。」
「それでお前は何の用でここに来た?つか、アンヌをどこに拉致した?」
「アンヌさん?わたしゃ知らないよ。たまたまいなかったから化けたまで。
で、第5の質問だが、えーと、俺、何の用でここに来たのかな・・・
今、思い出すから・・・・ちょっと待って・・・・
あ、そうそう、
当然のことだ。お前らの会議を盗み聞きしに来たのだ。」
「盗んでないじゃん。結局バレバレ。」
「わっはっは。目的は達した。では皆さん、さらばじゃ。とうっ!」
ごん
「痛ーー。」
「飛び上がって天井に頭ぶつけてやんの。」
「わ、血だ。では改めまして、皆さんさらばじゃ。」
バタン
「入り口から出て行きました。」
バタン
「あー、痛。誰?いまの?いきなり出て来るからぶつかっちゃったじゃない。」
「あ、アンヌ。どこへ行ってたんだ?」
「あ、わたし。団長に言ってたんだけど。サイン会。新しい写真集の。
ここの給料だけじゃ、ぐっちのお財布買えないもんね。」
「お、用件、聞いてたっけ・・・あ、そうそうそうだった。あはは。」
「団長、大丈夫ですか?」
「わはは。だいじょぶだいじょぶ。」
「それにしてもハヤタさんもそうとうアホですね。今、ここで聞いた情報と言えば明日から張り込むってことだけじゃないすか。
普通、想定出来るもんそれ。聞かなくても。」
「ま、念のためじゃないのか。いいだろう、聞かれても。予定通り明日から3人とも張り込みたまえ。」
「はい。」
・・・・・・次の日。死ね死ね荘から50m離れたほうれん荘2階にて
「イデ、準備だ。」
「はいはい。待ってました。新兵器ですね。スパイダーとかスパーク8とかマルス133とか。」
「違う。俺は十勝アンパンとカレーパンと揚げパンとコーヒー牛乳。ダン、お前は何にする?」
「えーと、私はクリームパンとイチゴミルクと本日から100円っていつも言ってる7&11のおにぎりの150円の。」
「えー。僕、パシリですか?参ったなあ。」
「他に誰がいるんだ。張り込みといったらパンに牛乳だろう。早く行け。」
「えーーーとーーーお金は?」
「立て替えとけ。」
「えーーーー?こないだ秋華賞外してフトコロ寂しいんだけどなあ。」
「ぶつくさ言ってないではやく行け。」
「はいはい・・・
って、えーとこの辺にコンビニは・・・・
お、あそこに百円ノーソン。安いからあそこでいーや。」
どかん
「痛ーーー。すんません。」
「スミマセン。」
「ぶつかっちゃったよ。って、アイツはヴィラ星人。あの不自由な手におにぎりいっぱい抱えて。
って、売り切れちゃってるんじゃないのかー。急がねば。」
・・・・・・・・・
「とゆう訳で、おにぎりと菓子パンと牛乳は売り切れてまして、白飯とコーラだけです。」
「お前はバカか?」
「へ?」
「言い直そう。おまーえーはアーホーかー?」
「何で?」
「宇宙人に会ったんだろう。何でそいつのあとをつけないんだ?」
「あ、そうか。そうですね。そうだった。あーあ。俺は駄目だなあ。」
「イデさん、落ち込まないで。大丈夫ですよ。明日、また同じ時間にそのコンビニに行けばいいんです。
またきっと会えますよ。」
「そうだといいんですが・・・」
ピーピーピーピーピー
「あ、本部から緊急連絡だ。」
つづく。
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って、わ、いかん。こっちで売り切ってしまって、今、ダルメシアン柄しか出品してません。
.
第12回:目前脅威Aに対する緊急対策会議開催(2)
「言い過ぎなんかじゃないわよ。こいつらバカこいつらバカこいつらバカこいつらバカ・・」
「アンヌさんが、何か壊れましたね。」
「映画のトータル・リコールのシュワちゃんみたいだぜ。」
「ってことは、このあと頭、投げてボカンですか?」
「おいおい、ごめんだぜそりゃ。」
「こいつらバカこいつらバカこいつらバカこいつらバカ・・」
「とにかく誰か止めてやれ。」
「はい。そんじゃ遠慮なく後頭部を・・・・」
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と壊れたところで、ベリベリベリ。」
「今度は怪人20面相かよ。」
「わははは、みなさん、こんばんわ。」
「お、貴方は!」
「そうとも俺様こそはニュー死ね死ね団日本支部総長代理副支部長主任名ばかり管理職残業手当無し
のハヤタだ。以後お見知りおきを。って、3人にはもう会ったね。」
「こいつ組織の構造、自分でバラしてやんの。死ね死ね団は世界組織なのか。」
「違うっ。ニュー死ね死ね団。前のはレインボーマンにやられました。見てないけど。」
「それでお前は何の用でここに来た?つか、アンヌをどこに拉致した?」
「アンヌさん?わたしゃ知らないよ。たまたまいなかったから化けたまで。
で、第5の質問だが、えーと、俺、何の用でここに来たのかな・・・
今、思い出すから・・・・ちょっと待って・・・・
あ、そうそう、
当然のことだ。お前らの会議を盗み聞きしに来たのだ。」
「盗んでないじゃん。結局バレバレ。」
「わっはっは。目的は達した。では皆さん、さらばじゃ。とうっ!」
ごん
「痛ーー。」
「飛び上がって天井に頭ぶつけてやんの。」
「わ、血だ。では改めまして、皆さんさらばじゃ。」
バタン
「入り口から出て行きました。」
バタン
「あー、痛。誰?いまの?いきなり出て来るからぶつかっちゃったじゃない。」
「あ、アンヌ。どこへ行ってたんだ?」
「あ、わたし。団長に言ってたんだけど。サイン会。新しい写真集の。
ここの給料だけじゃ、ぐっちのお財布買えないもんね。」
「お、用件、聞いてたっけ・・・あ、そうそうそうだった。あはは。」
「団長、大丈夫ですか?」
「わはは。だいじょぶだいじょぶ。」
「それにしてもハヤタさんもそうとうアホですね。今、ここで聞いた情報と言えば明日から張り込むってことだけじゃないすか。
普通、想定出来るもんそれ。聞かなくても。」
「ま、念のためじゃないのか。いいだろう、聞かれても。予定通り明日から3人とも張り込みたまえ。」
「はい。」
・・・・・・次の日。死ね死ね荘から50m離れたほうれん荘2階にて
「イデ、準備だ。」
「はいはい。待ってました。新兵器ですね。スパイダーとかスパーク8とかマルス133とか。」
「違う。俺は十勝アンパンとカレーパンと揚げパンとコーヒー牛乳。ダン、お前は何にする?」
「えーと、私はクリームパンとイチゴミルクと本日から100円っていつも言ってる7&11のおにぎりの150円の。」
「えー。僕、パシリですか?参ったなあ。」
「他に誰がいるんだ。張り込みといったらパンに牛乳だろう。早く行け。」
「えーーーとーーーお金は?」
「立て替えとけ。」
「えーーーー?こないだ秋華賞外してフトコロ寂しいんだけどなあ。」
「ぶつくさ言ってないではやく行け。」
「はいはい・・・
って、えーとこの辺にコンビニは・・・・
お、あそこに百円ノーソン。安いからあそこでいーや。」
どかん
「痛ーーー。すんません。」
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「ぶつかっちゃったよ。って、アイツはヴィラ星人。あの不自由な手におにぎりいっぱい抱えて。
って、売り切れちゃってるんじゃないのかー。急がねば。」
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「お前はバカか?」
「へ?」
「言い直そう。おまーえーはアーホーかー?」
「何で?」
「宇宙人に会ったんだろう。何でそいつのあとをつけないんだ?」
「あ、そうか。そうですね。そうだった。あーあ。俺は駄目だなあ。」
「イデさん、落ち込まないで。大丈夫ですよ。明日、また同じ時間にそのコンビニに行けばいいんです。
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って、わ、いかん。こっちで売り切ってしまって、今、ダルメシアン柄しか出品してません。
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2009年10月13日
NPO法人ウルトラ警備団 第12回:目前脅威Aに対する緊急対策会議開催(1)
NPO法人ウルトラ警備団
第12回:目前脅威Aに対する緊急対策会議開催(1)
「ただいまー。」
「おう、ごくろう。」
「いいえいいえ。えー報告します。只今、死ね死ね荘探索から帰還しました。」
「おう、ごくろう。」
「いいえ、いいえ。えー報告・・・団長、ドリフになっちゃうから同じ返しするののやめてくださいません?」
「おう、わかった。
それでは、早速、目前脅威Aに対する緊急対策会議を開催する。
アンヌくん、お茶。みんなに。」
「いやです。」
「あんだって?」
「いやです。」
「どーして?」
「この歳になって、まだお茶くみなんて嫌ですって言ってんの。飲みたきゃ勝手に飲みなさい。」
「何かこー、意味不明に機嫌が悪いようだな。では、誰か・・・」
「私がいれます。」
「おう、ビショップ。さすがはロボット。いい子ちゃんだねえ。」
「何よ、それ。私が悪い子みたいじゃない。」
「いや、そーゆーわけではなくて・・・。ごっほん。
それでは、早速、目前脅威Aに対する緊急対策会議を開催する。
アンヌくん、お茶。みんなに。」
「いやです。」
「団長。だから同じ返しはドリフになっちゃってば・・・」
「わはは、すまん。では始める。
イデ君、死ね死ね荘での調査の結果を報告したまえ。」
「あのーー・・その前にちょっといいですか?」
「何だ。」
「”目前脅威A”の”A”って何なんでしょうか?」
「ああ、それか。知らん。何となく威厳がありそうだから付けた。」
「はあ。そうですか。まいっか。
えー、わたくしの開発した超周囲探査機Aによりますと、死ね死ね荘建物本体、及び地下、及び周辺には、
何も怪しいところはございません。普通のボロアパートと住宅街です。」
「そうか。ではハヤタが悪の張本人で、例のむにゅむにゅを作り出したとゆう証拠は無いんだな。」
「はい。そうゆうことになります。」
「本人は何て言っていたんだ?」
「あ、いけね。その話、訊いてくるの忘れた。」
「まったくもう、アンタたち何しに言って来たのよ。この能無し。」
「すまんすまん。つい昔話に花が咲いて・・・ってアンヌ、何か意味も無く機嫌が悪いな。」
「アンタがクソ野郎だからよ。xxxx。」
「まあまあ。やめなさい。」
「しかしですね。私がM78星雲で聞いてきた噂と合致いたしますし、現実にバルタン星人も現れた・・」
「あ、いけね。瀕死のバルタン、道端に放置してきちゃった。だいじょぶかな、アイツ。」
「あの能無しは助けられたわよ。バカ。」
「何でアンヌがそんなこと知ってるんだ?」
「えー、ともかくですね、
かつてウルトラセブンの着ぐるみに入ってた上西さんが同時に演じていたとゆうラーもいたことですし、これはただ事では無いことは確かです。」
「そうだな。」
「どうします?警察にも協力を求めて徹底的にガサ入れしますか?」
「いや、それはまだじきしょうしょう・・じきそうそう・・・時期そうしょう、何だっけ、
早過ぎる。もう少し様子を見て、こちらは密かに調査するのが最善の作だ。
引き続き、毎日、三名は朝から晩まで菓子パンとコーヒー牛乳飲みながら張り込みするように。」
「はい。」
「あのー、も一ついいですか?」
「何だ?」
「ハヤタさんが言ってたんですが、団長も東映太秦時代に見かけたって。
気弱で卑怯な悪代官とかで。」
「うっ。それは・・・別人だ。ワシは日光江戸村で大岡越前などやってない。」
「あ、そうですか。それならいいんですけど。」
「ほんとにアンタたちは間抜け野郎ばっかね。まあその方がこっちには都合がいいけど。」
「何、言ってるんだ、アンヌ。それはちょっと言い過ぎ・・・
わ、アンヌ!お前はいったい?」
つづく。
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(発泡ビーズ使用キルト仕上げ、正座用椅子・TV枕にも)6種柄
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要は多目的クッションなんすが、
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第12回:目前脅威Aに対する緊急対策会議開催(1)
「ただいまー。」
「おう、ごくろう。」
「いいえいいえ。えー報告します。只今、死ね死ね荘探索から帰還しました。」
「おう、ごくろう。」
「いいえ、いいえ。えー報告・・・団長、ドリフになっちゃうから同じ返しするののやめてくださいません?」
「おう、わかった。
それでは、早速、目前脅威Aに対する緊急対策会議を開催する。
アンヌくん、お茶。みんなに。」
「いやです。」
「あんだって?」
「いやです。」
「どーして?」
「この歳になって、まだお茶くみなんて嫌ですって言ってんの。飲みたきゃ勝手に飲みなさい。」
「何かこー、意味不明に機嫌が悪いようだな。では、誰か・・・」
「私がいれます。」
「おう、ビショップ。さすがはロボット。いい子ちゃんだねえ。」
「何よ、それ。私が悪い子みたいじゃない。」
「いや、そーゆーわけではなくて・・・。ごっほん。
それでは、早速、目前脅威Aに対する緊急対策会議を開催する。
アンヌくん、お茶。みんなに。」
「いやです。」
「団長。だから同じ返しはドリフになっちゃってば・・・」
「わはは、すまん。では始める。
イデ君、死ね死ね荘での調査の結果を報告したまえ。」
「あのーー・・その前にちょっといいですか?」
「何だ。」
「”目前脅威A”の”A”って何なんでしょうか?」
「ああ、それか。知らん。何となく威厳がありそうだから付けた。」
「はあ。そうですか。まいっか。
えー、わたくしの開発した超周囲探査機Aによりますと、死ね死ね荘建物本体、及び地下、及び周辺には、
何も怪しいところはございません。普通のボロアパートと住宅街です。」
「そうか。ではハヤタが悪の張本人で、例のむにゅむにゅを作り出したとゆう証拠は無いんだな。」
「はい。そうゆうことになります。」
「本人は何て言っていたんだ?」
「あ、いけね。その話、訊いてくるの忘れた。」
「まったくもう、アンタたち何しに言って来たのよ。この能無し。」
「すまんすまん。つい昔話に花が咲いて・・・ってアンヌ、何か意味も無く機嫌が悪いな。」
「アンタがクソ野郎だからよ。xxxx。」
「まあまあ。やめなさい。」
「しかしですね。私がM78星雲で聞いてきた噂と合致いたしますし、現実にバルタン星人も現れた・・」
「あ、いけね。瀕死のバルタン、道端に放置してきちゃった。だいじょぶかな、アイツ。」
「あの能無しは助けられたわよ。バカ。」
「何でアンヌがそんなこと知ってるんだ?」
「えー、ともかくですね、
かつてウルトラセブンの着ぐるみに入ってた上西さんが同時に演じていたとゆうラーもいたことですし、これはただ事では無いことは確かです。」
「そうだな。」
「どうします?警察にも協力を求めて徹底的にガサ入れしますか?」
「いや、それはまだじきしょうしょう・・じきそうそう・・・時期そうしょう、何だっけ、
早過ぎる。もう少し様子を見て、こちらは密かに調査するのが最善の作だ。
引き続き、毎日、三名は朝から晩まで菓子パンとコーヒー牛乳飲みながら張り込みするように。」
「はい。」
「あのー、も一ついいですか?」
「何だ?」
「ハヤタさんが言ってたんですが、団長も東映太秦時代に見かけたって。
気弱で卑怯な悪代官とかで。」
「うっ。それは・・・別人だ。ワシは日光江戸村で大岡越前などやってない。」
「あ、そうですか。それならいいんですけど。」
「ほんとにアンタたちは間抜け野郎ばっかね。まあその方がこっちには都合がいいけど。」
「何、言ってるんだ、アンヌ。それはちょっと言い過ぎ・・・
わ、アンヌ!お前はいったい?」
つづく。
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現在、プログレクッション
原子ノ母
も出品中!!!
