2010年07月15日

とても最高の/マーティン・デニー 1975 The Very Best of Martin Denny



とても最高の
マーティン・デニー
1975


街へ出てみますと最近気付きますのがやたらお店が閉店してる姿です。
特に昔からあった店が突然閉まってて貼り紙があったりしてびっくり。
中華料理屋さんとか蕎麦屋さんとか。
まさかあそこが・・・。
通りの風景として何の不思議もなく存在してたのに。
不景気風ここに極まれり。
そうゆうとこは店長さんも高齢だよなあ、
無理して頑張ってたのにどんどんお客さんが減るとなると気力ももたないのは無理も無し。
それにしても・・ショックはでかし。
心の何処かにぽっかりと穴が空きます。
無くしたものが大きすぎてたとえようもありません。

我が国の誇るロック料理、ラーメン。
人気は滅すること無く、ウチの市は特に激戦区と言われてるんで、
潰れては現れ潰れては現れ、チェーン店、若者のチャレンジ次々と。
そんな中で昔からある中華屋さんは逆にその存在が埋没していきます。
中華屋さんのラーメンは、古来謎の味を持ってました。
東京ラーメンと呼ばれる形態のものすが、そうじゃなくてただのラーメンのもの。
淡く醤油色に色付いたスープの丸い油の中には門外不出の物質が。
これってば専門店では味わえません。もち激安チェーン店では無理。
具体的に書いちゃえば

池袋大勝軒→鬼っ子です。旨いけどジャンル別。
さまざまな大勝軒→やたら塩っ辛いとこが多し。中華屋さんでないケース多々。
九州ラーメン→もちろんジャンル別。きちんと美味しいところがこれは一番多い。
おやじ→うーむ、人の好みは様々だなあと常々感じるところ。ウチではこの味はXXXXでXXXXです。
ドナ・サマー様が連続9週でナンバー1になってるさまを毎週メルマガでお伝えしなければいけないような気分。
日高屋→形は古来の中華ラーメンでも肝心なところがスッポリ抜けてるとゆう罰当たり麺。安いってばと厚かましい。
楊州商人→別なワンダーを求めてるところは了解するも、肝心な味が抜けてるんで、
「これはいい音楽です。そうゆうことになってるんです巷では。」
と言い張られてるのを口で聞いてるような気になってくる。
キリン食堂→地元の愛すべき店でして、これはまるで中華ラーメンじゃないけどさあ。ロックです。池袋大勝軒と並んで。
遠くに引っ越しちゃった。もう食えん。泣く。
・・・キリがないな。

えーその謎のスープ、
もしかしたら秘密結社日本街角中華料理連合会ってなものが有って、一族の厳しい掟の元、
許された門人にのみ連綿と受け継がれたシークレットな調味料ってのがあるんじゃないかと前から疑っておりましたけど

味のじゃねえのか?

違います。あ、そうかも。それだけじゃないよ。味の素のスーパー使用法とかだ。
でもねえ
最近、そういったお店に入ると、あれれ?。あの味じゃ無いよ、ってことが多くて。

不味い。

一子相伝は失われたか。業務用スープに駆逐されたか。
手間をかける余裕がなくなったのか?
それじゃますます潰れちゃうよ。

つか
俺の妄想で、もともとそんなものは無いんじゃないかって問われれば

あるんです。

一軒。ウチの近所では。そこのチャーシューメンは激ウマです。ガイド誌には載ってない。
ただ850円なんで今の我が家では高くて喰えない。くう。
そして一回だけ行ったラーメン博物館でも有った。
あの佐野実氏が製作に参加したとゆう

八戸麺道 大陸

ってとこ。佐野氏の店のはそのワンダー味は言い張るほどまるで無いんだけど、
ここにはありましたねえ。忘れてた歌謡曲の味。史上最大に旨かった。
また喰いたい。ぐう。腹鳴っちゃったじゃないか。

ラーメンと並んで、
いやもっと旨いものが喰えないのが冷やし中華です。
これからやたら欲しくなるもの。
手間がかかるんで昔から値段も高かったけど、うんにゃこれぞお店で食べるプロの冷やし中華ってのに
・・・・・
これだけはまだ出会ったことが無い。
ウチで作るシマダヤのものが一番旨いです。
しかし
音楽では極付けの一子相伝一代親方謎の美味冷やし中華モノがあるんだよ。
お店のオッサンの名前は

マーティン・デニー氏。

1911年4月10日アメリカ生まれ。
ビートルズ以前に世界中に磁気嵐を引き起こしたニューヨーク・エキゾチカ・サウンド麺の達人です。
我が国でもあのYMO亭の細野名人が、その店を作るにあたり、基礎としたお方。

MARTIN DENNY / FIRE CRACKER
http://www.youtube.com/watch?v=KiGwXlkpdiI


その摩訶不思議なレシピの概要を一枚のレコードに他の風潮とは一線を画してしたためたのがこの

とても最高のマーティン・デニー
The Very Best of Martin Denny


1975年作。でして、店構えのスイレンが地味だよ。裏ジャケなんかさ、



The Very Best of

の字だけがでっかくて、肝心の名前が極小。
レコード・レーベル麺は「UA」のロゴが左にズレてるってあまりお目にかかれないもので、



これが廻ってるのをジッと見つめてると次第に気持ち悪くなってくる。



実に
心技体一致だ。
そのお味はさあお食べ。

Martin Denny - Ebb Tide
http://www.youtube.com/watch?v=SoJqbcOmGOE


美味しいでしょ?

