
狂い咲き
岡林信康
1971/7/28
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アマゾンでは1992/12/2のが中古で3,254円です。
アナログ元値は4000円。
私は中古LPで1650円で買えました。
ろっくす特製でかい画像ページ也。
Nobuyasu Okabayashi - 君に捧げるLOVE SONG
http://jp.youtube.com/watch?v=6lcpP1TACbQ
森達也『放送禁止歌』ドキュメンタリー (6/6)
http://jp.youtube.com/watch?v=bDpBLBpUf0c
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前代未聞、無茶なライブの模様を収録したライブ盤です。
時は1971年7月28日午後5時30分開演、場所は日比谷野外音楽堂。前売500円!当日600円!。

演るは岡林信康氏と柳田ヒログループ。
LP3枚組。CDでは1曲カットされて2枚組。
何が無茶かって、まず岡林さんがこの時点まで書いた曲全32曲を順番に歌っていこうと。4年間分。

貴方は書いた曲を全部世に発表出来たのかーって驚き一つ。
ボツ曲つうか未発表曲無いのかー驚き二つ。
語を正直に受け止めれば。
ワン・ナイトのそのまま記録ですから様々な模様が納められてます。歌詞忘れてへろへろになったり、唄う曲を後から思い出したり。
ヤジもあるわな。返しも有ります。客との乱闘も有ったらしく。それはボコボコって音では収録されてなし。
途中までは弾き語り。途中からはフード・ブレインでガブガビビューのオルガンを弾いていた柳田ヒロさんのバンドがバックに付きの。
岡林さんはエレキになる。
メンバーはオルガンじゃなくてピアノで柳田さん。
ベースで、メンバー紹介の時にO氏に高中なんとか君と、可哀相に名前を一瞬忘れられてしまう若人、高中正義さん。
ドラムでサンダー杉山と呼ばれて登場、戸叶京助さん。
岡林氏のエレキは、エレキだからソロぶりぶりなんてーことは無く、フェイズシフターかけられて何とも情けない音でしゅわしゅわとストロークのみ。
生ギターそのまま弾いてた方が迫力有ったんじゃないかって。発想が逆や。
ですからもっぱら電気楽団部分はバックの面々がしちりきに活躍します。

そうです、エルビス・コステロ&アトラクションズと同じ。まー、初期の頃はコステロさん、すげえ音でぶりぶりエレキ弾いてたけど。
何故、リード・ギターの方入れなかったのか?いらないから・・・もしくはいなかったから・・・・?。

既に反体制の潮流は去ってしまった時だとゆう。それに乗って担ぎ上げられた岡林氏の時も去ってしまった時だと。
客はいったい集まるのか?俺だったら怖くて受けられません。
集まった模様です。登場を待つ静かな手拍子で始まる。
「あ、やや上がっておりまして・・・昨日は朝まで眠れむれむれ」と噛み噛みで主人公。最初から弱ってる風情。
笑いを取りながら
歌詞がセックス・ピストルズで曲が童謡の”くそくらえ節”が1曲目。ほとんど大正TV寄席、牧シンジさんですわ。
そのまんま辛いコミック・パンクで行きの”山谷ブルース”からごく自然に流れが一変、静けさ3倍増し。
歌詞が滲み過ぎてたまらなくなります。
”チューリップのアップリケ”。かなわん。貧乏人が山ほど溢れる21世紀の今にはまり過ぎて。
せつないわ、もう。
おとさん、朝から晩まで働いてるのに何でビンボなの。
おかさんが悪いんじゃない、ビンボが悪いんや。チューリップのアップリケ付いたスカート持って来て。
うちやっぱりおかちゃんに買って欲しい。
書いてしまった曲を全部歌うと宣言したからには全部歌わねばなりません。
発禁となった”手紙”。
そして問題の・・・・これだけはCDの時代でもカットされた”ヘライデ”。
皇室の方々の実名を上げたコミック・ソングです。
けっして攻撃でも、馬鹿にしてるのでも無い。逆に人として見てあげてはいけないのか?って愛情溢るる。
ブラックなギャグを言う事だってあるでしょう。言いたい時だってあるでしょう。でも、それが許されない立場にあるって。
一番これ聴いて喜ぶのは彼の方々だと思います。思わずぶっと吹き出すでしょう。よく唄ってくれましたって言うかも。
それでも
取り上げただけで怒る人もいる。中には怒るだけじゃすまない人も。
唄うは命がけです。少なくとも私には勇気は無い。歌詞掲載するのだってびびるもんな。情けないことに。
よく今まで無事で来られたと思います、岡林さん。弱そうな人柄ゆえか。
そして
人はえらそうにしてるけど毛の無いエテ公じゃねえか&しょうもないこともしてしまいます自分だって赤裸々に歌います恋の歌編の
バンド演奏に。
声は裏返り、音程は飛んで行きの熱唱。瞬間反応し静かに聴く聴衆。
バンドは冷たいんじゃ無いかってくらい醒めた印象の熱演です。高中氏のもはやリードと化したベースは鳴り響く。
エルトンの様に鍵盤叩く柳田氏。ファンキーです。その上をアグラと体育館座りを交互に繰り返しながらぴょんぴょん飛んでるかの如くの信康氏の歌。
ラストの「私たちの望むものは」での観衆の大合唱は
もはや、かつてのフォークの神様に捧げられたものでは無く
ただただここまで歌い切られた唄への返礼だと思います。
”私たちの望むものは”いったい何か?
もうすぐ、自分の目と耳と頭と鼻で判断して決断せねばならん。
今度の決断はもしかするとあと10年は引き摺ることになるやもしれませぬ。
今にはまり過ぎのこの実況アルバム。
なお望めば・・・存在が放送禁止の若い衆が現れること。成功を引き裂く俺らおっさんが呆れる無茶な野郎求む。
(山)2007.7.18
ろっくす岡林さんのページ
資料
The English translation page : here.