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2009年10月06日
NPO法人ウルトラ警備団 第11回:超人の事情(3)
NPO法人ウルトラ警備団
第11回:超人の事情(3)
「どうぞどうぞお入りください。」
「ではお邪魔致します。悪者の部屋なんか滅多に入れませんから。こりゃ楽しみ・・・
って、普通の部屋じゃん。」
「おお、これは懐かしきメトロン星人のちゃぶ台の部屋!」
「さすがセブン、覚えてたね。」
「じゃあ、話し合いの後、円盤に変化して僕たちを拉致しようとか・・・
企んでるんじゃ?」
「ないない。そんな予算は今は無いから、安心しなさい。
あ、ラー。お客様方に何かお飲み物を。」
「うおほっほ(そんなもんあるわけねえじゃん。水でいいか?)。」
「うーん。水ってわけにはいかんだろ。ほらこないだ死神博士から貰った飲みかけのウーロンが有っただろ。
それ出せ。」
「ほっほほー(あれってもう腐ってないか?)。」
「大丈夫大丈夫。まだ三日しか経ってないから。出しなさい。」
「うほうほー(オラ、知らねえぞ。)。」
「何、揉めてるんですか?」
「いや、こっちのことこっちのこと。あははは。」
「では、貴方の上司って死神博士なんですね?」
「なんだなんだ。俺、そんなことバラしちゃったか。」
「だって今、死神博士から貰ったって。」
ごほほーん。
「何か隣の部屋で凄い咳払いが・・・」
「あ、いや、何、その・・・そんなこたぁいいじゃないか。
いやー、懐かしいなあ。アラシとイデ。
そこにあるミニミニソファ”楽だから”楽オクにて絶賛出品中!!を尻の下に敷いて楽にしてくれたまへ。」
「一応、俺は今、フルハシってことになってるんだけど。」
「あ、そう。では長い長ーーい身の上話を打ち明けます。
えーと、マンの最終回、二人とも覚えてるな?」
「ああ。」
「あの時、俺はゾフィが持ってきた2つの命のうちの一つを貰って命拾いしたんだが、
あの命ってヤツがこれが、ゾフィの野郎が元々一つのを無理やり二つに株分けしたもんでな。
俺もマンもあの後、ぱっぱらぱーになっちゃったの。それも覚えてるな?」
「ええ、あの時、一時的記憶喪失かと思ってたら、何か人格までお変わりになって。」
「そうなんだ。それに輪をかけて最終回でゼットンをバラバラにした新兵器、
あるなら早く出せよってヤツ、あれが出て来ちゃったもんだから、科学特捜隊はもういらんって、解散になっちゃって。
パッパラパーになった俺なんか一番先にお払い箱よ。」
「え!そうだったんですか?いきなしいなくなったんでどうしたんだろうってみんなで言ってたんですよ。」
「お前やアラシはいいよ。アラシなんかフルハシになれたもんな。ババアいじって売れっ子にもなってさ。
イデだってさ再就職出来たんだろ。
俺なんかよ、正義の味方の変身前だよ。潰しがきかなくって、しょうがないから京都に行って太秦撮影所で悪役で雇って貰いました。
主にヤクザの兄貴で大活躍!水戸黄門とかで、必殺でも。
あ、そうだ。あの時、ダン、お前とよく共演したな。お前さんは、気の小さい職人とか侍役。」
「わ、すいません。それはここでは無かったことになってるんで。」
「ああそう。無かったことになってるんだ。ふーん。
ま、それで稼げたのはいんだが、ほれ、21世紀になってぐんと時代劇が減っただろ。」
「確かに。」
「今度はそれでまた失職よ。娘もな、芸能人にはしたんだが、まさか頼る訳にもいくまい。」
「なるほど。」
「それでしょうがなく悪の組織に再就職。東映つながりでショッカー死神博士に拾われたってわけ。」
ごほごほごほほーん
「あのー。隣の部屋で凄い咳払いが。」
「あははは。気にするな。
でね、どこまで話したっけ・・ああ、そう再就職。
その再就職の時、条件が有ってさ。ウルトラマンに変身出来ないと駄目って言うんだよ。
俺は困ったね。だってずっとただのハヤタじゃん。どうしよっかなーと思ったら、折りしもグッドタイミン!
マンの方もM78星雲でお払い箱になって地球へまた戻って来たってわけ。
で、意気投合しましてね、また合体することにしました。」
「わ、それじゃウルトラマンも悪役に?」
「はいな。目が釣りあがって、靴はブッチャーの地獄ブーツ仕様先が丸く尖がってます。」
「そんなー。少年の夢が。」
「あきらめな。少年の夢じゃ喰っていけねえんだよ。
とゆうことで、これは私の大切な職業です。皆さん、諦めてください。
それでは・・・
ラー、皆さんがお帰りだよ。お送りしなさい。」
「うお、うお、うっほー(こいつらやっつけなくてもいいのか?。」
「ああ。皆さん、話のわかる方々だから。
今日はお帰りになって貰う。
多分、帰ってから本部で会議でもするでしょ。」
「皆さん、帰りましょう。」
「おい、ダン。いいのか。ここ、そのままほっておいといて。」
「はい。相手が相手ですし。礼には礼で返さねばなりません。今日は帰りましょう。」
「さすがー!セブン。器がでっかいねえ。」
「では。お互い健康に気をつけて。」
「そりゃ変な別れの挨拶だわ。」
わっははっはは。(全員爆笑)
つづく。
−−−−−−−−−
ここでCMターイム!
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第11回:超人の事情(3)
「どうぞどうぞお入りください。」
「ではお邪魔致します。悪者の部屋なんか滅多に入れませんから。こりゃ楽しみ・・・
って、普通の部屋じゃん。」
「おお、これは懐かしきメトロン星人のちゃぶ台の部屋!」
「さすがセブン、覚えてたね。」
「じゃあ、話し合いの後、円盤に変化して僕たちを拉致しようとか・・・
企んでるんじゃ?」
「ないない。そんな予算は今は無いから、安心しなさい。
あ、ラー。お客様方に何かお飲み物を。」
「うおほっほ(そんなもんあるわけねえじゃん。水でいいか?)。」
「うーん。水ってわけにはいかんだろ。ほらこないだ死神博士から貰った飲みかけのウーロンが有っただろ。
それ出せ。」
「ほっほほー(あれってもう腐ってないか?)。」
「大丈夫大丈夫。まだ三日しか経ってないから。出しなさい。」
「うほうほー(オラ、知らねえぞ。)。」
「何、揉めてるんですか?」
「いや、こっちのことこっちのこと。あははは。」
「では、貴方の上司って死神博士なんですね?」
「なんだなんだ。俺、そんなことバラしちゃったか。」
「だって今、死神博士から貰ったって。」
ごほほーん。
「何か隣の部屋で凄い咳払いが・・・」
「あ、いや、何、その・・・そんなこたぁいいじゃないか。
いやー、懐かしいなあ。アラシとイデ。
そこにあるミニミニソファ”楽だから”楽オクにて絶賛出品中!!を尻の下に敷いて楽にしてくれたまへ。」
「一応、俺は今、フルハシってことになってるんだけど。」
「あ、そう。では長い長ーーい身の上話を打ち明けます。
えーと、マンの最終回、二人とも覚えてるな?」
「ああ。」
「あの時、俺はゾフィが持ってきた2つの命のうちの一つを貰って命拾いしたんだが、
あの命ってヤツがこれが、ゾフィの野郎が元々一つのを無理やり二つに株分けしたもんでな。
俺もマンもあの後、ぱっぱらぱーになっちゃったの。それも覚えてるな?」
「ええ、あの時、一時的記憶喪失かと思ってたら、何か人格までお変わりになって。」
「そうなんだ。それに輪をかけて最終回でゼットンをバラバラにした新兵器、
あるなら早く出せよってヤツ、あれが出て来ちゃったもんだから、科学特捜隊はもういらんって、解散になっちゃって。
パッパラパーになった俺なんか一番先にお払い箱よ。」
「え!そうだったんですか?いきなしいなくなったんでどうしたんだろうってみんなで言ってたんですよ。」
「お前やアラシはいいよ。アラシなんかフルハシになれたもんな。ババアいじって売れっ子にもなってさ。
イデだってさ再就職出来たんだろ。
俺なんかよ、正義の味方の変身前だよ。潰しがきかなくって、しょうがないから京都に行って太秦撮影所で悪役で雇って貰いました。
主にヤクザの兄貴で大活躍!水戸黄門とかで、必殺でも。
あ、そうだ。あの時、ダン、お前とよく共演したな。お前さんは、気の小さい職人とか侍役。」
「わ、すいません。それはここでは無かったことになってるんで。」
「ああそう。無かったことになってるんだ。ふーん。
ま、それで稼げたのはいんだが、ほれ、21世紀になってぐんと時代劇が減っただろ。」
「確かに。」
「今度はそれでまた失職よ。娘もな、芸能人にはしたんだが、まさか頼る訳にもいくまい。」
「なるほど。」
「それでしょうがなく悪の組織に再就職。東映つながりでショッカー死神博士に拾われたってわけ。」
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「あのー。隣の部屋で凄い咳払いが。」
「あははは。気にするな。
でね、どこまで話したっけ・・ああ、そう再就職。
その再就職の時、条件が有ってさ。ウルトラマンに変身出来ないと駄目って言うんだよ。
俺は困ったね。だってずっとただのハヤタじゃん。どうしよっかなーと思ったら、折りしもグッドタイミン!
マンの方もM78星雲でお払い箱になって地球へまた戻って来たってわけ。
で、意気投合しましてね、また合体することにしました。」
「わ、それじゃウルトラマンも悪役に?」
「はいな。目が釣りあがって、靴はブッチャーの地獄ブーツ仕様先が丸く尖がってます。」
「そんなー。少年の夢が。」
「あきらめな。少年の夢じゃ喰っていけねえんだよ。
とゆうことで、これは私の大切な職業です。皆さん、諦めてください。
それでは・・・
ラー、皆さんがお帰りだよ。お送りしなさい。」
「うお、うお、うっほー(こいつらやっつけなくてもいいのか?。」
「ああ。皆さん、話のわかる方々だから。
今日はお帰りになって貰う。
多分、帰ってから本部で会議でもするでしょ。」
「皆さん、帰りましょう。」
「おい、ダン。いいのか。ここ、そのままほっておいといて。」
「はい。相手が相手ですし。礼には礼で返さねばなりません。今日は帰りましょう。」
「さすがー!セブン。器がでっかいねえ。」
「では。お互い健康に気をつけて。」
「そりゃ変な別れの挨拶だわ。」
わっははっはは。(全員爆笑)
つづく。
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2009年09月29日
NPO法人ウルトラ警備団 第10回:超人の事情(2)
NPO法人ウルトラ警備団
第10回:超人の事情(2)
「とゆう訳で、お願いできますか?」
「いきいなり”とゆう訳で”って言われても訳がわからんよ。」
「え、前回をお読みになってない。それなら仕方がありません。これこれしかじか。」
「ダンさん、”これこれしかじか”って言われてもわかりませんって。」
「え?そうですか。じゃ改めてまして説明しますと、
例の怪獣出した悪い宇宙人とおぼしきヤツから呼び出しが来ました。
何か会見したいそうです。一緒に来て下さいますか?」
「何で俺たち二人なの?」
「それは来ていただければわかります。」
「団長の許可はとりましたか?」
「あ、まだだった。
団長、いいすよね?」
「あ、いいよ。」
「いいそうです。」
「そんじゃOK!さあ、そうと決まったら早く。ポインターに乗りなよ!」
「場面転換が、絵が想像が出来ないほど急ですわな。」
「いいじゃん。おい、念のため、ビショップも一緒に来ないか?」
「はい。わかりました。」
「それじゃレッツゴー!ダン、言っておくけどその助手席の窓は開かないぞ。
ワイアーが切れてるから(実話。ウチの話だけど。)。」
ぶろろろーーん
「ほんとに予算が無いんですねえ。でも車検は通してるんでしょ。あ、でも今時ガソリン車なんか車検通らないんじゃ。」
「あははは。その点はほれ、水心有れば魚心って言うだろ。特別に見逃して貰ってるの。」
「実はガソリンじゃ無くて代用燃料。私が作ってるんです。えへん。」
「へー。凄いなあ。・・・あ、でもそれならホークで使ってる太陽電池を使えばいいんじゃないんですか?」
「あ!気が付かなかった。そうですよね。はい。そうします。」
「と喋ってるウチにそろそろ・・・この辺がB地区じゃないか。」
「地図によりますとその角を曲がってその先の角を曲がったあたりが死ね死ね壮です・・・」
どんっ
ふおふおおおーー
キーーーっ
「おい。今、何か角から出て来なかったか?」
「そんで、何か轢いちゃったみたいな・・・」
「降りて調べてみましょう。」
ふおふおふお、ごほほごほほ
「あ、お前は忘れもしないバルタン星人!」
「きけろ、ふほほ、まききけろ。」
「あ、それは忘れもしない全く通じなかった宇宙語!