さっぱりと済んだスープに木琴鉄琴竹棒ピアノ極細麺ちぢれ。具は各種叩きモノ。
これなら歯医者さんの待合室でも喰えます。

え?
メですって?

何ですか、この鳴き声は?と訊かれましたか。
それが肝心要のタレの謎調味料となってます。
人がぎえぎえ、ぱおぱお、そうなんですこれは人が猛獣の鳴きまねをしてます。
叩きモノ担当の方がやってるそうなんすが。
概ね、それがあるから

スーパーの特売でBGMに出来無いぴかぴか(新しい)
歯医者さん待合室で凍る雪


そんな仕様になってます。
それでも何でそんなもん入れるのかとゆうと。
何を仰います、
それがあるから音楽は美味いです。
他の連中がわからなくて真似できんその部分をどうやって獲得するかでバンドマンは凌ぎを削っておるわけで。
そのおかげで

ほらこんなに涼しい牡羊座

音のくせに温度降下、湿度除湿効果を持ってやがります魚座
これからの季節には必需品だね雨

ああ、もし超贅沢して街の喫茶店に入るのなら、そのときゃあこれがかかっていてくれないかな。

え?
何をそんなマニアックな
ですって?

何を仰います。1曲目の”静かな村”は1959年にビルボードで最高位2位を獲得しとるです。

Martin Denny - Quiet Village
http://www.youtube.com/watch?v=U2NtKxeULFI


もともと俺たちゃ、
当たり前のようにこうゆう人工天然スパイシーなダシ入りの音楽をば好んで食していたですでし
嬉しいことには
音は賞味期限が存在してる限り有りませんから、

聴こうとすればいつでも喰えます。



聴こうとするのなら。



誰も聴かなきゃ無いな。

(山)2010.7.15

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ベリー・ベスト・オブ・マーティン・デニー

Best of

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ろっくす特製でかいジャケットのページ也。

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ろっくすマーティン・デニー氏のページ

資料

資料(英版)

English Version

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2006年11月29日

Our Friend from Frolix 8 / Philip Kindred Dick 1970

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Our Friend from Frolix 8
Philip Kindred Dick
1970


ロックはSFだ、てこたあSFはロックだの
「ロックSFマガジン」第2号です。特集は再び最もロックな作家、フィリップ・K・ディック士。君子近づくに危うからず。アッシュ、タル、ジャクソンBさんらと共に一回入ると抜け出せないんだよディク世界。
今回のお話は

フロリクス8から来た友人
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1970年作です。
何がロックって、「ボブ・ディランより前には詩人はいないかと思ってた。」とのたもう噛み付き少女が出て来ます。それに対する主人公の答えは「ディランより前にもいくらでも詩人はいるんだよ。」その主人公、今回の職業は、タイヤ溝彫り人。なんじゃそりゃ。磨り減ったタイヤの溝を再び彫って新品同様に見せかけて売るつう。下手すりゃ使った人はドカン&バースト。地味なくせにヤバい職業だ。親よりその技術を受け継ぎ因果な事にその事だけは天才的だちゅう。


Bob Dylan - Subterranean Homesick Blues
http://www.youtube.com/watch?v=2-xIulyVsG8


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舞台は2100年より後の地球。30世紀ってことになるか。その未来社会では突然変異で天才化した「新人」と呼ばれる人類と、同じく突然変異で出現したテレパシーなどの超能力を持つ「異人」、合わせて6千人あまりが世界を支配してる。今までの人類は皆「旧人」と呼ばれ。その体勢に反逆しようとする連中は「下級人」と呼ばれ徹底的に弾圧される。正体が判明すれば月の強制キャンプに即送還。一生牢獄暮らし。「新人」「異人」間でもいざとなれば互いを叩きのめしててめえだけが支配出来るように陰謀画策あり。当然大多数の「旧人」はそんな体勢に満足してる訳は無く、密かに救世主を待っている。その救世主は英雄「プロヴォーニ」。地球を離れてどこかにいるかも知れない宇宙人に助けを求めに行ってる宇宙旅行最中。全員その帰還を待ちわび、新人・異人はそれを恐れているって訳だ。