てか、大丈夫か、バルタン。懐かしいなあ。会えて俺は嬉しいよ。」
ふぉふぉふぉ、ふぉふふぉ、ふぉはははー
「通じちゃいました。え、何々、
”私も嬉しいです。また会ったらまたいじめられると思ったのにその優しいお言葉。
涙が出ちゃう。
実は親分から偵察して来いと言われたんですが、そんな気持ちぶっ飛んじゃいました。
安心してください。私はあなた方に轢かれたのではありません。
歳で足元がふらついて倒れちゃって。ごほごほごほ。
ご心配おかけしてすいません。”
ですって。」
「おい、そんな長い言葉喋ったか今?
それより、ほんとに大丈夫か?病院、行くか?
といってもなあ、バルタン星人、診てくれる病院って・・・あるんかいな。」
ふぉっふぉっふぉふぉ、ふぉ
「”大丈夫です。それよりこの先で親分が待ち伏せしてます。
あなた方には思わぬ人なんで、けっして心を許さないように・・・。
と、肝心なことを言わない内に気絶・・・”
だそうです。」
「気絶しましたね。」
「仕方が無い。ほんとに車に轢かれない様に、道端で寝かせておこう。」
「はい。よいしょっと・・・あああ、こんなに軽くなっちゃって。」
ずずずずず
「では、いよいよ。その親分とやらに対面ですね。ここからは警戒しながら歩いていきましょう。」
「おお。」
そろりそろりそろーり
どーん。
「おお、久しぶりだなあ。イデとアラシ。元気だったか?」
「あ、お前は!」
「お前は!!!」
「やっぱり・・・貴方でしたか。」
「え、何の話?それより久しぶりに会えて嬉しいよ。酒でも飲みに行こうか?それよりカレー?」
「何を呑気な・・・何でここにいるんですか?ハヤタさん。」
「そんなこと、どうでもいいじゃないか。と、油断させたところで・・・
行け!ラー!こいつらを叩きのめしてしまえ!!!」
「うほっほー」
「わ、何だこのゴリラ。」
「私が行きます。」
「お、ビショップ。お前、頼もしいなあ。頼んだぞ。」
・・・・ビショップとラー、格闘中・・・・
「わ、いかん。何だ何だ。おい、セブン。お前、一人で来いって書いただろう。約束破りやがって。」
「え、そんなこと書いて有りませんでしたよ。」
「うっそー。」
「ほんと。ほら。これ見てください。」
ダン、矢文を見せる。
「あ、ほんとだ。書き忘れた。俺も歳だからなあ。こんなことしゅっちゅうで。
すまん。」
「そんなことより何でこんなとこで悪役みたいなことやってるんですか?」
・・・・ビショップとラー、格闘中・・・・
「それを今、話すのか?長いぞ。えーい。落ち着かん。ラー、格闘中止!」
「うほっほー。(勝手なことばっかだぜ。)」
「何か言ったか?」
「ほ。(別に。)」
「あそう。ではでは皆さん、こうなったら仕方が無い。ほんとに一緒にゆっくり話しましょう。」
「じゃ、どっかその辺の喫茶店でも入って・・」
「え!駄目駄目。お金が無いから。俺の部屋にどうぞ。白湯でもご馳走するから。」
「シけてるなあ。ではでは。」
つづく。
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第10回:超人の事情(2)
「とゆう訳で、お願いできますか?」
「いきいなり”とゆう訳で”って言われても訳がわからんよ。」
「え、前回をお読みになってない。それなら仕方がありません。これこれしかじか。」
「ダンさん、”これこれしかじか”って言われてもわかりませんって。」
「え?そうですか。じゃ改めてまして説明しますと、
例の怪獣出した悪い宇宙人とおぼしきヤツから呼び出しが来ました。
何か会見したいそうです。一緒に来て下さいますか?」
「何で俺たち二人なの?」
「それは来ていただければわかります。」
「団長の許可はとりましたか?」
「あ、まだだった。
団長、いいすよね?」
「あ、いいよ。」
「いいそうです。」
「そんじゃOK!さあ、そうと決まったら早く。ポインターに乗りなよ!」
「場面転換が、絵が想像が出来ないほど急ですわな。」
「いいじゃん。おい、念のため、ビショップも一緒に来ないか?」
「はい。わかりました。」
「それじゃレッツゴー!ダン、言っておくけどその助手席の窓は開かないぞ。
ワイアーが切れてるから(実話。ウチの話だけど。)。」
ぶろろろーーん
「ほんとに予算が無いんですねえ。でも車検は通してるんでしょ。あ、でも今時ガソリン車なんか車検通らないんじゃ。」
「あははは。その点はほれ、水心有れば魚心って言うだろ。特別に見逃して貰ってるの。」
「実はガソリンじゃ無くて代用燃料。私が作ってるんです。えへん。」
「へー。凄いなあ。・・・あ、でもそれならホークで使ってる太陽電池を使えばいいんじゃないんですか?」
「あ!気が付かなかった。そうですよね。はい。そうします。」
「と喋ってるウチにそろそろ・・・この辺がB地区じゃないか。」
「地図によりますとその角を曲がってその先の角を曲がったあたりが死ね死ね壮です・・・」
どんっ
ふおふおおおーー
キーーーっ
「おい。今、何か角から出て来なかったか?」
「そんで、何か轢いちゃったみたいな・・・」
「降りて調べてみましょう。」
ふおふおふお、ごほほごほほ
「あ、お前は忘れもしないバルタン星人!」
「きけろ、ふほほ、まききけろ。」
「あ、それは忘れもしない全く通じなかった宇宙語!
てか、大丈夫か、バルタン。懐かしいなあ。会えて俺は嬉しいよ。」
ふぉふぉふぉ、ふぉふふぉ、ふぉはははー
「通じちゃいました。え、何々、
”私も嬉しいです。また会ったらまたいじめられると思ったのにその優しいお言葉。
涙が出ちゃう。
実は親分から偵察して来いと言われたんですが、そんな気持ちぶっ飛んじゃいました。
安心してください。私はあなた方に轢かれたのではありません。
歳で足元がふらついて倒れちゃって。ごほごほごほ。
ご心配おかけしてすいません。”
ですって。」
「おい、そんな長い言葉喋ったか今?
それより、ほんとに大丈夫か?病院、行くか?
といってもなあ、バルタン星人、診てくれる病院って・・・あるんかいな。」
ふぉっふぉっふぉふぉ、ふぉ
「”大丈夫です。それよりこの先で親分が待ち伏せしてます。
あなた方には思わぬ人なんで、けっして心を許さないように・・・。
と、肝心なことを言わない内に気絶・・・”
だそうです。」
「気絶しましたね。」
「仕方が無い。ほんとに車に轢かれない様に、道端で寝かせておこう。」
「はい。よいしょっと・・・あああ、こんなに軽くなっちゃって。」
ずずずずず
「では、いよいよ。その親分とやらに対面ですね。ここからは警戒しながら歩いていきましょう。」
「おお。」
そろりそろりそろーり
どーん。
「おお、久しぶりだなあ。イデとアラシ。元気だったか?」
「あ、お前は!」
「お前は!!!」
「やっぱり・・・貴方でしたか。」
「え、何の話?それより久しぶりに会えて嬉しいよ。酒でも飲みに行こうか?それよりカレー?」
「何を呑気な・・・何でここにいるんですか?ハヤタさん。」
「そんなこと、どうでもいいじゃないか。と、油断させたところで・・・
行け!ラー!こいつらを叩きのめしてしまえ!!!」
「うほっほー」
「わ、何だこのゴリラ。」
「私が行きます。」
「お、ビショップ。お前、頼もしいなあ。頼んだぞ。」
・・・・ビショップとラー、格闘中・・・・
「わ、いかん。何だ何だ。おい、セブン。お前、一人で来いって書いただろう。約束破りやがって。」
「え、そんなこと書いて有りませんでしたよ。」
「うっそー。」
「ほんと。ほら。これ見てください。」
ダン、矢文を見せる。
「あ、ほんとだ。書き忘れた。俺も歳だからなあ。こんなことしゅっちゅうで。
すまん。」
「そんなことより何でこんなとこで悪役みたいなことやってるんですか?」
・・・・ビショップとラー、格闘中・・・・
「それを今、話すのか?長いぞ。えーい。落ち着かん。ラー、格闘中止!」
「うほっほー。(勝手なことばっかだぜ。)」
「何か言ったか?」
「ほ。(別に。)」
「あそう。ではでは皆さん、こうなったら仕方が無い。ほんとに一緒にゆっくり話しましょう。」
「じゃ、どっかその辺の喫茶店でも入って・・」
「え!駄目駄目。お金が無いから。俺の部屋にどうぞ。白湯でもご馳走するから。」
「シけてるなあ。ではでは。」
つづく。
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2009年09月22日
NPO法人ウルトラ警備団 第9回:超人の事情(1)
NPO法人ウルトラ警備団
第9回:超人の事情(1)
こんこん
「誰だ?」
「わたしです。」
「入れ。」
ぎー。ばたん。
「報告にまいりました。」
「それより挨拶はどうした?」
「え、あれやるんすか?うーん。あ、はいやりますってば・・・
イー!!
これ関係ないと思うんだけどなあ。」
「うるさい!!やればいいのじゃ。で、報告とはいったい何じゃ?」
「やだなあ、わかってるくせに。ラーがさっき先に言ったでしょ。」
「さあ、忘れたわのう。最近、歳で。ごほごほ。」
「嫌な爺だよ。」
「何か言ったか?」
「いや何も。それにしても博士、この本部何とかしませんか?
悪の秘密基地がこんなボロアパートじゃねえ。しかも、死ね死ね壮だなんて、わかりやすすぎじゃないすか。」
「いいのだ。敵を欺くには見方から。」
「用法間違ってるよ。」
「何か言ったか?」
「いやいや。はい、報告です。怪獣むにょむにょを出動させましたがウルトラセブンが現れてやられました。終わり。」
「何だとおおお!それはお前の失態だ。罰に校庭3週!!」
「え!それだけはご勘弁を。私だっていいかげん歳で足腰弱ってます。」
「うーむ。それでは今回だけは勘弁してやろう。
それではその件は、お前に任せる。自分でセブンに会って来てナシをつけてこい。」
「任せてねーじゃん。それしろって言ってるじゃん。」
「何か言ったか?」
「いやいや。わかりました。じゃ直接会ってどうゆうつもりか聞いてきます。
そんじゃ。」
「挨拶は?」
「はいはい・・・イーっ!・・・やだなあこれ。」
・・・・・・・・・・・
場面変わってウルトラ警備団本部宿舎、ダンの部屋。
「今日はご苦労様。変身して怪獣を宇宙に追放して、帰ってお祝いの祝杯挙げて、おつかれさまって解散して、
ここで二人で話があるって言うから私をここに呼んで。それで何?」
「随分、ヘタな脚本だなあ。ハショった部分全部登場人物に話させてるよ。」
「悪かったわね。そうゆうセリフを言わされる役者が一番辛いのよ。」
「そうだよなアンヌ。ご苦労様。それで話って言うのはね・・・・」
ぶすっ
「何だ!!」
「赤い風車が窓枠に刺さってるわ。」
「弥七さんかっ?雇ってないけど。」
「違うでしょ。あ、何か紙が巻いてあるわ。これ手紙ね。はい。」
「あ、ありがとう。・・・何々・・・
”ウルトラセブン、今日はよくもやってくれたな。おぼえてろ。
たったったったった
って、逃げる。
あ、こりゃ時代劇の定番場面だ。そうじゃなくて、お前と直に話がある。
明日の午後4時、あ、いかん、それじゃ水戸黄門再放送が見れん。
えーと、午前11時にB地区の死ね死ね壮前で待つ。
ぜってー来いよ。来なかったらシッペしちゃうから。
悪の参謀より。”
だって。」
「ダン、それきっと罠よ。行っちゃ駄目。」
「いや。行くよ。僕の想像だとコイツはアイツだ。だから僕がいかなきゃならんのだ。
わかってくれ。僕が行かなきゃ地球は破滅してしてしまう。行かねばならんのだ。」
チャンチャララン、らららん♪
「何、この音楽。また前回セブン最終回みたいじゃない。」
「違う違う。音効さん、間違わないでよ。
えーっと、一緒にイデさんとフルハシさんも一緒に行って貰うから。
安心しなさい。」
「何であの二人を一緒に連れていくの?」
「そりゃ明日のお楽しみ。うふふふふ。」
「気持ち悪い笑いやめなさい。少年少女も見てるんだから。」
「見てないよー。じゃ、明日。おやすみ。寝た。」
つづく。
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第9回:超人の事情(1)
こんこん
「誰だ?」
「わたしです。」
「入れ。」
ぎー。ばたん。
「報告にまいりました。」
「それより挨拶はどうした?」
「え、あれやるんすか?うーん。あ、はいやりますってば・・・
イー!!
これ関係ないと思うんだけどなあ。」
「うるさい!!やればいいのじゃ。で、報告とはいったい何じゃ?」
「やだなあ、わかってるくせに。ラーがさっき先に言ったでしょ。」
「さあ、忘れたわのう。最近、歳で。ごほごほ。」
「嫌な爺だよ。」
「何か言ったか?」
「いや何も。それにしても博士、この本部何とかしませんか?
悪の秘密基地がこんなボロアパートじゃねえ。しかも、死ね死ね壮だなんて、わかりやすすぎじゃないすか。」
「いいのだ。敵を欺くには見方から。」
「用法間違ってるよ。」
「何か言ったか?」
「いやいや。はい、報告です。怪獣むにょむにょを出動させましたがウルトラセブンが現れてやられました。終わり。」
「何だとおおお!それはお前の失態だ。罰に校庭3週!!」
「え!それだけはご勘弁を。私だっていいかげん歳で足腰弱ってます。」
「うーむ。それでは今回だけは勘弁してやろう。
それではその件は、お前に任せる。自分でセブンに会って来てナシをつけてこい。」
「任せてねーじゃん。それしろって言ってるじゃん。」
「何か言ったか?」
「いやいや。わかりました。じゃ直接会ってどうゆうつもりか聞いてきます。
そんじゃ。」
「挨拶は?」
「はいはい・・・イーっ!・・・やだなあこれ。」
・・・・・・・・・・・
場面変わってウルトラ警備団本部宿舎、ダンの部屋。
「今日はご苦労様。変身して怪獣を宇宙に追放して、帰ってお祝いの祝杯挙げて、おつかれさまって解散して、
ここで二人で話があるって言うから私をここに呼んで。それで何?」
「随分、ヘタな脚本だなあ。ハショった部分全部登場人物に話させてるよ。」
「悪かったわね。そうゆうセリフを言わされる役者が一番辛いのよ。」
「そうだよなアンヌ。ご苦労様。それで話って言うのはね・・・・」
ぶすっ
「何だ!!」
「赤い風車が窓枠に刺さってるわ。」
「弥七さんかっ?雇ってないけど。」
「違うでしょ。あ、何か紙が巻いてあるわ。これ手紙ね。はい。」
「あ、ありがとう。・・・何々・・・
”ウルトラセブン、今日はよくもやってくれたな。おぼえてろ。
たったったったった
って、逃げる。
あ、こりゃ時代劇の定番場面だ。そうじゃなくて、お前と直に話がある。
明日の午後4時、あ、いかん、それじゃ水戸黄門再放送が見れん。
えーと、午前11時にB地区の死ね死ね壮前で待つ。
ぜってー来いよ。来なかったらシッペしちゃうから。
悪の参謀より。”
だって。」
「ダン、それきっと罠よ。行っちゃ駄目。」
「いや。行くよ。僕の想像だとコイツはアイツだ。だから僕がいかなきゃならんのだ。
わかってくれ。僕が行かなきゃ地球は破滅してしてしまう。行かねばならんのだ。」
チャンチャララン、らららん♪
「何、この音楽。また前回セブン最終回みたいじゃない。」
「違う違う。音効さん、間違わないでよ。
えーっと、一緒にイデさんとフルハシさんも一緒に行って貰うから。
安心しなさい。」
「何であの二人を一緒に連れていくの?」
「そりゃ明日のお楽しみ。うふふふふ。」
「気持ち悪い笑いやめなさい。少年少女も見てるんだから。」
「見てないよー。じゃ、明日。おやすみ。寝た。」
つづく。
−−−−−−−−−
ここでCMターイム!
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(発泡ビーズ使用キルト仕上げ、正座用椅子・TV枕にも)6種柄
出品中!
まずはご一見、よろしくお願い申し上げます。
2009年09月15日
NPO法人ウルトラ警備団 第8回:怪獣出現(3)
NPO法人ウルトラ警備団
第8回:怪獣出現(3)
「残り時間あと15秒。万事休す。」
「私が行きます。」
「わ、ビショップ!ちょっと待て・・・
行っちゃったよ。アイツにいったい何が出来るんだよ。」
だだだだだだだだ
「うおーーーーー」
「おいおい、アイツ、むにゅむにゅを持ち上げようとしてるぞ。
そんな能力、有ったっけ?」
「さあ。」
「さあ、って。お前が作ったんだろ。」
「いやー、作ったのは外見だけ。基本は宇宙人のモノですから。
私にはわかりません。」
「そんな無責任な。」
「ねえ、見てよ。持ち上がりそうよ。」
「うそ。わ、ほんとだ。」
「うがああああああ。」
「持ち上がった。あ、カプセル怪獣たちがその隙間に手を入れてる。
そうか!手が入らなかったんで持ち上げられなかったんだ。」
「あと5秒ですよー。」
「おお、胸まで上がったぞ。」
「セブンがその下に入ったわ。」
ぐわっ!
だっ!!!
「頭の上に乗っけて飛んで行っちゃった。」
ぴゅーーー
「どこへ持ってくんだろ。」
「あ、そうか!宇宙ですよ。宇宙ならゴミを捨てるのにもってこい。」
「ってことは・・・一件落着か?」
「はい。一件落着です。」
「そうね。一件落着。」
「そうです、一件落着です。」
「って、ダン!!
お前、いつの間に戻って来たんだ。」
「一つ質問、いいですか?
いつも思うんですけど・・・
戦いが終わって飛んで行っちゃうのにあまりに戻って来るのが速いんじゃないかと。」
「その辺は・・さあ、僕にもわかりません。何か戻って来ちゃうんで。」
「みんな、ええかげんだなあ。」
「そうね、まったく。」
わはははははは(全員爆笑)
「あ、そうだ。
アンヌ、カプセル怪獣たちを早く戻してやってくれ。もう限界みたいだから。」
ごえーーー
ごえーーー
ごえーーー
「あ、ほんと。倒れそう。
ミクラス、ウインダム、えーと、それとなんですっけ?」
「アギラじゃなかったか。」
「あ、そう。アギラ、戻ってっしゃい。たーっ。」
ぽわぽわぽわぽわわんわんわん〜
<場面変わって、某所悪い宇宙人の隠れ家>
「うっほっほ、うっほ、うほほほー。」
「何だ、ラー。うるさいな。
うまくいったんだろ。今度の巨大むにゅむにゅ作戦は。」
「うほー。うほほほほ。」
「何ー?!失敗しただとお。
セブンが出て来たって?カプセル怪獣も?
くそー。アイツめ。やはり噂は本当だったか。こっちへ戻って来たんだな。
とすると・・・・
今後の作戦も・・・練り直さなきゃいかん。
ラー!
博士に至急連絡だ。今すぐ報告に行くからって。」
ばたん
「うほほっほほー。
(訳:怒られる役はいつも俺かよ。もーやってられねー。)
つづく。
.
第8回:怪獣出現(3)
「残り時間あと15秒。万事休す。」
「私が行きます。」
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行っちゃったよ。アイツにいったい何が出来るんだよ。」
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「うおーーーーー」
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「そんな無責任な。」
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「うそ。わ、ほんとだ。」
「うがああああああ。」
「持ち上がった。あ、カプセル怪獣たちがその隙間に手を入れてる。
そうか!手が入らなかったんで持ち上げられなかったんだ。」
「あと5秒ですよー。」
「おお、胸まで上がったぞ。」
「セブンがその下に入ったわ。」
ぐわっ!
だっ!!!
「頭の上に乗っけて飛んで行っちゃった。」
ぴゅーーー
「どこへ持ってくんだろ。」
「あ、そうか!宇宙ですよ。宇宙ならゴミを捨てるのにもってこい。」
「ってことは・・・一件落着か?」
「はい。一件落着です。」
「そうね。一件落着。」
「そうです、一件落着です。」
「って、ダン!!
お前、いつの間に戻って来たんだ。」
「一つ質問、いいですか?
いつも思うんですけど・・・
戦いが終わって飛んで行っちゃうのにあまりに戻って来るのが速いんじゃないかと。」
「その辺は・・さあ、僕にもわかりません。何か戻って来ちゃうんで。」
「みんな、ええかげんだなあ。」
「そうね、まったく。」
わはははははは(全員爆笑)
「あ、そうだ。
アンヌ、カプセル怪獣たちを早く戻してやってくれ。もう限界みたいだから。」
ごえーーー
ごえーーー
ごえーーー
「あ、ほんと。倒れそう。
ミクラス、ウインダム、えーと、それとなんですっけ?」
「アギラじゃなかったか。」
「あ、そう。アギラ、戻ってっしゃい。たーっ。」
ぽわぽわぽわぽわわんわんわん〜
<場面変わって、某所悪い宇宙人の隠れ家>
「うっほっほ、うっほ、うほほほー。」
「何だ、ラー。うるさいな。
うまくいったんだろ。今度の巨大むにゅむにゅ作戦は。」
「うほー。うほほほほ。」
「何ー?!失敗しただとお。
セブンが出て来たって?カプセル怪獣も?
くそー。アイツめ。やはり噂は本当だったか。こっちへ戻って来たんだな。
とすると・・・・
今後の作戦も・・・練り直さなきゃいかん。
ラー!
博士に至急連絡だ。今すぐ報告に行くからって。」
ばたん
「うほほっほほー。
(訳:怒られる役はいつも俺かよ。もーやってられねー。)
つづく。
.
2009年09月08日
NPO法人ウルトラ警備団 第7回:怪獣出現(2)
NPO法人ウルトラ警備団
第7回:怪獣出現(2)
「ベータ号、発進します。」
「発進!!」
「あ、ちょっと待った・・・」
ぐおーーーっと垂直上昇。
どがん、ぐりぐりぐり〜
「わ、何だ何だ!」
「ほら、言わんこっちゃない。止めたのに・・・。
屋根に当たったんですよ。」
「何だよ、自動で開かないのか、ここは。」
「当然でしょ。キヌタラボラトリーは払い下げ古倉庫なんだから。」
「何だ。そのキヌタ・・何とかってのは。あ、その前に下降。」
ずーん
「この倉庫の新しい名前。新しいホークが有るのにカッコいい名前が無いと変でしょ。」
「そりゃそうだが、何とかならんのかこの屋根。」
「予算がありません。」
「ええい、無駄話してないで、早く発進せんか。」
「はいはい。じゃフルハシさん、早く外に出して。」
ごごごごごー
「では、改めて発進。垂直上昇!」
どーーん。
「目的地、東京B地区。」
・・・・・・・・・・・・
「B地区到着です。」
「目標を確認せよ。」
「レーダーによりますと、右前方に・・・あ、いました。」
「うーむ、確かに全長30m。」
「あれーーー?何か色が変だぞ。」
「ほんとだ。普通はTV用にお定まりのグリーンなのに今日はオレンジだ。」
「それに何かマークが入ってる・・・あ、あれはまさか!」
イデ、フルハシ同時に
「ありゃ科特隊のマークだ!!」
「はっぴおかえしなし。はて、何であのマークが、むにゅむにゅに入ってるの?」
「・・・やっぱり。あの噂は本当だったか。」
「何か言った?ダン?」
「いや、こっちのことで。それより町を破壊しながら進んでますよ。早く破壊しなきゃ。」
「よっしゃ。じゃ、プラズマ光線で一挙に・・・」
「ちょっと待て。ここじゃいかん。この先に城南大学のグラウンドがある。そこで処理するよう命令が来てる。
誘導するんだ。」
「あ、そうか。街中じゃ攻撃出来ないんですっけ。じゃ、例の手で?」
「そうだ。進行方向に野苺大量噴射!」
「何ですか、それ?」
「むにゅむにゅは、野苺の臭いが嫌いなの。自分が臭いからいい匂いが苦手なのね。」
「へえ。」
ばらばらばらばら
「よしよし。グランドに向かってますよー。」
「では先回りして、ダン、アンヌ、ビショップ、イデ、フルハシは地上攻撃。空陸2段攻撃する。」
ごーーーーーー
「こちらイデ、こちらイデ。むにゅむにゅはグランド内に侵入しました。頃合を見計らって高周波光線お願いします。」
「了解。アマギ。いいか。狙いを外すなよ。大学施設に当たったら弁償せねばならん。そんなことになったら・・・
ああ、もうお仕舞いだ。」
「大丈夫です。目標がでかいから。では、行きますよ・・・・発射!」
ビーーーーーーー
じょわーーーーーー
「あ、命中。わはは、蒸発してる蒸発してる水分が。成功です。」
「わ、臭。たまらないわ。レディの体にこんな臭いがつくなんて。」
「くさらないくさらない。これも任務ですよ。あ、そろそろ干乾びます。」
「干乾びるのはいいけど、このあとどうするんだ。こんなでっかいヤツ、どこに運べばいいんだよ。」
「うーん、確かに。そこまでは考えて無かった。」
「わかりました。僕が変身します。」
「変身って30秒しかモたないんだろ?」
「はい。何とかやってみます。アンヌ、頼みがあるんだが。」
「なーに?アイツに触る以外だったら何でもするわよ。」
「僕が変身した直後にカプセル怪獣を出してくれ。3匹とも。」
「3匹とも?いいわよ。」
「頼んだぞ。それでは皆さん。お初。人の眼前で変身!」
じょわっ
どーーーーーん。
「わ。ああやって変身するのね。って、早く出さなきゃ。
ミクラス、ウインダム、えーと、それとなんですっけ?」
「アギラじゃなかったか。」
「あ、そう。アギラ、出てらっしゃい。たーっ。」
どわわわーん。
「わ、いきなしセブン、よろよろしてんじゃん。」
「カプセル怪獣もみんな杖ついてる。あれでいったいどうするってゆうの?」
ばっ
「セブンが三匹に何か命令してる。」
「あれー、もしかして三匹にむにゅむにゅを持ち上げろって言ってるのかな。」
「やってるけど・・・全然、持ち上がらないじゃない。」
「残り時間あと15秒。万事休す。」
つづく。
.