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例によって主人公は全く冴えないおっさんであります。そんな体制に逆らおうなどとは夢にも思っていない。子供は「新人」に違いないと思い込み、公務員試験(新人しか受からない)に通ってくれることだけが夢。それがあまりに平凡なんで体制側の「代表的旧人」としてサンプル監視されてしまってるってことが運命の分かれ道。5千円1万円5万円10万円ガッチリ買いまショー。
そんな彼がぶち切れるきっかけはーーーーーーー
唯一の夢、子供の受験で、絶対答えられるはずの無い問題を出されて、落第させられてしまってから。実際、やつらは受からせてやることなどなるものかと意図して出しやがった。表面的には全部に解放されているその試験。儚い希望で旧人たちを取り込む作戦です。
それをきっかけに、タイヤ溝堀屋の、まあ、上司か、友達が「レジスタンス〜下級人」であることがわかり、禁止されてる酒を飲み、その勢いで禁書を売ってるアジトに行って、噛み付き少女に出会い、騒ぎにまきこまれーの、カーチェイス有りーの、これまた恒例、主人公とゆうより事件の狂言廻しの役割となりもうす。

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タイトルの「フロリクス8」から来た友人てのは宇宙人のことです。地球を救ってくれる彼たるや、ウルトラマンでもセブンでも無く、えりゃあかっこわるいお姿。ただしトンでもなく無敵。きっとディックさん、ウルトラQのバルンガを見たに違いなし。まさかー。
「新人」「異人」どもの悪逆非道さは読んでて叫びたくなるほどむかつきます。特殊な才能がたまたまあるだけで、実態はまったくの俗物。いわゆる汚ねえクソ親父がてめえの欲望と権力維持の為だけに日々生きてる。
ラストはこれまたディック節。一つのすっきりした解決とは言えないやつ。これが良かったのか、はなはだしく残酷なのか。それは是非お読みになって感じて下さい。

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 前回、感謝させて貰った「火星のタイムスリップ」ではディック師匠、9割方暗黒、苦しんで苦しんで、最後の最後で無理やり己救わなきゃなんとしようってものでした。今回の空気は「ハイ」です。やたらウキウキしてる。体調が良かったか、その着想に快感を得ていたか。ジュダス・プリーストのシナーみたいにメロディーがどんどん上がって行ってドッカーンしてるよ。

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改めて感じるにディックさんの小説、まさしく今を描いてるってこと。「新人」も「異人」もいるじゃないですか。ただし超能力持ちじゃなくて「コネ」と「血縁」と「既得権益」の。官僚社会ってのも同じ。儚い希望持たされてそれが何が「アメリカン・ドリーム」だ、結局こき使われるのも同じ。
抵抗すれば骨抜きにされるか、それとも抹殺させられるか。ますますひどい状況に追い込もうとするに違い無い。弱らせて疲れさせて考える能力を無くさせればあっちのものじゃき。

そんで、我々には救世主が来るのか。救世主は救世主なのか?むー。そこがこの話のミソで。

つまるところ
黄門様がよく申される「お天道さまは見ている」
そして「調子に乗り過ぎたヤツは自らの手で自らを滅ぼす。」
これまた真実です。
大底こそ最大のチャンスなり。

メタル&ハードかけながら読んで気迫喰い取ろう。

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(山)2006.11.29

ろっくすSFロックのページ

でかいジャケットのページ

入手先参考(日本文庫紙、アマゾン)

ディックな動画

Rare Philip K Dick interview
http://www.youtube.com/watch?v=7Ewcp6Nm-rQ



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2006年11月17日

Martian Time-Slip / Philip Kindred Dick 1964

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Martian Time-Slip
Philip Kindred Dick
1964


ロックとSFと昭和プロレスとラーメンは同義語です。
今週の金曜は「週刊SFマガジン」、あ、もう有った。
じゃ「週刊ロックマガジン」あ、これも有る。
じゃ「週刊SFロックマガジン」これは無いでしょう。
第1回の特集はフィリップKディック氏の
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火星のタイムスリップ
原題Martian Time-Slip

そのまま新人バンドの名前に採用可。つうかモノクロームセットの歌にありそ。実際80%のやつは有りで。
ディックさん、あの映画「ブレードランナー」、「トータル・リコール」の原作を書いた方です。映画ではハリソン・フォード氏、シュワちゃんと二枚目&ヒーローが主人公だけんど、それはそれでナイスでしたんけど、原作はとゆうとそれはもう情けない人が主役です。
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↑酷似
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それがディック師の小説。

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ロックに暗黒種暗黒族の方々がおります。
突如突然変異の如く現れたドアーズが開けた扉によせばいいのに入っていった連中。
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ドアーズが開けてしばらくはその先の闇の濃さに誰も突入せんかった。敢然と飛び込んだのがジョイ・ディヴィジョン。
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益々闇を濃くしちゃったよ。
ディック師匠の「火星の生活」うんにゃ「火星のタイムスリップ」は扉前1964年に文字のビートでそれを著しました。
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主人公は火星に入植した機械修理職人。弱点だらけ、そして平凡。何とか結婚して子供もあるお父さん。
そんな彼がふとしたきっかけで主人公にさせられるつう。己の弱さをどんどんほじくり出して抜けられなくなる。
地球にて大きな挫折経験有り。若き頃精神分裂病を病んでしまった。
でっかいキー・パーソンで自閉症の子供が登場。自閉症は本人の時間間隔が通常人とは異なり違う世界を見ているとゆう設定が現実となってそれでお話が爆発す。火星には火星人がおり、マイノリティ現地人としてこれまた重要、大活躍。人類とは別に「火星人がいた!」って初めはびっくり大騒ぎも、時が過ぎればみんな慣れて当たり前のことに。尊敬どころか弱者は弱者、人扱いしなくなる。だって人じゃないから。
遠き未来と現在の時間が当然のように同居してます。未来はいびつ、ある面では突出して進化するけど結局は変わらないって。

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それがディック師の小説です。


21世紀の今、それがとことん本当だと染みて来る次第。
考えられる全ての悪い状況が始まると同時に展開されます。悪夢のように。現実でも誰だって嫌な目には会いたくない、見たくない。
でも否応無しに周囲によってもたらせられること有り。自分で引き込んでしまうことも。
そんな時どうしたらいいか。
目をそらせて逃げるか。それが出来ればいいけどどうしても出来ない時はどうするか。己を破壊するか、自らその闇に突入するしかありません。
闇に突入することを主人公は選び、話中、もがいて苦しんで何とか脱出しようと試みる。読んでる方も同時体験す。
これまた何もそんなもの読んでそんな経験すること無いんだけど(^0^)、読み始めちゃったものはしゃあない。何とかしてくれとどんどん惹き込まれて行きます。何より作者が書きながらそう思ってるに違い無し。

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それで最後は解決するんかいな?

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それはもう勇気を出して読んでいただくしか。このラストは極めて明快ながら、入った人それぞれみんな違う思いを持つと思います。
中には出られない方も。
そうなったら次のディック氏の作を呼んで下さい。

ストーリー中、次の言葉が。火星人が申した言葉です。
「生命の目的はわからない。だから、そこへいく道は、生き物の目からかくされている。きちがいが正しくないと誰が言えますか!
ミスタ、彼らは勇気のある旅をしている。生活の役にたつようなものはかえりみない。彼らは心の内部に入っていきます。そこには底無しの暗闇がある。まっくらな穴がある。いったんそこに入ったら、はいだせないかもしれない。はいだせたとしても、真実を覗いた彼らはどうなりますか?私は彼らを尊敬します。」

この箇所を読んで、私は、あ、これはテレヴィジョンの”マーキームーン”だと思いました。
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(山)2006.11.17

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入手先参考(日本文庫紙、アマゾン)

試聴はこちらで


Kな動画

Blade Runner DC Trailer
http://www.youtube.com/watch?v=Xx9_Xb5w8XU


Total Recall Clip
http://www.youtube.com/watch?v=bbsmgwuUVpI

Parliament Funkadelic - Undisco Kidd 1977
http://www.youtube.com/watch?v=GxcNlA4UEcI

The Doors - Break On Through
http://www.youtube.com/watch?v=tah0OnS3nBU

Joy Division - Shadowplay
http://www.youtube.com/watch?v=AGKh1_qvYVo




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2006年07月04日

Cabaret Manana / Esquivel 1995/11

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Cabaret Manana
Esquivel
1995/11


*蒸し蒸し虫蒸し蒸し虫しますねえ。こんな日本の梅雨季節を存分に楽しむには異世界音楽が一番です。
さー貴方の耳は貴方の部屋を離れてこのミステリーゾーンへようこそ。
ご案内の水先案内人は
ファン・ガルシア・エスキヴェル氏エスキベルって呼んでね。
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活躍はロック有史以前の1958年から1967年、BGMみたいな体裁ながらスーパーロック(スーパーマーケットで流れるロック)にも歯医者さん待合室で流れるロックにもなり得ぬエグイ音楽をひたすら作り続けた方です。時代は「原子怪獣現る」
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「アマゾンの半魚人」
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日本では御馴染み「ゴジラ」、スプートニク宇宙時代到来。わたしゃ60年生まれですから、あまりに遠くてそれ自体SFみたい。世の中では密かにこんな音楽が流れてたのかと思うと、いやー時代が新しいほど進んだ音楽だなんてますます思えなくなってくるわ。ディーヴォの申すことはある意味正しい。