第7回:怪獣出現(2)
「ベータ号、発進します。」
「発進!!」
「あ、ちょっと待った・・・」
ぐおーーーっと垂直上昇。
どがん、ぐりぐりぐり〜
「わ、何だ何だ!」
「ほら、言わんこっちゃない。止めたのに・・・。
屋根に当たったんですよ。」
「何だよ、自動で開かないのか、ここは。」
「当然でしょ。キヌタラボラトリーは払い下げ古倉庫なんだから。」
「何だ。そのキヌタ・・何とかってのは。あ、その前に下降。」
ずーん
「この倉庫の新しい名前。新しいホークが有るのにカッコいい名前が無いと変でしょ。」
「そりゃそうだが、何とかならんのかこの屋根。」
「予算がありません。」
「ええい、無駄話してないで、早く発進せんか。」
「はいはい。じゃフルハシさん、早く外に出して。」
ごごごごごー
「では、改めて発進。垂直上昇!」
どーーん。
「目的地、東京B地区。」
・・・・・・・・・・・・
「B地区到着です。」
「目標を確認せよ。」
「レーダーによりますと、右前方に・・・あ、いました。」
「うーむ、確かに全長30m。」
「あれーーー?何か色が変だぞ。」
「ほんとだ。普通はTV用にお定まりのグリーンなのに今日はオレンジだ。」
「それに何かマークが入ってる・・・あ、あれはまさか!」
イデ、フルハシ同時に
「ありゃ科特隊のマークだ!!」
「はっぴおかえしなし。はて、何であのマークが、むにゅむにゅに入ってるの?」
「・・・やっぱり。あの噂は本当だったか。」
「何か言った?ダン?」
「いや、こっちのことで。それより町を破壊しながら進んでますよ。早く破壊しなきゃ。」
「よっしゃ。じゃ、プラズマ光線で一挙に・・・」
「ちょっと待て。ここじゃいかん。この先に城南大学のグラウンドがある。そこで処理するよう命令が来てる。
誘導するんだ。」
「あ、そうか。街中じゃ攻撃出来ないんですっけ。じゃ、例の手で?」
「そうだ。進行方向に野苺大量噴射!」
「何ですか、それ?」
「むにゅむにゅは、野苺の臭いが嫌いなの。自分が臭いからいい匂いが苦手なのね。」
「へえ。」
ばらばらばらばら
「よしよし。グランドに向かってますよー。」
「では先回りして、ダン、アンヌ、ビショップ、イデ、フルハシは地上攻撃。空陸2段攻撃する。」
ごーーーーーー
「こちらイデ、こちらイデ。むにゅむにゅはグランド内に侵入しました。頃合を見計らって高周波光線お願いします。」
「了解。アマギ。いいか。狙いを外すなよ。大学施設に当たったら弁償せねばならん。そんなことになったら・・・
ああ、もうお仕舞いだ。」
「大丈夫です。目標がでかいから。では、行きますよ・・・・発射!」
ビーーーーーーー
じょわーーーーーー
「あ、命中。わはは、蒸発してる蒸発してる水分が。成功です。」
「わ、臭。たまらないわ。レディの体にこんな臭いがつくなんて。」
「くさらないくさらない。これも任務ですよ。あ、そろそろ干乾びます。」
「干乾びるのはいいけど、このあとどうするんだ。こんなでっかいヤツ、どこに運べばいいんだよ。」
「うーん、確かに。そこまでは考えて無かった。」
「わかりました。僕が変身します。」
「変身って30秒しかモたないんだろ?」
「はい。何とかやってみます。アンヌ、頼みがあるんだが。」
「なーに?アイツに触る以外だったら何でもするわよ。」
「僕が変身した直後にカプセル怪獣を出してくれ。3匹とも。」
「3匹とも?いいわよ。」
「頼んだぞ。それでは皆さん。お初。人の眼前で変身!」
じょわっ
どーーーーーん。
「わ。ああやって変身するのね。って、早く出さなきゃ。
ミクラス、ウインダム、えーと、それとなんですっけ?」
「アギラじゃなかったか。」
「あ、そう。アギラ、出てらっしゃい。たーっ。」
どわわわーん。
「わ、いきなしセブン、よろよろしてんじゃん。」
「カプセル怪獣もみんな杖ついてる。あれでいったいどうするってゆうの?」
ばっ
「セブンが三匹に何か命令してる。」
「あれー、もしかして三匹にむにゅむにゅを持ち上げろって言ってるのかな。」
「やってるけど・・・全然、持ち上がらないじゃない。」
「残り時間あと15秒。万事休す。」
つづく。
.
2009年09月01日
NPO法人ウルトラ警備団 第6回:怪獣出現(1)
NPO法人ウルトラ警備団
第6回:怪獣出現(1)
「何だろう。楽しみだなあ。」
「今、開けますからねえ。」
ガラガラガラ〜
「出入り口が手動のシャッターってのが情けないな。」
「しょうがないじゃないですか、余計なとこに予算はかけられない・・・って、
じゃじゃじゃじゃーーん
新生ベータ号!
ここに誕生。」
「おお、ベータ号・・・・」
「どこがこれ新生なんだ。前と変わらんみたいだけど。」
「それはですね・・・」
「とゆうより、ガンマとアルファ号は、どうしたんですか?」
「リサイクル。」
「え?!」
「昨日も話しただろ。復興資金の予算に接収されちゃったって。
で、解体されてボデーは鉄に、電子部品は、どーせケータイか何かになったんだろ。」
「そんな馬鹿な。じゃ2号や3号は?・・・ポインターは?」
「2号や3号も同様さ。ポインターは、減価償却切れで値が付かなかったのでここでまだ車検取り続けて使ってるよ。
あ、そうだ。どうせ訊くだろうから前もって答えておくと、
ベータ号だけ残ったのは・・・・」
「第一に図体が小さいから。
第二に、もしものもしもの万が一の万がもう一の時用に、タケナカ・マンジョウメ参謀、
いや大臣が残すよう進言してくれたから
でしょ。」
「そうゆうこと。」
「では、ご説明いたします。この新生ベータ号、どこが新しいかと申しますとーーー」
じりりりりん
「あ、電話。」
「はい、こちらウルトラ警備団。はい。はい。えっ?はい、今、団長に代わります。」
「はい。何?わかりました。それで。はい。わかりました。どうかよろしく。早急に。」
「何か有ったんですか?」
「東京B地区に巨大むにゅむにゅが出現した。長さ30mと言うことだ。
いつでも出撃出来るよう、ほら、フルハシ。まだユニフォームに着替えて無い者は早く着替えるように。」
「いっけねえ。今、着替えますから。あ、ほらダン。お前のも有るからこっちへ来い。」
「あ、はい。」
・・・・・・・・
ガサガサ
「ほら、これがお前のユニフォームだ。」
「わあ、懐かしいなあ。昔と同じデザインじゃ無いですか。」
「まあな。同じデザインじゃ無くて同じだよ。予算が無くてそのまま。
参っちゃうよ。こちとら歳取って腹がいささか出てるっつうのに・・・
ええい、コノヤロ、服に体を合わせなきゃいかんつうのも・・・って、お前、スッと着れたな。」
「はい。むしろ痩せたんでダブダブです。カッコ悪いなあ。」
「あはは。我慢しろ我慢我慢。」
「あ、ちょっと質問なんですが、むにゅむにゅって一体何ですか?」
「えーと、何とゆうか怪獣とゆうかそんな大げさなもんじゃなくて、生き物だな。
地球に侵入した宇宙人が嫌がらせのために時々作って出してきやがるやつだ。」
「凶暴なんですか?」
「うーん。凶暴とゆうより迷惑なヤツで。ハッキリ書くとお食事中の人に迷惑だから、この小説ではここで一回だけ書いとく。
うんこだ。」
「え?何ですって。」
「危な。2回言わなくて良かったなあ。そう排泄物にそっくりなの。それが生きてるから困る。
動いて移動して・・・そうなるとどうなるか、お前も想像つくだろう。」
「そりゃえらい迷惑ですね。・・・・
って、まさかその退治が今の我々の任務ですか?」
「ピンポーン。」
「げ。
ま、それでも怪獣は怪獣。早く緊急出動しなくていいんですか?」
「それが出来ないから困ってるんだ。ほれ、前回の時、やたら出動してバリバリ怪獣に攻撃しただろう。
その時、当然、怪獣だけじゃ無くて、周囲の建物とか誤爆でぶっ壊しちゃって。
その時はそれで良かったんだが、平和になったら、一体どーするんだって賠償問題が出ちゃってな。
それで今は、防衛庁で出現地帯の住民の同意を取るか、防衛閣議で緊急出動の決定を得るか、
どちらにせよ、お上からOKが出ないとここから一歩でも出ちゃいけないって体たらくだ。」
「そうなんですか。それは・・・。でももう出てるかもしれない。急ぎましょう。」
「大丈夫だって・・・。そんな早く出るもんじゃ無いから・・って行きやがった。はいはい。」
・・・・・・・・
「隊長、準備出来ました。出動命令は出ましたか?」
「出ましたかって・・プっ、何その格好。服ダブダブ。」
「笑うなよ、アンヌ。」
「あははは。そうだ笑うな。気の毒だぞ。」
「えーー。当然ながらまだ命令は出てません。
ので、
その間にこの新ベータ号の説明を続けさせていただきますと・・・
まず
駆動エンジンはチョロまかした反物質装置を利用して作られております。
これでもうエネルギーを供給することなく半永久的に動きますので、やれガソリンの予算が無いとかそうゆう文句とは
おさらばー。
そして攻撃装置ももちろんそれを利用して動きます。
まず
プラズマ光線。
こいつは最終兵器でして、使ったら最後、たいていのモノはバンラバラ。使用許可が必要となります。
そして
冷凍光線。これをウけたモノは絶対零度に冷却されちまうつうスグレもの。
これもヘタすると攻撃後触るとバラバラになってしまうので、これまた使用許可が必要となります。
そして最後に、
高周波光線。
電子レンジの要領で物体の水分を蒸発させてカラカラにさせてしまいます。
これは干乾びるだけですんで、バラバラにはなりません。出動命令が出たら使えます。
なお、
万が一、反物質装置が故障した際は・・・これがミソね。
胴体羽全部に貼られておりますのがああああ、
太陽電池!!
従来の1万倍のパワーが得られるのですぞ。私とビショップの血と汗と涙の結晶!」
「ワタシはそれ出ません。」
「あ、そうだった。私の血と汗と涙の結晶。これはですね、各電機メーカーに売り込んでですね。
活動予算の足しにすれば・・・こんなオンボロ基地とはおさらばー。」
「そりゃいいや。はやくしろ。こんなとこにいないで、早く売り込みに行け。」
「おいおい。今は命令待機中だぞ。」
「どうせ、早く駆除して欲しいから、住民が大げさに通報したんでしょ。こないだも有ったじゃないですか。」
じりりりーん
「はい。ウルトラ警備団です。隊長。」
「はい。出動命令が出た。巨大むにゅむにゅの出現は間違いない。はい。すぐ発進します。」
「え、マジかよ。てことは巨大xんこ。参ったなあ。」
「みんな、出動だ。
このベータ号の初出撃となる。みんな気合入れるように。」
はいっ
つづく。
第6回:怪獣出現(1)
「何だろう。楽しみだなあ。」
「今、開けますからねえ。」
ガラガラガラ〜
「出入り口が手動のシャッターってのが情けないな。」
「しょうがないじゃないですか、余計なとこに予算はかけられない・・・って、
じゃじゃじゃじゃーーん
新生ベータ号!