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↑ひえ、カンオケ型ケース!欲しい。

どんな音楽かと申すとロックじゃないわな。しかし姿勢は完全ロック。ジャンルで言うとプログレ、ニュー・ウエイブ、パンク、ヘヴィ・メタル、うへヘヴィメタ。ぐごんとかますって意味でメタルだなや。人びっくりさせてにやにや。聴く方もびっくりさせられてにやにや。
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風貌も妖しいが記録に残されている経歴がこれまた。生まれは1918年メキシコの港町タンピコにて。10歳のころ、メキシコシティにお引越し、何と独学でピアノを会得したとのこと。17歳にして17人編成、18歳にして22人編成のオーケストラ持ったんだって。もちろん作・編曲・指揮は自分で。あーた17歳でっせ。どんな経緯が有ったのか。自分のその頃考えると全く思いもつかん。人望もちろん才能を周りが認めざるを得ない存在だったのでしょう。そんでただ作っただけでなく当地で人気うなぎのぼり、米RCAのハーマンさんて方がスカウトしてアメリカに。
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「5時間で12曲録音すべし」って無茶苦茶な試練に3時間半でやっちゃったつう。えーと210分÷12=17.5分。演奏時間はまーほとんど2分台だけんど(^0^)、それにしても。相手はオーケストラだもん。楽譜ばっちし揃えてあんたはこう、あんたはそう、違う違うそうそうって戦場みたいかと。我がバンド、ラバーズホリデイも昔CD(ミニ)作ったことあります。その時は録音一晩で。5時間くらいかな。5曲あまりほぼ一発録でやったってぎりぎりだったよ。やっぱ才能のある人は違う。
その才能をこんな方に使いました。
遠くアンドロメダから来た宇宙人が地球の楽器を収集して、地球の音楽をやってみたみたいな。
ナイト・アンド・デイ」やら「A列車で行こう」やら「センチメンタル・ジャーニー」などの超有名曲も見事なる異世界音楽に変身。
ハーレム・ノクターン」!ちょっとだけよー、あんたも好きねえ。
コーラスは
「ずずずずずず」
「やよ、やよ、やよ、やよ」
「らっぱぱらっぱぱらった」
「おう、無茶ちゃ、はーい無茶ちょ、ゆー無茶ちゃ、無茶無茶ちゃ」
まんま目玉集団レジデンツに直結。フィリップ・K. ディック読破の友。
当時はどうゆう人たちが愛好してたとゆうと、最新のステレオ装置を買った独身貴族の連中だとゆう。
うひょーすげー音が出るって。
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90’sになってモンド・ミュージックと称され、ちょっとばっかブームに。サーフ・ミュージック同様一花。
今は・・・今はどーかな?
正しい21世紀にこれほど相応しい音楽は無いと思う。
こんな風になるはずだったのだ、ほんとは。アトムの歩く時の靴音を消したのはいったい誰だ。

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↑シナトラ氏も大ファンだったんだって

(山)2006.7.4

ろっくすSFロック目次

でかいジャケットのページ

入手先参考(US盤、試聴可能ばっちし、アマゾン)

エスキバルちゃんの動画は無かったけどこんなすげーのが
女子何とかガクボーとかいましたっけ、か、勝てる
Reg Kehoe and His Marimba Queens