ここに誕生。」
「おお、ベータ号・・・・」
「どこがこれ新生なんだ。前と変わらんみたいだけど。」
「それはですね・・・」
「とゆうより、ガンマとアルファ号は、どうしたんですか?」
「リサイクル。」
「え?!」
「昨日も話しただろ。復興資金の予算に接収されちゃったって。
で、解体されてボデーは鉄に、電子部品は、どーせケータイか何かになったんだろ。」
「そんな馬鹿な。じゃ2号や3号は?・・・ポインターは?」
「2号や3号も同様さ。ポインターは、減価償却切れで値が付かなかったのでここでまだ車検取り続けて使ってるよ。
あ、そうだ。どうせ訊くだろうから前もって答えておくと、
ベータ号だけ残ったのは・・・・」
「第一に図体が小さいから。
第二に、もしものもしもの万が一の万がもう一の時用に、タケナカ・マンジョウメ参謀、
いや大臣が残すよう進言してくれたから
でしょ。」
「そうゆうこと。」
「では、ご説明いたします。この新生ベータ号、どこが新しいかと申しますとーーー」
じりりりりん
「あ、電話。」
「はい、こちらウルトラ警備団。はい。はい。えっ?はい、今、団長に代わります。」
「はい。何?わかりました。それで。はい。わかりました。どうかよろしく。早急に。」
「何か有ったんですか?」
「東京B地区に巨大むにゅむにゅが出現した。長さ30mと言うことだ。
いつでも出撃出来るよう、ほら、フルハシ。まだユニフォームに着替えて無い者は早く着替えるように。」
「いっけねえ。今、着替えますから。あ、ほらダン。お前のも有るからこっちへ来い。」
「あ、はい。」
・・・・・・・・
ガサガサ
「ほら、これがお前のユニフォームだ。」
「わあ、懐かしいなあ。昔と同じデザインじゃ無いですか。」
「まあな。同じデザインじゃ無くて同じだよ。予算が無くてそのまま。
参っちゃうよ。こちとら歳取って腹がいささか出てるっつうのに・・・
ええい、コノヤロ、服に体を合わせなきゃいかんつうのも・・・って、お前、スッと着れたな。」
「はい。むしろ痩せたんでダブダブです。カッコ悪いなあ。」
「あはは。我慢しろ我慢我慢。」
「あ、ちょっと質問なんですが、むにゅむにゅって一体何ですか?」
「えーと、何とゆうか怪獣とゆうかそんな大げさなもんじゃなくて、生き物だな。
地球に侵入した宇宙人が嫌がらせのために時々作って出してきやがるやつだ。」
「凶暴なんですか?」
「うーん。凶暴とゆうより迷惑なヤツで。ハッキリ書くとお食事中の人に迷惑だから、この小説ではここで一回だけ書いとく。
うんこだ。」
「え?何ですって。」
「危な。2回言わなくて良かったなあ。そう排泄物にそっくりなの。それが生きてるから困る。
動いて移動して・・・そうなるとどうなるか、お前も想像つくだろう。」
「そりゃえらい迷惑ですね。・・・・
って、まさかその退治が今の我々の任務ですか?」
「ピンポーン。」
「げ。
ま、それでも怪獣は怪獣。早く緊急出動しなくていいんですか?」
「それが出来ないから困ってるんだ。ほれ、前回の時、やたら出動してバリバリ怪獣に攻撃しただろう。
その時、当然、怪獣だけじゃ無くて、周囲の建物とか誤爆でぶっ壊しちゃって。
その時はそれで良かったんだが、平和になったら、一体どーするんだって賠償問題が出ちゃってな。
それで今は、防衛庁で出現地帯の住民の同意を取るか、防衛閣議で緊急出動の決定を得るか、
どちらにせよ、お上からOKが出ないとここから一歩でも出ちゃいけないって体たらくだ。」
「そうなんですか。それは・・・。でももう出てるかもしれない。急ぎましょう。」
「大丈夫だって・・・。そんな早く出るもんじゃ無いから・・って行きやがった。はいはい。」
・・・・・・・・
「隊長、準備出来ました。出動命令は出ましたか?」
「出ましたかって・・プっ、何その格好。服ダブダブ。」
「笑うなよ、アンヌ。」
「あははは。そうだ笑うな。気の毒だぞ。」
「えーー。当然ながらまだ命令は出てません。
ので、
その間にこの新ベータ号の説明を続けさせていただきますと・・・
まず
駆動エンジンはチョロまかした反物質装置を利用して作られております。
これでもうエネルギーを供給することなく半永久的に動きますので、やれガソリンの予算が無いとかそうゆう文句とは
おさらばー。
そして攻撃装置ももちろんそれを利用して動きます。
まず
プラズマ光線。
こいつは最終兵器でして、使ったら最後、たいていのモノはバンラバラ。使用許可が必要となります。
そして
冷凍光線。これをウけたモノは絶対零度に冷却されちまうつうスグレもの。
これもヘタすると攻撃後触るとバラバラになってしまうので、これまた使用許可が必要となります。
そして最後に、
高周波光線。
電子レンジの要領で物体の水分を蒸発させてカラカラにさせてしまいます。
これは干乾びるだけですんで、バラバラにはなりません。出動命令が出たら使えます。
なお、
万が一、反物質装置が故障した際は・・・これがミソね。
胴体羽全部に貼られておりますのがああああ、
太陽電池!!
従来の1万倍のパワーが得られるのですぞ。私とビショップの血と汗と涙の結晶!」
「ワタシはそれ出ません。」
「あ、そうだった。私の血と汗と涙の結晶。これはですね、各電機メーカーに売り込んでですね。
活動予算の足しにすれば・・・こんなオンボロ基地とはおさらばー。」
「そりゃいいや。はやくしろ。こんなとこにいないで、早く売り込みに行け。」
「おいおい。今は命令待機中だぞ。」
「どうせ、早く駆除して欲しいから、住民が大げさに通報したんでしょ。こないだも有ったじゃないですか。」
じりりりーん
「はい。ウルトラ警備団です。隊長。」
「はい。出動命令が出た。巨大むにゅむにゅの出現は間違いない。はい。すぐ発進します。」
「え、マジかよ。てことは巨大xんこ。参ったなあ。」
「みんな、出動だ。
このベータ号の初出撃となる。みんな気合入れるように。」
はいっ
つづく。
2009年08月25日
NPO法人ウルトラ警備団 第5回:帰ってきた男(5)
NPO法人ウルトラ警備団
第5回:帰ってきた男(5)
「30秒だけしか変身出来ないって・・それじゃ・・」
「はい、大してお役に立てないかと。力も衰えてますし。」
「とはいえ。」
「とはいえ。」
「とはいえ、今回は前回みたいなことにはならんよ。
まあ、のんびりと、たんたんと俺たちの仕事を手伝ってみたらどうかね。」
「そう言っていただけると。嬉しいです。
ただ・・・・・」
「ただ、何だよ?」
「ええ、ただ、国を出てくる時に、妙な噂を小耳に挟んだもので。」
「どんな噂だいそりゃ。つか、セブンの小耳ってどのへんかな。」
「からかっちゃかわいそうでしょ。私も気になるわ。どんな噂?」
「いや、あまりにも突拍子も無い話だったんで・・・・
自分が、もう少し調べてみます。はっきりしたらお話させて下さい。」
「お前がそう言うんならそれでいいだろう。
さー
明日は、イデとビショップの発明のお披露目だろ。
そろそろお開きにして、みんな、早く寝よう。
あ、
話してなかったがビショップもイデの発明なんだ。」
「へへ。ゴース星人の基地の焼け跡でポジトロニック・ブレインを発見しましてね。
他の連中に気付かれないうちにソーっと。それで作りました。」
「こいつ、そうゆうことだけは昔から達者で。
超兵器R2号の元になった反物質と反物質制御装置も実は2つあったんだが、一つちょろまかしてこっちに持って来てやんの。
それが明日の発明の元。」
「そうなんですか。それはそれは。」
「えっへん。それにですね、他にも・・・・」
「はいはい、イデさんがエライのは充分わかったから。もう寝ましょ。
あ、ダンの部屋は2階ね。今、案内するから。」
「え?僕の部屋が有るんですか?」
「団長がね・・・ダンは絶対いつか戻って来るからって。こっちに移動する時に必ず用意するようにって。
部屋番号はもちろん。」
「007!!」
全員爆笑
−−−−−−−−−−
ダンの部屋にて
「4畳半だから、狭いけど。我慢してね。」
「いや、これだけあれば充分だよ。隊長にくれぐれも感謝してたって言っておいてくれないか。」
「うん。」
「それよりも・・・・
あのあと・・・アンヌ・・・結婚はしたのか?」
「それはまあ色々と・・・。ゴジラ対ガイガンに出たり、必殺仕切り人の髪結いでレギュラーしたり・・・
そんなこといいじゃない。昔のことだし。
今、こうしてまた会えて一緒に仕事が出来る。それだけで満足・・・じゃない?」
「そうだな。あ、それと・・・これ、預かってくれないか。」
「何それ?」
「カプセル怪獣の入ってる箱だ。こいつらもだいぶ歳とってくたびれてるけど。一緒に連れてきた。
何かの役に立つかもしれない。」
「何で前みたいに自分で持たないの?」
「それは・・・・とにかく預かって欲しいんだ。いいだろ。いつも持っていてくれ。」
「それはいいけど・・・・。
さ、長話はこれくらい。早く眠って。明日は早いわよ。」
「じゃ、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
−−−−−−−−−−
翌朝、朝5時
「ふあああ、眠い眠い。何だってこんなに早く起きなきゃいけないんだ。」
「壁に耳あり障子に目あり。こっそりとお披露目しなきゃ。どこに宇宙人がいるかわかりませんよー。」
「ま、そうだが。あ、ダン、こっちこっち。びっくりするぞ。この倉庫にあるもの目にしたら。」
つづく
.
第5回:帰ってきた男(5)
「30秒だけしか変身出来ないって・・それじゃ・・」
「はい、大してお役に立てないかと。力も衰えてますし。」
「とはいえ。」
「とはいえ。」
「とはいえ、今回は前回みたいなことにはならんよ。
まあ、のんびりと、たんたんと俺たちの仕事を手伝ってみたらどうかね。」
「そう言っていただけると。嬉しいです。
ただ・・・・・」
「ただ、何だよ?」
「ええ、ただ、国を出てくる時に、妙な噂を小耳に挟んだもので。」
「どんな噂だいそりゃ。つか、セブンの小耳ってどのへんかな。」
「からかっちゃかわいそうでしょ。私も気になるわ。どんな噂?」
「いや、あまりにも突拍子も無い話だったんで・・・・
自分が、もう少し調べてみます。はっきりしたらお話させて下さい。」
「お前がそう言うんならそれでいいだろう。
さー
明日は、イデとビショップの発明のお披露目だろ。
そろそろお開きにして、みんな、早く寝よう。
あ、
話してなかったがビショップもイデの発明なんだ。」
「へへ。ゴース星人の基地の焼け跡でポジトロニック・ブレインを発見しましてね。
他の連中に気付かれないうちにソーっと。それで作りました。」
「こいつ、そうゆうことだけは昔から達者で。
超兵器R2号の元になった反物質と反物質制御装置も実は2つあったんだが、一つちょろまかしてこっちに持って来てやんの。
それが明日の発明の元。」
「そうなんですか。それはそれは。」
「えっへん。それにですね、他にも・・・・」
「はいはい、イデさんがエライのは充分わかったから。もう寝ましょ。
あ、ダンの部屋は2階ね。今、案内するから。」
「え?僕の部屋が有るんですか?」
「団長がね・・・ダンは絶対いつか戻って来るからって。こっちに移動する時に必ず用意するようにって。
部屋番号はもちろん。」
「007!!」
全員爆笑
−−−−−−−−−−
ダンの部屋にて
「4畳半だから、狭いけど。我慢してね。」
「いや、これだけあれば充分だよ。隊長にくれぐれも感謝してたって言っておいてくれないか。」
「うん。」
「それよりも・・・・
あのあと・・・アンヌ・・・結婚はしたのか?」
「それはまあ色々と・・・。ゴジラ対ガイガンに出たり、必殺仕切り人の髪結いでレギュラーしたり・・・
そんなこといいじゃない。昔のことだし。
今、こうしてまた会えて一緒に仕事が出来る。それだけで満足・・・じゃない?」
「そうだな。あ、それと・・・これ、預かってくれないか。」
「何それ?」
「カプセル怪獣の入ってる箱だ。こいつらもだいぶ歳とってくたびれてるけど。一緒に連れてきた。
何かの役に立つかもしれない。」
「何で前みたいに自分で持たないの?」
「それは・・・・とにかく預かって欲しいんだ。いいだろ。いつも持っていてくれ。」
「それはいいけど・・・・。
さ、長話はこれくらい。早く眠って。明日は早いわよ。」
「じゃ、おやすみ。」
「おやすみなさい。」
−−−−−−−−−−
翌朝、朝5時
「ふあああ、眠い眠い。何だってこんなに早く起きなきゃいけないんだ。」
「壁に耳あり障子に目あり。こっそりとお披露目しなきゃ。どこに宇宙人がいるかわかりませんよー。」
「ま、そうだが。あ、ダン、こっちこっち。びっくりするぞ。この倉庫にあるもの目にしたら。」
つづく
.
2009年08月18日
NPO法人ウルトラ警備団 第4回:帰ってきた男(4)
NPO法人ウルトラ警備団
第4回:帰ってきた男(4)
「あのあと・・・・
聞きたいですか、この話?カッコ悪いんであまり話したくないんですが・・」
「無理にとは言わんが・・。」
「じゃあ、何か他の話を・・・。」
「駄目。聞きたい。あれだけ心配したんだから。聞かせてダン。」
「わかったよ・・・じゃあ話します。
あのあと残りの力を振り絞って国まで必死に飛んだんですけど。
道程の2/3の箇所で力尽きてしまったんです。
もう駄目かと思った瞬間、急を急いでこちらにむかっていた上司が助けてくれまして。
国に到着してすぐ病院に入りました。
それから皆さん、ご存知のように
各部の累積疲労のためと、力尽きて宇宙で死に掛けた際の脳内酸素の欠乏の為、昏睡状態に。
それが32年間続いたんです。
32年後の7月28日英国チャートに34位初登場・・じゃないや、昏睡状態から目覚めまして。」
「そりゃ良かった。」
「うん、良かった。」
「はい。おかげさまで。
だけど、人間もそうでしょう。長い間、寝たきりでいると体力が落ちてしまいます。
私も例外ではありません。
体も心も力がすっかり落ちてしまいました。記憶もほとんど失ってしまっていたんです。
そこから少しづつ少しづつリハビリを行いまして・・・
何とか通常生活に戻れるようになったのがつい1年前の8月13日、米国チャートに40位で初登場・・・
ではなくて、
退院することが出来ました。」
「良かったわ。ほんとに。」
「それがあんまりよくないんだ、アンヌ。
退院することが出来たんだけど隊員にはなれず・・なんちゃって。」
しーーん
「あ、ご、ごほん。
退院出来たんだけど、行くところが無くてね。
超能力は年齢と寝たきりのせいですっかり弱ってて、恒点観測員に戻ることも出来ない。」
「ご家族や親戚の方は?・・・・奥様だって・・・」
「いや、僕はあっちでも独身だったんだよ。家族持ちではるばるこんなところまでやってきたりはしない。」
「こんなところとはご挨拶だなあ。それに地球では家族持ちでも遥か彼方に単身赴任させられるぜ。」
「あ、これは・・つい、うっかり。地球は宇宙全体から言えばとんでもない田舎と思われていたもんで。」
「そうなのか。じゃ、何でそもそもお前さんはこんなところにまで・・」
「話さなきゃいけないですか?」
「うん。」
「実は・・・若い時、国でちょっとした問題を起こしまして・・・。」
「何?その問題って。」
「もしかして・・・これか。まさか。」
「そのまさかです。恒星観測隊の隊長の娘と付き合ってまして、それ、ドタキャンしちゃって他の娘と付き合っちゃったんです。」
「あら、ひどい。許せない。それなら当然ね。
それでその娘さんとは結婚したの。」
「いや、フられちゃったんです。
だもんで志願しまして。とにかく国を離れたかったもので。」
「何か生臭い話だな・・・・とすると今までここに来ていたウルトラ戦士ってのは・・」
「そうです。何かしら訳有りの奴らばっか。劣等生だったりお荷物だったり弱かったり。」
「うーん、何か思い当たる節が。」
「で、話を戻しますが、いくところが無くて、結局思いついたのが思い出深いこの地球。
国にはもう未練も何も無かったんで、戻って来たんです。」
「そうだったのか。すまん。ダン。
お前の人生を滅茶苦茶にしてしまって。」
「いや、とんでもない。ここにいた時にしたことは自分でも誇れることです。
自分の人生そのもの。こちらから感謝したいくらいで。」
・・・・・・・
「お前、さっき、超能力を無くしたって言ってたな。
今でも変身出来るのか?」
「はい、出来ます。」
「お、それは良かった。」
「30秒だけ。」
えーーーーーっ
一同仰天する。
.