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2005年10月21日

Immunity /Rupert Hine 1981

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*ルパート・ハイン氏81年のソロ作です。最も有名なお仕事はフィックス83年の「リーチ・ザ・ビーチ」アルバムの製作でしょうか。シングル「ワン・シング・リーズ・トゥ・アナザー」の切れまくりサウンドを思い出していただければ。そしてあのカフェ・ジャックスのプロデュース。あの芳醇な無国籍世界を作り出した方です。私もカフェズでめろめろにやられフィックスで一緒にカキーンとのりのりとにかく大ファンな方で。ロック・ミュージシャンは映画で言えば俳優タイプの方、昨日やらせていただいたロリー・ギャラガー氏なんかそうだと思うのですが、カーク・ダグラスみたいな。己の存在感で生きる。他にジャクソン・ブラウン氏とかイアン・アンダーソン氏、ブルース親分もそうだな、ほとんどそうかもしれない。対して裏方から飛び出す監督タイプの人。70’sで言えばアラン・パーソンズさん。製作監督者として個性丸出しのサウンド全部で自分を表現、聴けばああこの人の仕事だと納得する。ミュージシャンとの合作の空気強く。ちなみに前述の俳優さんタイプの人が組むプロデューサーは調整助言タイプお父さんな人。トム・ダウド氏とかリチャード・ペリー氏とか。もとい。80’s初めのハイパー・ポップ音像の達人と言えばこのルパート氏とボブ・クリことボブ・クリアマウンテン氏そしてスティーブ・リリーホワイト氏、マーティン・ハネット氏の4人衆かと。ボブさんはもうジャンル股にかけてもてもて。スティーブ氏はあのドラムのビッグ・サウンドで席巻、ハネット氏はジョイ・ディビジョンで強烈暗黒世界をものし。全員エンジニア畑で撮影監督も兼ねて。映画で言えば黒澤明さん、アルフレッド・ヒッチコックさん。ハイン氏のこのアルバム「イミュニティ」はそんな音の達人の持てる秘技を思いの丈発揮する為に作られたかのようなアルバムです。出てくるは出てくるは目から鱗の音また音。曲はそれを生かすために作られたようでまあ一聴してPOPって言えるものでは無いかな。しかしタイトル「免疫」とはよくぞ付けたもので何回も聴いて細部がわかってくる内にどんどん滲み出してくるその内なるPOPさが。それも無理やり何回も聴くなどつう辛い作業じゃなくて、最初の内はその音の風景だけでもうくらくらしちゃって、ぐいぐい引っ張られてついついまた最初から聴いちゃうってゆう。業界内での話題は相当なものだと想像し、数多のミュージシャンがこれを聞いたと思います。またハインさんもそれを意識したと思う。さあこれが俺の音だとゆう挑戦状。びびる人多かったかも。こ、こんな強烈だと飲み込まれてしまうんじゃないかって。受けて立ったのはティナ・ターナーさん。あのプライベート・アンサー・アルバムで。この方なら負けない(^0^)。フィックスは受けて立つも何も征服しちゃった。後は・・。ロキシー・ミュージックが受けて立ってくれたらと、想像しちゃう。マンザさんの切れと相性良かったんじゃないかって。アヴァロンとは全く違う道開いたか。ジェネシスも有りだな。6.と7.でポコペン・パーカッションで参加してるし。でもわかってるだけに引いちゃったか。他に強烈なゲストはマリアンヌ・フェイスフルさん。2.で短いながら鮮烈な歌で参加、出てくる時確実に瞳孔が開きます。アナログ・マルチ・シンセの音の申し子。よくぞこの時代に生きてこの音を残してくれたと音楽の神様に感謝だ。

(山)2005.10.21

でかいジャケットのページ

入手先参考(試聴はこちらで)

by Yama
BY AUTO TRANSLATION
SORRY,Mistranslation multi.


*It is a solo work of ..Rupert Hine.. 81 year. Is the most famous work production of "Reach The Beach" album of the fix of 83 years?If you can recall the slice sound of single "One Synge Leeds Tu another". And, the produce of that cafe Jaccs. That mellow stateless world is produced. To Caken and the paste congratulatory address together with ..big fan.. Cata thus in the fix in in Cafez ..me... I do not want must ..Kirk Douglas.. to see though it is thought that Lori Gallagher who was going to do one and yesterday of the actor type is so if the rock musician says in the movie. It lives by a sense of existence by yourself. Besides, Mr. Jackson Brown or Mr. Ian Anderson and the blues boss might be also so, and most be so. Person of supervisor type that confronts and dashes out from propman. It is Mr. Alain PERSON'S if it says by 70's. It consents that it is work of the person of the expression and ..I.. ..listening.. as the production supervisor because of all the sounds of exposed individuality. Air strong of collaboration with musician. The producer who unites it is adjusting advisory brilliant father's person. the person of ..above-mentioned actor.. type by the wayTom Daud or Richard and Perry. . Is it this Rupert and Bob Cri Bob clear Mountain, Steve Lillywhite, and Mr. Martine Hanet's great number if it is said the expert of the first hyper pop sound and image of 80's? four peopleBe already popular among the genre groin and have Mr. Bob. In Mr. Steve, Mr. Hanet is in the Joy division carried everything before one because of the Big sound of that drum as for a strong, dark world. All taking a picture supervisors also hold it concurrently in the engineer field. It is Akira Kurosawa, and it is Alfred Hitchcock if it says in the movie. This album "Immunity" of Haing is an album like Hiwaza's that the expert of such a sound can have being made to demonstrate the height of the desire. It is a sound and a sound of the scale from ..peel.. ..De.. ..peel.. Me that comes out. Was the tune made to make the best use of it and as for POP, isn't it probably in one in the one that it is possible to say listening?The secret POP that begins to blot fast ..fall.. . when it listens many times by what however title "Immunity" often put and detail is understoodIt listens, it is not painful work, it has done feeling dizzy only by the scenery of the sound, is pulled to it in the with a jerk by force many times among, and listening from the beginning again inadvertently inadvertently. It is imagined that the topic in the industry is considerable, and it drinks and I think that the musician heard this a lot. Moreover, I think that Haing also considered it. Now, this is my sound challenge. Person multi. Being likely to be swallowed if it is strong : ....crowding.. ..,.. so... It is Tina Turner that it receives and stood. With that private answer album. If it is this, it is not defeated (^0^). Anything has been conquered though the fix receives and stands. Now ‥. It is imagined that receive by the Rokishe music and stand. Manza's selfishness that it is cutting and is not compatibility good. Did a way quite different from Avalon open?There must not be Genesis either. It participates by the Pocopen percussion by 6 and 7. However, have you pulled it because it understands?Besides, a strong guest is Marinanne Faithfull. The pupil opens surely when participating in 2.song shocking though it is short, and going out. God-sent child of sound of analogue multi Shinse. When it lives well in this age and this sound was left, it is thanks to the god of music.