第4回:帰ってきた男(4)
「あのあと・・・・
聞きたいですか、この話?カッコ悪いんであまり話したくないんですが・・」
「無理にとは言わんが・・。」
「じゃあ、何か他の話を・・・。」
「駄目。聞きたい。あれだけ心配したんだから。聞かせてダン。」
「わかったよ・・・じゃあ話します。
あのあと残りの力を振り絞って国まで必死に飛んだんですけど。
道程の2/3の箇所で力尽きてしまったんです。
もう駄目かと思った瞬間、急を急いでこちらにむかっていた上司が助けてくれまして。
国に到着してすぐ病院に入りました。
それから皆さん、ご存知のように
各部の累積疲労のためと、力尽きて宇宙で死に掛けた際の脳内酸素の欠乏の為、昏睡状態に。
それが32年間続いたんです。
32年後の7月28日英国チャートに34位初登場・・じゃないや、昏睡状態から目覚めまして。」
「そりゃ良かった。」
「うん、良かった。」
「はい。おかげさまで。
だけど、人間もそうでしょう。長い間、寝たきりでいると体力が落ちてしまいます。
私も例外ではありません。
体も心も力がすっかり落ちてしまいました。記憶もほとんど失ってしまっていたんです。
そこから少しづつ少しづつリハビリを行いまして・・・
何とか通常生活に戻れるようになったのがつい1年前の8月13日、米国チャートに40位で初登場・・・
ではなくて、
退院することが出来ました。」
「良かったわ。ほんとに。」
「それがあんまりよくないんだ、アンヌ。
退院することが出来たんだけど隊員にはなれず・・なんちゃって。」
しーーん
「あ、ご、ごほん。
退院出来たんだけど、行くところが無くてね。
超能力は年齢と寝たきりのせいですっかり弱ってて、恒点観測員に戻ることも出来ない。」
「ご家族や親戚の方は?・・・・奥様だって・・・」
「いや、僕はあっちでも独身だったんだよ。家族持ちではるばるこんなところまでやってきたりはしない。」
「こんなところとはご挨拶だなあ。それに地球では家族持ちでも遥か彼方に単身赴任させられるぜ。」
「あ、これは・・つい、うっかり。地球は宇宙全体から言えばとんでもない田舎と思われていたもんで。」
「そうなのか。じゃ、何でそもそもお前さんはこんなところにまで・・」
「話さなきゃいけないですか?」
「うん。」
「実は・・・若い時、国でちょっとした問題を起こしまして・・・。」
「何?その問題って。」
「もしかして・・・これか。まさか。」
「そのまさかです。恒星観測隊の隊長の娘と付き合ってまして、それ、ドタキャンしちゃって他の娘と付き合っちゃったんです。」
「あら、ひどい。許せない。それなら当然ね。
それでその娘さんとは結婚したの。」
「いや、フられちゃったんです。
だもんで志願しまして。とにかく国を離れたかったもので。」
「何か生臭い話だな・・・・とすると今までここに来ていたウルトラ戦士ってのは・・」
「そうです。何かしら訳有りの奴らばっか。劣等生だったりお荷物だったり弱かったり。」
「うーん、何か思い当たる節が。」
「で、話を戻しますが、いくところが無くて、結局思いついたのが思い出深いこの地球。
国にはもう未練も何も無かったんで、戻って来たんです。」
「そうだったのか。すまん。ダン。
お前の人生を滅茶苦茶にしてしまって。」
「いや、とんでもない。ここにいた時にしたことは自分でも誇れることです。
自分の人生そのもの。こちらから感謝したいくらいで。」
・・・・・・・
「お前、さっき、超能力を無くしたって言ってたな。
今でも変身出来るのか?」
「はい、出来ます。」
「お、それは良かった。」
「30秒だけ。」
えーーーーーっ
一同仰天する。
.
2009年08月11日
NPO法人ウルトラ警備団 第3回:帰ってきた男(3)
NPO法人ウルトラ警備団
第3回:帰ってきた男(3)
「ただいま戻りました。いやー、団長、明日のことを思うと、もー胸がワクワクしちゃって。
きっとうまくいきますよー。今も最終チェック、4回もやって来ましたから。」
「ほー、そうか。それはご苦労。ところで・・・」
「あ、お客さんですか?えーっと、この方は・・・?」
「もろぼしダンです。はじめまして。あなたはたしか・・・」
「後生楽男だよ。」
「嫌だなあ、アラシ、いや、フルハシ団員。れっきとした名前があります。
イデです。どーかよろしく。
あなたが噂に聞くセブンさんですか。会えて光栄です、握手してください。」
「こちらこそ。イデさんですか。でもたしか貴方はシリーズが違ったんじゃ?たしかマンの方の・・」
「それが色々ありましてね・・うひひ。」
「だから後生楽ってんだよ。この男のせいで・・・」
「ま、フルハシ。そのことはおいおいと・・。さ、お前も一杯やって。ここに座れ。
今日はダンの歓迎会だ。おお、そして明日の前祝だな。」
「お、ピザですねー。じゃ遠慮なく。かんぱーい。」
「それじゃ、みんな、揃ったところだし・・・ダンにこうなった訳を話すとするか。
フルハシ、頼む。」
「え?長ゼリフ、俺が言うんですか?カンペ無いのかな。」
「ないない。」
「仕方ねえなあ。
えーっと・・・
ほれ、お前が金属疲労でM78星雲に帰ったあとのことだ。
ゴース星人の地底ミサイルで、地球上の主な都市が破壊されただろ。」
「はい。」
「あの時、ダンは死ぬことを覚悟して、地球を助けるためじゃなく、アマギ隊員を助けるために変身したんだわ。
私たち、心から感謝したのよ。」
「うん、本当に感謝してる。改めて礼を言うよ。ありがとう。」
「いや、とんでもありません。それが僕の望みだったんです。」
「うん。そのおかげでこうして全員まだピンピンしてるんだからな。あ、全員じゃないか・・。
ま、それはまあ良かったんだけど、問題はそのあとだ。
何しろ、”世界大戦争”のフィルムの使い回しとはいえ、ロンドン、NY、パリ、モスクワ、北京・・・
全部破壊されちまったんだから、そりゃもう大変だった。世界経済ももう目茶目茶。未曾有の大不況になってな。
俺たち、地球防衛軍、ウルトラ警備隊も復興の手助けに全部廻ったのさ。
で、まー、それは勤めだからいいんだけど、問題はゴース星人が本拠地に構えた日本だけが無事だったってことで・・・」
「でも我々が奴らを倒したから世界は救われたんじゃ・・」
「そうなんだよ。俺もそれを言いたいんだが、世界じゃそうは見てくれなかったんだ。
責任はこの日本にあるってんで、巨額の復興資金を拠出しなきゃいけなくなって。
地球防衛軍日本支部は解散、あ、日本支部だけじゃ無いんだけど。もちろんウルトラ警備隊も解散。
資産は売却されて、復興資金に回されたのさ。」
「でも、それじゃ、新たな宇宙人の侵略に誰も対抗するものがいなくなるんじゃ?」
「そう。だが、そこで登場したのがこの男・・・」
「ははは、私ですね。」
「そう、お前。コイツ、実は地球防衛軍日本支部の科学開発班にいつのまにかいやがったんだよ。
それで、ゴース星人の破壊された基地を調査して、残された装置からあるものを開発しやがった。」
「はい。超兵器R2号。」
「それがまた、地球の軌道上を無人で周回して、近づいて来る侵略円盤をことごとく破壊してしてしまうつう凄いやつで・・」
「でも、私はこうして戻ってこれましたけど。」
「はい、欠点が一つだけありまして、ごく小さなものは捕獲できないんです。遺憾です。」
「それもまた現状のこの有様の原因の一つなんだが・・・。
ま、それで、俺たちの存在意義もパア。いなくなっても全然問題無かったって訳だ。」
「そうだったんですか。」
「じゃ、そのあとは俺が話そう。
そんな訳で解散したんだが、さっきも言ったようにR2は、小さな侵略体への防御機能は無い。
それでな、今までことごとく俺たちにやられていた宇宙人の連中が少人数でスパイみたいに入って来て、
いわばテロ活動だ。大したことは出来ないんだが、それでもやり続けた。特にこの日本に。
それでやっぱり何らかの対抗手段が必要となってね。」
「ほら、地球防衛軍のマンジョウメ参謀、いただろ?あの方があの後、政界に進出してな。日本の防衛大臣になったんだ。
それであの方の肝いりで、ウルトラ警備隊は復活することになった。
だが、さっきの理由で、公に日本がそんな組織を持つことは出来ない。
だから民間のNPO法人って形で、ウルトラ警備団として発足したんだよ。
ここはな、ダン。実はマンジョウメ参謀の実家のマンジョウメ工業の元工場の跡地でね。
工場が中国に移転したんでちょうど空いて、それでここが本部になったとゆう訳さ。」
「なるほど。そんな・・・色々有ったんですね。」
「あはは。ま、人生そうそう色々ございます。」
しんみり
「さ、俺たちのことはだいたいは話したんだから、お前のことを話してくれ。
しかしよく生きて故郷に戻れたもんだなあ。」
「はい。僕も不思議です。あのあと・・・」
.
第3回:帰ってきた男(3)
「ただいま戻りました。いやー、団長、明日のことを思うと、もー胸がワクワクしちゃって。
きっとうまくいきますよー。今も最終チェック、4回もやって来ましたから。」
「ほー、そうか。それはご苦労。ところで・・・」
「あ、お客さんですか?えーっと、この方は・・・?」
「もろぼしダンです。はじめまして。あなたはたしか・・・」
「後生楽男だよ。」
「嫌だなあ、アラシ、いや、フルハシ団員。れっきとした名前があります。
イデです。どーかよろしく。
あなたが噂に聞くセブンさんですか。会えて光栄です、握手してください。」
「こちらこそ。イデさんですか。でもたしか貴方はシリーズが違ったんじゃ?たしかマンの方の・・」
「それが色々ありましてね・・うひひ。」
「だから後生楽ってんだよ。この男のせいで・・・」
「ま、フルハシ。そのことはおいおいと・・。さ、お前も一杯やって。ここに座れ。
今日はダンの歓迎会だ。おお、そして明日の前祝だな。」
「お、ピザですねー。じゃ遠慮なく。かんぱーい。」
「それじゃ、みんな、揃ったところだし・・・ダンにこうなった訳を話すとするか。
フルハシ、頼む。」
「え?長ゼリフ、俺が言うんですか?カンペ無いのかな。」
「ないない。」
「仕方ねえなあ。
えーっと・・・
ほれ、お前が金属疲労でM78星雲に帰ったあとのことだ。
ゴース星人の地底ミサイルで、地球上の主な都市が破壊されただろ。」
「はい。」
「あの時、ダンは死ぬことを覚悟して、地球を助けるためじゃなく、アマギ隊員を助けるために変身したんだわ。
私たち、心から感謝したのよ。」
「うん、本当に感謝してる。改めて礼を言うよ。ありがとう。」
「いや、とんでもありません。それが僕の望みだったんです。」
「うん。そのおかげでこうして全員まだピンピンしてるんだからな。あ、全員じゃないか・・。
ま、それはまあ良かったんだけど、問題はそのあとだ。
何しろ、”世界大戦争”のフィルムの使い回しとはいえ、ロンドン、NY、パリ、モスクワ、北京・・・
全部破壊されちまったんだから、そりゃもう大変だった。世界経済ももう目茶目茶。未曾有の大不況になってな。
俺たち、地球防衛軍、ウルトラ警備隊も復興の手助けに全部廻ったのさ。
で、まー、それは勤めだからいいんだけど、問題はゴース星人が本拠地に構えた日本だけが無事だったってことで・・・」
「でも我々が奴らを倒したから世界は救われたんじゃ・・」
「そうなんだよ。俺もそれを言いたいんだが、世界じゃそうは見てくれなかったんだ。
責任はこの日本にあるってんで、巨額の復興資金を拠出しなきゃいけなくなって。
地球防衛軍日本支部は解散、あ、日本支部だけじゃ無いんだけど。もちろんウルトラ警備隊も解散。
資産は売却されて、復興資金に回されたのさ。」
「でも、それじゃ、新たな宇宙人の侵略に誰も対抗するものがいなくなるんじゃ?」
「そう。だが、そこで登場したのがこの男・・・」
「ははは、私ですね。」
「そう、お前。コイツ、実は地球防衛軍日本支部の科学開発班にいつのまにかいやがったんだよ。
それで、ゴース星人の破壊された基地を調査して、残された装置からあるものを開発しやがった。」
「はい。超兵器R2号。」
「それがまた、地球の軌道上を無人で周回して、近づいて来る侵略円盤をことごとく破壊してしてしまうつう凄いやつで・・」
「でも、私はこうして戻ってこれましたけど。」
「はい、欠点が一つだけありまして、ごく小さなものは捕獲できないんです。遺憾です。」
「それもまた現状のこの有様の原因の一つなんだが・・・。
ま、それで、俺たちの存在意義もパア。いなくなっても全然問題無かったって訳だ。」
「そうだったんですか。」
「じゃ、そのあとは俺が話そう。
そんな訳で解散したんだが、さっきも言ったようにR2は、小さな侵略体への防御機能は無い。
それでな、今までことごとく俺たちにやられていた宇宙人の連中が少人数でスパイみたいに入って来て、
いわばテロ活動だ。大したことは出来ないんだが、それでもやり続けた。特にこの日本に。
それでやっぱり何らかの対抗手段が必要となってね。」
「ほら、地球防衛軍のマンジョウメ参謀、いただろ?あの方があの後、政界に進出してな。日本の防衛大臣になったんだ。
それであの方の肝いりで、ウルトラ警備隊は復活することになった。
だが、さっきの理由で、公に日本がそんな組織を持つことは出来ない。
だから民間のNPO法人って形で、ウルトラ警備団として発足したんだよ。
ここはな、ダン。実はマンジョウメ参謀の実家のマンジョウメ工業の元工場の跡地でね。
工場が中国に移転したんでちょうど空いて、それでここが本部になったとゆう訳さ。」
「なるほど。そんな・・・色々有ったんですね。」
「あはは。ま、人生そうそう色々ございます。」
しんみり
「さ、俺たちのことはだいたいは話したんだから、お前のことを話してくれ。
しかしよく生きて故郷に戻れたもんだなあ。」
「はい。僕も不思議です。あのあと・・・」
.