posted by 山 at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | sf pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月09日

Nightflight to Venus / Boney M. 1978

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*恐るべしボニーM。じん、じん、ジンギスカーンと共にラー、ラー、ラスプーチンと踊って踊ってアルバム聴くとぶっ飛ぶどかーん。何もPOPSは英米だけのものでは無くジャーマンにもあるのだプログレだけの国じゃ無いぞえを世界に知らしめる強力ユニットです。これは3枚目となるアルバム、いよいよもってその陰謀花盛りとなる絶頂盤でござい。針を落として聴こえるはロケット打ち上げアナウンス。それを活写いたしますはドラムの連打連打。アフリカはブルンディ族伝統ドラムビートだ。バウバウワウ、アダム&アンツに先駆けること2年あまり。つうても元ネタはコージー・パウエル氏の73年のグラム・ヒット「ダンス・ウイズ・ザ・デビル」。つうてもその元ネタはジミ・ヘンドリクス氏。旅して旅してこうなりました。ロケット発射、無重力になりかかるその時現れたのは「怪僧ラスプーチン」。まずは引き継いでテクノ・グラムでイントロ。場面一転して本編に入るところのかっこよさと来たら。POP史上に残る。背筋にせんみつが。いや戦慄が。この曲の魅力と来たら。北はシベリアから南は茨城県まで問答無用に犬も踊りだす。スラブ旋律って全世界民族の音楽郷愁部に共通して存在してるのでしょうか。ユングちゃんに訊こうと思ったらムングちゃんが出てきちゃった。頬に両手。3曲目となりますは「ペインター・マン」。すっかり南国デスコと化したこの曲。スピニング・トーホールドじゃ有りません方の英国60’sモッズ・バンド、クリエーションのオハコ曲です。それをビートルズのドライブ・マイ・カーのリフでやるそのセンス!さすが曲選定、サウンド・プリプロに数ヶ月を費やすだけあり。ツボ突かれた英国民、思わず全英チャート最高位10位に。ラスプーチンは2位。4.はオリジナル。アース風ラッパが鳴り響く「彼はステッペンウルフ」。テンポを落として腰に来るダーク・ダンス・チューン。そして5.キングス・オブ・ザ・ロードは65年のロジャー・ミラー氏のノヴェルティ・ヒットです。とてもとてもこうなる風には思えませんもので耳がこちょばゆくなる妙な暖かさ、異化作用あり。アナログではB面に入るその1曲目「バビロンの河」でその陰謀目的がいよいよ判明し出す。元曲はあの「ハーダー・ゼイ・カム」にも入ってましたジャマイカのレゲエ・クラシックス。暖かさそのまんまでひんやりさせましてキラリン光らせ、POPしかも踊れるつう完璧なシングル・カバーに。もちろん皆さん聴いたことあるかと思います。期待してOK、この素晴らしさがこのアルバムでは全編味わえます。7.ヴードゥ・ナイト。クールダウンのミュンヘン夜ディスコで。ちょっと暗くしたら次は8.栗色の髪の少女。ってアメリカじゃなくて(^0^)、仕掛け人総帥プロデューサー、フランク・ファリアンさん名義の曲。タジ・マハール氏のカバーもあり。曲調からしてジャマイカン・クラシックのような気がするんですけど真相は如何に。スティール・ドラム鳴り響いてバビロン・パート2がしっかり楽しめます。みんなの唄でも全く大丈夫だ。9.よそ見はしないで。笑えます。歌謡曲で。ちょっとラテン入って今日もどこかのダンス教室で老若男女が踊ってるかも。下世話さ相当なるもやってますのがボニーのMさんですから・・・非人間ぽさがいい按配で汗はかいてないぞ。そして驚愕のラストに。「孤独の旅路」です。嘘じゃありません、あのニール・ヤング氏の。殺す。デスコにしやがったらと全世界3億5千万人のこれで泣いた人々の声が聞こえます。しませんでした。そのまんまのカバー。ハーモニカもあのフレーズが。ギターのバック・フレーズも。異常に感動してしまう。2097年、頭脳だけ移植され全身をロボットにされてしまったカリブ海出身の黒い人が、故郷のラジオで聴いたハート・オブ・ゴールドを思い出して。たどたどしく拙い英語で歌う姿が。プラスティックの眼球から出てないはずの涙が。そんな光景が見えます。思わばそれがこのボニーMの魅力なのかも。どんなに人工的にしてもどうしても出て来る人肌の思い。民謡や童謡、歌謡曲、汗や土埃やトタン屋根やギラギラしてる目や。それが映し出されてるのは最早映像だけ。そんな悲しみを含めて。恐るべき複層的コンセプトだったと改めて思います。そしてそれが益々染みてくるのは今だきっと。100年後には多分冗談で聴けなくなると思う。もし気付かずに街を全て灰色にしてしまったら。

(山)2005.10.9

でかいジャケットのページ

入手先参考

2 in 1 CD

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by YAMA
BY AUTO TRANSLATION
SORRY,Mistranslation multi.

*...scaring.. Bonney M. ..listening.. To of album. dance with,, and Gengiscarn with Rar, Rar, and Rasputin and danceIt is a strong unit in the country only of Progress ..it is.. the world of ..it is.. it not is in the one only of Britain-U.S. and German POPS of anything that makes it know. This is an album that becomes the third piece, and a hight board that finally has and becomes the plot full-blown of that. The needle is dropped, and it listens and is announced the rocket launch. Describing is hitting of hitting repeatedly of it of Do ram repeatedly. Africa is a Burundi family tradition drumbeat. Too much ..the lead to & Ants.. for two years ..Baubauwau and Adam... Former material is Corga Powell's gram hit "Dance Uiz Za devil" of 73 years. Former material is Mr. Gemi Hendrikx. It came to travel and to travel so. It is "Sou Rasputin. " to become the rocket launching and weightlessness and to appear at this that time. First of all, it succeeds, and it is a techno gram and an introduction. With good-looking, that is, change radically the scene and enter this volume when it comes. It remains on POP history. The honey not done to the line of the backbone. An unpleasant tremble. With the charm of this tune when it comes. The dog begins also to dance ..north.. the south from Siberia as questions and answers are useless even to Ibaraki Prefecture. Does the slab melody be common to all parts of the world race's music nostalgia part and exist?Mung has come out in Jung when thinking long ages. It is both hands in the cheek. The third is "painter man. "This tune that completely turns into the south disco. It is Ohaco ..'of Britain 60.. tune of s mods bands and creation in not being in the spinning toehold. The sense of doing it by riff of drive my car of Beatles. There are only spending several months on the tune selection and sound Pripro though it is made to do. British from whom the vital point was pierced, to the tenth British all chart first rank place instinctively. Rasputin is 2nd place. Four ..peel.. originals. "He is Steppen'ulf" in which the earth style trumpet resounds. Darkness dance tune that comes to waist slowing the tempo. And, 5. The Kings Ob Za loading is Mr. Roger mirror's Novelti hit of 65 years. Very..very..so..become..wind..think..one..ear..go..
become..strange
..warm..catabolism..provide.In the analogue, the plot purpose begins to turn out finally in the first "River in Babylon" that enters B respect. Reggae Crashiccs of goodness or more ..passing.. Jamaica. enter that "Hardar Zei cam", too a former tuneIt is made chilly in warm the state as it is of, it is made to Kirarin and to shine, and, ..POP.. moreover, perfect of can the dance single will be covered. I think that it listened not doing of everyone of course and it exists. OK and wonderful of this can appreciate the whole volume by expecting it in this album. 7. Vudu night. In the Munich night of cooling down disco. The following are 8 when darkening it for a moment . The girl with the chestnut hair. It is not the United States and the tune of (^0^), the those who begin leader producer, and the Frank Farian name. There is Tage Maharl's cover, too. The truth : even Kyoctotono very though the nature like Jamaican classics does. It can firmly enjoy Babylon part 2 by the steel drum's resounding. It is quite safe also in everyone's song. 9. Without looking away. It is possible to laugh. In the popular song. Is the young and old man and woman dancing the Latin insertion for a moment in the dance classroom somewhere today?ゥ・ The sweat will not be lacked because of non-man taking allowances. And, to the last of astonishment. It is "Journey course of solitude. "It not is in lie, and that Neil Young. It kills. The voice of people who cried in this in 350 million all parts of the world people as making it to the disco is heard. It did not do. Cover of the state as it is. That phrase : the harmonica. Backing phrase of the guitar also. It is abnormally impressed. The person that the Caribbean sea coming from from which only the brain is transplanted and the whole body has been made a robot is black recalls heart Ob Gold to which it listened on the radio of the hometown in 2097. The appearance sung in English that falteringly and is poor. Tears that are sure not to fall from a plastic eyeball. Such a spectacle is seen. Is it a charm of Bonnie M of ..desire..?Desire of person skin that comes out by all means even if keeping very artificial. Eyes that folk songs, nursery rhymes, popular songs, sweats, cloud of dust, galvanized iron roofs, and are Giragiraed. Only the image already : projecting it. Including such sadness. I think that it was a redoubtable Sou concept because it renews. And, still surely that it permeates more and more. I think that it cannot listen by the joke perhaps in 100 years. When you make all towns a gray without noticing.
posted by 山 at 08:55| Comment(2) | TrackBack(0) | sf pop | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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