2009年08月04日
NPO法人ウルトラ警備団 第2回:帰ってきた男(2)
NPO法人ウルトラ警備団
第2回:帰ってきた男(2)
「隊長、あいや、団長、団長!!」
「何だ、騒がしいな。」
「そりゃ騒がしくもなりますわ。」
「騒がしいのはいいが、草取りはどうした?」
「え?そんなもん、あとあと。ま、見てくださいよ。珍客です、珍客。
さ、早く・・・みんなに。」
「どーも・・・・お久しぶりです。」
「お、お前は!・・ダン。」
「え?ダン?」
「ダンじゃないか。まさか・・俺、夢見てないか?幽霊?」
「幽霊じゃありませんよ。アマギ隊員。ちゃんとした人間です。つか宇宙人か。」
「あはは、そりゃそーか。」
全員爆笑
「元気そうだなあ。」
「皆さんも。いささか貫禄が出たみたいですけど。」
「歳取ったっていいたいんだろ。そりゃそうだ・・・41年ぶりじゃないのか、もう。」
「お前だって歳取ったじゃないか。」
「そうなんだ。俺もな、不思議に思ったんだけどな。」
「あはは。訳はあとでゆっくり話しますから。
それより皆さんこそ、何でこんなところに。」
「そうそう。こっちの訳もそりゃもーゆっくりだ。41年分。」
「じゃ、立ち話してる場合じゃないな。
よし、
あんぬ、今日の駆除の依頼は無いんだろう?」
「はい。今のところは。」
「もう無線切っちゃえ。何のかんの言ってきたら故障だって言っとけばいい。
今日はもうお開き!
ダンの帰還祝いだ。」
「わー、そりゃいい。じゃちょっとした小粋な料亭で一杯。
経費で落として。」
「そんな経費が落ちる訳が無いだろう、ここで。
たしか、こないだ貰ったビールとポン酒が有ったよな?」
「発泡酒とイーチコですけど・・」
「それで上等。
ツマミは・・・・仕方ない。俺がポケットマネーで出すよ。」
「お、さすが隊、いや団長。パーっと出前寿司でも!」
「バカ。
えーーっと、1,2,3、4・・・
あんぬ、ピザ屋に電話してくれ。チラシがあったろう。半額チラシ。
それで4000円分、何でもいいから量が多いやつ。」
「はい。」
・・・・・・・・・・・
「ちわー。3ウェイピザです。」
「じゃあんぬ、これで。釣りは取っといていいよ。」
・・・・・・・・・・・
「団長、釣りって、30円足りなかったじゃないですか。」
「あはは、すまんすまん。次の給料日まで貸しておいてくれ。
それじゃあ、料理も揃ったところだし・・・
お、みんなコップ・・行き渡ったな。
では、ダンの無事帰還と、ウルトラ警備団の・・・
何だろ。何か祝いことあるか?」
「この際、何でもいいでしょ。」
「警備団の無事を祝してカンパーイ!!」
カンパーイ!!
「ぶはー、生き返る〜。」
いっただきまーす!
・・・・・・・・・・・
「じゃ、そろそろいいですか?
まず、そが隊員は・・・どこにいるんですか?」
「そがか・・・ちょっと話せないな、そりゃ・・」
「・・・・・
そうですか。それではあえて訊きません。」
「そのかわり新隊員がいるぞ。いや新団員。」
ばたん
「団長、只今、戻りました。明日無事、例の装置稼動出来そうです。」
「お、いいタイミングだ。
紹介しておこう。ダン、これが新団員のビショップだ。
ビショップ、これがいつも話してたダンだ。戻って来たんだよ。」
握手。
「はじめまし・・・
お、君はもしかして?」
「さすがはセブン、握手だけでわかったか。
そう、彼はアンドロイドだ。と言ってももうみんな人間だと思って付き合ってるがな。
本団で最もしっかりした団員だよ。」
「そうですか。ビショップ、よろしく。」
「こちらこそよろしくお願いします。こちらがあのセブンさんですか。
会いたかったです。光栄です。色々お話伺いたいです。」
「それにしてもさすが41年も経つと地球の科学も進歩しますねえ。
こんなに精巧なアンドロイドが作れるなんて。」
「あはは。そうでもないんだが。これにも訳有りでね。」
ばたん
「お、その訳有り張本人が戻って来たぞ。」
「え、あ、貴方は!」
つづく
.
第2回:帰ってきた男(2)
「隊長、あいや、団長、団長!!」
「何だ、騒がしいな。」
「そりゃ騒がしくもなりますわ。」
「騒がしいのはいいが、草取りはどうした?」
「え?そんなもん、あとあと。ま、見てくださいよ。珍客です、珍客。
さ、早く・・・みんなに。」
「どーも・・・・お久しぶりです。」
「お、お前は!・・ダン。」
「え?ダン?」
「ダンじゃないか。まさか・・俺、夢見てないか?幽霊?」
「幽霊じゃありませんよ。アマギ隊員。ちゃんとした人間です。つか宇宙人か。」
「あはは、そりゃそーか。」
全員爆笑
「元気そうだなあ。」
「皆さんも。いささか貫禄が出たみたいですけど。」
「歳取ったっていいたいんだろ。そりゃそうだ・・・41年ぶりじゃないのか、もう。」
「お前だって歳取ったじゃないか。」
「そうなんだ。俺もな、不思議に思ったんだけどな。」
「あはは。訳はあとでゆっくり話しますから。
それより皆さんこそ、何でこんなところに。」
「そうそう。こっちの訳もそりゃもーゆっくりだ。41年分。」
「じゃ、立ち話してる場合じゃないな。
よし、
あんぬ、今日の駆除の依頼は無いんだろう?」
「はい。今のところは。」
「もう無線切っちゃえ。何のかんの言ってきたら故障だって言っとけばいい。
今日はもうお開き!
ダンの帰還祝いだ。」
「わー、そりゃいい。じゃちょっとした小粋な料亭で一杯。
経費で落として。」
「そんな経費が落ちる訳が無いだろう、ここで。
たしか、こないだ貰ったビールとポン酒が有ったよな?」
「発泡酒とイーチコですけど・・」
「それで上等。
ツマミは・・・・仕方ない。俺がポケットマネーで出すよ。」
「お、さすが隊、いや団長。パーっと出前寿司でも!」
「バカ。
えーーっと、1,2,3、4・・・
あんぬ、ピザ屋に電話してくれ。チラシがあったろう。半額チラシ。
それで4000円分、何でもいいから量が多いやつ。」
「はい。」
・・・・・・・・・・・
「ちわー。3ウェイピザです。」
「じゃあんぬ、これで。釣りは取っといていいよ。」
・・・・・・・・・・・
「団長、釣りって、30円足りなかったじゃないですか。」
「あはは、すまんすまん。次の給料日まで貸しておいてくれ。
それじゃあ、料理も揃ったところだし・・・
お、みんなコップ・・行き渡ったな。
では、ダンの無事帰還と、ウルトラ警備団の・・・
何だろ。何か祝いことあるか?」
「この際、何でもいいでしょ。」
「警備団の無事を祝してカンパーイ!!」
カンパーイ!!
「ぶはー、生き返る〜。」
いっただきまーす!
・・・・・・・・・・・
「じゃ、そろそろいいですか?
まず、そが隊員は・・・どこにいるんですか?」
「そがか・・・ちょっと話せないな、そりゃ・・」
「・・・・・
そうですか。それではあえて訊きません。」
「そのかわり新隊員がいるぞ。いや新団員。」
ばたん
「団長、只今、戻りました。明日無事、例の装置稼動出来そうです。」
「お、いいタイミングだ。
紹介しておこう。ダン、これが新団員のビショップだ。
ビショップ、これがいつも話してたダンだ。戻って来たんだよ。」
握手。
「はじめまし・・・
お、君はもしかして?」
「さすがはセブン、握手だけでわかったか。
そう、彼はアンドロイドだ。と言ってももうみんな人間だと思って付き合ってるがな。
本団で最もしっかりした団員だよ。」
「そうですか。ビショップ、よろしく。」
「こちらこそよろしくお願いします。こちらがあのセブンさんですか。
会いたかったです。光栄です。色々お話伺いたいです。」
「それにしてもさすが41年も経つと地球の科学も進歩しますねえ。
こんなに精巧なアンドロイドが作れるなんて。」
「あはは。そうでもないんだが。これにも訳有りでね。」
ばたん
「お、その訳有り張本人が戻って来たぞ。」
「え、あ、貴方は!」
つづく
.
2009年07月28日
NPO法人ウルトラ警備団 第1回:帰ってきた男
NPO法人ウルトラ警備団
第1回:帰ってきた男
「あんぬ、今日、むにむに処理に出動してるのはD地区の3丁目だったかな?」
「いやだ。隊長・・・じゃ無かった、団長。B地区の2丁目ですよ。
それに、むにむにじゃなくて”むにょむにょ”。ボケちゃったんじゃないですか?」
「ああ、そうだったそうだった、むにむに。もういい加減、歳だからなあ。物覚えが悪い。」
「だからむにょむみょ。あら私までおかしくなっちゃったわ。むにょむにょ。
でもこんなややこしい名前だれが付けたんでしょうね。」
「さあな。いつのまにかそうなってたんだ。仕方が無い。」
バタン
「ただいま帰りました。」
「何だ、やけに早かったじゃないか。」
「いやね、あんまり騒ぐもんだから急いで行ったはいいんですけど、それがちっちゃいのが一匹だけ。
拍子抜けしちゃいましたわ。」
「ま、そうゆうな。やつらがいるから俺たちもこうして仕事があるんだし。」
「わかってますって。ちゃんと処置はして来ました。それにしてもどうしてアイツ、あんなに臭いんでしょう。
シャワー浴びても臭いが取れなくて・・・」
「くさるなくさるな。それこそ、それだから俺たち専門の仕事になってるんじゃないか。」
「何ー。お前はいいよな。俺に処置任したから。」
「あはは。揉めるな揉めるな。じゃあアマギはもう一回消臭ブースに行って臭い消して来い。」
「え、消臭ブース、出来たんですか?」
「ああ、ビショップが発注してたのがさっき届いた。」
「そりゃ最高だ。」
「フルハシは、罰として畑の草取り。キチンと抜いて来るんだぞ。」
「えー、そりゃ無いですよ。」
「文句言うな。あれだって大事な仕事だ。それはわかってるだろ。」
「はいはい。わかってますって。そんじゃ行ってきます。あんぬ、おやつの時間になったら呼び出してくれよな。」
「はいはい。」
・・・・・・・・・
「ほーれ、ワイルドストロベリーちゃーん。ちゃんと雑草抜いてあげるから、たーんと増えろよー。
お前さんのおかげで本部が、むにょむにょに襲われないんだから。ほんと。
それにしても除草剤使えないっていったい。それこそむにょむにょ雑草生えるわ。」
とんとん
「何だよ。」
とんとん
「誰だってーの。気安く肩叩くんじゃ・・・・
あ、お前!」
「久しぶりです。フルハシ隊員。」
「お、お前はダン。いつ、戻ったんだ!つか、生きていたのか!」
「何とかね。」
「元気そうじゃないか・・でもそれなりに老けたなあ。宇宙人でも老けるのか?」
「ま、それには色々と事情が・・・・。
それにしても富士山麓よしたか山の基地はどうしちゃったんですか?
行ったら閉鎖されてて・・・びっくりしちゃいましたよ。」
「あはは。それにも色々な事情が・・・。
それにしてもよくここがわかったな。」
「いやー、あちこち聞きまくってやっと。見つかって良かったです。
みんなは元気ですか?ま、まさか、そのまま全員ウルトラ警備隊って訳にはいかないでしょうけど。」
「わはは。そのまさかだ。ちょっと欠けちゃったけど・・。
なんて話はあとあと。さあ、はやくみんなのところに行こう。
つもる話も有るし。それにしても懐かしいなあ。」
−−−−−−−−−−−−−−−−−
なんて話を思い付いてしまいました。
この続きを書いて果たしていいのだろうか????
よいのなら毎週火曜日10時ごろこちらにて放送予定。
(山)
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